用語集/全般2.5(せ・そ) 

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世紀末

世紀の終わり、またはある一時代が終了する最終段階のことで、転じて創作物における『多くの築き上げてきたものが倒壊し、人々が阿鼻叫喚するような状態』を差す。
一時期大流行した「ノストラダムスの大予言」の有名な一節「1999年7の月に人類は滅亡する(意訳)」が創作物にこぞって利用され(下記の「北斗の拳」もその一つである)、いつしか「世紀末」は世界の終末的な空気を匂わせる単語となった。

  • 上のは一般的な使われ方だが、ここで言う世紀末はまた意味が大きく異なる。ここでの世紀末とは「登場するほぼ全キャラクターに実用的な永久コンボがある」「1コンボで殺されなければ有情」「一撃必殺技が有用すぎる」等々、もはやゲームバランスなどあって無きが如し、ある一線を越えて極めると逆にぶっ壊れすぎて変な意味でゲームバランスが取れてしまっている格闘ゲーム『北斗の拳』に由来する言葉である。
    • 原作である『北斗の拳』の核戦争後の力が全てと言える荒廃しきった世界観はもちろんの事、(一線を越えちゃった人々は別として)トキを筆頭としたゲームの方のあまりにも崩壊しきったゲームバランスがマッチして、このゲームを指して使われていた物がいつしか同様のゲームに対しても言われるようになった。
      • とどのつまり、ゲームバランスが致命的なレベルで崩壊しているゲームバランスがピーキーなゲームを差して形容詞的な用法で用いられる言葉である。
      • もっと言ってしまえば一般にクソゲーとされ易い条件の一つであるゲームバランスが壊滅的な物を指すため、この言葉はやんわり「クソゲー」と言っているような物であるとも言えよう。
    • 余談だが、北斗の拳の制作元であるアークシステムワークスが手がけた『戦国BASARA X』も同様に世紀末の様相を呈しているのだが、こちらはどちらかと言えば「戦国」「陸上競技」と称される事が多い模様。意味するものは同じだが。
  • その他、代表的な世紀末ゲーたち
    Fate/unlimited codes 世紀末聖杯戦争。全キャラクターにループコンボ搭載。その難易度はかの「北斗」をも上回ると言われている
    機動戦士ガンダム ガンダムvsガンダム さんざんロケテをしておきながらバランス崩壊。7強が支配するガン逃げ上等のゲームバランスはまさに世紀末
    MARVEL VS. CAPCOM 2 「北斗」のご先祖様。お国柄の違いか、海の向こうアメリカでは大人気 *1
    サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣 登場が10年早すぎた世紀末ゲー。即死・永久が数多く存在ししかも難易度も低い

声優

声のみの出演および演技をする俳優のこと。ボイスアクター。「CV *2 」とも表記される。ゲームの音声は声優が受け持つ場合がほとんどだが、タレントや一般の俳優が当てることもまれにある。

掛け声や短い台詞を出力するのがやっとだった1980年代には、ゲームメーカーの社員がキャラの声を担当するのが当たり前だった。プロの声優が出演したのは、LDゲームや『スーパーリアル麻雀シリーズ』など、ごく一部のゲームのみであった。
その状況を一変させたのが、PCエンジン用CD-ROMドライブとして1988年12月に発売された、『CD-ROMROM *3 』。これにはADPCM音源も搭載されており、CD-DAのオーディオトラックとともに、ゲーム機で生音を扱うハードルを飛躍的に低下させた。『コブラ 黒竜王の伝説』や『イースI・II』といった、人気声優を起用したCD-ROMROMのゲームがヒットしたあたりから、声優の存在がゲーマーからも注目されるようになってゆく。

ゲームを購入する動機や評価する理由に、声優を挙げる人は案外多い。ストーリーとキャラクターが訴求点になりやすいギャルゲーやJRPGでは、特に顕著なようだ。それは逆に言えば、人気声優で購入者を釣るという、安直な販売手法を生むことにもなる。「豪華声優陣」を売りにしていたらクソゲー、というわけではないが、「美しいグラフィック」や「斬新なシステム」などと同じく、そればかり喧伝されるなら要注意だ。
主に声優関係で問題とされるのは、演技力と声優変更である。
演技力が不足しておればキャラクターの魅力を大いに失うことになりかねないし、声優変更はそのキャラのファンから不満や不評を買うことになる。
変更に対しやむを得ない事情(該当声優が鬼籍に入っている、仕事上の都合など)があるならほとんど大きな問題にならないが、単純に声があっておらず違和感しか覚えない、そもそも変更理由に大した理由がない、ファンの思い入れや心情を無視した製作者側の勝手な判断での変更はコミュニティーなどで荒れるほど問題になる場合がある。 声優絡みで問題のあるゲームは、当Wikiでもいくつか紹介されている。以下はその一例。

これら以上に酷いのが、声優の存在そのものをゲームの中核に据えた、いわゆる「声優ゲーム」。PS/SS時代に登場し、いろいろな意味でファンの注目を集めたが、『スタンバイSay You!』を筆頭にアレでソレなゲームのオンパレードで、21世紀を待たずにジャンルごと消えていった。

ゲームの外で発した声優の言葉が、騒動を起こしたケースもある。『らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~』では、泉こなた役の平野綾が、インタビューで「キスシーンがある」と発言。実際は未遂で、らき☆すたファンを大混乱へと導いてしまった。
『テイルズオブシリーズ』では、デューク・バンタレイなどの声を当てる小山力也が、誤情報を自身のblogで流してしまう事件が起きた。『テイルズ オブ ヴェスペリア』が発売される機種についての間違いだったが、「Wiiで発売されるのは、『テイルズ オブ ヴェスペリア』ではなく、『テイルズ オブ グレイセス』の間違いでした!」と本人がブログで訂正するまで、真偽をめぐって大騒ぎとなった。
戦国BASARAシリーズ』では、長曾我部元親を演じた石野竜三が、自らのblogを炎上させてしまう。BASARAとそのパクリ元とも言える『戦国無双シリーズ』を、不用意に比較したことが原因だった。該当する発言は後日ブログから削除され、現在では読むことが出来ない。
ゲーム内容に直接関わることは無いが、声優もゲーム製作に関与している以上、発言に注意が必要なのだろう。多くのファンの耳目を集める人気声優となれば尚更である。

なお、当Wikiのクソゲー認定の理由に「個人的に嫌いな声優が出る」を挙げるのは論外である。

セカイセカイ病

日本のゲーム業界や市場を侮蔑・罵倒し、世界市場(世界とは言うが、コンピューターゲーム発祥の時代から延々と世界最大の市場であり続ける北米を実質的には指す)のみにターゲットを絞ったゲーム制作・販売のみを正解と信じこむ病気 *5
出版社やユーザー側にも患者は存在するが、やはり開発側の人間がこれにかかって深刻な事態を引き起こす事が多い。かつて権勢を誇っていた旧スクウェアが患者の代表格とされる。北米北米と突っ走り、しまいにはハリウッド映画まで出して大コケし、経営が危うくなるほどの損失に至るとは誰が予想できたろう *6 。その旧スクウェアの影響か、大手ゲーム会社の大半がこの病気に罹り、なかなか完治しないようだ。

世界的に影響を与えるようなタイトルの発売前後に患者の発生率が高まるようである。たとえば80年代前半『ウルティマ』『ウィザードリィ』等が日本に衝撃を与えたが、崇拝の余りに「日本のゲームは駄目だ」と思い込む人間もその時出た。その時代にはセカイセカイ病という言葉が生まれはしなかったが、そういった人間らが最古の部類の患者だったのかも知れない。

海外市場の為に敢えて日本ユーザーに最適化する事を止め、それで本当に海外でヒット(たとえ海外でだけでも)したのならばまだ良いのだが、実際にはあまりそうなっていない。そもそも日本の洋ゲーマニアが「洋ゲーならではのテイスト」を望んでいるように、海外の日本ゲームファンも「日本ならではのテイスト」を望む部分がある筈である。それの無い「方向性は同じで出来では劣るもの」では厳しいだろう。超える出来のものを出せるなら別だが。
北米展開以外でも中国展開を狙った(と見られる)『ファイナルファンタジーXIV』が盛大に爆死し「チャイナクオリティ以下と評される」といったことも。セカイセカイ病の代表格として(悪い意味で)笑いを振りまいてきたカプコンの稲船敬二氏は、結局責任を取らされる形で会社を追われている。
さすがに最近はセカイセカイ病の誤りを認める会社もボチボチ増えてきたようで、バンナムの石川祝男社長は海外スタジオへの外注から事実上撤退する発言をしている。

ちなみにユーザー側の患者の場合、実際には世界中には日本のクソゲーがましに見えるゴミゲーが多数ある事が目に入っていない事が多い。わざわざ日本に輸入されるゲームと言うのは既に現地で高評価を得ている言わば「厳選された精鋭」である事が多く、それだけ見て「海外のゲームは名作ばかりだ」と思ってしまうのは勘違いなのである。
これが自分で情報収集し個人輸入するレベルの洋ゲーマニアまで行くと現実が分かっているのだが、そういう人はかなり少数であろう。

説明書

その商品の使用方法や注意事項などを記した冊子。現代日本で商品を買えばたいていついてくる。考えようによっては食品の原材料表示や洋服のタグなども一種の説明書である。
ゲームにも当然説明書が存在するが、家電製品などと比べた場合「多くはフルカラーの豪華な作りである」「操作方法だけでなく世界観やキャラクターの説明、序盤の攻略方法なども載っている場合がある」などの特徴がある。
基本的にゲームの付属品に過ぎないため、これの出来がどうであれゲーム自体の評価とは無縁…ではあるのだが伝説級のクソゲーともなると説明書の時点で相当香ばしい香りが漂ってくるのも事実である。説明書に誤字があるぐらいならまだマシだが、堂々と嘘の記述がされていたり主人公の好物とかのどうでもいい情報は載っているのに撃ってはいけない敵とかの肝心の情報だけ載っていなかったりするとさすがに批判の対象になる。そもそもの話として説明書もまともにチェックできていないのではゲームの出来も押して知れるという面もある。
逆の例としては「情報量が多すぎて最初から最後までの攻略が載っている」というパターンもあり、当然こちらも非難される。
また稀有な例だが ゲーム自体の出来は悪くないのに複雑なシステムとチラシと揶揄されるほど薄くて中身のない説明書の相乗効果でクソゲー呼ばわりされた可哀そうな作品もある。これの場合は開発部と説明書を作った部署が別だったために起きた悲劇のようだが。
なお製作者が最初から狙ってバカゲーを作った場合、とんでもない説明書が付いてくる場合もある *7 。こちらは「バカ要素の一環」として受け入れられる場合が多い。

とんでもない説明書の例 とんでもクライシス!
鈴木爆発

カプコンVS. SNK2GC。ノーマルイズムの必殺技コマンド乗っていない

CERO

こちらから

専用スレ

スレッドタイプの掲示板では、1つのコンテンツに対する話題を総合的に扱うスレ(2chでは「総合スレ」「本スレ」と呼ばれる)以外にも、特定の話題を専門的に扱っていく専用スレが必要性に応じて立つ。別スレとして派生する理由の大半は、発言者が多い、または長期に渡る話題を隔離し、特定の話題でスレを独占してしまうことを避けるためである。ゲーム系なら定番どころとして「初心者専用」「質問専用」など。
もう一つ、ネガティブな話題やネタバレといった本スレ住人との共存が難しいテーマも、前者は「アンチ専用 *8 」「反省会」、後者は「ネタバレ専用」などとして、荒れてしまうことを避けるべく隔離される傾向にある。
本サイトでゲームの記事を立てる前にネットの意見を参考にするのは有効だが、こうして情報が分散している可能性にも留意が必要である。
本サイトの意見箱が置かれた掲示板でも、クソゲー・良作・カタログ各Wiki向けの意見箱と共有の雑談スレの他に、そこから派生した専用スレがある。具体的なラインナップは、現在Wikiで使用している@したらば掲示板、または過去に使用していた@chs掲示板で確認してほしい。
Wikiページや意見箱のみを見ている分にはその存在に気付きにくいが、掲示板を利用していて別スレへ誘導されることがあったら素直に従っておこう。

少し話は変わるが、記事を仔細に書きすぎて「それは専用サイトがあるだろ」「他所でやれ」と内容批判されてしまうことがある。
確かにどんな物にでも大抵専用のサイトやWikiがあり、「特定の話題は専用の場所で」も道理である。しかし、情報を外部に頼り過ぎるようでもまとめWikiとしてあまりに芸が無い。記述を見直す際は、まず憶測・余談・攻略情報・ネタバレ考察あたりのシェイプアップから始るといいだろう。

操作性

プレイヤーの思い通りにコントローラーを使えるか。時に作品の評価を分ける重要なポイントで、操作さえ良ければという駄作も数多くある。
一口に操作性と言っても様々で、カーソルの動きから主人公の動作まで様々。キー入力のレスポンスが悪かったり、リストの端でカーソルがループしなかったりするとプレイヤーのフラストレーションが溜まることになる。特にアクションや格ゲーの場合はゲームの肝となり得る部分であるため重要な部分である。
敢えて操作性を悪くすることがゲームを面白くするためのアクセントになっている作品や、上達したときの達成感を味わえる作りになっている作品もあり、単に操作性が悪いからといってクソゲーの烙印を押すことは早計である。しかしクソゲーの多くは操作性が悪いのもまた事実である。