アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「幼馴染勉強中」01_vol02
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新ジャンル「幼馴染勉強中」
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- 118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 00:36:44.54 ID:JlKz9u6iO
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男「よおっ、女!」
女「………?」ペコ
男「荷物重そうだな! 持ってやろっか?」
女「へ……? いえ、もうすぐそこですし」
男「そっか! 頑張れよ!」
女「う、うん。ありがとう」
男「……相変わらずだったなぁ、あいつ」
男友「おい男ッ!? お前学年人気トップクラスの女さんと知り合いなのかッ!!??」
男「ん? ああ。知り合いっていうか、幼馴染ってヤツかな」
友「お……幼馴染みだとッ!!!??? まさか三次元でその単語を使える人間が存在するなんてッ!!!!????」
男「分娩室が隣だったんだ」
友「馴染んでねえよそれ」 - 120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 00:45:06.66 ID:S8XmdapN0
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男「・・・」モジモジ
女「はっ!男君が俯いてもじもじしている・・・これはトイレを我慢しているに違いないわ!」
女「かといって先生に『男君がトイレに行きたいので~』なんて言ったら、男君が恥をかいちゃう・・・そうだ!」
女「『男君が気分が悪そうなので、保健室に連れて行きます』と言えばいいのよ!」
女「これなら男君が恥をかくことなく、トイレに行くことが・・・」
先生「あー。女?そーいう葛藤は頭の中でやろうな・・・全部聞こえてるぞ?」
男「・・・」ワナワナ
女「はっ!男君が俯いてワナワナしている・・・これは私の気遣いに感銘しているのね!」
男「ねーよ!!」 - 121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 00:47:38.96 ID:DE4gIp6B0
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女「幼馴染といったら何より一緒に登下校!」
女「だから明日の朝は男君の家の前で待ってて一緒に学校に行くの!」
女「どっちかっていうと、私の家からの方が学校に近いんだけど恋は盲目よ!」
女「だから今日は早く寝なくちゃね!」
~朝~
女「しまった……思いっきり寝坊してしまった……今からじゃ男君の家に間に合わない……」
女「ぐすん……とにかく学校に行こう……」バタンッ
男「あれ? 女じゃん、奇遇だなー。家の前で会うなんて」
女「お、男君!? なんでここに!?」
男「いや、家が近所だから学校行くのにここ通るんだよ。んじゃ、たまには一緒に……」
女「だめー! 私が待ってなくちゃいけないの! 私が誘わなくちゃいけないの!」
男「は?」
女「今日は一人で行って! 私は5分たってからいくから!」
男「いや、でも、お前……遅刻に……」
女「いいから!」 - 122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 00:55:22.08 ID:JlKz9u6iO
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友「ていうかお前入学に合わせて転校してきたんじゃなかったのか?」
男「生まれはこっちなんだよ。産まれてすぐ引っ越しちまったけどな」
友「ふうん。向こうで上手くいってなかったの?」
男「いや、順風満帆だったさ。気のいい友達。頼れる先輩。穏やかな両親。
ちょっといい感じだったあの娘……」
友「んじゃなんでまたこっちに」
男「たまにふと虚しくなる時があったんだ。どんなに楽しくてもどこか物足りない。
なにかが違う。おれの居る場所はここじゃないんじゃないか――」
友「ほう……」
男「そんな時。いつも心に浮かぶ風景! 彼女の泣き声っ!」
友「おおっ!?」
男「そんで気づいたらこっち来てた」
友「どこのブロリーだお前」 - 123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 00:55:42.05 ID:S8XmdapN0
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女「幼馴染なら、相手の考えていることぐらいお見通しのはず・・・」
女「でも、私は男君の気持ちになって物事を考えることすらできない!これじゃ駄目だわ!!」
女「男君、私月に行くわ!」
男「は?」
女「木星帰りは無理でも、月帰りぐらいなら今の技術でもなんとかなるもんね!」
男「・・・お前という人間がサッパリわからん」 - 136 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 09:11:27.17 ID:4Y+gzQ7zO
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女「そうだ!幼馴染みにはドジッ子属性もよく合うはずよ」
女「そうと決まれば次からどんなドジを決めてやろうかしら?」
男「ああ。どんなドジを仕掛けても構わねぇが、俺に被害だけは食らわすなよ」
保守 - 140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 10:55:05.70 ID:qypZU7ET0
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女「もしかして…男君は私が幼馴染という事実を忘れているんじゃないかしらッ!」
女「そうよ、だってそうじゃなけりゃもう少し意識するってものよねッ!?」
女「ふふ、いいわ。なら教えてあげる…骨の髄まで私が幼馴染であることを叩き込んであげるわっ!」
~ ~ ~
女「あーっはっはっはっはッ!この薄汚れた豚めッ!
私が幼馴染なのよッ!覚えておきなさいッ!」 ピシーン パシーン
男「はうあッ…はあはあ、な、なぜSM展開にッ!?」 - 141 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 11:10:11.78 ID:qypZU7ET0
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女「そうよッ!幼馴染とはいえ改めてラブレターに愛を込めるというのも1つの手段ッ!」
女「気持ちを改めることで、思いが届くこと必至ッ!」
女「男君も私の思いの大きさに気づいて、絆ストロンガーは確実ねッ!
女「…でも何を書こうかしら?私の方を振り向いてくれるような、そんな手紙がいいわね」
~ ~ ~
『こっち向け』
男「…どうしろと?」 - 142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 11:21:08.54 ID:qypZU7ET0
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女「そうだわッ!男君の悩みを聞いてあげるのはどうかしらッ!?」
女「前は私の悩みを聞いてもらったからいけなかったのッ!」
女「男君の悩みを聞くことで次第に絆は強まり部屋で押し倒されること必至ッ!」
女「お、押し…/////」
女「ま、まあ押し倒されるかどうかどうかはともかくッ/////」
女「そうよッ!まずは悩みを聞かないとッ!」
~ ~ ~
女「何か悩み事はッ!?」
男「隣に住んでいる幼馴染について…」
女「なるほど…えッ!?私ッ!?」 - 143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 11:41:34.73 ID:qypZU7ET0
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女「淑女たる者、気配りができなくてはいけない…それは厳しい幼馴染道においても同じことッ!」
女「そうよ、私は気がきかなさすぎるんだわッ!これじゃあ男君が振り向かないのも当然ッ!」
女「くふっ、いいわ!私が女の気遣いの真髄を見せてやろうじゃないのッ!」
~ ~ ~
女「はい、男君♪おしぼりですっ」
男「人がトイレで気張っているところ、ドアをぶち破って侵入してはいおしぼりとはどういうつもりだ?」
女「えっ!?爪楊枝の方がよかった…?」
男「出て行け」 - 144 1 2008/10/13(月) 11:44:58.97 ID:qypZU7ET0
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以上、保守がてら少し投下
つーかレスの中に女ブサイク説があるけど
俺的イメージはみなみけの次女だったりするわけだが
まあイメージは別になんでもいいんだけどね
残っていればまたそのうち投下する - 145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 11:46:54.41 ID:lciXUWOq0
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なかなかいい
- 146 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 11:50:14.29 ID:87K381ciO
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女の微妙にネジのとんだ行動がたまらん
- 158 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 16:30:45.43 ID:qypZU7ET0
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女「そうだわッ!幼馴染と言えば天才的な推理力よッ!バーローしかりジッチャンしかりッ!」
女「男君が難事件に巻き込まれて私がそれを華麗に解決…確実にメロメロだわッ!」
女「そうと決まれば男君が難事件に巻き込まれるのを待つばかりッ!」
女「…いつ巻き込まれるのかな?」
~ ~ ~
男友「お、おいッ!お前の靴箱にミックスベジタブルがぶちまけられてたぞッ!?」
女「私の推理によると犯人は…」
男「お前だろ」 - 159 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 16:37:16.37 ID:qypZU7ET0
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女「ついに気づいたわッ!私は無趣味だからいけないのよッ!」
女「幼馴染でなくても趣味から絆が深まることは男女仲のこれ常識ッ!」
女「たとえ共通の趣味じゃなくても話が広まる深まる超展開…間違いないわッ!」
女「そうと決まれば私も趣味を持たなくちゃッ!」
~ ~ ~
女「…むう、これはイラン産ねッ!」
男友「利きピスタチオらしいぞ…?」
男「俺に聞くなよ…」
男友「さ、さあ…食い物なくなってきたんじゃね?」 - 160 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 16:41:44.13 ID:qypZU7ET0
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女「なんでこんなことに気づかなかったのかしらッ!男と言えばスポーツじゃないッ!」
女「誰しも男はスポーツが大好きッ!女がスポーツ好きになれば絶対好感度アップだわッ!」
女「くふっ、今度こそ私の勝利ねッ!絶対に振り向かせてみせるんだから」
~ ~ ~
デュアアアアアアアアアアアアアアッ!!
女「おはよっ!男君♪私のボブスレーに乗って一緒に登校しな―――」
男「しねえよ。だいたい推進力なんなんだよ」 - 161 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 16:47:19.45 ID:qypZU7ET0
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女「そうだわッ!ドジっ娘よッ!男はドジっ娘につい構いたくなるものよッ!」
女「いままでの私は完璧すぎたからいけなかったのよッ!少しくらい欠点があるべきだわッ!」
女「ふふふ、私のドジっ娘アピールにクラクラしちゃうがいいわッ!」
~ ~ ~
ズドムッ ゴアアアアアアアアアアアアッ
女「てへっ//////間違ってC4爆発させちゃったっ」
男「お前はどこの国の軍人だよ」 - 162 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 16:51:47.32 ID:qypZU7ET0
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女「なんでこんな簡単なことに気づかなかったのかしらッ!そうよ胸よッ!」
女「所詮男はケダモノ…ナイスバディの前には魅力を感じざるを得ないわッ!」
女「私は超貧乳だからダメなのよッ!もっと…チョモランマのようなバイーンがないとッ!」
女「…でもどうやったら?」
~ ~ ~
女「おはよー♪男君っ」 タユンタユン
男「………」
男友「おい男聞いたか!?体育倉庫からハンドボールが2つ盗難にあ―――」
男「………」 - 164 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:10:47.27 ID:qypZU7ET0
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女「そうだわッ!一緒にお弁当食べてこそ幼馴染じゃないッ!」
女「私の心こもった手作り弁当の前に男君メロメロになること必至ッ!」
女「むっふっふっふ、実は密かに料理得意なんだから今度こそ必ずッ!」
~ ~ ~
女「ねえっ!お・と・こくーんッ♪お昼一緒に食べ―――」
男「――――」
女友「――――」
女「あ……」 - 165 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:10:53.42 ID:IS4z9K3n0
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男友&男「ハンドボール見つかるといいな」
- 166 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:13:03.00 ID:qypZU7ET0
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女「男君…女友ちゃんとお昼ご飯食べてる…」
女「あの2人…あんなに仲良かったんだ…」
男「おかしーだろッ!?それでさー―――」
女友「何それッ!?面白いね―――」
女「…すごく楽しそうだな」
女「お弁当…ひとりで食べきれるかな」 クルッ スタスタスタ… - 167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:14:14.26 ID:IS4z9K3n0
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- 168 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:15:45.63 ID:qypZU7ET0
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女「…ご馳走様」
男友「あれ、珍しいな。お前が男にちょっかいかけずに昼ごはんとは」
女「そ、そりゃあ毎日ちょっかいかけるわけないでしょー」
男友「毎日かけてた気がするけど?」
女「そ、それは…その…」
男友「…?」
女「…ねえ男友君、1つ聞いていいカナ?」 - 169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:18:48.24 ID:qypZU7ET0
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男友「ん、なんだ?」
女「男君てさ、女友ちゃんと仲良いの…?」
男友「女友と…?んーそうだな、まあよく話てるのは見かけるけど?」
女「そ、そっかぁ…」
男友「ん…?あ、ははーん!さてはあれか、ヤキモチですかい?」
女「えっ!?ち、違うよー、そんなんじゃなくて…その…」
男友「…その?(ニヤニヤ)」
女「ただ…幼馴染だから気になるだけだよ…」 - 170 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:19:54.25 ID:KA0k1sxG0
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ほほう・・・
- 171 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:20:20.14 ID:qypZU7ET0
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女「ごめんね、呼び止めちゃって!私、そろそろ自分の教室に戻るから」
男友「あ、おい!」
女「またねっ」 クルッ タタタタタタタタッ
男友「あららー、行っちゃったよ…」
男友「まったく、あいつも素直じゃないんだから」 - 172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:23:19.13 ID:qypZU7ET0
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-放課後 帰宅中-
トボトボ…
女「はあ…」
女「やっぱり私ってそんなに魅力ないのかな…?」
女「ないよねー、あったら男君、もう少し私のこと…」
女「あははは…結局、私のひとりよがりかぁ…」
女「…あ!あそこにいるの…男君?」 - 173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:25:06.31 ID:qypZU7ET0
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男「―――」
女友「―――」
女「…デ、デート?」
女「………」
女「そっか…そうだったんだ」
女「あははは、幼馴染なのに気がつかなかったよ…ダメだね、私ったら」
女「…グスッ、本当私バカみたい」 - 175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:29:54.54 ID:qypZU7ET0
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女「…帰ろ」 クルッ
?「あ!君はこの前の…」
女「…ほえ?」
?「ああ、やっぱりそうだ!ほらほら>>71で道を教えてもらったものですよ」
女「あ、ああ…あの時の」
?「お陰で娘の演奏会に間に合ってね、本当に感謝してますよ」
女「…いえっ、お気になさらないでください♪(ニッコリ)」
?「君は本当に優しい人だね」 - 176 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 17:32:42.71 ID:qypZU7ET0
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女「…私が?」
?「ええ、本当に。君のように繕うことのない笑顔を作る人は久しぶりに見た気がするよ」
女「そ、そうですかね…あははは、そう言っていただけると幸いですっ」
?「君はたぶん周りから愛されているんだろうね。そんな気がするよ」
女「そ、そんな…そんなことは…全然…」
?「呼び止めてすまなかったね。これで失礼するよ」
女「あ!こちらこそ!失礼します…」 - 179 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/13(月) 17:39:42.02 ID:vgbzOg8g0
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ここに来てまさかの急展開、期待してる。
- 180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/13(月) 17:44:32.58 ID:87K381ciO
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どうした?
まさか猿食らったのか?(編集人注)
猿 = バイバイさるさん
一つのスレにある時間内に沢山投稿したら
「バイバイさるさん」になってしばらく投稿できない - 181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/13(月) 17:53:03.38 ID:87K381ciO
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猿だな…気長に待つとしようか
- 182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:00:37.52 ID:qypZU7ET0
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女「私が…周りから愛されている…?」
女「…そんなことないよ」
女「そうだったら…もしそうだったら男君だって…」
女「あはは、なんで涙が出ちゃうんだろーな?涙なんて私には似合わないのに…」
女「…帰ろ。早く…早く家に帰ろ」 タタタタタタッ - 183 猿でした…まことに申し訳ない 2008/10/13(月) 18:06:22.29 ID:qypZU7ET0
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男「…ん?」
女友「どうしたの?」
男「今いたやつ…女だった気が…見られたかッ!?」
女友「あちゃー。ど、どうする?」
男「…ま、いずれ分かることだしな。仕方ない」
女「そっか…うん。あ!そういえばもう1件いいお店あるよ!」
男「マジ?行っとくか」 - 184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:12:07.87 ID:qypZU7ET0
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-その夜 自宅-
女「…グスッ」
女「男君の部屋の窓、まだ暗い…帰ってないんだね」
女「もうやだ…幼馴染なんて辛いだけだよ…」
女「絶対に振り向いてくれないのが分かってるのにずっと近くにいるなんて…」
女「そんなの私、耐えられないよ…」 - 187 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:16:05.88 ID:qypZU7ET0
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女「もう男君なんて大嫌い…」
女「そうだよ…私今日から男君のこと、大嫌いになる」
女「もう幼馴染でもなんでもない…もう知らないっ」
女「………」
女「出来ないよ…やっぱり好きだよ…男君…」 - 189 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:19:25.40 ID:qypZU7ET0
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コンコン…
女「…zzz」
コンコンコン…
女「…う、ん?あ…私いつの間にか寝ちゃって…」
コンコンコン…
女「窓の…外…?誰かいるの?」
男「…開けてくれー!ほあああああッ落ちる落ちるっ」
女「…男君ッ!?」 - 191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:22:36.17 ID:qypZU7ET0
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ガラッ
男「ふいー、お前は>>9みたいに超人的脚力で一足飛びだもんなー」
女「ど、どうやって窓を渡ってきたの…?」
男「窓から塀に降りて壁をよじ登った…忍者みたいだろ?」
女「そ、そうだけど…」
男「…ん?何か元気ないな?」
女「そ、それは…その…」 - 192 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:23:11.99 ID:lciXUWOq0
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セリフで安価するなw
- 193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:25:02.04 ID:87K381ciO
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セリフ安価が自然に感じたのは初めてだ
- 194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:25:33.32 ID:qypZU7ET0
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男「何かあったのか?」
女「何かって…それは…」
―――それは…男君が、女友ちゃんと…。
男「元気出せよ?お前は元気が取り柄だろ?」
女「無理…だよ。元気なんてとても…」
男「じゃあ、俺が元気を出させてやろうか?」
女「…えっ?」
男「―――ハッピーバースデー、女っ」 - 195 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:28:14.92 ID:qypZU7ET0
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女「…ほえ?」
男「おい!やっぱりお前自分のこと忘れてたのかよッ!?
ったく、昔からお前と言うやつは人のことばっかりで…」
女「どういう…こと?」
男「どうもくそも今日はお前の誕生日だろ?プレゼント渡しにきたんだよッ」
女「あ…」 - 196 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:30:57.30 ID:qypZU7ET0
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女「だって男君は…女友ちゃんと…」
男「お、おほん…いいからプレゼント開けてみろ」
女「え…あ、う、うん…」 ガサッ
男「気に入ってくれるかどうか分からんけど…」
女「あ…これ、エプロン…?」
男「お前料理好きだろ?だから…その…エ、エプロンだっ/////」 - 198 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:33:33.14 ID:qypZU7ET0
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男「違うんだよ!俺はそーゆうかわいいのとかどうやって買ったらいいか分からなくて…!
周りには女友くらいしか相談する人いなかったんだよッ!」
女「…つ、付き合ってたんじゃないの?」
男「ちょっ!?んなわけねーだろ!?」
女「そ、そっか…そうだったんだ…」 ポロッ
男「お、おい!泣くなよッ!?なんで泣くんだよッ!?プレゼントなんて毎年のことだろッ!?」 - 199 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 18:34:22.14 ID:uuj3li/00
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急展開w
- 200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/13(月) 18:44:10.32 ID:87K381ciO
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また猿か?
早いな - 203 猿… 2008/10/13(月) 19:01:52.62 ID:qypZU7ET0
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―――君はたぶん周りから愛されているんだろうね。
女「グスッ…ありがと」
男「…お、おう」
女「やっぱり幼馴染だね。私のこと、ちゃんと知っててくれてたんだ」
男「ッたり前だろうが!何年隣に住んでるんだよッ!」
女「ふふっ…そっか、うん!そうだよねっ」
男「…元気出たみたいだな?」
女「うんっ!すっごく元気出たよっ」
―――やっぱり、男君のことが大好きだよ。
たとえこのプレゼントが幼馴染だからくれたものであったとしても…
私はあなたのことが大好きです。
―――――
―――
― - 204 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:04:33.52 ID:qypZU7ET0
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-翌日-
女「そうだわッ!このエプロンを使って美味しいお弁当を作ってこそ真の幼馴染ッ!」
女「いまの私は負ける気がしないわッ!」
女「見てなさいよ男君ッ!ビュリホーお弁当の力で今日こそ絶対振り向かせるんだからッ」
~ ~ ~
男「…おい、なんだこの重箱の量は?」
女「重箱だけに十段重ねだけどっ」
男「無理じゃああああああああああッ!!加減しろやああああああああッ!!」
女「…あ、あれ?」 - 205 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:07:04.62 ID:qypZU7ET0
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男「―――っ!―――っ!」
女「―――っ!―――っ!」
男友「ったく、どっちも素直じゃねえな」
女友「本当にね。全然新ジャンルじゃなくてむしろ王道幼馴染じゃない」
男友「ま、結局は王道に帰るのが新ジャンルのいいところでもある」
女友「それにスレタイ通り、どっちも本当の意味で『幼馴染勉強中』に違いないわ」
男友「ほほう、上手いこと言うな?うん、何とか締まった」
女友「調子に乗ると叩かれるわよ?」
To be continued.... - 206 1 2008/10/13(月) 19:07:56.50 ID:qypZU7ET0
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以上、お粗末さまでした
即興なのでありきたりで申し訳ないけど、寛大に見てやってくれ
あと2回の猿のせいで大変遅れてすまんかった
以降も今まで通り投下するので、他の人も投下よろしく - 209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:12:38.56 ID:WV7XOJTm0
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- 210 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/13(月) 19:14:23.21 ID:oBd/KKSj0
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おつ!!
外人幼女が周りに馴染む為に勉強中というのを思いついた - 211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:14:34.60 ID:6G94Fibi0
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王道はいいものだと再確認した
乙 - 212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:15:00.24 ID:YINsb7i5O
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- 213 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 19:29:07.81 ID:WV7XOJTm0
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- 216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 20:13:34.91 ID:WV7XOJTm0
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幼男「あ、幼ちゃんおはよー!」
幼女「Ah…Uh…Good morni…オ、オハ、ヨゥ…?Wha…なぁに?」
幼男「ひとりでいないでいっしょにあそぼ!すなばでおしろつくろーよ!」
幼女「ス、"SUNABA"?…Oh,"砂"…!おしろ…」
幼男「ね!はやくいこうよ!」
幼女「Hey!Wait…ま、まっ…」
男は私の手をとって走り出した。思えば、あれが私の恋の始まりだったんだ…
あとは任せた。 - 225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/13(月) 23:15:42.30 ID:R74DvmA50
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今唯一の貴重な幼なじみスレを落としたくないから どっかのスレに投下使用と思ったけど見てられなくて投下しなかったやつで保守
恐らくスレ内容と全く趣旨違うけど保守だからいいや
幼「うさぎは寂しいと死んじゃうんだって」
男「で、何が言いたい」
幼「私うさぎ!」
男「耳もげろ」
幼「寂しいよーう。にゃーん」
男「猫じゃん、帰っていいよ」
幼「ポクポクポク、チーン!!」
男「……あ、死んじゃったの?」
幼「何が?」
男「うさぎ」
幼「クールな兎だったから独りだちしたよ」
男「超クールじゃん」
幼「っていうかうさぎって寂しくてもしなないんだって」
男「知ってた。合わせてた」
幼「あれ? 私その程度の知識量だと思われてた?」
男「意外とマジに」
幼「……あれ? さっきまで盛り上がってたのに 私今、すごく心が寂しい」
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