アマノジャック@新ジャンル専用

新ジャンル「執事少女」01_vol02

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新ジャンル「執事少女」
189 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:01:38.97 ID:fmI1NxUc0
執事「あの・・・男様」

男「なんだ。今日の俺はすがすがしい・・・
  正月に洗い立てのトランクスをはいたみて~によぉ~・・・」

執事「う・・・あ、あの・・・その。チャックが・・・」

男「・・・(ジィー・・・)照れてる・・・?」

執事「い、いえ・・・」

男「照れてる?」(2828

執事「て、照れてないと言っているでしょう!」(///

190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:12:08.23 ID:8+ySy8r10
>>189
男のセクハラに執事が情景反射でドラドラかましそうだな

191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:21:43.55 ID:3N4NKMry0
執「あの、なんのつもりですか?」
男「へー、執事ってスーツ着たまま寝るんだ」
執「質問に答えてください、それと呼吸を整えてください」
男「見ての通りこれから夜這い本番ハァハァ」
執「お帰りください」
男「俺だって健全な男の子なんだよ」
執「では健全なまま頑張ってください」
男「をおおおお! 我慢できるかァー!!」
執「必殺股血爆砕!」
男「ふぐぉああああああ!!」


192 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:25:31.23 ID:FZXhZFuI0
男「い、今起こったことをありのままh「すこし静かにしててくれませんか?坊ちゃん」執

193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:26:57.94 ID:QbusEyj/0
執「私が(男)様のお世話をさせて頂きます。 」
男「なに? おハジキだあ~~? ワッハハハ ハハハハハ ハハハーッ」
執「イヒヒヒヒ ヒヒヒヒ ヒヒヒヒヒ ヒヒヒヒ」
男・執「ワーッハハハハ ハハハハハ ハハハハ ギャハハ」
執「(男)ーーーっ ブッ殺すっ 甘く見ましたね(男)様やはり(男)様の負けですッ!」

194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:29:34.39 ID:QbusEyj/0
改変し忘れた

執「私が(男)様のお世話をさせて頂きます。 」
男「なに? お世話だあ~~? ワッハハハ ハハハハハ ハハハーッ」
執「イヒヒヒヒ ヒヒヒヒ ヒヒヒヒヒ ヒヒヒヒ」
男・執「ワーッハハハハ ハハハハハ ハハハハ ギャハハ」
執「(男)ーーーっ ブッ殺すっ 甘く見ましたね(男)様やはり(男)様の負けですッ!」

196 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:39:20.04 ID:EICZKegQO
>>194
ちょwwwwwwww

197 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:45:35.72 ID:WhSqeyW20
もはや、新ジャンルの黄昏。黎明期ほどの煌きはない。さりとて保守人。書き捨て御免にて仕る。


男「え、ええっとぉ?」
女「お帰りなさいませ。当家執事を任されました、女と申します」
男「そりゃ、同じクラスだから知ってるよ」
女「左様ですか。それは何よりに御座います」
男「てぇか、いきなり畏まって何? なんかタキシードみたいなの着てるし……ポニテ? だし?」
女「諸々の事情とあれば、浅ましい身の上話を語るまでもありますまいかと」
男「ああっと、つまり、訊くなって事?」
女「……」
男「わ、わかった。ええと、親父は?」
女「旦那様は、お仕事よりまだ帰られておりません。奥様も同様で御座います」
男「つまり、二人だけか……」
女「お召し物を預け下さい。先ずはお風呂に致しましょう」
男「わかった。でも着替えるときぐらいは一人にしてくれよ。同じクラスの女の子に見られるのは、ちょっと気になる」
女「私も……」
男「え?」
女「いえ、何でもありません。扉の向こうに居りますので、御用の折はお声を」
男「わかったから……なんでそんなかたっ苦しいんだか……」

 こんなんでいいかな><

198 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:48:27.61 ID:QbusEyj/0
>>197
なにその妄想。ふざけてんの?
こんなので俺が勃起するわけ・・・・


勃った。

199 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:57:27.58 ID:5pMCU5QK0
>>197
なにその妄想。ふざけてんの?
こんなので俺が射精するわけ・・・・


イった。

200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 00:59:15.50 ID:WhSqeyW20
男「なぁ」
女「御用でしょうか?」
男「その堅苦しい喋り方、やめねぇ?」
女「……私は執事です。相応の立間というものが御座いますれば」
男「あー、わかったよ……口調に関しては別にいいや」
女「有難う御座います。私としても無駄な問答は、コレっきりにしていただきたいところでした」
男「悪かったよ、会うたびに同じ話して。でも、ウチの執事とはね……前々から色々できる器用な奴だとは思ってたけど」
女「旦那様には、高く評価していただいて光栄です」
男「そこなんだよな。親父が選んだとしたなら、実力以外には……」
女「私がお気に召しませんか?」
男「い、いや、お前はたいした奴だと思うよ。顔もスタイルもいいし、勉強もスポーツもなんだって出来たろう」
女「……僭越ながら」
男「だからってワケじゃないと思うんだよ。親父はさ、そういう事だけで選ぶとは思えない」
女「……何が仰りたいのか、明確に理解できかねます」
男「ん~その、なんてぇか……何かされたってことは、無い……よな?」
女「──! な、なにかとは?」
男「う~、い、いや、無いならいいや……やっぱ、女の子だからさ。その辺りは気になるんだ」
女「……お心遣い痛み入ります。しかし、先程も申し上げたとおり、私は旦那様に実力を評価された上で、ここに居ります。御心配なきよう」
男「そ、そっか……でも、御心配なきようってのはおかしい言い回しじゃないのか?」
女「も、申し訳ありません……その、あまりに心配そう、だったから……」
男「あれ、口調が」
女「っ! い、今のは失言です。お忘れください」

 意外と難しい。困った。

201 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:01:14.08 ID:5pMCU5QK0
>>200
普通にイイ!萌えたw

202 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:01:43.75 ID:WhSqeyW20
元気だな、うぬ等ww

203 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:02:20.54 ID:wzXwDgx/0
こんなか。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/16188.gif

p01_203_16188.gif
206 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2006/10/08(日) 01:08:03.82 ID:tLdy7rcQ0
>>203
俺のイメージが刻まれた

207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:09:46.96 ID:3N4NKMry0
執事少女って聞いただけで無乳痩身男装ポニテが出てくる。
まあつまりは>>203だな!

208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:10:21.79 ID:WhSqeyW20
仕事速ええ。ならば、書かねばなるまい。


男「んぐんぐ……」
女「……」
男「もぐもぐ」
女「……」
男「あのさ」
女「何か?」
男「飯、くわねぇの?」
女「後で頂きます」
男「……つっ立ってるなら、一緒に食うとか、だめなん?」
女「私は執事です」
男「あー、わかった。ごめん。ていうか、思いっきり溜息吐いたよな」
女「滅相も」
男「ったく……せっかく美味い飯なんだから、一緒に食った方がいいと思うんだけどなぁ」
女「……」
男「ま、出来ないなら仕方ないよな。無理言っちゃ、困るよな」
女「……料理を作る身としては」
男「ん?」
女「あ、いえ、料理を作る身としては、目の前で美味しそうに食べていただくのを見るだけでも、嬉しいものです。御理解せよとは言いませんが」
男「ん、そっか」
女「はい」
男「お前さ。そんなときだけ笑うの、卑怯じゃね?」
女「……滅相も」

 ていうか、私が眼鏡スキーと知っての狼藉かァッ!! ちきしょう、萌えた。

209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:12:23.47 ID:wzXwDgx/0
>>33で挙げたサイトによると服は男性が着る種類であっても、
女性の体型に合わせた女性用っていうのは別物なんだとさ。
( ・∀・)つ∩ヘェーヘェーヘェー

210 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:12:49.41 ID:cXpQjUjS0
>>208
同士よ
おまいの作品好きだ。ガンガッテくれ

211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:13:11.24 ID:fmI1NxUc0
男「・・・なぁ。一緒に風呂入ろう」

執事「いいえ。断ります」

男「執事はご主人の言うこと聞くもんだろ・・・とりあえず背中洗うだけでいいから・・・」

執事「・・・本当ですか・・・?」

男「うんうん」

・・・
・・


「きゃああああああああああああああああ!!!////」
「ええやんかええやんかーーーー!!」

212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:20:43.58 ID:Af905XdO0
>>211
バカスwwwww

214 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:21:33.40 ID:INDcN3hk0
男「疲れたぁ~レポートおわんねぇ~」
女「お疲れ様です。しかしあなた様がこうなるまでほっておくのがいけないのではないのですか?」
男「そんなことわかってるよ。でもなぁ~もう何時間もレポート書きっぱなしだからさぁ。」
女「そうですか・・よろしければコーヒーなどを入れてきますが。」
男「いや、女がキスしてくれれば元気いっぱいになるんだk 女「却下です」
男「・・・いいじゃん少しくらい。」
女「駄目です。」
男「ちぇ、あーあ俺はこんな疲れた状態でホントにレポート終わるのかよ。」
女「・・・・・・・・」
男「しかも女がキスしてくれないしさー。」
女「・・・・・・・・」
男「・・・いやゴメン。そんな眼でみるなよ。」
女「・・・・・ちょっとこっちに来てください。」
男「え・・・い、いやゴメン、悪ふざけが過ぎたよ。」
女「いいから来てください。」
男「はい(え!?何、お仕置きでもされんの!?)」
女「・・・・・キスはできませんが・・」ぽふっ (男の頭をつかんで膝枕する)
男「え!あ、あれ?え!?」
女「このくらいなら・・・できます。」
男「あーえーと・・あ、ありがと・・う。」
女「あら?めずらしく素直ではありませんか?」
男「あ・・うん・・・・・・もう少しこのままでいい?」
女「はい。でも起きたらちゃんとレポートはやるんですよ。」
男「う・・うん。」

215 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:21:46.16 ID:Qqg5CqTpO
ねーよw

216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:24:25.35 ID:WhSqeyW20
賛辞の数だけ、私は強く生きれる。望まれれば、立たねばなるまい。


男「ただいま~」
女「お帰りなさいませ」
男「ああ、丁度いい。これ」
女「は? これは……」
男「確か、誕生日だったろ? 安物で悪いけど、高校のバイトじゃそれが精一杯でさ」
女「──はぁ、私に、ですか……有難う御座います」
男「好きにしていいけど、できれば使ってくれ。小奇麗にしてるけど、お前、あんまり着飾らないからさ」
女「イヤリングですか……余計なお世話ですが、頂いておきます」
男「ん、それでいい。でも、てっきりまたお小言を並べるのかと思った。突っ返される覚悟だったよ」
女「頂ける物は頂いておきます。それに、せっかくのお心遣いを、使用人風情が無碍に出来ませんから」
男「素直じゃねぇの。昔っからだけどな」
女「……これは、流石にちょっと、泣きそうかな……危ない危ない」

 さぁて、歪んできたぞぅ。

217 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:28:56.91 ID:5pMCU5QK0
>>216
プレゼントを買うために自ら汗水たらしてバイトしたなんて・・・男カコイイ!

218 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:36:12.45 ID:wzXwDgx/0
文に戻るわwww


執 「ゴホッ ゴホッ」

  (こんこん)

執 「‥‥」

  (がちゃっ)

男 「‥‥大丈夫?」
執 「‥‥すみません、責任も果たさずに寝ていて‥‥もう大丈夫なので――」
男 「あー、起きない起きない。 ちゃんと風邪が治るまで寝ていること。」
執 「申し訳ありません‥‥」
男 「どれどれ‥‥ (執事の額を手で触る) あー、まだ熱あるね」
   それじゃ治るまで寝ていること。 これは命令だからな。」
執 「‥‥」
男 「‥‥そんな情け無い顔しないw 大丈夫、僕だって自分の面倒くらい見られるんだからww」

  (がちゃっ)

メイド 「あの、旦那様、さっきから○○社の△△さんという方がなんどもかけてきてるんですが‥‥
   なんでも、先日郵送したはずの書類がどうのとか仰って‥‥」
男 「‥‥;;    ま、早く治してね。それじゃ、おやすみ~」

  (ぱたん)

執 「‥‥(溜息)」

219 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:36:30.91 ID:WhSqeyW20
男「質問していいか?」
女「答えられる範囲でよろしければ」
男「ここで働くようになってから、学校に来なくなったのは……訊いちゃ駄目か?」
女「……」
男「やっぱり、ワケあってここに居る訳だしな。そういや、昔からお前の親とか、見たこと無かったし……」
女「ご主人様」
男「へ、あ、俺か。なんだよ?」
女「お暇を拝借してもよろしいでしょうか?」
男「ん……ああ、特に頼むことも無いしな」
女「では、失礼します」
男「……手、震えてたな。地雷踏んじゃったのかなぁ……」

 ・ ・ ・

女「いけない、抑えなきゃ。私は執事。もう、あの人の同級生じゃない。もうあの学校の生徒じゃない……もう泣けない。泣く場所は無い。抑え込まなきゃ」


 そういえば昔、新ジャンルと銘打っていたかは覚えてないけど、こういう話があったような希ガスる。続きどうしよう。

222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:48:14.12 ID:WhSqeyW20
女「お早う御座います」
男「ん、おはよ……てぇか、早起きだね、いつも」
女「使用人が、主人より遅く目覚める訳にはいきませんから」
男「確かにな。毎朝有難うよ(気のせいか、いつもより化粧が濃いような)」
女「朝食の用意をしておきますので、洗顔とお着替えを」
男「ああ、すぐいく……一回も顔合わせなかったな。いよいよ、嫌われたか? なんてな」

 ・ ・ ・

女「今日のお帰りは、何時ごろになりましょう?」
男「多分いつも通り──いや、ちょっと遅くなるかも。遅くとも7時過ぎくらいには帰れると思う」
女「アルバイトですか?」
男「いや、もう直ぐ文化祭でな。その準備に駆り出される予定みたいで」
女「そう、ですか……」
男「……(そう言う顔をすると思ったから、敢えて言わんで置いたのに。こんな時に限って突っ込んで訊いてくるときたもんだ)」
女「良い文化祭になるといいですね」
男「似合わん事を言うな。いつもみたいにブスッ垂れてりゃ良い」
女「──申し訳も、御座いません」
男「……(マズッた。ついカッとなって……)」
女「……」
男「……(うう、気まずい)」
女「そろそろ出ませんと、学校に遅れますが」
男「ああ、ご馳走さん。美味かったよ」
女「……お粗末様です」

 さぁて、どこまでやれるか。

223 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:50:19.48 ID:wzXwDgx/0
そういや今気づいたけど、皆の話の登場人物ってまだ学生っていう設定なんだなwww

224 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 01:55:41.24 ID:Qqg5CqTpO
だなあ

225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:01:58.89 ID:WhSqeyW20
男「ただいま~っと……あれ、居ないのかな」

男「あっ、お、おい! 大丈夫か?」
女「あ、お帰りなさいませ……お見苦しいところを……」
男「顔色最悪だぞ。てぇか、首筋触っただけで、エライ熱だってのがわかるんだが……」
女「申し訳ありません。体調管理もできないようでは、執事失格ですね……」
男「阿呆。きついときはそう言えよ。取り敢えず、部屋まで運ぶぞ」
女「い、いえ、自分で」
男「もう抱っこしちまった。諦めろ」

 ・ ・ ・

男「しかしまぁ、目は腫れてるわクマはあるわで、酷い顔だな。朝に気付かなかったのが不思議なくらいだ。化粧ってすげぇな」
女「あの、ご主人様の手を煩わせる訳には」
男「いいから、飯ぐらいたまには作らせろ。あと、ご主人様は気持ち悪いからやめてくれ」
女「……」
男「しかしまぁ、無遅刻無欠席のパーペキ女が、見る影無いなぁ。逆に可愛いぞ」
女「……私は惨めです」
男「そう言うなよ。そういや、文化祭の頃は、もっと張り切ってたよな。一年生で、派手な事やらせてもらえないってのにさ」
女「やめてください」
男「お前、教師に直談判までしに行ったっけ。いやーあんときは」
女「やめてっ!」
男「──」
女「……ください」

 いつのまにこんな真面目な話になったんだろう。書いてるほうはいたって不真面目なのに。

227 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:09:00.06 ID:cXpQjUjS0
続きが気になる・・・

228 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:12:07.90 ID:WhSqeyW20
妹って、誰を妹にするのさ。いや、わかっちゃいるけど。


男「やっぱりか」
女「私をからかっているつもりならば、そんな話を聴かせるのはおやめください」
男「なんで? 昔話だろ?」
女「過去は関係ありません。私は執事です」
男「じゃあ、学校の話くらい聞き流せるだろ?」
女「……満足ですか?」
男「ん?」
女「学校を辞めて、この家に仕えるしかなくなった私に、こんな話をしてっ。それで私を哀れんで、満足ですか!?」
男「満足な訳がない。悪いとは思うが、これでハッキリした」
女「……」
男「やっぱり学校に未練があるんだよな。当然だよな。その話振っても、お前喋らなくなるだけだったし。思い出すのが辛かったんだよな」
女「……お解かりでしたら、何故」
男「どうあっても無理か、学校戻るとか?」
女「……おこがましい事です」
男「んん、なら、そうだな……一緒に回らないか、文化祭」
女「は? な、何を?」
男「いや、だから、当日に付き合ってほしいんだよ、執事として。それなら来れるじゃん」
女「あ……」

 ごぬん。こういう湿っぽいのも好きなの。ごぬんね。

229 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:14:43.06 ID:ab4K5lUfO
あやまっても許さない…
続きを

230 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:15:21.09 ID:wzXwDgx/0
>>ID:WhSqeyW20
上手いし速いなwwwwwww

231 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:21:45.17 ID:WhSqeyW20
女「それは……」
男「我ながら名案だと思うぞ。文化祭だから、服装で目立つ心配も無いし、ウチの執事としての面目も立つ」
女「確かに、そうかもしれませんが……」
男「行きたくないのか?」
女「それは、その」
男「俺とじゃ嫌?」
女「そんなことは!」
男「なら、決まりだ。あ、文化祭でまでその堅苦しい口調でいなくてもいいからな」
女「そんな、勝手に……」
男「じゃ、命令。決定事項だ」
女「──」
男「お前が居ないとさ、つまんないんだ。ウチのクラスも」
女「……ご、御命令、とあらば……いえ、貴方のために」
男「ん、期待以上だな。じゃ、今日はゆっくり休めよ」(わしゃわしゃ)
女「──はい……有難う、男君……」

 ・ ・ ・

女「……どうしよう」

俺「どうしよう」

234 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:31:12.93 ID:WhSqeyW20
我ながら、書いてて恥ずかしい。だがそれを投下してこそ、意義がある。


女「お早う御座います」
男「ああ、お早う。準備は出来てるか?」
女「私のほうは。男様のほうは?」
男「これからだな。朝食は任せた。着替えるから、待っててくれ」
女「私のセリフです。心得ました」
男「……やれやれ、我ながら慣れたもんだ」

 ・ ・ ・

男「イヤリング、付けてくれてるんだな」
女「男様と出掛ける用向きとあれば、他に恥ずべき格好は出来ませんから」
男「安物だけどな」
女「私には大事なものです」
男「そっか……入ったら、別に後ろに付いてなくてもいいからな。こっちにもオシゴトがあるから」
女「心得ております。邪魔にならぬよう『ぶらついておけ』との命令ですから」
男「いちいち堅っ苦しいな。じゃあ、昼前には集合場所でな」
女「はい、中庭のベンチですね」
男「あ、女──」
女「は、はい?」
男「楽しめ。顔が堅いままだぞ」
女「はい」

 さぁ、調子乗ってきましたよこの人。

235 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2006/10/08(日) 02:33:57.87 ID:8+ySy8r10
もっと調子乗れ!

237 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:42:19.50 ID:WhSqeyW20
ベタだと? 上等。それしかできん。速い? 違うな。私以外の書き手が居らぬだけよ。


女「……変わってない。けど、変わったかな。主にこっちが」
友「? あれ、女? 女だよね?」
女「あ、う、うん……友、久し振りだね」
友「ホント、急に辞めちゃったから、どうしたのかと思った」
女「え、そ、そう……男さ、男君から何か聞いてない?」
友「何で? 男君がどうかしたの? 仲良かったっけ?」
女「ううん、なんでもない……それにしても、この学校は変わんないね」
友「そりゃ、あなたが居なくなってまだ数ヶ月くらいだもん。変わり様がないよ」
女「そうだね。そう、なんだよね」
友「うん、女もそんなに変わってなくて、安心した。なんかカッコイイ格好してるけど、女はまんまだね」
女「そう、私、変わってない?」
友「変わってない。ってか、その格好何? バイトから逃げ出してきたとか?」
女「あはは、そうかも。今頃、雇い主は、カンカンかな」
友「昔っから、無茶するよね~」
女「うん、昔っからね……」

 さて、どうやって風呂敷を畳むか。考え中。

238 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:45:53.76 ID:ab4K5lUfO
いっそ行けるとこまで行く

240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:51:49.80 ID:WhSqeyW20
男「ふぅ……午前中だけだからって、こき使いやがって」

男「さぁてと、待ち合わせ場所は、と……」

女「え、そうなの? 事故っちゃったんだ~、大変だね~」

男「……そういや、昔っから友達多かったもんな……しばらく、ぶらついてくるか」

女「──あっ」

 ・ ・ ・

男「ふぅむ、ワタアメ以外は、たいした味じゃないなぁ……ニンジンの硬いヤキソバも学生らしいっちゃらしいけどな」
女「確かに、工夫の必要な味です」
男「おわっ、いつのまに」
女「集合場所から立ち去るとは、どういう了見ですか?」
男「俺なりに気を遣ったつもりなんだけどな。いいのか?」
女「まったく貴方は……優しいのか、デリカシーが無いのか」
男「男にゃわからん領域だ」
女「これって、間接キスですよね」
男「ぶはっ……ヤキソバを吹かせるとは、なかなか高度だな」
女「冗談です」

 珍しくぶつ切り

241 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 02:53:08.76 ID:ab4K5lUfO
嘘だと言ってよバーニィ

242 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:02:48.64 ID:WhSqeyW20
何処までいけるか。考えてもみろ。彼等は君臣の間柄に過ぎない。そこから前に進むには多くのプロセスが。オーケー落ち着こうぜ兄妹。


男「それよか、いいのか? 久し振りに会ったのに」
女「いいんです」
男「ホントかよ」
女「ええ。みんな、変わらないといっても、やはり前とは違う。顧る事はできても、過去へ回帰する事は叶いません」
男「だからってな。幾らでも作り変えられる時間はあると思うけどな」
女「そうですね。だから迷う事ができたのでしょう。でも、そちらを選んでは、きっと戻れなくなってしまうから」
男「それでもな」
女「お心遣い痛み入ります。しかし、私は執事です。貴方の後ろが、私の在るべき場所ですから」
男「いいのか? 二度と会えないかもしれないんだぞ?」
女「今であるからこそ、今生の別れとても、割り切れます。今以上に深まっては辛いだけですから」
男「つくづく、お前は偉いよ。エリートだ。俺と同い年なのに処世術も完璧じゃねぇ?」
女「下手ですよ」
男「そうか?」
女「そうです」
男「……でも、俺は……実を言うと、お前の前よりも──」
女「?」
男「お前の横の方が……」
女「え……?」
男「いや、妄言だ。忘れてくれ」
女「……善処します」

 ぬふぅ、なんでここで伏線なんか置くかなボブは。

244 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:12:07.16 ID:WhSqeyW20
男「なぁ」
女「何か?」
男「今度の日曜、暇無いか?」
女「残念ながら。この仕事は、年中通して休暇が御座いませんので」
男「俺がやるって言ってもか?」
女「最低限の仕事ですから」
男「どうしても……?」
女「炊事洗濯は、毎日行わなければ、水準が乱れます」
男「俺が手伝えばよくね?」
女「男様の手を煩わせる訳にはいきませんので」
男「そか……」
女「必要とあらば、御命令を」
男「そんなことできるか」
女「左様ですか」
男「……命令であっちゃ、駄目だろ……」
女「……」


 普段から情景描写ばかりgdgd書く人間にとっては、なかなか苦痛だったりするセリフ作業。だが、拘りは棄てられないよね。

249 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:21:01.23 ID:WhSqeyW20
っていうか、誰か他に投下してくれないのかYO 結構息切れ気味なのだが……ま、いっか。


男「……ただぁいま」
女「お帰りなさいませ……お疲れのようですね」
男「ん、まあな。バイトがなかなかきつくてな……いや、お前ほどじゃないけど」
女「滅相も。お疲れでしたら、お風呂が沸いて御座います。直ぐにお入りになりますか?」
男「ああ、そうする……はは」
女「どうかなされましたか?」
男「こうしてると、なんか夫婦みたいだなって、思って……やめた」
女「──お戯れを。さ、お召し物を」
男「……女」(がば)
女「っ! ……お戯れを」
男「命令つったら?」
女「……御心のままに」
男「……ごめん」
女「お風呂の加減を見て参ります」
男「ああ……」

 早くもイタくなってまいりました。

252 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:25:19.81 ID:ab4K5lUfO
>>249イタァァァイ!イタイイタイイタイ!
>>250とりあえず投下しようぜ。上手いとか下手とかじゃなく

253 Zクマ ◆ZKUMA/OuTY kuma 2006/10/08(日) 03:27:47.31 ID:Qk2u5kDc0
>>252
クマは下手の横好きだがね
古代中国をちょっとイメージ


執「……が70で合計18609、以上が今期の収支決算です。」
男「ん、分かった、お疲れさん。毎度のことながら、見事な節約だね。」
執「恐れ入ります。」
資料の木簡(もっかん)を片付ける

男「ところで、さ…」
執「はい。」
男「嫁ぐ気はないのかい?」

片付けの手が止まる


254 Zクマ ◆ZKUMA/OuTY kuma 2006/10/08(日) 03:29:42.98 ID:Qk2u5kDc0

執「…わたくしの生涯は、この家の繁栄に為にあります。」
再び片付けはじめる

男「ん、それはとても有り難いんだが…
  だが、そうは言っても結構な量の縁談が来てるじゃないか。」

執「…。」
男「そんなかには、ウチよりも良い家柄なとこまであるんだから、
  なにもここに留ま 『執「《男》様」

静かに割り入る


256 Zクマ ◆ZKUMA/OuTY kuma 2006/10/08(日) 03:30:47.30 ID:Qk2u5kDc0

執「…《男》様はわたくしがお嫌いですか?」
男「あ、いや、そういう事じゃなくて…」
執「わたくしの人生は、この家、いやむしろ《男》様に捧げております。」
男「ん…」

執「わたくしは先代様に拾われ、『事』を任されたその時から、
  ずっと《男》様にお仕え申し上げてきました。」
ただ静かに、朗々と

執「…我侭ですが、《男》様にお仕えする、それだけはお許し願えないでしょうか?」

257 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:32:25.84 ID:WhSqeyW20
棄てろと。だが生憎と、私は板を真っ黒くして落ちていった板を幾つか知っている。私がやると読み難いだけなのだ。解ってくれ。なんて。


男「……くぁ、ねむれね……」

男「まさか感触を忘れられずに、寝られないとは……さすが俺」

男「……あれ、おい」
女「っ!? ──まだ起きておいででしたか」
男「そりゃ、こっちのセリフ。仕事あるつっても、大体寝る時間、同じだろ?」
女「……少し、考え事を」
男「そか」
女「失礼します」
男「待てよ」
女「──」
男「俺、邪魔だったか?」
女「滅相も」
男「そうかよ……俺の前じゃ、人形みてぇだな」
女「──お褒め頂き光栄です」
男「っ……俺が嫌いか?」
女「いいえ。主人を嫌う執事など……」
男「そんなんじゃねぇよ」
女「……」
男「そんなんじゃ……」

 盛り上がってきたぁ。主に他の書き手が集まってきたことに、だけど。

260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:46:11.11 ID:WhSqeyW20
激痛か。私の大好物ですよ。


男「なぁ」
女「……何か?」
男「俺さ。高校卒業したら、この家を出ようと思う」
女「────そうですか。また、どうしてですか?」
男「親父の会社を継げるだけの器は無いし、俺は俺でやりたいことがあるしな。そのためには、まずこの家を出なきゃならねえのさ」
女「そう、ですか」
男「それに──ここに居続けるのは、正直辛い」
女「……私が、お気に」
男「違う。でも、お前が理由なのは、間違いない」
女「……それは、申し訳も、御座いません」
男「卑怯だと、笑っていいよ。俺は臆病者だ」
女「そんなことは……男様は、素晴らしい方だと」
男「もう止めてくれないか」
女「──!」
男「わかるだろ? このままここに居れば、いずれ逆らえないお前を酷い目に遭わせる。それは嫌なんだよ」
女「……それを望まれるなら、私は」
男「止めてくれよ! それだけは嫌なんだよ」
女「……命令を」
男「……ごめん」

 はぁ、そろそろ終らせよ。ごぬん。も少し湿っぽいけど、我慢して。

262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:50:08.08 ID:ab4K5lUfO
我慢も何も…普通に楽しんでますから。
存分にどうぞドMボブ

263 Zクマ ◆ZKUMA/OuTY kuma 2006/10/08(日) 03:51:48.00 ID:Qk2u5kDc0

重い間

男「…い、いや、悪かった! ウチみたいな平官僚よか、もっと良いトコからの縁談も断ってたみたいなんで、
  つい、な。 そんな並々ならぬ覚悟を持ってたなんて…許してくれ、《執》。」
頭を下げる

執「あ、頭をお上げください! 勿体のうございます!」

多々あって、夜


男「…しかし、あんなにウチに尽くしてくれるとは…有り難いんだが、やっぱり不憫だな。」
妻「妻の躯の上で、他の女の話をするのは如何かと存じますけど!」
妻、つねる
男「って! い、いや、す、すまない!」
妻「…《執》に辛くあたった方が良いかしらねぇ?」
男「ちょ、そう拗ねないでくれ。別に…」
妻「冗談ですよ。…そうね、いっその事、『二人目』にしたら如何かしら?
  彼女なら、家をかき混ぜそうもないし。」
男「正妻の地位を脅かすような性格でもない、か?」
妻「えぇ。 でも、アナタにその甲斐性があればですけど。」
男「…。」


264 Zクマ ◆ZKUMA/OuTY kuma 2006/10/08(日) 03:53:17.44 ID:Qk2u5kDc0

一方、執事、寝床にて


執「もし、この家を出なければならなくなったら、わたしは…」
暗く沈む
執「やはり、女などに執事はつとまらない、そう仰りたいのだろうか…」
更に暗く沈む
執「できる事ならば、《男》様にお仕えして一生を終えたい…」
執「できる事ならば、《男》様と…」
年甲斐もない夢想と共に夜は更ける



265 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:54:55.51 ID:WhSqeyW20
何たる異様な盛り上がり……感謝してるんだ。ちゅーしたいくらい。ごぬん。


女「命令を、御命令を」
男「まだ言うか……って、お、おい」
女「ぐすっ、命令、してよ……」
男「なに、泣いてんだよ? それに口調……」
女「言って。『一緒に来い』って、命令して……じゃないと、私」
男「はぁ?」
女「じゃないと……私、ここから動けない。傍にいられない……置いていかれるの、嫌だよぅ」
男「あの、えと……つまり、一緒に来たいのか?」
女「それが言えないから! だから、命令を──私に命令を、下さい」
男「そう、か……じゃあ、来てくれるか、女」
女「……はい。私は──貴方の執事です。何処までもお供致します」


 ──おすまい


 まさかここで口癖が生きるとは思わなかった。行き当たりばったりで、どうしてなかなか纏まるものです。
 お付き合いくださった従僕好きの皆様、本当に有難う。……しばらく居るけど。

266 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:56:10.20 ID:cXpQjUjS0
>>265
ああ、いいよ。すごくいい

267 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 03:56:19.98 ID:WhSqeyW20
(´-`).。oO(結局、グッドエンドではなかった気がするけど、許してね)

270 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 04:03:45.78 ID:bFzBlsiuO
>>265
良かった。GJ

次回作に勝手にwktkしてるよw

272 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 04:25:19.25 ID:WhSqeyW20
ち、過疎か。書けってことかよ。もう眠いんだ。書けるわけがない。


男「毎度ながら」
女「何か御用でしょうか?」
男「いいチチだよね」
女「お褒め頂き光栄です」
男「幾ら?」
女「我が身は当家の所有物です」
男「では、どれほどのリスクが?」
女「頭蓋骨と鎖骨と大腿骨。そして恥骨辺りを万遍無く」
男「……払いきった者は?」
女「一切」
男「なるほど……近かれど、かくも遠きや、双丘かな……」
女「お上手です」
男「僕はお上手に千切り飛ばされないようにしなきゃな」
女「期待しております」

 ごぬん。眠くて頭回らない。

273 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 04:37:46.14 ID:WhSqeyW20
誰も居ない。誰も要らない。それは、これがただの自慰であるから。嘘だっ!


男「うぐぉぁ、う、腕がぁ……」
女「折れてはいません。主人に手を挙げるのは不忠に値しますので、特別に手心を」
男「ふ、それが仇となったな……」
女「ほほう、お聞きしたいところですね」
男「今に解る」
女「? ──っきゃ、ス、スカートのファスナー……いつのまに!」
男「我が家の執事ともあろうお前が、まさか失念しているとはね。そう、俺は──」
女「はっ!」
男「左利きだった。つまり、チチを狙った右手はダミーだったという訳さ!」
女「なんと……お美事、お美事に御座います」
男「いや、しかし……意外にも、ピンクとは、予想外だった」
女「代金は、キッチリと徴収するのが、執事の仕事なれば」
男「ま、まて、勝敗は」
女「関係ありません」
男「ぼ、僕は、君の主人」
女「関係ありません」

 ホントに人居ないや。寝よか。

279 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 05:18:58.69 ID:zTH74yRfO
ラ・ヨダソウ・スティアーナ…

執事「…に返済していただく予定が御座います」
男「…まぁ、無理だろうな…」
執事「はい。一応少し余裕が残るようにはしてありますが…」
男「貴族とは因果なものだな」
執事「はい」
男「また貴族同士で金の貸し借りをして一方は富まれ、一方は貧しくなる」
男「貴族とは、名ばかりだな…」
執事「はい」
男「…よし!何か食おうか!」
執事「お夜食はお召し上がりになりましたよ?」
男「いいからコーヒーとサンドイッチをくれ」
執事「…はい」

281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2006/10/08(日) 05:32:58.56 ID:/vCrVIMZ0
>>203の完璧な絵に口を出すのもおこがましいと思いつつも言わねばならないことがある
カフスボタンは本来執事がつけるものではない、もともと一人でつけられるようなもんじゃないしな
カフスは執事が主人に留めて差し上げるもの
そしてカフスを留める権利を持つのは主人に最も近い距離にいる従者=執事のみなんだな

282 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 05:35:35.80 ID:zTH74yRfO
男「あ、無理ならお前を食べ」
執事「いいですよ」
男「冗談だ…今は食う気がしない」
執事「…把握しております」
男「これは一本取られてたな…」
執事「ふふ…では準備して」
男「待て」
執事「?。如何なさいました?」
男「夜食はいい。ただお願いがある」
執事「…はい」
男「少し、少しだけでいい、抱き締めてくれ」
執事「…」
男「…嫌だったら…いいや」

  ぎゅ

執事「こう、でいいですか?」
男「あぁ」

283 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 05:48:10.40 ID:zTH74yRfO
男「…俺さ、しっかりするからさ…」
執事「はい…」
男「この家もさ…ちゃんと継げるようになるからさ…」
執事「はい…」
男「………だからやらしおいこらくびをしめるな」

男「…ありがとうな」
執事「いえ、私ごときでなら」
男「今度はぱふぱふしてもらうよ」
執事「ではおやすみなさい」
男「ん、おやすみ…」

ガチャン
執事(……トクン……トクン……)

293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 08:44:56.28 ID:wzXwDgx/0
>>281
ナ、ナンダッテー(AAry

ちょっと描き直してくる

303 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 11:35:13.98 ID:wzXwDgx/0
こんなものか。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/16263.jpg

p01_303_16263.jpg
304 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 11:37:49.24 ID:191Wf4vu0
>>303
美しい……GJなんだぜ

305 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/08(日) 11:52:21.30 ID:Af905XdO0
>>303
うめぇ



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