用語集/全般3.5(な行)

あ行 / か行 / さ行 / た行 / な行 / は行 / ま~わ行



夏の魔物

このWikiやゲーム業界的な意味としては、夏に発売されるクソゲーのことを指す。スピッツの楽曲や、ロックフェスティバルとは関係ない。「夏の怪物」とも呼ばれるが、意味合いは同じである。
多くの人が普段よりもまとまった時間を作れる夏休みというものはゲーム業界にとっても大きなチャンスであり、ユーザーに一本でも買ってもらおうと、夏休みを満喫する子供向けのキャラゲーを始めとする膨大な数のゲームが発売される。大抵の「夏の魔物」は、そんなチャンスを狙ったゲームが夏休みに発売を間に合わせるべく、本来の完成度以下のまま見切り発車で発売されてしまったり、デバッグを怠ってバグゲーになってしまったりした結果生まれる。もちろんその被害を被るのは、ゲームを掴まされた子供たち、そしてそんなクソゲーに我が子の為と金を割いてしまった親御さんたちである。
KOTY的にはビッグなクソゲーの登場に期待がかかる時期であり、過去においても大賞を争うクソゲーが数多く登場している。また、携帯機部門では妙に夏の魔物率が高い。

二次創作(二次設定)

原典となる作品の公式設定(一次設定)をベースに、ファンの手によって二次的に創作された創作物のこと。所謂「夢小説」などのネットに掲載されたショートストーリーはその代表例で、既存の作品を題材に描かれた多くの同人誌も二次創作である。
基本的に二次創作を行うのは当該作品のファンかその作品の人気にあやかりたい同人作家なので、作品の人気に比例して二次創作も盛んになるため、二次創作が盛んかどうかは原典となる作品の人気を計る一つのバロメーターにもなりえる。その二次創作の中で一次設定から連想されるキャラ・世界観のイメージが膨らんでファンの手によって考えられた新たな非公式のキャラクター・世界観などの設定を「二次設定」と呼ぶ。
ポピュラーな二次設定は有名な同人作家が使用したネタやアンソロジーコミックから広まり、定着することが多い。

二次創作、二次設定は人気の作品に必ずと言っていいほど付いて回る現象であり、作中で多くを語らないスタンスを一貫しプレイヤーに多くの脳内補完・妄想を求める「アーマードコアシリーズ」や多くの「P(プロデューサー)」と呼ばれる重度のプレイヤーを生んだ「アイドルマスターシリーズ」、『テイルズ オブ』シリーズや『ヘタリア』は二次創作・設定が盛んな代表例と言える。
しかし二次創作・二次設定を快く思わないファンも多く、同じファンでも二次創作の許容・否定、ファン・同人作家ごとのキャラクター像の違いで軋轢が生じるケースは少なくない。 また制作側が作品に二次創作のノリを持ち込むと批判される場合も多く、多少ならまだしも度が過ぎると所謂「俺得作品」となりファンの信用を失うこともある。
このように多少と言わずデリケートな問題をはらんでいるので、そのような話が通じる相手ならまだしも、通じるか通じないかがわからない人の前では二次創作ネタもほどほどに。

ネガティブキャンペーン(ネガキャン)

ある作品が売れると気分が良くないため、無理やりなこじつけでその作品が出来が悪いように見せかけたり、短所のみを事例に過剰に叩くこと。元々は政治用語で「敵政党の支持を下げ、相対的に自分たちの評価を上げようとする」宣伝である。これにより、それほど問題のないゲームがクソゲーとされてしまい、正当に評価されないことがある。
一般人はゲームの売上などほぼ気にしないので、こういった行為を行うのは大抵特定のハードなどを妄信的に信仰している人間(いわゆる悪質なアンチ・信者層)である。amazonなど2ch外部でも暴れ、前者はamazonで発売前のレビューがすべて削除・禁止およびカスタマイメージの追加禁止される事態に、後者は関連サイトが荒らされる・アンチが作成した当Wikiのページが一時凍結されるという事態に至った。
無論、ネガキャンがあったからといってそのゲームへの批判全てがネガキャンになるわけではない。プレイした上で「こういう理由でつまらなかった」という正当な批判には耳を傾けるべき。批判されたからといって「ネガキャンだ」とレッテル貼りしていては、工作員と大した違いはない。当Wikiの読者の方は、こうした工作や色眼鏡に惑わされず、ちゃんとプレイした上で問題点を挙げてクソゲーとするようにして欲しい。
ちなみにKOTY本スレはルール上こういったネガキャンは一切通じないのだが、それでも「お客様」と呼ばれるネガキャンを行う荒らしが大量に発生してはスレが荒れるのが問題となっている。

ポジティブキャンペーン(ポジキャン)

ネガティブキャンペーンの対義語。意味もほぼ正反対で、ある作品が誰がどう見ても問題点を抱えているのに、評判が悪いと気分が良くないため、その作品を必死に持ち上げること。
当たり前だが、こういった行為を行うのは大抵特定のゲームを妄信的に信仰している人間(いわゆる信者)である。これもネガキャンと同様、まず惑わされない心を持ち、自分でプレイした上で判断しよう。
これが酷い人間は「悪評が広まると困る人間→ゲームを作った会社の社員」と考えられ、そのまま「社員」と呼ばれる。

ネトラレ

主にアダルトゲームで見られる、「まったく好意的でない・若しくは嫌悪している人物に、(性的な意味で)恋人を奪われる展開」のこと。NTRとも書く。
かつてはバッドエンドの定番だったが、近年「ほぼすべてのルートがネトラレ」「寝取られないルートはバッドエンド」という突き抜けた趣向のゲームも登場している。
「何も出来ないまま恋人が調教されていく様を、無力さを噛み締めながらただ見せ付けられ続ける」というのが基本。また、助けることに成功したにもかかわらず「もう貴方になんて興味ない」「誰が助けてって言ったの?」と言われてしまったりすることも多い。
積極的にこれを嗜むマニアもいるが、耐性のない方には絶対に薦められない。ネトラレに特化した作品については、ジャンルの趣旨を理解せずに買って文句を言うことの無いよう注意。

年末の魔物

KOTYにおける、「年末(11月・12月)に発売された大物のクソゲー」のこと。この時期は子供にとって新しいゲームを入手できるクリスマス・正月といった数少ないイベントの集中する、いわゆる「年末商戦」にあたるため、この時期を狙って多くのゲームがリリースされる。ビッグタイトルも多く、マイナータイトルは苦戦を強いられる(『オプーナ』が有名になってしまった要因でもある。)こともあるが、メーカーにとっては貴重な商機である。
しかし、それに合わせるために開発やデバッグが間に合わないまま発売してしまうゲームが少なからず存在する。その一部が通称「年末の魔物」である。これらは並のクソゲーとは一線を画すほどのクソさを誇り、KOTY据え置き機部門では3年連続で大賞に輝くほどの実力を持っているため、「年末の魔物に期待」という言葉もスレでは良くみられる。特に2009年は夏~秋と不作だったため、襲来が期待されていたようだ。
購入層が限られている『ヨンパチ』『姫』はともかく、色々旬だった『メジャー2』がある種トラウマものの大惨事を引き起こしたことは記憶に新しい。
KOTY的にはいろいろと盛り上がる時期ではあるが、魔物を手にしてしまった子供たちの胸中は…。子供達をターゲットにしているキャラゲーなどは年末の魔物になり易い。ただでさえ地雷原なのに。

納期

商品等を納入する期限。
本wikiでは専らゲームソフトを商品ラインに乗せる期限を指す。
開発期間の極端な短さによる納期への無理やりな間に合わせは往々にしてデバッグ不足・テストプレイ不足を招きやすく、ゲーム全体のクオリティ不足にに繋がりやすい。
最近は「納期に間に合わないのでとりあえず発売・配信して後から問題点をアップデートで修正する」という手法を取られる事も多いが、当然ネット環境ありきの手段である為、オフライン環境を無視していると批判を受ける事がままある。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年08月17日 19:36