アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「未来人で宇宙人で超能力者で幽霊」04_vol05
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未来人で宇宙人で超能力者で幽霊でメイド服山登り
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- 733 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:00:00.91 ID:d2+JkByn0
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~再開~
- 739 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:06:01.41 ID:d2+JkByn0
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>
「壁の向こうから声がするぅ?」
「デス~」
ぷるぷると震えながら、ジズはぼくにしがみつく。
お化けねぇ……。
そりゃあ、ぼくみたいなのがいるわけだから、幽霊なり妖怪のひとつやふたつ出てきてもおかしいとは思わないけれど――って言ったらやっぱり長が渋い顔をするんだろうな――『隣』ってなんだ?
- 740 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:09:25.01 ID:d2+JkByn0
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「なあ、どんなお化けだった?」
「姿は見えないデスが……こう、たまに高い声で――」
身振り手振りのオーバーアクションで話すジズは真剣そのもので、ぼくは思わず生唾を飲んだ。
「悲鳴か……?」
「いえ、『おなかすいたー』と」
……。 - 743 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:14:01.14 ID:d2+JkByn0
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「それって、単にジズの声が反響しただけじゃないのか……?」
「ち、違うデスよー! ……た、確かに、おなかへったなぁとつぶやきはしましたデスが、ちゃんと別人の声デシタ!」
『ちゃんと別人』って凄い日本語だなぁ。
「さらには、壁をぽこぽこ叩く音がたまに聞こえるんデスよー!?」
ぽこぽこって……。
「ああもう怖いデスー。幽霊デスー。お化けデスー。おへそとられちゃうデスー」
「最後のは明らかに違う」
「?」
何処からそんなネタを仕入れてるんだか。 - 744 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:15:57.87 ID:9RqnBU6l0
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こんな真っ昼間でも猿よけっているの?
- 745 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:18:35.15 ID:SdmnniIm0
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アレって1スレでの割合じゃなかったか?(´・ω・`)
違ったならおとなしくしてる。スマン - 746 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:20:21.73 ID:d2+JkByn0
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「てか、それって……壁の向こうに誰かがいるだけじゃないのか?」
ぽん
手の平をこぶしで打つジズ。さらに目を輝かせてこくこくこくこくと頭を振りたくる。
「いやその……『なるほどそんなトリックが!』みたいな顔されても……」
しかも、極めて日漫画的本人チックな反応だし。
「幽霊の、正体見たり、枯れ尾花デス!」
……だから、何処から仕入れて来るんだ、その語彙は。 - 747 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:25:57.92 ID:d2+JkByn0
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壁を叩いてみると、ジズの言った通りぽこぽこと鳴る。
土と木で組まれた地下の壁。崩落を防ぐためにももろい作りをしていないだろうそれは、だのに薄そうな音を響かせた。
「……」
耳をそばだてるが、壁の向こうからは何も聞こえない。 - 748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:29:37.69 ID:9RqnBU6l0
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- 749 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:31:17.10 ID:d2+JkByn0
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もう、何もいないのかな……?
「ねぇ、ジズ。お化けは高い声だったんだよね?」
「はいデスー」
「女の人の声? それとも子供の声?」
「んー……女の子だと思うデス。口調はぜんぜん違いましたが、声はユウによく似ていたデシタよ?」
ふむ。 - 750 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:35:11.68 ID:d2+JkByn0
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ということは、男村の『エルフ』や山にいた羽男たちではないわけだ……。
「あ、そういえばさ、翼人の男のひとの羽って……どのくらいの大きさ?」
「羽デスか……? あんまり男性女性関係ないデスから、ワタシと同じくらいデスよー」
言いながら、ジズは羽をちょいちょいと動かす。
これまでの会話の最中もその羽は動き続けていた。やはり、あの羽男たちは……。 - 751 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:35:35.16 ID:SdmnniIm0
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>748
実は俺もよくわかってない!前にお嬢様について語り倒したときに猿っただけしか経験がないしなぁ
まぁ見てる人が居るのが不明だと確かにモチベ下がりそーだな(´・ω・`) - 753 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:37:05.26 ID:d2+JkByn0
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- 755 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:40:59.96 ID:SdmnniIm0
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>753
んじゃ適度に茶々入れるわwww
誤字ハケーン、とかw - 756 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:43:27.48 ID:d2+JkByn0
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壁の向こうのお化けは気になるが、あまり時間を食ってはふたりにバレかねない。
探索はまた夜が明けてからでもいいわけだし――
「方角は分かったな?」
「はいデス! 完璧デス! ここからあの山にびゅーっと飛ぶだけデス!」
「……じゃあな」
「はい、また……デス」
ジズは真っ暗な空の中、月にのみシルエットを写して空に還っていった……。 - 757 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/17(日) 14:45:37.93 ID:XLmieozZ0
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何事も無く帰れるとは思えんw
- 758 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:46:36.81 ID:SdmnniIm0
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「また」、か。うん。「また」、なんだろーなぁw
- 759 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw >>758ニヤリ 2007/06/17(日) 14:49:45.00 ID:d2+JkByn0
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鳥目で墜落するとか、明らかに違う山向かって飛ぶということもなく、羽娘は羽ばたいていった。
旅団の名前だろうか、くにゃくにゃとした字で書かれた紙を一枚、ぼくに残して……。
「ふぁ……あふぅ……さて、寝ようか……」
ちょっとした達成感と心地よい疲労感を手の中に握って、ぼくはベッドに戻った。
今日はいい夢が見られそうだ……。 - 760 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:50:01.39 ID:j2Ipq//s0
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意味深な一言w
- 762 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 14:55:23.42 ID:SdmnniIm0
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くにゃくにゃ?…優は文字よめないんだっけ?
いや、エルフのは読めたよな… - 763 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:57:03.79 ID:d2+JkByn0
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- 765 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 14:59:41.77 ID:d2+JkByn0
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☆どうでもいい追記をひとつ。
人間を羽で飛ばそうとするとどうなるか、という考察について、すさまじくでかい羽と恐ろしく発達した胸の筋肉がないと無理ということで、『体型は保てないだろう』とするのが一般的。
ああ、『魔法』って便利……w - 767 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:05:37.22 ID:d2+JkByn0
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>>
アイに引き連れられ、三人の男がふすまから姿を現した。
そのうち、アイとひとりの男だけがさらに前に進み、残りのふたりの男はそのままそこに立ち止まった。
ぼんやりとロウソクだけがそれらを見る。
燭台はいくつも並び、蛍光灯とまではいかずともある程度落ち着いた光の量を彼らに与えていた。 - 768 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:06:53.05 ID:wP7Aulcn0
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アルってレディウムの公用語を二つほど知ってるんだったよね
- 769 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:09:49.09 ID:d2+JkByn0
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「……長、三人をお連れしました」
アイは、背中にかしこまった。
直ぐに立った背は揺らめかず、そのままの姿勢で手元をめくる。
あるのは冊子。つづられているのは報告。
「……申し訳ありません。キノシタユウへの襲撃を失敗しました」 - 770 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:11:04.52 ID:SdmnniIm0
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>768
じゃあアルは読めるのか?
あ、でもさっきの紙が日本語でないとは限らんな
しかし、エルフも世界最難易度とか言われる日本語チョイスするあたりマニアックだなぁw - 771 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:12:23.50 ID:d2+JkByn0
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前に出ていた男は言った。
「急ぎ探したのですが……よもやその場で隠れているなどとは思いも……」
「よい」
背は男の報告――という名を借りた単なる言い訳――をさえぎった。 - 772 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:15:44.09 ID:1XMLMTAa0
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と思ったらその答えがきてたぜ
- 773 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:16:48.60 ID:SdmnniIm0
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やっぱ長、目的のために手段選ばない悪い子(´;ω;`)
黒髪スキーとしては悲しいなぁwww - 774 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:16:54.97 ID:d2+JkByn0
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「では、アルについての報告をいたします」
アイは男の前に出た。
「屋敷を去って後、『神殿』ではなく自身の詰所へと向かい、そこで筆を取ります。細かな内容までは確認できませんでしたが……」
「調べはいらん。分かっておる」
「かしこまりました」
アイは敬礼をする。 - 775 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:20:38.77 ID:d2+JkByn0
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ふぅ、とため息をひとつ、冊子を閉じる。
背はそのまま彼らの方を向かず、
「憎まれ役、ご苦労であった」
礼を述べる。
振り向かぬ相手と知りながら、後ろに控えた四人は深く頭を下げた。 - 776 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:23:09.99 ID:SdmnniIm0
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うはwwwwアルの偽造文章バレテーラwwwwwwwwww
- 777 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:24:40.03 ID:d2+JkByn0
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「アイだけは残れ」
ぶっきらぼうにしされた命令に従い、男たちはふすまの向こうへと帰った。
「……」
「……」
帰った後も、まだ少し無言が続く。 - 778 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:27:36.93 ID:d2+JkByn0
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「……アイは、よくいうことを聞くのぉ」
「ありがとうございます」
ふぅーっと細いため息。
「……あと、何年もつじゃろうか」
背は振り向いて、長としてアイに語る。 - 779 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:31:39.96 ID:d2+JkByn0
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「僕は医者ではありませんので、分かりかねます」
「うむ、そうじゃな……」
すっかりと『黒くなった』髪をなで、
「五年がいいところじゃ」
長は言った。 - 781 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/17(日) 15:34:22.15 ID:XLmieozZ0
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長が急く理由が!?
- 782 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:35:57.10 ID:d2+JkByn0
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「やれやれ、寿命よりも百年は損をしておるわい。まったく、苦労続きの人生じゃて」
からからと笑い、
「『左の』が生まれたかと思えばこれがとんだ『甘え』でなぁ。疲労困憊の老骨にムチを打ち過ぎじゃ」
くっくっと笑い、
「……引き継げると思うか?」
長はアイに訊ねた。 - 784 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:39:07.27 ID:d2+JkByn0
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「残念ながら、無理です」
アイは、いつものように即答した。
「じゃろうな……」
「長がアルに直接おっしゃられたとおり、アルには何もかもが足りません。経験も能力も実績も、たとえ『喜怒哀楽』の補佐があろうと混乱は避け得ないでしょう」
「うむ……」 - 786 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:43:37.82 ID:Reh1+BjEO
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喜怒哀楽ってそういうことなのか?
- 787 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:43:56.70 ID:d2+JkByn0
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分かっていたことをただ納得する声で、長はうなづいた。
「『巫女』――いえ、キノシタユウはいかがなさいますか?」
「どうもせん」
「失礼ながら申し上げますと……」
「いや、分かっておる。会話を聞いておった、ということじゃろ?」
「はい」 - 788 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:46:54.85 ID:SdmnniIm0
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バレテーラその2wwwwwwwwwwwwwww
- 789 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:48:36.50 ID:1XMLMTAa0
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これで大部分が分かってスッキリした
- 790 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:48:41.27 ID:d2+JkByn0
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「いずれの結果もありうるじゃろうが……あやつはなかなか面白いよ」
「面白い……ですか?」
初めて、アイの言葉がにごる。
「うむ、面白い。『巫女』の力には期待できんが、アルの成長には欠かせんじゃろうな」
「……言葉の意味が良く理解できませんが、『有益』ということでしょうか?」
「んー……まあ、そんなところじゃ」 - 791 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:51:57.95 ID:d2+JkByn0
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「? 何か、僕は理解し間違えたでしょうか?」
「むぅ……難しいのぉ……。間違ってはおらんのじゃが、間違っているというか……」
ふっと軽く鼻を吹き、
「これではまるであやつのようではないか、あはははは」
長は高く笑った。 - 792 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:52:56.34 ID:d2+JkByn0
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☆小休止になるかはたまた夜までストップか知らんけど一区切りーw
- 795 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:53:53.30 ID:j2Ipq//s0
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やっぱりミミさんの文はシリアス度って言うか怖さが違うねぇ
- 796 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 15:54:48.11 ID:d2+JkByn0
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- 798 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 15:58:58.66 ID:9RqnBU6l0
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関係ないけどミミィってボケ担当っぽいよね
おつおつ - 799 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 16:00:15.27 ID:d2+JkByn0
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- 800 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 16:00:15.36 ID:Reh1+BjEO
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牢獄の門番キド
伝言役のアイ
魔法研究所所長ラク
なるほどと思った - 802 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 16:02:10.85 ID:1aQgG/M20
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- 803 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 16:03:27.44 ID:d2+JkByn0
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仏教とか神話から引用すれば役割まで一発のもあるんだけれど、そういうのを使うのはためらわれた――結果、ネーミングセンス以前な問題にwwwww
- 805 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 16:11:54.34 ID:9RqnBU6l0
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>>800
ほんとだsugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!111111111
文章のクオリティたけーなーとは思ってたが、伏線もまさかこれほどとは……。
どうやら見くびっていたようだ
これはセルフボケ突っ込みができるすごいやつかもしれん - 807 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 16:14:07.76 ID:d2+JkByn0
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- 808 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/17(日) 16:20:39.42 ID:XLmieozZ0
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「泣き虫クール」に投下した?
- 809 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 16:21:25.57 ID:d2+JkByn0
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- 810 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 16:24:13.88 ID:9RqnBU6l0
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そうだ読み返してて出てきた
魔法って、血の電子回路みたいなものってことは、そこには電子の代わりに何が流れてるのか
まぁこれは科学が発展してないからまだわからないとかいうのでもいいとして、
血液って事は、血が自己のものだったら威力が上がったり、非自己のものだったら拒絶されたり、
ってことはないのか
という疑問
教えてくださいワカンナインデス>< - 811 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/17(日) 16:26:36.81 ID:XLmieozZ0
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- 820 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 17:20:57.29 ID:d2+JkByn0
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>>810
ああ、言葉が足りなかったか。
『魔力』の伝道回路みたいなもんです。んで、『魔力』が回路中で反応してあれやこれやの『魔法』が使える、と。
んで、その『魔力』の伝導率がよりよいものを考えたときに、自分の血ということになる。
各々『魔力』はちょっとずつ質が違って、おおよその場合、自分の血がもっとも伝導率がいい。だから、『魔法陣』を描くのに適している、と。
他人の血でも伝道させることには問題がない。ただし、無駄が多くなるから威力はある程度小さくなる。 - 821 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 17:29:20.77 ID:9RqnBU6l0
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>>820
なるほど、じゃあ自分の血なのは前提なのか
てことは山では威力下がってたってことだよね?
あと魔力ってのが気になって仕方がない。
新しい整数の素粒子か何か?
常に魔法を使うときに出すの?垂れ流しな印象があるが
あとやっぱ魔法使うとエネルギー消費するんだろうけど、炎出したり、光だしたり
なおかつ効率の悪いラクの血の魔法陣で結構つかれそうだけど、山での優はどうだったのか。疲れてたのなら、よく逃げられたな~と
いろいろ細かい疑問すいません - 822 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 17:34:48.88 ID:d2+JkByn0
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>>821
ネタバレも込みになるからアバウトに答えるね。すまそ。
『魔力』は現在の科学では観測できない『何か』です。
ただし、物理媒体に乗っかる。
自由電子の関係から金属中で電気伝導率が高いように、『魔力』にもその個人の血という伝導率の高いものが存在する。
なお、『魔力』は垂れ流し状態。完全に無駄遣いというわけではないんだけれどもねw
その垂れ流しから『魔法陣』に注ぎこんで『魔法』という形に変換させるわけだ。
なので、普通に使う分には特に疲れたり代償を求められることはない。 - 823 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/17(日) 17:38:45.01 ID:d2+JkByn0
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ただ、『魔法学者』もいるこの世界だけれどもあまり研究は進んでいない。
『魔力』そのものが捉えにくいというのもあるけれど、それ以前の基礎的なもの――科学でいうなら中高で習うような古典科学――さえもまだまだ体系だっていないのが現状。
ところどころ発見した偶然を応用してなんとか利用って感じですw - 827 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/06/17(日) 17:54:14.31 ID:XLmieozZ0
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って事は大気中に溢れてるそれを使ってるような感じか
燃焼より触媒効果のが近いのかな - 828 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 17:54:37.35 ID:h0eGMysU0
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もしかしてクローさん中身「はいっていなかった」?
- 835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 18:49:48.58 ID:AYia06mv0
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>>828が「はいてなかった」に見えたのは俺だけじゃないはず。
- 837 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 18:52:19.81 ID:j2Ipq//s0
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- 839 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/17(日) 19:08:36.22 ID:EqFQJ/JDO
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次スレか…
しかし、俺がユウに巫女を着させて欲しいと頼んだのが
こうも重要要素になるんて…
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