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新ジャンル「マッタリしすぎ」04_vol03

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new_jack

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ジャンル「マッタリしすぎ」
211 新ジャンル『作家様(笑)』 07/06/28 23:12:55 ID:IT2KM0lV
~女宅・縁側~

男「……今日は曇り?」

女「そうだねぇ~」

男「予想最高気温30度超えてんのに?」

女「そうなんだよねぇ~……」

男「……ありえね」

女「まぁまぁ~。ほら、扇いであげるからぁ~」

うだるような暑さ。彼と彼女は団扇を扇ぐ。

212 新ジャンル『作家様(笑)』 07/06/29 15:57:08 ID:VKcXMyDY
女「植物がお花咲かせるのって、実をつけるためだよねー?」

男「まあね」

女「挿し木でしか増やせないのに毎年あんなにお花咲かせるソメイヨシノはなに考えてんだろうねー」

男「あ~、言われてみりゃそうだよな」

女「気になるよねー」

男「夏の間に葉っぱ広げて蓄えすぎた分の栄養を出してんじゃねーの?」

女「冬籠りでも使いきれなかった分~?」

男「冬籠りでも使いきれなかった分だなー」

女「お~。すると春のアレは桜さんのダイエットですかー」

男「ダイエットですかもねー」

女「一見うっとうしく茂ってるような今の葉桜は、すると自慢のすりむぼでーですかー」

男「スリムですかもねー」




友「おーい、そこで呑気してる二人~。毛虫の一個小隊が降下作戦開始したぞ~」

213 新ジャンル『作家様(笑)』 07/06/29 23:57:43 ID:fuFAPCd3
~教室~

男「……こんな暑いのに、よく日向ぼっこできるな」

女「暑いけど、そのぶん風も気持ちいいよぉ~?」

男「うーむ、わからなくもないが……」

汗ばむ額に、微風が一吹き。

214 新ジャンル『作家様(笑)』 07/06/30 17:17:19 ID:ExyF8nwi
男「おーい、そんなとこで雪なんか見てっと風邪引くぞ~」

女「し~。雪の音、聴いてるんだから」

男「いや、聴こえんだろ。何を気取っとんのか知らんが」

女「いやいや~。こう、自然に対し虚心になればおのずと~」

男「……」

女「――」

男「……」

女「――ZZZZZZZZZZ」

男「いや、そこはくしゃみだろ。常識的に考えて」

女「ZZZZZZZZZZ」

男「あー、もう。何で俺がお布団行き超特急しなきゃいかんのよ?」(ずるずるずる)

女「ZZZZZZZZZZ――ん~」

215 新ジャンル『作家様(笑)』 07/06/30 23:42:20 ID:dRrLdc8u
~女宅・縁側~

女「ZZzz.....」

男「……」

女「ん~……」

男「…………あぁ、もう! お前は腹出して寝るな、子供かッ!」

女「ZZzz.....」

日向の縁側、お昼寝中。彼は彼女の世話係。

216 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/01 11:49:59 ID:T84gu67W
女「……あれが北極星~」

男「……うん」

女「……あれが北斗七星噂の伴星、またの名を死兆星~」

男「……本来はあれが見えなくなるほど衰えたら死期が近いって話らしいけどね」

女「……くるくる~」

男「……うん」

友「あのー。もうかれこれ二時間になるんですが、そろそろ帰りません?」

女「……んー。もうちょっと、北のお星さまがくるくるしてんの見てる~」

友「確かに北極星のまわり回ってるけどさ! 『くるくる』っていえるほど速いか? 速いか、え!?」

男「……回ってるのは地球だけどな」

女「……うん」

友「いや、もう、おまえらのまわり、どういう時間の流れ方してんのよ?」

217 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/01 23:07:43 ID:m9hFW6Dm
もう一人の書き手様……。後は任せた!
僕限界ダヨ!

~女宅・縁側~

男「暑いなぁ」

女「もう7月だもんねぇ~」

男「……もう7月か。梅雨が明ければ、夏本番だな」

女「そうだねぇ~。……あ、そうだぁ~。ちょっと待ってて~?」

男「ん? あぁ、まぁいいけど。……なんだ?」

男「……」

女「お待たせぇ~♪」

男「ん……おぉ、スイカか!」

女「小玉スイカだから小さいけどねぇ~♪」

7月到来、スイカをほおばる。

219 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/01 23:27:57 ID:m9hFW6Dm
ある書き手は賭けにでた。

  ||\                           /||
  ||:. \____________/  ||
  ||.   |                  |   ||
  ||:   |                  |   ||
  ||:   |                  |   ||
  ||:   |          ;''"゙''"  ;''"゙''"゙.... ||
  ||:   |           ;;''"゙''"゙.、;;:~''"'' ||
  ||:   |        ('A`)  ;;  ,,..、;;:~''"゙'' ||
  ||:. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ( ヘヘ ,,..、;;:,,..、;;:~'''' ||
  ||/              [___]'     \||

一酸化炭素が部屋に充満する前に
ID:T84gu67Wが「うそだよ」って
前言撤回してくれるということに、生死を賭したのだ


そのうち書き手は考えるのをやめた。

220 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/01 23:31:49 ID:T84gu67W
         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
   {´yヘl'′   |   /⌒l′  |`Y}
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{   あきらめたら
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!   そこで試合終了ですよ・・・・
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
::::::::::::|:::::l   ヽ、      ..::  .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\
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223 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/01 23:43:06 ID:m9hFW6Dm
llllllllllllllllllllllllllllllllll/  ̄ ̄ 'ヽllllllllllllllllllll
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiil  な ネ  liiiiiiiiiiiiiiiiii
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l  い タ  l;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;l  ん が   l:;;:;;:;;:;;:;;:;;
;:;:;:;:;:;:;:;:;i;:;:;:;:;:;:;:l  で     l:;:;:;:;:;:;:;:;:;
;::;::;::;::;::;:i;::;::;::;::;:l  す    .l::;::;::;::;::;::;
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224 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/02 00:06:35 ID:toB4VFdo
                              /    丶
                               /   そ  ヽ 
                           l   ん   |
''''''''''‐-、,                        |    な  |
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:‐┴:、.       `i''y'l |: : : ``''ヽ‐''ヾil´`i';、''" /  >、:i、::::::',
    \       '-'、/ : : : : : : :`: : : lL,, l  /_ ,//: :\'、;::、
   ,.-‐ヽ,       `'-、: : : : : : : :l: 〈<,_i-‐l_,>〉′:i|: : \ヾ
  //´`.ヽ         `'-、 : : : : | : :`'ヾ l''": : : : :| : : : :ヽ

225 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/02 00:22:38 ID:b1LfSFwW
                  _r'ニ二> 、
               _,. :'´ ̄: :`ヽ\::.::`ヽ
            _,.:'´: : : : : : : : : : ヽ ';:.::.::ハ
          ∠,仁._‐-、 : : : : : : : : : :}_j::/::.::i
        , '´ ̄¨´‐.、 `y'^ー、: : : : : : :/'イ::.::.::{       ,.、
      /  .   : :  Y }   }_;.-'TT´::::::.::.::.:;ノ   _,.f´__,\
      .′ :   :    :}v  .i`ト-く._!:::::::_;.イ--、―¬;.:.:.:.:_:.:.:\
.     l .  :     :. .:!|   !!  /イ ̄ /   j_,. -亠'¨⌒ヽ:_ノ
      ! {  :  :.  |:.:,! !  | `ー'´ ヽ.__,,.. -‐'´
     }.:}.  :.l  :.: .!:.i r' , 、〉
   (_,ノ_;{:...:.:.:!: .:.:. .ハ:{_`T~^i
      f彡Y:.:.}:|:.!:.:!:{:イ'` |  !
     ⌒j,ィ:.{:!:ハ:|:!{{|   j  !
       ,レ^ト! }川`ー/,.  {
              }n.n r}
                 ´ ゙′


226 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/02 22:47:48 ID:toB4VFdo
女「あ、蜘蛛~」

友「蜘蛛ッ!?」

女「大丈夫~。蝿取蜘蛛だよ~」

Ж「……」

友「あ、あー。部屋ん中うろちょろしてるあのちっこいやつか」

女「今日こそ捕まえてやるぞ~」

   かぽっ

男「いや、茶碗使うなよ。その天目茶碗けっこう高価いんだぞ」

Ж「……」

友「しかも逃げられとるがな」

女「……」

Ж「……」

女「……」

Ж「……」(すすすすすすす――――っ)

女「……蝿取蜘蛛ってさ、絶対テレポートしてるよね~」

男「確かにはしっこい奴だけどな」

友(この茶道部はいったい何をやっとるんだ……)

227 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/03 00:35:37 ID:0wDy0q3M
~教室~

短「……陰鬱~」

友「なんだぁ? 暗いな、おい」

短「いやぁ……。こういう、雨が降りそうで降らない曇りって、大嫌いなのよ。降るなら降れッ、てね」

友「あー。分からんでもないな」

短「分かってくれるー?」

友「まぁな。こう、ハッキリしないんだよな」

短「そうそう」


男「……あいつらは何をそんな愚痴ることがあるんだろうな?」

女「これはこれでぇ~♪」

鬱屈した二人、それに首をかしげる二人。

228 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/03 01:07:23 ID:NtLqYHnC
>>1はやればできる子

恋終えて地に落ちた蝉も、つつけばまだまだ恋を唄う

229 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/03 13:03:10 ID:NtLqYHnC
     ぎぃ…… ぎぃ……

女「あー。いいね~、やっぱり」

友「てめぇ、茶室にこたつ持ち込むだけじゃ飽き足らず、ついに籐椅子まで……」

女「しかも」  ぎぃこん  「リクラーイニーング~」

友「ありえねっ! なんと言っときゃいいのかよくわからんが、とにかくこれはありえねっ!」

女「あー。なんってか、畳に籐椅子って涼しいねー」

友「風、入ってきてるか?」

女「……」

友「……」

女「……たぶん職人さんが」

友「……」

女「……あみあみの間に風を編みこんでるんだよ~」

友「……」

女「……」

     ぎぃ…… ぎぃ……

友「……かもな」




男「ヘーイ。園芸部からスイカかっぱらってきたぞー」

女「待ってた~」

230 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/03 23:21:32 ID:0wDy0q3M
>>228
その身儚き命の灯火、鞭をいれるは非情というもの。

~教室~

男「今日は不安定だな、天気」

女「そうだねぇ~」

男「外でノンビリはできそうにないな」

女「……そうかなぁ~」

男「……え?」

女「ほら、今なら曇ってるし、ちょっと出てみようよぉ~♪」

男「い、いや、天気が不安定だし、いつ雨降るかちょ、痛い全力で引っ張らないで痛いいたいイタイイタイ」

晴れて降り、降っては曇り、曇っては晴れ。

231 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/04 22:28:27 ID:qbSXl2Y8
女「あ~。冬に雲が多いとなーんかいやだよねー」

男「風が強いわりに雲はどいてくれないよな」

女「んー。せめて風がないか雲がないかしてくれたらまだ多少はあったかいんだけどねー」

男「だなー」

女「葉っぱのない欅(けやき)もさー。落とした葉っぱは掃いてあげたんだから、
  こんなおっきいんだし、恩返しに空の雲ぐらい掃いてくれてもいいのにねー」

男「確かにほうきっぽいよな、冬の楡(にれ)とか欅とか」

女「仕方ないなー、この怠け者は~」 (がしっ) 「ん~?」

男「無理無理~。動きゃしねぇって」

女「む~」

男「ほれ、動かな――」





女「――あ」

男「晴れてきた、な……」

232 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/04 23:35:38 ID:GDmqbUEH
~屋上~

女「上空、風、強いねぇ~」

男「だな。すごい勢いで雲が流れてく」

女「私たちはそんなに、感じないのにねぇ~」

男「まぁ、よくあることだろ」

女「そうだよねぇ~」

眼「……っていうか、アンタたち、授業もうすぐ始まるわよ?」

男「ん? あ、あぁ。もうそんな時間か?」

女「眼ちゃん、教えてくれてありがとぉ~♪」

ゆるゆるり。流れる時間は雲のよう。

233 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/05 22:04:30 ID:lBfhYyuJ
女「ん~」

男「何を水桶眺めとるんだ?」

女「いやねー。ここにたまってるお水、朝顔にやろうと思ったんだけどねー」

男「ボウフラでも沸いたか?」

女「あめんぼにとられた~」

男「……」


     卅 三  )))))))))))


女「仕方ないなー。今日のところはこの日向水は君に譲ろう~」

男「まあ、水道すぐそこにあるしな」

234 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/05 23:38:46 ID:QfWfA9W3
~男宅・居間~

男「……ふむ」

友「……むぅ」

女「あはははぁ……」

短「うわ」

眼「酷いわねこりゃ」

野郎二人が料理を披露。お察し。

235 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/06 15:26:38 ID:6Wxp7GO4
女「ぬぬぬ~」

男「これは……」

友「ヘイ、フレン……ドかどうかはお前らがいま何をやっとるか確認してから決めるわ」

女「あー、いいとこに来た~」

男「いや、な。俺は水の中のこんにゃくのほうが見た目にも涼しげだと思うわけよ?」

女「やーぁですねーぇ、とーしろぉさんは~。水に浸かったお豆腐のほうが涼しいに決まってるじゃ~ん」

友「……」





友「じゃあとりあえずこの水ようかんは俺がもらっていいか、見知らぬお二人さんよ?」

女「それはダメ~」

男「見た目の話と食う話を一緒にされちゃたまらんなー」

友「――水桶に浸かったスイカとかじゃダメなのか?」

236 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/06 22:46:49 ID:rvyB/8Ia
                                          ,_                  .,、- -、
                                        / ` ヘ/',             ,'~    ;-
                                        \   .i         _ i ',  、'--∂/~;;;;;
                                          \/ヽ        ',.y.| ι ,,-゙゛;;;;;;;;;;;;;
                          __,,:::========:::,,__         ヾ/~`''-..,,、    _i∠-,-‐'"~⌒ ̄`''
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...     /  / /゙゙i--ソ:::::`ヽ、_:::::::::::::::::::::::
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237 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/06 22:47:31 ID:rvyB/8Ia
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´_,,.-‐'"~´;;;;;;;;;;;;;;;,' ,'      ,'
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:|_,.-‐'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l i      ,'
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:,,.-‐'"~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l i      ,'
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|,,.-‐'"~´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,' l      i


                             そして世界は闇に包まれた……

238 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/06 22:49:23 ID:rvyB/8Ia
~教室~

友「……という脈絡もない夢を見た」

女「怖いねぇ~」

男「……そうか? まぁ、で、何が言いたいんだ。それで」

友「いや、そんだけ」

男「……」

意味の分からぬ輩には制裁を。

239 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/07 23:32:43 ID:sYxPtB7d
~女宅・縁側~

女「……」

男「……曇ってるな」

女「だねぇ~……」

男「七夕も、曇ってたらどうしようもないよなぁ」

女「そうでもないかもぉ~?」

男「へ?」

女「雲の上では、天の川が出てるしぃ~♪」

男「……広い考えをお持ちのようで」

雲の先を見つめ、彼女は微笑む。

240 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/08 22:52:12 ID:YyPstr7W
~商店街~

友「……」

短「~♪」

友「……重いんだが」

短「ガンバ♪」

友「はぁ……ッ」

彼女と彼。上の下。笑顔とため息。

241 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/09 23:38:24 ID:xo54lTwn
~屋上~

女「……♪」


女「……あ、鳥ぃ~……♪」


女「…………」


女「ZZzz.....」

たまには一人でノンビリ。

242 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/10 02:26:17 ID:+elztzzF
友「う~、寒っ。寒いなこの茶室」

女「ん~。お茶淹れてくるね~」

男「いや、そこは点てろよ茶道部として」

女「いいのいいの~。茶道なんてしょせんは戦国武将の談合用褒賞用しつけ用にできたもんなんだから」

男「いや、そこはちゃんともっともらしいこと言えよ。茶道部として」

友「マジ寒いよ? どっか隙間あるんじゃねーの?」

女「いいのいいの~。誘われて吹き込む風も冬の客~」

友「よし、こたつ出そう」

女「ああ~、今日一日だけぇ~」

243 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/10 13:40:02 ID:+elztzzF
女「んー。ああ~、駄目駄目~!」

友「なに? なんか落とした?」

女「蝉の抜け殻探してる~」

友「ああ、抜け殻ね」

女「こう~、なんかありえないとこについてるやつ~」

友「は?」

女「蝉の抜け殻ってたま~にありえないとこについてるでしょ?」

友「まあ、登った経路が不明な奴とかたまにいるよな」

女「よりありえないのを見つけたほうの勝ちなの~」

友「この暑いのにまたおかしな勝負を……」

女「審判お願いねー。ありえなさ判定士として公正な――」

友「図書館でクーラーあたってくるわ。バイバイ」

244 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/10 23:55:21 ID:KbWynPKV
~男宅・居間~

男「……あ」

女「どうしたのぉ~?」

男「いや、学校に忘れもん……」

女「あぁあ~。大丈夫~?」

男「イマイチ大丈夫じゃ……まぁいいや。大丈夫にしとこ」

女「……?」

課題があったり無かったり。見なかったことに。

245 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/11 23:54:22 ID:3BWwsCL2
ダレかタスけテ。


~女宅・縁側~

猫「……」

猫「ZZzz.....」

主のいない縁側。日向する猫が一匹。

247 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/12 02:26:00 ID:y/+Kh5+Q

            △   助ケテホシイノカイ? ジャア楽ニシテヤルヨ……
           /●\
         +〆  □
            / \


248 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/12 15:50:25 ID:y/+Kh5+Q
                               l; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::l!
                                ''l; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::ソ
                                 'l:!i: : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::r'
                                 リlヾ: : : : : : : : : : : : : : : ::::::r'
                                  l!ソヾ: : : : : : : : : : : : : ::::::ソ
                           _         l   ヾ: : : : : : : : : : :::;;ソ
      △                  八‐-‐'''fi     l i  `゛゙`'_,,二ニニ-ト、
    / ●\                 ゙''‐{=}ll|_》r'(     ゙l i _,,-‐'',, -‐ ''' ´ ̄``ヽ
  〆   □                  ヾi!''´,こ__{-、    ゙}二r'' ´;;;;;;;;;;;;;;;;_,,,,,,_;;;ヽ
      / \                  (0´,,、   >、‐-'´;;;;__,,, -‐ ''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
                           ヾ=)、  / __/, -‐';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
                             `三>-'<,,__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
                           ,ィ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'‐、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
                          /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l!
                           /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l!
    『――と思ったがどうやら俺はそれどころじゃないようだ。自分の力で切り抜けてくれ!』

249 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/12 15:52:09 ID:y/+Kh5+Q
女「こいのぼりってさー」

男「んー?」

女「鯉が瀧を登って龍になるように、男の子がビッグになることを願ってのアレだよね~?」

男「たぶんなー」

女「で、龍になったらなったでさらに天の極みを目指し、挙句は『亢龍悔いあり』でしょー?」

男「そうだねー」

女「男の子は大変だねー」

男「あー。大変だなー、いろいろと」

女「まー、亀さんみたいにその辺まったり歩いて、たまに甲羅でも干して――」

   とてとて

亀「……」

   しゃー

女「ときおり奇特な人に如雨露で水でもかけてもらうようなのが一番ってことですにゃ~」

男「かもなー」

亀「……」(のそのそ) 

250 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/12 20:31:21 ID:tygHlzfY
男「入道雲ー」

女「ソフトクリームー」

男「ウロコ雲」

女「コーンフレークー」

男「きのこ雲ー」

女「ホイップクリームー」


友「何やってんの?」

男「連想ゲーム?」

女「今日作るパフェの材料?」

友「話噛みあってないのかよ」

251 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/12 23:30:31 ID:j9cyjzQM
~教室~

男「おー。スゲェ雨」

女「雷も鳴ってるねぇ~」

男「だなぁ」

女「梅雨も終わりになるのかなぁ~」

男「さてな。まぁ、終わってくれるとありがたいが」

女「そうだねぇ~」

雨降り、神鳴り。

252 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/13 18:52:58 ID:CdZRRjUL
女「蝉の抜け殻~」

男「どこ置いとこかね」

女「床の間に置いとこか~」

男「先客が去年からいるぞー」

団栗「……」

女「んー。まあいいや~。相席になりま~す」(かさっ)

空蝉「……」

団栗「……」

男「ふむ……」

女「本来なら出会うことのない二人。さて、何を話しますかね~?」

男「そうだなー。夏も秋も過ぎて雪が降るくらい静かになったら、なに話してんのか聞こえるかもね」

253 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/13 23:19:19 ID:zT5K/yw8
~女宅・玄関~

女「うぁ~……。べしょべしょぉ~……」

男「傘の意味、なかったな」

女「タオル、持ってくるねぇ~……。服が張り付く~……」

男「……」

透けた背中。素晴らしきかな、目の保養。

254 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/14 23:56:36 ID:UivN6/Pc
~男宅・男部屋~

男「風、つえ~……。さすが台風だな」

友「まったくだ。まぁ、今夜中に通過するそうだぞ」

男「そか。そいつはよかった」

友「だな。これで台風一過で晴れてくれると嬉しいんだけどなぁ」

男「間違いない。……で、お前はいつ帰るんだ?」

友「こん中帰れるわけないだろ?」

男「……やれやれ」

野郎とお泊り。

255 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/15 23:52:05 ID:QM+cjsLv
~女宅・縁側~

男「台風一過だなぁ」

女「晴れ渡ってるねぇ~」

男「やっぱり晴れた下での茶が一番だな」

女「そうだねぇ~」

晴れた下、いつもの二人が茶をすする。

256 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/16 06:22:26 ID:S5AUN7N9
女「……」

男「なんだー? 猫かー? 亀かー? どっちにしてもそんなとこでボーっとしてたらまた遅刻すっぞー」

女「猫じゃらし~」(ふにふに)

男「人をつつくな。猫つつけ、猫」

女「ほらほら~。おっきい猫じゃらしがいっぱい~」

男「あー。秋っぽい気してたけど夏か、これって?」

女「ふわふわで、おっきくて、草勢も堂々としてる猫じゃらし見つけると何か嬉しくなるよね~」(ふにふに)

男「うん。だから人じゃなく猫つつこうな?」




友「あのなぁ、もちっとまともな理由で遅刻しろよ。先生困ってたじゃん」

女「と、童心を失った童貞が申しておりま~す」(ふにふに)

友「バカヤロウッ! 最後の審判だかハルマゲドンだかの際救われるのは14万強の童貞だけなんだぞ!」

男「斬新な反論だな。それといいかげんその猫じゃらし捨てろ」

257 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/16 22:34:22 ID:BHbx+6Zk
~商店街~

眼「……」

店「……」

眼「……なんでいるの?」

店「ん? いや、何となく。そこで見かけたからね」

眼「だからといって、着いてくることないんじゃない?」

店「ま、ま。別にいいでしょ。ほら、荷物持ち程度ならしてやるよ」

眼「いらないわよ、別に」

店「へー……。ま、そういうところが可愛いわけだけど」

眼「うるさいわね……」

商店街の中、二人で歩く。

258 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/17 23:13:04 ID:g8ZVGzFD
~教室~

男「……微妙な天気だったからなぁ」

女「どうしたのぉ~?」

男「ん。家に置いて来ちまったものがあって、な」

女「あぁ~……。帰り、一緒に入る~?」

男「そうして貰えるとありがたい」

雨降りお昼の帰りの約束。

259 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/17 23:44:42 ID:CwtSwRyw
>>258
(・∀・)イイヨイイヨー

260 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/18 18:06:18 ID:kAEraH4n

   しょわしょわしょわしょわしょわ――――

友「台風どっか行ったとたん蝉やかましくなったなー」

女「……」

友「聞いてて楽しいかー、蝉? やかましいだろ」

女「たま~に一斉に鳴きやむの待ってる~」

友「ああ、そう……」

女「……」

友「……」

女「……」

友「……あ」

女「……鳴きやんだ」

友「……」

女「……」

友「……静かだなー」

女「……静かだね~」

261 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/18 21:04:38 ID:sZJriqAl
~学校・購買部前~

短「アタシ、メロンパンとコーヒー牛乳」

眼「私はジャムパンだけでいいわ」

女「それじゃあ私はねぇ~」

友「あの、スミマセン。皆様、何を仰られて?」

男「さぁ、もう一回戦だ。いってらっしゃい」

友「アレェ!?」

戦場を往復。

262 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/19 22:02:01 ID:5x+j5Sqx
     カッ!!          ――――ドオォォォォーン!!

女「うっわ~、雷だ~」

男「ありゃどっか落ちたな」

女「おーおー、降ってきた降ってきた~」

男「どうだろ? このままずっと大雨になるか、夕立パターンか……おい」

女「んー。ちょうどいいわ。大雨で涼しいうちにちょっくらお昼寝~」

男「人んち勝手にてめぇの布団にすんなよ」

女「zzzzzzzzz」

男「もう寝たよ……手間かかんねぇお子ちゃまだな」

男「……」

男「……」

男「……やんだな」

男「夕立だったか」

男「……」

男「あ、虹……」

女「zzzzzzzzz」

男「……まぁ、いいか」

263 『お姉ちゃんが怖い』 07/07/19 23:52:47 ID:lxAXPAiz
~公園~

友「……仲のいい兄弟だな、あそこで遊んでるガキたち」

男「そだなぁ」

友「……あれが何年かしたら、上が尻に敷くんだろうな……」

男「……何だいきなり?」

友「一人っ子にはわからんさ」

遠い目。

264 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/20 21:05:39 ID:GUMZi5bS
友「先生、暑いです……もう生きていけません」

男「秋立てば さびし立たねば 暑苦し……か。立秋もまだ先だけどな」

女「あー。おてんとさまの一人勝ちだね~。猫も風も蝉も鳩も死んでるよ~」

友「そうか。じゃあ俺も死ぬわ」

女「ん~。ばいばーい」


   ――――しょわしょわしょわしょわしょわじょじょじょじょじょじょじょじいいいぃぃぃ――――


女「あー、蝉が蘇ったよ~」

友「俺はまだ死んどくから、風が蘇ったら枇杷かドラゴンボール七つ集めて生き返らせてくれ~」

265 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/21 01:12:22 ID:9eLjmD/l
~教室~

男「……」

友「……」

短「……」


女「皆、止まってるねぇ~」

眼「自業自得でしょうに」

通知票を手に。

266 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/21 22:47:04 ID:9eLjmD/l
~女宅・縁側~

女「~♪」

男「……」

女「あ、猫だぁ~……♪」

男「…………」

女「にゃ~、にゃ~……♪」

男「余裕か、くそぅ!?」

縁側で宿題をこなす。

267 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/22 22:44:49 ID:0kv6qo9g
~女宅・縁側~

女「今日も暑いよねぇ~」

男「だなぁ。ってか、中入ってクーラーつけようぜ? さすがにキツい……」

女「ん~、もう少しだけぇ~」

男「あのなぁ……」

風鈴ちりり、ため息一つ。彼女は寝そべり膝枕。




そう言えば、マッタリも十分甘い気がするんだが、あまり指摘されないな
なぜだ

268 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/22 22:54:20 ID:ld9WOt/8
甘いと感じたことないなあ

269 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/22 23:06:27 ID:0kv6qo9g
/(^o^)\ ナンテコッタイ

糖度は十分だと思っているのは俺だけか

270 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/22 23:08:16 ID:ld9WOt/8
マッタリ成分が多いからかも

271 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/23 03:53:07 ID:HkXpEgA4
女「暑い~」

男「西日なー」

女「西日ってさ~。絶対ひとさらいに来てるよねー」

男「どこにつれてかれるよ?」

女「…………んー。夜?」

男「涼しくていいじゃん」

女「よーし、つれてけ西日~」

男「……」

女「……」

男「つれてってくれそうにもないな」

女「ちょっと待って~。じゃあ何しに来てんのあいつ?」

友「バカでも哂いに来てんじゃねーの?」

男「なるほど」

友「ヘイフレンド。なぜそこで俺を見る?」

272 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/23 23:02:45 ID:oPgK3ajz
~女宅・縁側~

女「ん~……」

男「……」

女「ZZzz.....」

男「…………あっつ」

汗ばむ体、彼女に付き合い昼寝中

273 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/24 23:59:19 ID:93MoICCU
~部室~

女「夏休みにも部活だよぉ~」

男「って言っても、なぁ……」

結局コタツで茶をすする。

274 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/25 01:40:03 ID:pSjddRy6
~通学路途中の木陰~

女「生きることは戦うこと~って言ってたお人形さんがいたわけですが~」

猫「にゃ~」

女「なにも好きこのんで、炎天烈日と街とが闘うバトルフィールドに侵入する必要もないわけでして~」

猫「ごろごろ……」

男「まあどうでもいいけど、おまえんちはそのバトルフィールドのど真ん中だし」

女「♪~」

猫「zzzzzzzz」

男「ちゃんと今日中には帰れよ?」

世界で一番涼しい場所。猫は何でも知っている。

275 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/25 23:11:30 ID:p6vVqIcd
~女宅・縁側~

女「やっぱり夏はこれだよねぇ~♪」

男「まったくだなぁ」

青空の下、風鈴の音。二人で食べる水羊羹。

アッー!

276 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/25 23:36:33 ID:b5DS53fO
 |入るところ間違えてましたよ。
 └―y――――――――――
  _____/|| 
 ||; *. :;:;:+.||  ||
カチーン__;;||  || 
 ||;:〔 ・Д・ 〕ノシ.||       ∧_∧ そ
 | ¶  ̄ ̄ ̄|\||]       (´Д`; )、 て
 |      |        /       ヽ
 |      | ガチャリ    ヽ_つ旦と_ノ
 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

277 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/26 23:14:12 ID:/vGUiomB
~女宅・縁側~

女「……これはこれでぇ~」

男「そうか……?」

凍った水羊羹を手に。

278 『ヒート』 07/07/27 20:09:02 ID:y2tm7X6I
~教室~

短「友ぉぉぉぉぉ!!」

友「は、はいッ!?」

短「アタシはお前がぁぁぁぁぁぁ! だ……だい……」

友「……どした?」

短「ぶっ飛べぇぇぇぇぇぇ!」

友「死ぬらば!?」


眼「ヒートっぽくいけばいけると思ったんだけどなぁ」

短「無理!」

彼女には彼女の歩幅。


お題を使ってもいいよ、ね?

279 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/28 22:58:26 ID:fktWvz1C
~女宅・庭~

男「綺麗だなぁ」

女「……♪」

頷く彼女。二人の手には線香花火。

280 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/29 20:53:41 ID:2RP7xr4z
マッタリの人はメダパニってるようです


~屋上~

水羊羹「お茶が美味しいねぇ~」

羊羹「まったくだなぁ」

水羊羹「あぁ~。飛行機雲だぁ~」

見上げる青空。いろいろ限界。

281 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/29 21:07:35 ID:FaGU0c4R
羊羹オンリーwwwwwwwwwwwww

282 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/29 21:55:10 ID:rgMmcu0Q
女「む~」

男「なにやっとんだ? 変な雲でも浮かんでるか?」

女「ん~」

男「あ~。雲ねーなー。いい空してやがる」

女「いい空してたからいろいろ落書きしてみてるんだけどね~」

男「秋の空はなんか描きやすそうだしなー」

女「描いたそばからみんな持ってかれちゃうんだけどね~」

男「なに描いてんだー?」

女「それはひみつ~」

283 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/29 22:05:04 ID:rgMmcu0Q
~駿河屋~

水羊羹「芋羊羹が美味しいねぇ~」

羊羹「まったくだなぁ」

水羊羹「あぁ~。淡雪羹だぁ~」

見上げる小豆畑。いろいろ突破。



           △ アヒャヒャ。羊羹オンリーならこうだろうが!
       ((  V●┘   
         へ◇   ))
            >


284 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/30 01:26:15 ID:gHf0fOuS
このスレはどこを目指しているのだろうかwwwww

285 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/30 07:42:23 ID:AWMh27uA

          △ デハ、トモニソノ世界ヘムカオウカ!!!!
         ー●\
          □             ___
    ,.、,、,..,、、/.、\.,、,、、..,_    /i ___
   ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i  ___ ̄
   '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄ ̄ ___   ̄
    `"゙' ''`゙ `´゙`´´

286 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/30 09:27:09 ID:AWMh27uA

                                   ト思ッタガ遠イノデヤメタ

    ズルズル                          △
    ,.、,、,..,、、.,..,、、.,、,.,、、..,_    /i_____________________/ ●\
   ;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i            □
   '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄ ̄            / \
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

287 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/30 23:20:57 ID:wuhJY1g5
~友宅・居間~

友「……」

友「……風呂はいろ」

サービスカットはいらない。


頭がメダパニってもうなんかまともに文考えるのがアホらしいというかもうねアハハハハハハハハハハ(゚∀゚)

293 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/07/31 01:23:15 ID:P7opRSIj
落ち着けwwwwマッタリの人wwwww

296 新ジャンル『作家様(笑)』 age 07/07/31 20:58:42 ID:6H+0CW9A
>>295 把握




                 |羊羹って羊入ってるのかな…
                 └y―――――――――――――
   ___      ∧_∧ナンデヒツジッテカクノカナ
  l~・Дl~ ε-(´Д` )、
  |___|     /      ヽ
   ノ   >     ヽ_つ旦と_ノ
 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

297 新ジャンル『作家様(笑)』 age 07/07/31 20:59:18 ID:6H+0CW9A
 |ようかん やう― 1 【羊▼羹】
 |〔「かん」は唐音〕餡(あん)を用いた、代表的な和菓子。
 |古くは蒸し羊羹であったが、
 |室町後期から寒天を用いる練り羊羹が作り出され、現在では後者が主。
 └―――y―――――――――――――――――――――――――――
   ___      ∧_∧
  l~・Дl~.   (´Д` )、
  |___|     /      ヽ
   ノ   >     ヽ_つ旦と_ノ
 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


298 新ジャンル『作家様(笑)』 age 07/07/31 20:59:44 ID:6H+0CW9A

      |羊なんて関係ないですよ
      └y――――――――――
   ___      ∧_∧
  l~・Дl~.   (´Д` )、
  |___|     /      ヽ
   ノ   >     ヽ_つ旦と_ノ
 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

299 新ジャンル『作家様(笑)』 age 07/07/31 21:00:17 ID:6H+0CW9A







   ___      ∧_∧
  l~・Дl~.   (´Д` )、
  |___|     /      ヽ
   ノ   >     ヽ_つ旦と_ノ
 l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  糸冬 了

300 新ジャンル『作家様(笑)』 07/07/31 23:27:52 ID:GHKikB5N
~女宅・縁側~

男「……ふむ」

女「夏風やぁ~、遊ぶ相手は風鈴かぁ~?」

男「微妙」

女「ん~、そっかぁ~」

風鈴の下、縁側で詠む。

301 新ジャンル『作家様(笑)』 sage 07/08/01 03:03:23 ID:0RVas1tW
>>296
もともとは中国の料理で、読んで字のごとく羊の羹(あつもの)であった。
これは羊の肉を煮たスープの類だが、
冷めることで肉のゼラチンによって固まり、自然に煮凝りの状態となる。

鎌倉時代から室町時代に、禅僧によって日本に伝えられたが、
禅宗では肉食が戒律、五戒により禁じられているため、
精進料理として羊肉の代わりに小豆を用いたものが、
日本における羊羹の原型になったとされる。
別の説によると、羊の肝臓の形をした菓子である「羊肝こう」が、
中国から日本に伝えられた際、「肝」と「羹」が混同され、
「羊羹」と呼ばれるようになったともされる。

―Wikipediaより引用―

どこまで信じるかはあなた次第

302 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 17:51:52 ID:Bgs7smZZ
~電車~

女「……あ」

男「どした? 窓の外の忍者が宇宙人にでも連れ去られたか?」

女「忍者じゃないよ。とんぼ~」

男「とんぼのスピードじゃ電車にゃ追いつけんだろ、常識的に考えて」

女「いや……いつもまったり飛んでるけど、たまには電車とかに追いつきたいかなと思って」

男「まー、せっかく飛んでるんだしな」

女「でもいくらやってみても置いてけぼりになっちゃうんだよね~………………!」

   がたん   ぷしゅー   たたっ

男「おい、降りるのまだ先!」

女「いいから! 降りて!」

男「なんだよ、おい」

女「川が見えた。土手歩いてこ。たぶん、いるから!」

男「え?」

二人で歩く午後の土手。その周りを、いつしかゆったりと舞う夏茜たち。

303 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 18:23:42 ID:Bgs7smZZ
女「夏ってさぁ、あの空が青すぎるんだよね~」

男「それはあるかも」

女「羊羹だって薄まって水羊羹になるんだから、夏空も薄まればいいのにね~」

男「でもそれは夏じゃなく秋だなー」

女「ああ……」

男「……」

女「……」

男「……」

女「……どうりで秋は涼しいわけだ~」

男「そろそろ水羊羹冷えたんじゃねーの?」

女「ん~。冷えたかな~?」

304 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 18:39:31 ID:Bgs7smZZ
~女宅・縁側~

女「風鈴ってさ~」

男「ん?」

女「あれはあれで人工音といや人工音なんだよね~」

男「その発想はなかったわ」

女「風を聴覚で感じるっていっても、しょせんは風が何かにぶつかってる音、でしょ~?」

男「だなー」

女「冬の虎落笛だって理屈はおんなじなのに、ちょっと風鈴は図に乗ってるよね~」

男「電線か!」

女「でも風鈴の音を電線の虎落笛の音だと脳内変換したら、もっと涼しくなるかも――」

男「……」

女「……」

男「……」

个「――――ちりぃぃーん」

女「……」

男「……」

女「……やっぱ扇風機つけよっか~」

男「風鈴には荷が重かったか……」

个「――――」

305 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 18:56:05 ID:Bgs7smZZ
~古城の天守台跡~

女「風が気持ちいいね~」

男「んー」

女「こういう所かな~?」

男「ん?」

女「天狗とひま人さんがのんべんだらりとしょうもないお話でもしてそうな場所って」

男「天狗はもっと山のほうにいるだろ」

女「いやいや~。あんがい隠れ蓑着てその辺で現代の彦一っつぁんと一緒にまったりしてるかもよ~?」

男「こういう古い場所ならいるかもは知れんけどなー」

耳に触れる風の笑い声。あるいは二人を眺める姿無き天狗たちの声か。

306 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 19:21:41 ID:Bgs7smZZ
~木陰に寝そべり、屋上を見上げて~

友「現実は屋上で弁当も昼寝も喧嘩もましてや告白もねーんだよなあ」

女「鍵かかってるもんね~」

男「エロゲ的展開も無いな……うん、無いな?」

友「ヘイ、フレンド。人の顔覗き込みながら失礼な確認はやめれ」

女「んー。でも深淵を覗き込むものは~って言うしね~」

男「ああ、天から姿を隠しつつ、一方的に見上げてるほうがいいかもな……うん、いいかもな?」

友「ヘイ、フレンドのようなもの。俺っておてんとさまから隠れてないとやば気な存在なの?」

この場所この時に、ただ共に居る。いくつもの雲が空を去っていく中で。

307 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 19:32:52 ID:Bgs7smZZ
~食堂~

猫「にゃぁ」

男「あ、迷い猫?」

女「お~い、見つかったら追い出されるぞ~?」

猫「にゃぁ~」(すりすり)

女「なつかれた~」

男「飯の匂いにひきつけられてきたのか?」

女「んー。猫だからね~。意外と猫次元な猫事考えてるに違いないね~」

猫(すりすり)

男「ねこじげんなねこごと……」

女『――猫だが、どうしても風俗に行きたい!』

男「いや、ここは素直にメシだろ?」

猫「にゃぁ~」(とっとっとっ)

女「あ、行っちゃった……ここは風俗じゃないってわかったのかな~?」

男「飯じゃなかったのか?」

まったり生きる生き物同士、マイペース過ぎて考えていることはよくわからない。

309 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/01 23:19:53 ID:KOqDWaKZ
もうID:Bgs7smZZに任せればいいんじゃなかろうかと思うBBQで書き込めない夏の一日


~女宅・縁側~

女「ん~……♪」

女「キーンってくるのもまたいいんだよねぇ~……」

かき氷を手に。

311 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/02 21:41:42 ID:Rtzr32sz
~女宅・縁側~

女「……風が強いねぇ~」

男「だな」

女「台風近づいてるらしいよぉ~?」

男「なるほど」

女「……む~……」

男「お前かわいいなぁ~」

彼の膝には猫。少し嫉妬。

312 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/03 03:09:30 ID:axGd4FQQ
女「考えてみたらさ~。何でたいていの木って冬に葉っぱ落ちるんだろうね」

男「は?」

女「暑さでしおれるのも寒さでしおれるのも一緒なら、夏に葉っぱ落としてもよさ気じゃない?」

男「日照の問題じゃねーの? 光合成してるし」

女「桜とか、紅葉と花と両方一度に楽しめてお得だと思ったのにな~」

男「その発想はなかったわ」

女「日本一の桜マニア、西行さんに意見聞いてみたいところだね~」

男「泣くぞ、佐藤さん」

313 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/03 21:13:53 ID:uGe/AW1b
~女宅・縁側~

女「……む~」

女「……」

女「……あいたぁ~……っ」

猫にイタズラ、猫から復讐。

315 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/04 19:21:15 ID:vFopcTwl
~高台~

女「たぁ~まやぁ~」

男「かーぎやー!」

夏の夜空に光を。咲く花にかけ声を。

317 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/05 21:35:24 ID:+SQBmdPl
~女宅・縁側~

男「……あー」

女「どうしたのぉ~?」

男「重いっす」

女「……むぅ~」

ペシペシ叩く。今いる場所は、前に猫のいたところ

318 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/06 21:31:17 ID:QJDfFOZu
~高台~

女「……」


女「…………♪」


女「あぁ~、やっと来たぁ~♪」

いつもどおりの待ち合わせ。陽炎の先に君を見て。

319 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/07 22:52:24 ID:TOl/XLvY
~高台~

男「――ッハァ……、ハァ……ッ!」


男「~~ッ! 後少しぃぃぃ!」


男「悪い、寝坊したぁぁぁ!」

炎天下。君が座ってるのを見つけて。

320 新ジャンル『作家様(笑)』 07/08/08 22:36:18 ID:XIYBR5LF
~女宅・縁側~

女「……ほふぁ~……」

男「暇だなぁ」

女「だねぇ~」

お茶を片手に、そんな昼下がり。

322 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/09 20:51:34 ID:bwDdsIH1
~女宅・茶室~

女「どうぞぉ~♪」

男「……ん。結構なお手前で」

眼「美味しいわね、このお茶請け」

短「…………」

友「…………」

短・友(……つ、つらい……)

友人と茶会。なれない人に正座はつらい。

323 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/09 22:22:23 ID:lXbYCXTR
正座はアレなんであぐらでおkというのも最近はあるらしいね

324 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/09 22:26:50 ID:lH4KWhzL
>>323
なんとまあ
正座でこそだと思うんだがw

325 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/09 23:38:29 ID:bwDdsIH1
まぁ、普通の茶会でも一言断れば足崩していいんだけどね

326 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/10 22:56:36 ID:X4LNuRtK
~女宅前~

女「~♪」

男「お? 打ち水か」

女「うん~。これやるだけで何となく涼しくなれるよぉ~?」

男「へぇ……」

水音パシャリ、道を湿らす。

327 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/11 22:01:10 ID:gBXcXCCI
~神社~

女「蝉時雨ぇ~」

男「楽しき声に」

眼「バカ二人」


友「どぁ、ひっかけられた!」

短「バカねぇ、アンタ」

蝉取りと連句。

328 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/12 21:38:48 ID:SqOo8XpZ
~公園~

男「お? よお、短」

短「あぁ、男? 奇遇じゃない……って、あぁもう、引っ張らないで」

子供「なぁー、あっちで野球やろうよー」

男「なんだ、その子? 隠し子か?」

短「違うわよ、バカッ!」

男「怖い怖い……。で、その子は?」

短「近所の子。暇なときはよく構ってやってるのよ。って、はいはい。分かったから引っ張らないの」

男「……へぇ」

短「何よ、その笑い……」

男「なに。短もしっかりしたお姉ちゃんやってるな、とな」

短「う、うっさいわね……」

男「なかなかいいモンが見れた。ありがとさん」

短「今すぐ忘れろ!」

彼女は姉御。顔真っ赤。

329 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/13 20:25:50 ID:QoXiVT7H
~女宅・居間~

女「……うぅ~」

男「どうした?」

女「お茶請けがないのがぁ~……」

男「……諦めろ。無かったんだろ?」

女「うぅ~……」

テーブルに茶。それだけでは何か物足りない。

330 新ジャンル『いいおとこ』 07/08/14 23:05:28 ID:gR00UJLU
~女宅・庭~

男「こうさ」

女「ん~?」

男「懐かしいのは分かる。非常に」

女「そうでしょぉ~?」

男「……見た目がな」

ビニールプールと水着の女子校生



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