アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「無理難題」01_vol07
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新ジャンル「無理難題」
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- 844 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:06:01.76 ID:lX0Nvu/M0
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保守ついでにへたくそながら書いてみる。
男「あー、そろそろ期末だよ。どうするよ……」
女「男くん、勉強苦手だもんね」
男「悪かったな、お前と違って出来が悪いんだよ、俺は」
女「じゃあ、次のテストで赤点1個も取らないでね」
男「……努力はする」
期末テスト返却
男「すまん、やっぱり無理だった。英語だけ赤点取っちまったよ。あー、これから補習かー」
女「……」
補習の日
男「……なんでお前がここに居るんだ?」
女(ああやって言えば、男くんはきっと頑張ると思ったから。でも、頑張っても英語は
どうにもならないから。ごめん、男くん……)
…………なんか違う。なんか違うよ - 853 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:30:15.29 ID:A+g8gyzw0
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>>790続き
女「あ、これカワイイ。24回目のデート記念に買って」
男「0が1、2、3、4、5……って無理。つーか毎回明らかに買えない物をねだるな
」
女「……( ゚д゚)」
男「…コッチミロ」
女「甲斐性無しの男くんには罰としてお小遣\1000で暮らしてもらいます」
男「無 理」
女「お金がないと結婚式のドレスもないし、新婚旅行にも行けません。お金は大
事です」
男「……」
女「なにより来月の誕生日には婚約指輪をおねだりするつもりです。高望みはし
ませんが安物は嫌です」
男「倹約します///」
女「頑張ってね///」 - 854 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:31:50.34 ID:A+g8gyzw0
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男「もう夜だが、夕飯はどうする」
女「食べてく?」
男「さっき倹約言ったばかりだからなぁ、出費は避けたいが」
女「じゃあ、男の家で自炊とか?」
男「それだ」
女「さて、何をご馳走してくれるのかな?」
男「三択です魚・豚・鳥」
女「4番の松坂牛で」
男「ねーよ」
女「牛を選択肢から外すようなチキンには罰を与えます」
男「鳥ね。えーと単純に串焼きでもするか」
女「却下。北京ダックをプリーズ」
男「ねーよ」
女「……注文を受け付けないコックには罰として私の料理の毒見役をやってもらいます」
男「……つまり?」
女「夕食は私が作ってあげるってことよ///」 - 855 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:33:30.43 ID:A+g8gyzw0
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男「ただいまー」
女「おかえりー」
男「いや、それはおかしい」
女「気にしなーい。それじゃご飯作るね」
男「頼む。何か手伝う?」
女「じゃ、てけとーにサラダでも作って」
男「了解」
男「ご馳走様」
女「お粗末様」
男「洗い物はやっとくから、くつろいでて」
女「オイーッス」
男「……あれ? いないな、女ー?」
女「……男くん、お風呂がバラの香りのジャグジーじゃない」
男「……無断で風呂に入っておいて無茶いいますか」
女「……罰として私の体を洗いなさい」
男「えっ、ちょっ」
女「さっさと入る///」
省略されました続きを読むにはわっふる(ry - 856 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:34:47.69 ID:H2WndQwI0
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わっふるわっふる!
- 857 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:38:27.07 ID:aNY70VL10
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そ、その手には…
わっふるわっふる! - 860 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:45:04.40 ID:A+g8gyzw0
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小悪魔系無理難題を目指していましたが力不足でした orz
ノリで来てしまったので逝く所までは逝ってから吊ってきます - 861 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします おれ くうき よめない 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:49:04.61 ID:Wfy1ShdS0
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お昼時。鐘の音が鳴るやいなや、授業の沈黙は破られ、校内は賑わいはじめる。
女「あれ…男くん、そのお弁当…」
男「遠い親戚のおじさんが亡くなってさ。昨日から明日まで親父もお袋もいないんだよ。
仕方がないから自分で弁当作ったんだけどさ…ほら、これ見ろよ」
女「うわ…男くんには悪いけど…散々だね…」
男「料理って難しいんだな…。毎日これを作ってるお袋の偉大さが身に染みてわかったよ」
女「おばさんが帰ってきたら今までお弁当ありがとう、って感謝しないとね」
男「ああ、そうだな。…はぁ、明日が遠いな…」
女「ねえ、男くん」
男「何?」
女「今日の晩御飯、五つ星レストランくらいの美味しさのフランス料理にして」
男「…いや、無理」
女「…じゃあ、罰として、私の料理で我慢してね…?」
その晩、台所に女がいるのがどうも落ち着かなった。 - 863 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 00:54:21.04 ID:A+g8gyzw0
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女「ほらぁ、しっかり洗う」
男「……(やはり胸は薄いと)」
女「胸だけじゃなくて下も///」
男「し、下って」
女「ぅん、そこぉ……ぁ、ぃぃ」
男「///……(くちくち)」
女「ぁっ、ダメっ!……んんんっ」
男「……(やば、おっきした)」
女「///……ダメって言ったじゃん。罰として3倍返しね」
男「えっ、あっ、そこは」
女「フフフ……もうこんなに硬くしてる」
男「……(敏感な所を丁寧なっ!)」
女「ほら、逝っちゃえ」
男「あっ、後ろはダメェ……!!」
女「……わっ、凄ぉぃ。……まだまだ」
男「やめっ、逝ったばかりでっ」
女「フフフ……三倍返しっ」
エロムズカシス 吊ってきますノシ - 877 後編 1/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:42:22.68 ID:H2WndQwI0
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屋上。空はどこまでも青く澄んでいるのに、女の瞳は不透明でくすんでいる。
女「…………」
女「…………」
女「…………」
女「…………」
女「…………」
女「…………」
女「…………」
女「…………ふふっ」
自虐的な笑みを浮かべるほかに、彼女にできることはなかった。 - 878 温泉 ◆SPA/n44aNU 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:42:26.67 ID:zYNKAb0W0
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ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader83492.txt
スレ汚しになるかもしれん。
とりあえず、1000までに間に合ってよかった。
p01_ss_878_viploader83492.txt(右クリックからファイル保存してください。ブラウザで開く場合はエンコードにシフトJISを選択してください。)
- 879 後編 2/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:43:21.43 ID:H2WndQwI0
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どこか。学校の喧騒から離れて、二人きり。
男「話って何?」
女A「………あのね」
男「ああ」
女A「私と、付き合って欲しいの」
男「…………おいおい、冗談はよせよ」
女A「私は本気。私は男君が本当に好きで、愛してるの……」
男「でもさ、お前も知ってるだろう? 俺には彼女がいる」
女A「分かってる。でも、私はあの子よりももっといい男君の彼女になる自信がある」
男「…………」
女A「男君のためならどんな努力だって惜しまないし、迷惑にもならない。男君が誇れる彼女になってみせる」
男「…………ふん、こいつはとんだ難題だ」
女A「え?」
男「悪いけど、お前とは付き合えそうにない。悪いな」
女A「そんな…………どうして? 私は、あの子よりも――」
男「『リンゴとミカン、どっちが偉いと思う?』 こう聞かれたら、お前は何て答える?」
女A「はぁ? な、何それ?」
男「難題だろ? ……つまりはそういうことだ。じゃあな(ガラガラ)」
女A「あ、ま、待って――」
ガシャン
女A「………な、何よ。何なのよ! 何が『難題だろ?』よ……男君のバカ!」
女Aは彼を愛していた。だが、彼は……彼は愛していなかった。彼が愛していたのは――。 - 880 後編 3/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:44:47.65 ID:H2WndQwI0
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また屋上。授業にも出ずに、屋上に身を投げ出したままの女。
女「…………」
ガチャッ
女「………?」
男「本日も晴天なり。よっ。……どうした、辛気臭いぞ」
女「あ…………」
女A『ふん、どうだか! 男くんも、案外変人のあなたを相手にするのも疲れてるんじゃないかしら?』
男「隣を失礼する。ま、何時ものことだが」
女「…………」
男「ふむ。女が黙り込むなんて珍しいな。明日はテポドンでも降るか?」
女「……だって」
男「ん?」
女「だって、私、いつも変なことばかり言うから」
男「…………」
女「自分でも分かってるのに、いつも変な難題をだして、皆を、――男くんを、困らせるから」
男「………………」
女「だから、もう、私、黙っとく。男くんとも別れて、それで、すっきりする」
女「私みたいな変な子は、きっと男くん、嫌いだから――」
男「何寝ぼけたこと言ってるんだ馬鹿」
女「……!」
男「女Aにでも何か言われたのか? ……お前が変な子だったら、俺は変な子どころか変態超人だ」
女「男くんは普通だよ。普通の格好いい男の子だよ!」
男「女も普通だろ。綺麗で気がきいて、無茶を言いまくるから面白い。そんな女の、どこが変なんだ?」
女「………、現に、私、変だし」 - 881 後編 4/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:46:05.00 ID:H2WndQwI0
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男「ああもう。――そうだ、女、シュールストレミングが食べたくなった。シュールストレミングを具につめたおにぎりつくってきてくれよ。5分以内に」
女「……そんなの、無理だよ」
男「なら罰として、そんなことを言うのをやめてしまえよ。………女が凹んでいるのを見るのは、辛い」
女「……男、くん」
男「…………大体、分かってるのか? 俺にとって、女に振られて、女無しで生きろというのは、無理難題以外の何物でもない」
女「!」
男「俺がお前を嫌いなわけないだろう? お前の無理難題で、どんだけ無茶苦茶な目にあったと思ってる」
女「…………」
男「…………どんだけ俺が楽しかったと思ってる」
女「……………」
男「自信を持てよ、女! 俺が大好きな女は、もっと自分に自信を持っていて、不適に笑いながら俺に無理難題を出すぞ?」
女「男、くん……!」
男「お、ちょっと顔に生気が戻ってきたな。よしよし」
男「――何を言われたのか、何を思ったのか知らないが、お前が無理難題を言うのは、立派な『個性』だろ」
女「え?」
男「人の性格に『変』なことなんてあるもんか。人と違う点、それが『個性』だろ」
女「…………そうだね!」
男「今は個性を伸ばす時代だぞ。自分で引っ込めてどうする? もっと自信を持って突き出せ。胸張って、無理難題を叩きつけてやれ!」
女「うん、うん……あははっ! グスッ」
男「何泣きながら笑ってるんだ」
女「………いやいや、男くんがまともなことをいうから、感動して」
男「だからって笑うか」
女「笑うよ。だって、大好きな男くんが、私のために一生懸命に話してくれるんだもの。こんなに嬉しいことはないよ」
男「………恥ずかしいこと言うな」 - 882 後編 5/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:49:09.18 ID:H2WndQwI0
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女「……ありがとう、男くん」
男「礼を言われる筋合いはないね。彼女が凹んでたら、励ますのは当たり前だろう?」
女「………そうだよね。私達、カップルだもの」
男「なんか、カップルって単語だけで、なんか気恥ずかしくなるな」
女「ふふ……。そうだ、男くん」
男「何だ?」
女「今すぐ飛び降りて。地面と冷たい口付けを交わしてきてよ」
男「無理」
女「じゃあ、罰ね……」
チュッ
男「……不意打ちだろ」
女「地面の代わりに、私と口付け、ね。罰」
女「ありがとう。……男君の彼女で、本当に良かった」
男「よせよ。照れるじゃないか…………それでこそ、女だよ」
女の空っぽだった心を満たしていくもの。それは実に暖かいものだった。
男「そういえば、なあ、女。『りんごとみかん、どっちが偉いと思う?』」
女「……そんなの、どっちも一緒だよ。りんごとみかんは違うもの。比べることなんて出来ないよ。まさに、無理難題」
男「だろ? そういうことだよな」 - 883 後編 6/6 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:50:31.00 ID:H2WndQwI0
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おまけ。屋上での二人を、陰から眺める人。
女A「…………あんなに、いちゃいちゃして」
女A「……はぁ」
女A「最初から負けることが分かっていたようなものを……馬鹿だわ、私」
カツーン
カツーン
女A「あら、足音? ……誰かしら」
先生「お前ら、いい加減に授業に出ろ」
結局、先生に怒られつつも、かけがえのない青春の1ページとなった。 - 886 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 01:53:20.23 ID:aNY70VL10
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もうほんとになんと表現すべきか
とにかくGJ! - 887 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:01:16.77 ID:FZFANlgk0
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- 888 温泉 ◆SPA/n44aNU 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:01:29.31 ID:zYNKAb0W0
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- 889 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:02:44.65 ID:aMWALYbl0
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>800が好きすぎて書いてしまった絵を投下
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/2733.jpg
温泉さんGJ!
稚拙な絵だけど許してください
- 890 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:03:33.02 ID:H2WndQwI0
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- 893 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:09:36.38 ID:Yn0abI7a0
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- 898 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします sage 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:15:45.86 ID:1TaLBlSa0
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- 905 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:25:30.63 ID:UZclIlqQO
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冷たい雪の降る日。
女「ねえ……雪を暖かくして?」
男「……無理」
女「じゃあ罰として手を握って?」
男「…右ポケットのなかでな」
雪の絨毯と静寂に2人の跡を刻んで歩いた。 - 906 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:25:49.83 ID:tcr3bDCl0
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スレが終わりそうなので二人の日常の終わりを書いてみた
男「……起きてくれ」
女「…………zzz」
男「この駅で降りないと女家に帰れないぞ?……」
女「………………zzz」
アナウンス「まもなくドアが閉まりまぁす」
男「あーあ、どうやって女家まで帰るんだろ……」
女「降りれなかったね」
男「……もしかして、寝たふりしてたんですか?」
女「だって……男君の家に泊まりたかったから」
男「(今日は姉貴が家に居るんだよなぁ……)……無理」
女「じゃぁ、次の駅で降りて私の家まで送ってって……?」
帰り道、夕日を背に笑いかけてくる彼女がとても愛しかった。
空気読まないでゴメン - 911 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:30:43.34 ID:ZfOfGKYWO
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小春日和
誰も来ないような体育館の裏で寄り添う二人
女「ねぇ」
男「ん?」
女「このまま授業サボっちゃおう」
男「それはダメだろう…日本史の授業一回でも休んだら補習だぞ」
女「…じゃあいますぐ文部省に行って今年は履修しなくてもいいようにして?」
男「いや無理」
女「じゃあ授業はサボりね」
男「…仕方ないなぁ」
二人きりで受ける補習も、少し楽しみだった - 912 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:39:33.15 ID:H2WndQwI0
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公園。うららかな陽気を浴び、日向ぼっこをする二人の姿。
男「あー、たまらない」
女「眠くなるね……」
男「そうだな……」
女「……ねぇ、男くん」
男「何」
女「もう……一生、ここに……居たい」
男「……無理だろ。できそうだけどさ」
女「じゃあ……罰……一生、男君の、隣に……Zzz...」
男「おいおい……寝たのかよ」
女の隣で陽光を浴びつつ寝るのは、たいそう気持ちが良かった。それこそ一生居たくなるほど。 - 914 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:40:41.56 ID:UZclIlqQO
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雪のない晴れた冬の道。
女「私をおぶって歩いて」
男「…無理」
女「じゃあ隣を歩いてね」
男「ああ」
歩幅の小さな君に合わせてあるいた冬の散歩道。
君と君の周りの景色と僕らの鳴らす音が確かにあった。 - 916 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 02:55:10.59 ID:UZclIlqQO
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季節はまた巡って冬になる。
『女「私が…いなくなっても……笑顔で…いて…ね」』
男「…無理だよ」
『女「じゃあ……罰として…………」』
男「…それも無理」
君が雪のように笑っていたあの場所ではこんどは1人分の跡しか残らない。
僕らが確かにそこにいた、その思い出を右ポケットと噛み締めて。 - 920 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:22:26.44 ID:UZclIlqQO
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雪の降り積もったあの道のような病室で。
女「一年って早いね…」
男「……ああ」
女「…あのね」
男「え?」
女「私が…いなくなっても……笑顔で…いて…ね」
男「え……」
女「できなかったら……じゃあ……罰として……」
男「…………………………」
何もこたえられなかった。唐木のように痩せた体でまだ雪のように微笑む君に。
記憶を忘れるなんて罰、僕にはできないから……『保守』 - 922 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:24:10.99 ID:aMWALYbl0
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http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/2748.jpg
最後の投下
女「ねえ、このスレをずっと、終わらせないで」
男「…無理だよ」
女「じゃあ、罰として…このスレが終わっても、ずっと側にいてね…?」
きっと彼らは今もどこかで無理難題を出し、答えたり答えなかったり、罰を受けたりしているのだろう。
そして、これからも。
朝にはもう残ってない気がするから、ちょっと気が早いけど寝るので保守がてらに。
あと、ほとんど俺が絵師を務める形になってしまってすまんかった。
コメントとかくれた奴ありがとう。じゃ、寝る。
- 923 温泉 ◆SPA/n44aNU 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:28:51.10 ID:zYNKAb0W0
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俺も最後の投下かな
女「ねぇ、このスレを2000に伸ばしてよ」
男「無理だなぁー」
女「なんでさ」
男「スレも、星も、世界も、俺達も、終わりがあるから美しい
終わりがあるから輝いてられるんだ。」
女「・・・・・・・・じゃぁ」
女「このスレが終わっても、ずっと一緒にいて。」
男「もちろん♪」
- 924 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:29:46.18 ID:H2WndQwI0
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このスレに感謝を込めて。
夕日。水平線に沈み行く太陽を眺める二人の姿。
男「終わるな……」
女「うん……」
女「……ねぇ、男くん」
男「何」
女「最初に私がなんて無理難題を言ったか、覚えてる?」
男「………ああ。『わたしに空をプレゼントして』、だったっけ」
女「うん……でも、わたし、もうちょっと欲張りたいかも」
男「?」
女「空だけじゃない。男くんとの時間、思い出……全部、全部ほしい。ずっと……この『世界』を持っていたい」
男「………残念だが、お前もこの『世界』の一部だ。お前に世界をあげることは無理だ」
女「それじゃ……罰として、このスレを見た人皆に、この世界を」
忘れないで欲しい。この世界を。 - 925 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:33:04.99 ID:H2WndQwI0
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- 926 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:37:46.10 ID:s1UHWTtqO
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なんかみんな締めに入っているし、
このスレの終わりに立ち会えそうもないので最後の保守
そして、全ての書き手・描き手へGJ!!!!!! - 927 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 03:42:12.58 ID:H2WndQwI0
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>>4にはじまり、やりたいこと、書きたいことはやりつくした
スレが1000行けばもう言うことなし
寝ます。朝まで残ってても、残ってなくても、十分楽しませてもらった
>>926と被るけど。全ての職人、絵師の皆さん、楽しい思い出をありがとう。 - 933 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 04:10:57.28 ID:GdGTY62oO
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女「夢の終りを教えて?」
男「そりゃ無理だ。」女「何故?」
男「この、夢は終わらない、覚めないから」
女「じゃあ…」
女「じゃあ…」
罰として
女「二人で終わらない夢を終わるまで一緒に。」
男「仕方ねぇなぁ」
rmってた俺が何となく。 - 934 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 04:18:11.58 ID:XsUpGGQg0
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女「恋の始まりをおしえて?」
男「無理だよ」
女「どうして?」
男「僕達が意識していない時から始まっていたから」
女「/////」
全力で吊ってくる - 939 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 04:35:45.35 ID:lBXp8uQG0
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女「誰もいない。とっても静か」
男「夜明けちょっと前だしな」
女「寒いの苦手だから夏に戻して」
男「無理に来まってるだろ」
女「じゃあ、ちょっとだけ……ね」
日の出前、よりそう二人の体は少し熱を帯びた。 - 940 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 04:46:57.35 ID:lBXp8uQG0
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男「この公園、家族連れ多いな」
女「そうだね」
男「ふー。たまにはベンチで日向ぼっこも悪くない」
女「……私も欲しいな、子供……。15人くらい」
男「ちょっとそれは大変かもなー」
女「……」
男「……」
女「ごめんね……『女』になりきれなくて」
男「謝るなよ。お前が悪いわけじゃない」
他の家族の笑顔が、ちょっとだけ羨しく思えたある休日の一時。 - 941 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 04:53:20.73 ID:XsUpGGQg0
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女「私に対する気持ちを原稿用紙10枚以内に書き記して」
男「無理だなぁ~」
女「どうして?」
男「単純に足りない」
女「・・・私も足りないよ」
わかんない! - 942 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:00:19.67 ID:99iy1eEg0
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女「今日は楽しかったね」
男「そうだな……寝るか」
女「二人で同じ夢が見られるといいね」
男「そりゃ無理だって」
女「思えば今まで夢見たいに楽しかったね」
男「そうだな。だから多分同じ夢みても、あまり変わらないと思うぞ」
女「明日も楽しいかな」
男「俺がそうしてやるさ」
女「期待しているわ。おやすみ」
- 943 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:01:06.39 ID:lBXp8uQG0
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女「あ……」
男「大丈夫か?」
女「うん……お気に入りのグラスだったのに……」
男「大切にしてたんだ」
女「……男君が初めて来たときに使ったグラスだったの。
これ、元に戻せないかな?」
男「難しいな」
女「じゃあ、明日買い物につきあって」
おそろいの新しい食器がいくつか増えた。 - 944 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:02:20.42 ID:XsUpGGQg0
-
病院にて
女「男君・・・もし私が死んだr・・!」
男「・・・お前に死ぬなんて言わせない」
女「・・・じゃあ私が言いそうになったら、またこうしてくれる?」
男「あぁ」
そして僕達は幾度と無く口づけを交わした
- 945 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:07:17.88 ID:99iy1eEg0
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女「眠れないよ」
男「俺も」
女「白雪姫の、毒リンゴがほしい」
男「無理だ。代わりにキスを与えよう」
- 947 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:13:47.67 ID:lBXp8uQG0
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女「いー気持ちー♪」
男「そうだなー」
女「他の人がキリキリ働いてるだろう時間に」
男「二人してダラダラ寝転がってるのは何とも言えん」
女「ずーっとこのままならいいのにねー」
男「そうだよなー」
女「時間を止めてよ」
男「残念だけど無理だ」
女「じゃあ今日ぐらいは……ゆっくりしよ」
微風に揺られるカーテン。部屋を赤く照らし出す西日。眠る二人を包むゆったりとした時の流れ。 - 948 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:16:55.41 ID:XsUpGGQg0
-
女「このスレを1000まで繋いで?」
男「また青空の下で女と手を繋いで歩けるようになるなら」
女「・・・そっか・・・無理なんだね・・・」
男「無理じゃない!」
お節介やかせてください - 949 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:24:57.70 ID:lBXp8uQG0
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女「星空ってこんなに綺麗だった?」
男「たぶんひさしぶりに見るからだよ」
女「あれ、オリオン座だね」
男「そろそろ冬か。あ、流れ星」
女「えっ?見えなかったよ!どこ?」
男「もう消えちゃった」
女「流れ星をつかまえてよ」
男「それはできない相談だな」
女「子供が欲しいって、お願いしたかったのに」
男「……」
女「……」
男「……なあ、二人きりっていうのも悪くないよな?」
女「……うん」
星空の下、二人は何かを諦め、同時に何かを手に入れた。
あるカップルの一日 fin - 950 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:26:37.90 ID:99iy1eEg0
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女「さむい……ねぇ、起きて」
男「……」
女「……」
男「……」
女「地球が崩壊しちゃったの」
男「そりゃ……無理のある、話だ……」
女「……起きた?」
男「……」
女「……寝言?すごいわ。寝ていても条件反射」
男「……」
女「付き合い長いものね」
男「……」
- 951 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:41:43.91 ID:XsUpGGQg0
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満月の夜の病室で
女「ねぇ男君」
男「ん?」
女「あそこの月下美人の花を私が死ぬ前に咲かせて?」
男「・・・無理だよ」
女「どうして?」
男「月下美人よりキレイな花が閉じるから・・・」
女「・・・でも私は月下美人みたいになりたいの・・・」
男「・・・どうして?」
女「自分の最高の瞬間を一番大切な人に見せられることができたらどんなに幸せだろう・・」
「私は男君に自分の一番輝いている時を見てもらいたかったから・・・」
「月下美人のように心に残る輝きを・・・」
男「・・・じゃあ俺のすぐ傍にいる月下美人はずっと輝いたままだよ」
「どんな時でもキレイに咲いてる」
「・・・これからもずっとな」
女「・・・嬉しいな・・・幸せだな・・・とっても素敵な気分・・・夢みたいだな・・・」
そして僕の月下美人はその生涯の花を閉じた - 952 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:47:53.83 ID:GdGTY62oO
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女「奇跡を起こして?」
男「ほい」
手を繋いで。
口づけて。
女「これは奇跡?」
男「どうだろ?」
女「…」
男「きっと当たり前の未来だろ」
女「じゃあ罰として…」
男「ん?」
女「これから奇跡にして?」
病ツンを書く間に一休み。 - 953 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 05:54:19.27 ID:XsUpGGQg0
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男「いつか言ってたよな・・・『じゃあどんなときも私の傍にいてね』って・・・」
「俺は『どんな時もは無理だよ~』って言ってたっけ・・・」
「でも、こうすればずっと一緒なんだよな・・・」
そうして僕は女のベッドの横で少量の薬を飲んだ・・・
病院の隅に2本の彼岸花が寄り添って咲いていた
僕には無理でした - 954 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:01:01.73 ID:i3EEWd5iO
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屋上。晴れ渡った空、その下には二人の姿。
男「はぁ……」
女「ん……」
女「ねえ、男くん」
男「何?」
女「パート化されるかな?」
男「…いや、無理」
女「…じゃあ、罰として、スレが終わってもずっと一緒にいてね…?」
男「心配しなくても大丈夫…」
女「覚えててくれるかな…」
男「覚えててくれるさ…」
女「そうだね…覚えててくれるよね…」
少し寂しい気持ちの青い一日がもうすぐ終わる。
- 955 1/2 sage 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:01:38.15 ID:6kL0v0ac0
-
放課後。 夕焼け色の屋上に、手すりにもたれる二人の姿
男「…ふぁー…そろそろ帰るか、女」
女「…」
男「女?」
女「…ねぇ、男くん」
男「ん?」
女「夕日が沈んじゃうね」
男「ん? あぁ、そうだな」
女「あんなに高い位置にあった太陽も、今はもうあんなに低い…」
女「でも、沈む間際まであんなにキレイ…」
男「あぁ、キレイだな」
女「ねぇ、男くん」
男「うん?」
女「私たちも、そうあれるかしら」
女「私たちを見守ってくれてた人たちに顔向けできるくらいに」
女「最後までキレイに、いられるかしら」
男「大丈夫さ、みんな優しいからな」
女「でも…最後には結局沈んじゃうんだよ?」
男「そうだな、そして夜が来る」
男「太陽はもうすぐ沈んじゃうけど、代わりにやさしい月が出て…」
男「みんな今日のことを想いながら、眠るんだよ」
女「そっか…」
女「なら、寂しくないね」
男「あぁ」 - 956 1/2 sage 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:02:31.69 ID:6kL0v0ac0
-
女「ねぇ、男くん?」
男「なんだ?女」
女「あの夕日を指輪にして今すぐ私にプレゼントして」
男「…いや、さすがにそりゃ無理だぞ」
女「クスッ、じゃあ罰として」
女「あの夕日が沈んでも、ずっとずっと私のそばにいてね」
男「りょーかい。 おやすい御用だ」
長く長く伸びた寄り添う二つの影
願わくば夜に溶けてしまうまで
ロム専だったが、思わずカキコ
終わってしまうのが寂しいな - 957 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:03:06.24 ID:aMWALYbl0
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女「ねえ、男くん」
男「なんだ?」
女「この世界を、滅ぼして」
男「無理、だよ」
女「じゃあ、ここから連れ出して」
男は静かに頷いた。
二人は冷たい夜の街を走る。
そして、二人の行方を知る者は、いない。
セカチューっぽい感じにしてみた。 - 958 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:04:23.96 ID:i3EEWd5iO
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とてつもなく寂しくなってきた
- 960 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:10:44.30 ID:aMWALYbl0
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- 962 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:17:57.07 ID:GdGTY62oO
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- 963 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:18:11.26 ID:99iy1eEg0
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女「どうか私達に、終わりのない物語を」
男「それは無理だって、何回言ったら……」
女「わかっているわ。だからみんなにお願いがあるの」
男「……」
女「どうか私達の物語の夢を見続けていてください。
ココロのレスは1000以上、無限大まで……なんてね」
男「それなら無理な話じゃないな」
- 964 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:19:59.43 ID:XsUpGGQg0
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「私をここから連れだして」
女がいつかそう言った
男はそれを覚えてた
冷たくなったその人を
男は抱えて外に出た
外は一層冷たいが
不思議と心は温かい
いつか二人で連れ添った
暖かい日を思い出す
男の足はどこを向く
二人が出会ったあの場所へ
男の足は歩いてく
冷たくなった彼女を抱えて
やっぱり切ないね
- 966 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:33:04.08 ID:UEC9TBDUO
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このスレ最初から見てたけど、すげー面白かったわwww
作者GJ。絵氏GJ。これほどの良ジャンルはこれからもそう簡単に出ないだろうな - 967 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:35:48.54 ID:aMWALYbl0
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女「・・・・・・で、・・・・・なの」
男「なんだ?寝言?」
女「次は、あの太陽を落として」
男「おい、すげー夢見てるな」
女「わー、すごい、男くんすごいよ」
男「夢の中の俺、すごいな」
女「・・・やっぱり太陽ないと暗いね、戻して」
男「・・・自分で落としてって言っておいて・・・」
俺は寝てる女の側のカーテンを開けた。
朝日が差し込み、目を覚ました女は夢の内容を覚えていないようで、
俺に「もっと寝かせてよ」と文句を言った。
男「俺さ」
女「?」
男「お前の願いかなえてやったんだぜ。すごいだろ」
女「?」
女は最後までわけがわからないといった顔をしていた。
それをみて男はただ笑っていた。
そんな二人の日常。
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/2758.jpg
- 968 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:38:36.96 ID:WEa/+jDZO
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俺はいつからこうなった?
以前の俺だったらとっくに逃げ出してる。
面倒事はまっぴら御免。
楽な道だけ見つけて生きる。
それが俺…だった。
いつからだろう。期待を背負えるようになったのは。
いつからだろう。どんな無理も聞く気になったのは。
馬鹿げた無理難題も、あいつが言えば愛の言葉。
女「…じゃあ、罰として…」
男「女……」
女「ん?」
男「…ありがとう」
良スレだった! - 970 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:51:39.40 ID:XsUpGGQg0
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寂しいSSしかかけなかったけど楽しかった!!
そういう場じゃないけどいわせてもらいます
良スレGJ!! - 971 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 06:53:06.96 ID:99iy1eEg0
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男「おいっ朝だ!起きろ!二度寝すんな!」
女「……ムリ。眠い」
男「全然ムリじゃねえよ!
俺はいつもお前の無理難題にツッコミしているからわかるんだ!」
女「……」
男「都合がよすぎるんだよー!寝るなーっ!」 - 973 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:03:48.39 ID:PPGmXd7oO
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- 974 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:11:48.62 ID:I7iOlaQf0
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- 976 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:15:23.70 ID:rGBWCYPd0
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ROMだったが、最後だし投下
人間に限った話ではなく、生物にはそれぞれの限界が存在する。
犬が四速歩行のままなのも、猿が『ウキー』としか言えないのも、ある種の限界だと俺は思う。
つまり、俺が何を言いたいのか――と言うと、自分の限界に挑戦させられていた。
こんな土曜日の朝に何を思ったのか女は俺を公園に呼び出しやがった、しかも5分で来いだと。
公園から俺の家まではそう遠くない、普通は3分で着くのだが、着替え等をしてる間に10分になってしまった。
ジーザスクライスト! やってくれたわね女、未だ朝飯も食べて無いのに……。
今日は久しぶりにのんびり出来ると思ったのだが。
公園に着くと、女は憤怒の表れなのか目を輝かせていた、はぁ……。
男「……すまん、遅れた」
女「遅刻よ!」
男「俺が一番良く知ってるさ」
女「罰としてオリハルコンを100kg分持ってきなさい」
男「無理だ、大体俺はアトランティスなんぞに知り合いは居ない。 ってか何の用で俺を呼び出した?」
声でこそ冷静な声をしてる女だが、さっきから妙に挙動不審だ。
女「じゃ、じゃあ、それが出来ない罰として……その……」
男「?」
女「きょ、今日一日私とデートしなさい!」
最初からそれが目的だったか、やれやれ。 - 977 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:16:48.79 ID:rGBWCYPd0
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女はデートと言ってたものの、何て事ない、いつも通りに二人で買い物等をしてるだけだ。
強いて言えば二人でB級映画を見た事と……。
女「はい、あーん」
昼飯の弁当である。いつも昼休みに女の弁当は食べているが、今回のはスゴ味がある。
何が凄いっのて、とにかく凄いのだから仕様がない。今までの3倍ぐらい美味い(当社比)
男「よせ、流石にそれはマズイって!」
女「何がよ?」
男「まぁ……色々と」
女「具体的に説明出来ないなら貴方に拒否権は無いの、ほら、あーん」
男「降参だ……」
そんなこんなで楽しい(?)一日は終わっていった。 - 978 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:17:27.24 ID:rGBWCYPd0
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そして、今俺達は待ち合わせしてた公園に戻っていた。
男「女……ありがとうな、今日は楽しかったぞ?」
俺は本心で言う。どうせ暇だったし、楽しかったのは事実だから罰は当たらんだろう。
女「うん……」
男「じゃあな、そろそろ帰るよ」
女「待って!」
男「ん? 何か用か?」
女「あの……その……」
男「もう暗いからそろそろ帰らせてくれ、無理な願いは明日聞いてやるから、な?」
と…振り返ろうとした 次 の 瞬 間 !
女「わ、私と付き合ってください!」
ビシィ!
――そして時は動き出す
男「ほぇ?」
全世界が停止したかと思われた。 - 979 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:19:50.74 ID:rGBWCYPd0
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男「……ったく、先に言われちまったか」
女「え?」
男「甲斐性なしでごめんな、今まで踏ん切り付かなくてよ」
女「それって、どういう意味?」
男「所で、今まで俺が出来る範囲の事で、お前の願いを断わった事あるか?」
女「そういえば、一度も……無い」
男「先に言われたが今度は俺から言わせてくれ、女、俺と付き合ってくれ」
女「うんっ!」
俺が見る女の顔には、満面の笑みが広がっていた。
男「さあ、帰ろうか」
すっかり外は暗くなってしまった、流石にこの時間はマズイ。
女「ねぇ……男君」
男「どうした?」
女「キス、しよっか?」
俺が何か言うよりも早く、俺は唇を奪われた。全く、こいつはこんな大胆な奴だったのか?
男「……」
女「あわ、あわわわわわわ……おおお、男君に、キキッ、キスしちゃっ……」
自分でも女は混乱してたらしく、直ぐにバタンキューしてしまった。
男「お、おい! 起きろよお前!」
仕方なく、俺は女を背負って家へ運ぶ事を余儀なくされた。やれやれ。
でも、たまにはこういうのも良いかもな……。
秋の暖かい夕暮れが、俺達二人の影を映し出していた。
~ fin ~ - 980 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:23:40.95 ID:aMWALYbl0
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- 981 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:25:44.24 ID:99iy1eEg0
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男「お前ってさ。ホント不可能なこと見つけること得意だよな」
女「……」
男「でもさ。その罰として~とか言ってさ。
とても簡単にできること見つけるのも得意だよな
で、そっちの方がお前の本分だと」
女「……」
男「簡単なんだからできるでしょって感じで、俺に命令して。
簡単なことだから、俺断れなくて。いいようにされて。
うまいこといい雰囲気にしちゃうの」
女「……何が言いたいの?」
男「お前、結構策略家だよな?なんだっけこのジャンル。他にもあったような…」
女「……そんなことを言う、あなたが嫌い」
男「その心、無理難題ってか?なるほどいい答えだ」
女「うぬぼれすぎ。でも合ってる」 - 982 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:25:48.08 ID:Cnz8tMNm0
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こういうスレをみた時、VIPにいてよかったなと思う
- 983 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:28:21.92 ID:H2WndQwI0
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男「いいかい、お前ら。一生味噌汁だけで生きるんだ。しかも無塩の」
女「そして、一生笑わずに過ごして?」
『そう……じゃあ、罰として、
一生、お幸せに』
お前ら最高! - 985 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします sage 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:29:10.73 ID:XCE3rN2y0
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- 988 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:32:43.36 ID:aMWALYbl0
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埋めの雰囲気だし、保守だけじゃあれだからちょっと樹形図作ってみた
新ジャンル・無理難題 -------- 照れて本音が言えないよ派
| |---その次の罰が本音なの派
| |---ツンデレ系
| |---小心者系
|
|--- ちょっと困らせたいんだよ派
| |---困ってる男くん可愛いわ派(悪女系)
| |---言って見たかっただけなの派(難病系)
|
|--- 本当に叶えて欲しいんだよ派
|---本当は無理だってわかってたよ派(難病系)
|---何で叶えてくれないの派(電波系)
|---私の言うことに反論は許さないわよ派(お嬢様系)
ちょっとノリで作っただけです・・・ - 989 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:33:36.51 ID:B88K79rsO
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このスレ
終わらせるなんて無理難題
と言いたいところだが一スレで完結だよな…
みんなまたどこかで会おうな - 992 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:34:15.70 ID:YJ41QIrP0
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女「あ~このままじゃ遅刻しちゃうよ。ねぇ男くん、今すぐ時間を戻して」
男「そんなの無理だって」
女「じゃあ時間を止めて」
男「それも無理だ」
女「じゃあさ……一緒に学校サボっちゃおう?」
男「これまた無理難題をふっかけますな」
女「…………ダメかな?」
男「……いや、喜んで」
やばいよ、遅刻しちゃうよ
でも1000まで見届ける - 996 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします sage 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:35:38.71 ID:yEd8zbTt0
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1000なら…っていうか皆gj!!!
- 999 以下、佐賀県庁にかわりまして佐賀県民がお送りします 佐賀暦2006年,2006/11/02(佐賀県教育委員会) 07:35:56.21 ID:H2WndQwI0
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1000なら
男&女「皆幸せ!」
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