アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「すぐ死ぬ不死鳥」01_vol02
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new_jack
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新ジャンル「すぐ死ぬ不死鳥」
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- 169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:06:04.63 ID:znh6dNkmO
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男「お前が来てから食費はかさむし部屋は血まみれになるしいいこと無しなんだが」
不死鳥「家賃でもおさめろと言うのですか?これだから人間は…」
男「むかつくなおまえ…で、アテはあるのか?」
不死鳥「美少女フォルムでセクロスさせてあげましょうか?」
男「絶対途中で死ぬから嫌だ」
不死鳥「!!この私に恥をギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」 - 172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:11:08.22 ID:znh6dNkmO
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男「仮にも伝説の生き物が身売りをするな」
不死鳥「冗談ですよ、私の尾羽を見てください」
男「綺麗だな」
不死鳥「これは高く売れることでしょう。お納めください」
男「じゃあ抜くけど…」
ぶちっぶちっ
不死鳥「これは修行これは修行これは修行…」ブルブルブルブル
男「泣くほど痛いなら無理すんなよ!!」
不死鳥「あ…ありがとギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」 - 173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:14:33.71 ID:znh6dNkmO
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不死鳥「優しい言葉に気が緩んでつい絶命してしまいました」
男「血涙ながしてたぞ」
不死鳥「お役に立てないのが申し訳ない…」
男「い…いや気持ちは伝わったから」
不死鳥「はぁ、私はこうも役立たずギャアアアアア!!」バサバサバサ
男「ウワアアアアア!!」 - 175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:17:33.61 ID:znh6dNkmO
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男「羽根が全部抜け落ちた…」
不死鳥「自分のあまりの不甲斐なさに絶望してしまいまして」
男「リアル鳥肌ってそうとうきもいな」
不死鳥「ぐふっ…おっと危ない死ぬところだった」
男「もう少しメンタリティ鍛えろよ」 - 177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:22:35.50 ID:znh6dNkmO
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不死鳥「外に出ましょう」
男「何故わざわざ死にに行くのか」
不死鳥「ネタが切れましてね」
男「正直でいいけど」
不死鳥「では背中に乗ってください!」
男「おう」
不死鳥「おっ重っ…ギャアアアアア!!」メキメキメキ
男「ウワアアアアア!!」 - 178 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:26:03.25 ID:5hNKsBWU0
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そもそも飛べるのか?www
- 179 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:26:51.46 ID:znh6dNkmO
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不死鳥「死に芸もなかなか板についてきましたね」
男「自分の力量は正しく把握しとけ」
女「あ、男ーなにその鳥?」
不死鳥「ヒィッ!あの男さんに女性が近づくなんて狂気の沙汰…」
男「うるせえ」
不死鳥「ゲフゥッ!ギャアアアアア!!」パァンッ
男「ウワアアアアア!!」
女「イヤアアアアア!!」 - 180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 00:27:52.42 ID:7qTdGXkT0
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火の鳥を好きな分余計に吹いてしまうwww
火の鳥が死にまくるのしか想像できないwww - 181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:31:22.30 ID:znh6dNkmO
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不死鳥「なんで自分で殴っといて叫ぶんですか」
男「つい癖で」
女「鳥が破裂した…」
不死鳥「見られたからには生かしておけません、燃え尽きなさい」ボウッ
女「イヤアアアアア!!」
男「女ー!!」
不死鳥「あつっ…ギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」 - 182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 00:35:54.87 ID:znh6dNkmO
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男「なんで殺すんだよ…」
不死鳥「ロリコンの男さんのためですよ」
女「おとこー」
男「誰がロリコンか」
不死鳥「そんなこと言って男さんのエロフォルダ…あっあんな過激なギャアアアアア!!」ブシャアアア
男「ウワアアアアア!!」 - 195 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 02:03:25.48 ID:q2IaRc8/0
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ttp://www.uploda.org/uporg1779471.jpg
ttp://www2.uploda.org/uporg1779474.jpg - 196 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 02:12:09.19 ID:oRgEsJv/0
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>>195 ・・・・・!
- 202 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 02:44:52.65 ID:q2IaRc8/0
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ttp://www2.uploda.org/uporg1779532.jpg
ttp://www.uploda.org/uporg1779535.jpg
完 - 203 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 02:50:53.03 ID:lGsH4Yhg0
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- 210 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:00:52.72 ID:aBmY9jFD0
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http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d484939.jpg
- 211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:01:52.78 ID:q2IaRc8/0
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こういうの漫画にするときってアレンジやりすぎると需要減りそうだな
- 212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:04:50.50 ID:lGsH4Yhg0
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- 213 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:08:35.68 ID:aBmY9jFD0
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- 214 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:09:27.02 ID:+zOspO8fO
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久しぶりにスレタイで吹いた
- 215 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:23:21.75 ID:q2IaRc8/0
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ttp://www.uploda.org/uporg1779609.jpg
ttp://www.uploda.org/uporg1779611.jpg
ttp://www.imgup.org/iup728119.jpg
ねる - 216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 04:48:42.50 ID:Bpefpyg8O
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おもしろすぎだろwww
- 227 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:01:15.29 ID:nU/DN2MLO
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不死鳥「俺のそばに近寄るなァァーーーーーーッ!!!」
男「え、うん…」
不死鳥「……………………………寂しさでグバァァァァァァアアア」
男「ウワアアアアアアアア」
勢い以外の何でもない - 229 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:16:37.34 ID:WZuE9RdJ0
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朝
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアア!!」 - 230 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:24:19.50 ID:WZuE9RdJ0
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男「朝っぱらからどうした」
男「今ので目はばっちり覚めてるんだが、人魚はどうした?」
不死鳥「知りません」
男「なんか今日赤くね?」
不死鳥「不死鳥ですので」
男「昨日と比べると何故か目を合わせてもらってないが」
不死鳥「気のせいです」
男「なんか汗かいてね?」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」ジュウゥゥゥゥゥウゥゥゥ
男「ウワアアアアアアアアア!!」 - 231 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:28:06.86 ID:WZuE9RdJ0
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男「盛大に自爆したな」
不死鳥「そうですね」
男「ほんとどうしたんだよ?」
不死鳥「本当にお構いなく。ああそうだ、少しお散歩行ってきますから朝ごはんはいりませんよ」
男「あ、そうか。わかった。早めに帰って来いよ」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアア!!」 - 232 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:34:37.17 ID:WZuE9RdJ0
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ああそうそう、>>160の続きだ
ばら撒いたものを回収しつつ適当に続ける
男「窓にぶつかるな窓から落ちるな電線気をつけろよ」
不死鳥「…おかまいなくっ」バサバサ
男「何なんだ一体」
人魚「今朝のあなたの寝相見てたらあたしだって避けるわぁ」
男「うおっ、いたのかお前」
人魚「一部始終見てたわぁ」
男「何であんなことになったのか説明してくれないか」
人魚「話せば長くなるんだけど」
男「構わん」
人魚「実はねぇ」 - 233 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:38:55.42 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「今夜のご飯は牡蠣フライを所望します」
男「牡蠣フライなら一昨日作ったから暫く作る気はない」
不死鳥「そ、そんな……ギャァアアアアアア!!!」
男「ウワァアアアアアアア!!」 - 234 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:39:23.02 ID:WZuE9RdJ0
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五分前
人魚「…ふっ、ああ…おはよー」
人魚「あら、不死鳥と男さん密着してるぅ」
不死鳥「…ん、う、うぅ、ううううぅ…」モゾモゾ
人魚「相変わらず夢見が悪いのかしらぁ? それとも男さんが」
男「…んー…寒い…」ギュッ
不死鳥「ヒッ…!?」ブルッ
人魚「あらぁ?」
不死鳥「…あ、うあ、あ…!?」ガクガク
人魚「ちょっと、不死鳥ぅ、大丈夫?」
男「…んー」
チュッ - 235 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:40:08.29 ID:0qhLlQdY0
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)三(...| ::|├┼┤ |::|┃/ \┃|::| ├┼┤| ::|`)三(´ すぐ死ぬ不死鳥
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|_ _| .|_ _| |_____| |_ _| .|_ _| - 236 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:42:24.79 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「しばらく牡蠣フライが食べれないのかと思うとストレスで吐血してしまいました」
男「あんたどれだけストレスで胃に穴が開くのが早いんだよ!?」
不死鳥「嗚呼……牡蠣フライ食べたい、たーべーたーいーなー」
男「煩いな……そんなに欲しいなら買ってきますよ」
不死鳥「マジで!? ひゃっほーい!ギャァアアアアアア!?」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 237 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:43:09.61 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「というわけなのぉ」
男「起こせバカっっっ!! 何故黙ってみていた!?」
人魚「いやぁ男さんが余りに幸せそうだったからぁ」
男「…っ!!! っっっ!!!」ボシュウウウウウウウウ
男「…どこにした、俺は?」
人魚「何をぉ?」
男「だから…その、き、ききききき」
人魚「ほっぺたの辺りだったかしらぁ?」
男「ほ、ほっぺた」
人魚「陰になって見えなかったけどぉ、唇だったかしらぁ?」
男「クビチルッ!?」
人魚「止める間もなかったわぁ」
男「ウワアアアアアアアアアアア」 - 239 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:47:47.01 ID:WZuE9RdJ0
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男「それより相変わらず夢見が悪いというのは」
人魚「正直よくわかんないけど、間違いなく男さんのキ」
男「夢見が悪いというのは!?」
人魚「うわぁ必死」
男「誰のせいだ誰の! 俺か? 俺だ!!」
人魚「ちょっとぉ落ち着いてよぉ」
男「いやいやいやいや」
人魚「お茶でも飲むぅ? 私が戻した奴」
男「どこから戻した」
人魚「そんなに使われずに捨てられてた奴だからぁ」
男「新品を空けてください」 - 240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:47:49.73 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「牡蠣フライが食べれる嬉しさでテンションがMAXになり
血圧が上がって血管が切れたようです」
男「わざわざ自分の死因を細かく解説するなよ?!
まぁ、材料買ってくるから静かにしててくださいよ……」
不死鳥「了解」
男「ただいまー、材料買ってきたから、作るの手伝ってくださいよ不死鳥さん
聞いてますか、不死鳥さん? …………死んでる」 - 241 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 08:50:13.00 ID:D5PcMLuaP
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>>210が実に素晴らしい
- 242 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:52:44.04 ID:WZuE9RdJ0
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男「意外と入れ方はまともだな」
ロマンス
人魚「あたしってば一応王子様と修羅場くぐってるからぁ」
男「そのルビ振りはおかしい」
男「それよりお前、まさか童話の人魚姫か?」
人魚「アッハハ、まっさかぁ」
人魚「あんなにファンシーなイキモノじゃないわよぉ」
男「そうだろうなぁ」
人魚「ただ、王子様くらい探せば結構見つかるものよ?」ジィーッ
男「何故見つめる」
人魚「あなたは誰の王子様なのかなぁ、ってね」ニマァ
男「………」 - 243 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:53:50.94 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「特にやることもないので、ぼーっとしてたら血圧がどんどん下がっていって
ちゃんと全身に血が巡ってなかったようですね……」
男「あんた血を出しすぎてるせいで血が足りてないんじゃないのか……?
とりあえず、材料は買ってきたから牡蠣フライ作るの手伝ってもらいますよ」
不死鳥「ガッテン承知」
男「とりあえず油を温めますか……おっと、油が跳ねてきた」
不死鳥「ギャァアアアアアア!!!」
男「ウワァアアアアアアア!!!」 - 246 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:58:48.33 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「どこかの誰かが早く跳ねない油を開発するべきだと思うのですよ」
男「不死鳥って言ったら火や熱に強いってイメージあるのに……
あんたが死んでる間に牡蠣フライできたんで、晩飯と行きますか」
不死鳥「うっほほーい♪牡蠣フライだぁ~」
男「また血管を切らないでくださいよ……」
不死鳥「今度は流石にそこまで血圧上がってませんよ~ん
ギャァアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアア!!」 - 247 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 08:59:48.07 ID:WZuE9RdJ0
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男「では話を聞こうか」
人魚「不死者ってのはねぇ、体液云々で不死が遺伝するのよぉ」
人魚「生殖の手段の一つになってるのよねぇ、血の贈与って」
人魚「ただ時々言われてるとおり、適合する可能性は百パーセントじゃないわぁ」
男「事実上、血液を飲んだ相手は血縁になるわけか」
人魚「本来口腔接触は直接血液を取り込めるわけじゃないんだけどぉ」
人魚「『君の血となり、肉となる』って奴ねぇ」
男「なるほど。でも不死なら生殖する必要ってないんじゃないのか」
人魚「不死者は死すべきイキモノから恐れられるのが運命みたいなものだからぁ」
人魚「死なないはずの不死者も遺伝子保存する必要性に駆られたのよぉ」
男「その心は」
人魚「精神の死滅による無力化ぁ」
人魚「刃物を立てても死なない奴は、トラウマ抉って肉便器、ってことよぉ」 - 248 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:04:03.75 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「あの子は処女だけどねぇ、幸い」
男「どういうことだ」
人魚「修羅場よぉ、修羅場ぁ。あの子もむちゃくちゃくぐってるわぁ」
男「…」
不死鳥『不老不死を享受し続けた結果かと』
人魚「体は肉体と精神と魂に分かれるんだけど、肉体は死なないし魂は本来触れないぃ」
人魚「だから一般人に侵食できるの精神くらいなのねぇ」
男「だから痛覚を?」
人魚「そーいうことー」 - 249 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:04:43.92 ID:Yc3dRrfuO
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シリアル
- 250 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:04:49.50 ID:CQe2pY9P0
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不死鳥「どうやら血圧が上がった事により血栓が流れ出し
その血栓が心臓の冠動脈に詰まって心臓の外壁が腐りおちたようですね(wikipediaより」
男「流石wikipedia先生……詳しく載ってるな
とりあえず冷めるまでにとっとと食べちゃいましょう」
不死鳥「そうですね、おお美味い美味い、特にこのサクサク感が……
ギャァアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」
不死鳥「どうやら衣のサクサクで口内がズタズタに引き裂かれたようですね……」
男「まぁ、牡蠣フライ作るってところから予想はしてたけどさ……」 - 253 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:07:51.89 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「あの子はやっぱり怖いのよぉ、男の人がぁ」
男「…そう、か」
人魚「もうちょっと考えて付き合ってあげてねってことぉ」
男「気をつけよう」
男「ところであいつの好物は」
人魚「鶏肉の丸焼きぃ」
男「次の展開が予想できるが、まあ用意しよう」
一時間後
不死鳥「ただいま戻りました」
不死鳥「あああああ我が親戚なんて姿にギャアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアア!!」 - 254 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:11:31.73 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「鶏肉おいしいです」ムシャムシャ
男「共食いは」
不死鳥「死ねば皆一緒です」
男「ドライだな」
男「さて俺も食べてみるか」モグモグ
男「…いま明らかに食感が違う肉が入っていたような」
人魚「うふふふふふー」ゲッソリ
男「何故そんなに体調が悪そうなのかな」
人魚「血が抜けてしまったからよぉ」
男「何で血が抜けるのかな」
人魚「料理してて包丁で指を切ったからよぉ」
男「指はもちろん全部付いてるよな?」
人魚「小指落としちゃって見当たらないのぉ」
男「ウワアアアアアアアアアアアア!!」 - 255 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:14:38.97 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「そのとき調理してたのはサラダだし、丸焼きも調理終わってたからお肉とは関係ないわよぉ」
男「じゃあ俺の口の中に広がる違和感は…」
不死鳥「私がこっそりマトンと入れ替えました」
男「何故」
不死鳥「自動羊肉。オートマトン」
男「ごめん面白くない」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアア!!」 - 257 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:19:19.94 ID:WZuE9RdJ0
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男「変な慣れ方をしたせいか冷静でもつい叫んでしまう癖が」
不死鳥「ついにあなたも死の価値が下がってきたようですね」
人魚「お安くっ」ザクッ
人魚「して」ザクッ
人魚「おきますよぉぉおぉおぉぉおおおお」ケケケケケケケケ
男「頼むから食卓汚すなよ」ヒョイヒョイ
人魚「完璧な回避…すごい、わぁ」フラフラ
不死鳥「白衣が汚れるからと血液の飛沫を回避した犬のえさのようです」
男「何の話だ」
不死鳥「男さん、気になさらず。人魚の指は既に再生しています」
男「再生云々の話じゃなくてだな」 - 258 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:22:27.53 ID:WZuE9RdJ0
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男「こんな奴らと一緒にいられるか! 俺は一人で部屋で休ませてもらう!!」
人魚「小指はもう見つかったわよぉ」
男「血液もまずいんじゃなかったか」
不死鳥「人魚の血は…一時的に知能指数が下がる程度の副作用で全快レベルだったと」
男「なおさらいらん」
不死鳥「その点私の血は不老不死に幼年退行という素敵な特典が」ザシュッ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!」ドバドバ
男「ウワアアアアアアアアアアアア!!」 - 259 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:26:16.84 ID:WZuE9RdJ0
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男「手首切らなくていいから」フキフキ
男「もうちょっと大事に扱えよ、いくら死なないとはいえ見ていて気持ちいいものじゃない」
人魚「後七千年年もするうちに勝手に慣れるわよぉ」
不死鳥「私は最初の二百年でなれました」
男「流石に俺は二百年も生きられないよ」
男「八十年生きれば充分さ」
不死鳥「人並みの幸せで満足してよいのですか?」
男「ささやかながら人間なので」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアア!!」 - 260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:28:52.27 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「不覚にも感動して灰になりました」
男「あの叫びを見る限りハイになってる気もするんだが」
不死鳥「かぶってます」
男「いうな」
男「本屋に…は行かないほうがよさそうだな」
男「人魚はそのままで出すと俺が保護監督責任かぶらなきゃいけなくなるかもしれないな」
人魚「そういうだろーと思ってぇ」
男「?」
人魚「じゃーん! さらしまいてみたのぉ!」
男・不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 261 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:31:01.60 ID:O886wQYnO
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不死鳥「こんちには」
男「………何?」
不死鳥「毎度お馴染み不死鳥です」
男「不死鳥なんぞ馴染みがあってたまるか!」
不死鳥「あ、窓閉めないで!よし、華麗に着ぐぎゃあああああああああっ!!!!!」
男「なんかゴキッって音したぞ!?なんうわぁああああああああああッ!!!?」
不死鳥「ウェイクアァアアアップ!!……死因は両足複雑骨折による出血多量ですね」
男「い、生きて…る?」 - 262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:31:59.50 ID:B3DpA+9U0
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もうやだこの鳥
- 263 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:32:55.74 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「なんという破壊力」ゴシゴシ
男「右に同じ」ゴシゴシ
男「ああ足はキャタピラ禁止な。どういう手品か知らないが普通の人間の足に」
人魚「こうかしらぁ?」ポン
男「!!」ボバァ
ドサッ
人魚「あらあら意外と純情なのねぇ」
不死鳥「裸体の胸はいいのに下半身はダメなのですか」
人魚「常識人ぶってるけど意外とずれてんのねぇ」クスクス - 264 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 09:33:51.35 ID:OX4QeuIHO
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ダメだこの鳥wwww
- 266 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:36:02.49 ID:O886wQYnO
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不死鳥「どうしました」
男「……目の前が血の海…ってか火の海なんですが」
不死鳥「不死鳥の血は可燃性なんです」
男「恐いなオイ!」
不死鳥「ひ、ぐぎゃあああああああああっ!!!!!」
男「いきなりなんうわぁああああああああああッ!!!?」
不死鳥「アイルビィバァアアアック!!……死因はに驚かされた事よる心臓破裂ですね」
男「……ピクン…ビクン……」 - 267 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:37:17.17 ID:WZuE9RdJ0
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男「お、お前らもう少し貞淑とかさ、」
不死鳥「鉄分サプリを呑みながら言われても説得力がありません」
人魚「やっぱり坊やだったのねぇ」
男「くっ…こういうスレでなければ問題発言と共に彼女いない暦≠年齢であるとかいえたのに…!!」
不死鳥「勢いだけで書く人間の悪い癖は無駄に設定を追加して自分の首を絞めることですね」
人魚「業が深いわぁ」
男「ああそうだよかく言う私は童貞でね」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアア!!」 - 268 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:43:03.32 ID:O886wQYnO
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不死鳥「…あーなーたーと、わーたし錯乱坊~♪」
男「………なんの儀式だ!?」
不死鳥「とりあえず復活の儀式っぽくしてみました」
男「俺の周りを火で囲んで錯乱坊なんぞ歌うな!」
不死鳥「あ、あー。せっかく頑張ったのにー!そんな事言う人は、とりぐぎゃあああああああああっ!!!!!」
男「いきなり目の前で何んうわぁああああああああああッ!!!?」
不死鳥「ジャスティファイアァアアアッ!!……死因は男様を心配してた事による過労ですね」
男「……め、目の前で…世界が…………ばたんきゅ~」 - 269 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:51:12.80 ID:O886wQYnO
-
不死鳥「一枚…二枚…三枚…」
男「………?」
不死鳥「八枚…九枚……ぁ」
男「…………!」
不死鳥「へっくち、ぐぎゃあああああああああっ!!!!!」
男「ぶ、なわにゃぁああああああああああッ!!!?」
不死鳥「マジンガァアアアアアアーZッ!!……死因はくしゃみによる両肺破裂ですね」
男「ひ、人の頭上で、何してんだよ……」 - 270 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 09:55:28.45 ID:BDawkqNh0
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- 271 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 09:58:13.82 ID:WZuE9RdJ0
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男「自分でネタ振りしておいて死ぬな」
不死鳥「女性の扱いを心得ているので少しは経験があるのかと思いましたが」
男「くっ、よくも減らず口を…俺の黒歴史…」
不死鳥「あなたの人生、せめて胸張って語れる程度の歴史を刻んでみては?」
男「放っておけちくしょうっ」
人魚「それであたしを人間にしてどうしようっていうのぉ?」
男「おっとそうはいかんぞ二度目の視覚暴力はきっちりシャットダウンしたぜ」パサッ
人魚「ずぼん、って奴かしらぁ?」ヒラヒラ
男「お袋の持ち物から拝借した。お前はそれ着てちょっと付き合え。不死鳥もな」
不死鳥「何故」
男「決まってるだろ、お前らに娯楽を提供してやると言っている」 - 272 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:00:39.91 ID:O886wQYnO
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不死鳥「あー、服に血が付いちゃいましたねー」
男「……右肩だけな…レッドショルダーかよ……」
不死鳥「ま さ に 不 死 状 態」
男「やかましい!」
不死鳥「!…………ぐぎゃあああああああああっ!!!!!」
男「今度は何だよ!?ちょわぁああああああああああッ!!!?」
不死鳥「ムゥウウウンコズミックパワァアアアア!!……死因は酸欠による窒息死ですね」
男「だ、黙ってたの数秒だろ……」 - 273 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:03:00.16 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「これきついわぁ」ピチピチ
男「お袋細いからな、お前の足の肉付きだと厳しいか」
人魚「いつでも配れるようにしてあるのよぉ」キラーン
男「包丁は置いてきなさい」
不死鳥「それで娯楽とは」
男「そうだな…まずお前らの服を調達しようか」
男「お前ら素材は悪くないんだから、ちゃんと着飾れば尋常じゃないほど」
人魚「尋常じゃ」
不死鳥「ないほど?」
男「…あー、ほら、ついたぞ」
不死鳥「おお、ヒトがこれほど集まる場所が…」
人魚「あーけーど、とか、しょうてんがい、って奴ねぇ」 - 275 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:04:37.13 ID:O886wQYnO
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- 276 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:07:07.54 ID:WZuE9RdJ0
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男「俺についてこい。なるべく離れるな」
不死鳥「見失ったらおそらく迷子ですので」
人魚「私は下水道に逃げればいいけど、不死鳥は飛ぶわけにはいかないからねぇ」
男「これもってろ」
不死鳥「???」
人魚「あー、けいたいでんわよぉ! あたし実物って初めて触るわぁ」
男「…操作方法はわかるな」
人魚「同じ形の絵が描かれた説明書が流れて来たことがあるからぁ」
男「ならいいんだが」
人魚「すごいすごぉい」
不死鳥「あの、読めない文字が時々…」
人魚「まいぴくちゃって書いてあるのよぉ、眺めてみましょぉ」
男「え、おいっ」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」 - 277 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:12:55.02 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「バカな…そんな、バカな事が…」
人魚「若いわねぇ」
男「電話するのが関の山だろうと油断したぜ」
不死鳥「こ、この絵は?!」
男「二次裏画像だが何か」
不死鳥「こっ、こんな…これが…!!」
不死鳥「人間の想像によって創造された別世界っ!?」
人魚「逞しいわねぇ」
男「妄想はこの三次元を凌駕する」
人魚「このヒト言い切っちゃったわぁ」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 279 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:17:13.72 ID:WZuE9RdJ0
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男「あんまりうるさいので縛り上げて袋に詰めてみた」
不死鳥「!!! !!!」
人魚「あ、死んだぁ。また死んでるぅ」
男「これだけで拷問足りうるのはちょっといい気分ではないので出してみる」
不死鳥「」シュー
人魚「燃え尽きてるわぁ」
男「これくらいのほうが静かで良いだろ」
人魚「人目が集まってるようだけど」
男「目立たないことなぞとっくの昔に諦めた」
男「とりあえずさっさと目的地に急ぐぞ」ズルズル
人魚「どんなところにいくのかしらぁ?」
不死鳥「」シュー - 281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:22:38.84 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「はっ、ここは?」
男「デパートの婦人服売り場だが」
不死鳥「ふ、婦人…」
男「お前の体型なら子ども用品でも良かったんだが人魚がごねてな」
人魚「せっかくだから一緒に見てまわろうかと思ってぇ」
不死鳥「人魚さん…」ウルウル ポロリ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアア!!」 - 282 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:26:37.14 ID:WZuE9RdJ0
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男「人魚、貨幣価値は理解しているな」
人魚「雑誌でお勉強したわぁ」
男「二人合わせて五万くらいならどうにかなる。これは今日の遊興費全てなので考えて節約しないと後が続かないぞ」
人魚「五万ぽっちぃ?」
男「ぽっちって」
人魚「4個いいもの買ったら終わっちゃうじゃなぁい」
男「…雑誌の中身は」
人魚「通販通信略して通々」
男「有名なぼったくりカタログだぞ!?」
人魚「あらぁ?」
男「…俺も付き合うしかないのか」 - 283 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:29:27.28 ID:WZuE9RdJ0
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男「…早くしてね」
不死鳥「????」
人魚「この紫のレース模様って可愛いじゃなぁい! これを上下セットでぇ」
不死鳥「少し派手過ぎませんか? 高々肌着ですよ?」
人魚「不死鳥は上必要ないしぃ、こっちのピンクのフリフリぃ」
不死鳥「いえ、私はこちらの水縞模様に不思議な魅力を感じるのですが」
人魚「マァニアックぅ!」
きゃいきゃい
男「…早くしてね」カァッ - 284 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:35:44.44 ID:WZuE9RdJ0
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ガシャガシャ、チーン
店員「三万九千八百円になります」
男「くっ、ぎりぎりか…」
店員「ありがとーござやしたぁ」
男「まだ布類だから荷物もちに不満はないが…」
人魚「買い物って楽しいわぁ」
不死鳥「私にはよくわかりません」
男「うん、俺もわからない」
不死鳥「男さん、何故赤いのですか?」
男「トイレ行って着替えて来い。さらしジーンズとカーテンマントの二人は目立つんだよ」
人魚「目立たないのは諦めたんじゃなかったかしらぁ」
男「目立たなくなるに越したことはない」 - 285 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:40:14.85 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「しかしトイレとは」シュルリ
人魚「人間ってこんな往来で裸にはなれないものよぉ。他人のですら恥ずかしいわけだし」シュルッ、パサッ
不死鳥「不思議な種族ですね」ゴソゴソ
人魚「でもこういう技術力見る限り、確かに頭はいいらしいわぁ」パチッ
不死鳥「あまり度が過ぎるのもどうかと…」シュルッ
男性A「あ」
不死鳥「おや」
人魚「あらぁ」
男性A「ウワアアアアアアアアアアア!?」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア!?」 - 286 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:45:22.53 ID:WZuE9RdJ0
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男性A「いきなりなにしっ、ほぶっ!?」ゴスッ、メキョメキョメキョッ
男「忘れてた、このヒトは殴りすぎたら死ぬんだった」シュゴッ
不死鳥「鼓膜が破れて死んでしまいました。一体何が」
男「ここは男子トイレだよお前ら間違ってんだ!!」
人魚「男子女子でトイレって別々なのぉ?」
不死鳥「こちらにも個室があったので問題ないのかと」
男「入り口の青いまーくは男子用で赤いのが女子用だ!」
不死鳥「少し前は色の意味は逆でしたので…やはり世界とは流転するものなのですか」
男「いいからさっさと向こうに行けって!!」グイグイ
不死鳥「お、押さないでくだ」ゴツッ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」 - 288 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 10:58:15.23 ID:6cI87Hwo0
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カオスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 289 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 11:00:21.20 ID:WZuE9RdJ0
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男「壁にはもう半歩分ぐらいあると思ったんだが」
不死鳥「どうも頭に頭がぶつかったようです」
男「どれどれ…お?」
友「う、ううぅぅ…」クワンクワン
男「おお友じゃないか、こんなところで何を…!?」
男(友がいる→不死鳥が死んだ原因→死ぬ瞬間と俺が一緒に男子トイレから出てくるシーンを見られた可能性→死んだほうが)
ゴゴゴゴシュゴシュッメキャキャキャキャ - 291 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 11:05:27.42 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「あんなかわいそうな死体滅多に見れないわぁ」
不死鳥「八つ裂きの野ざらしは流石に…」
男「気にするな、あいつも明日にはケロっとしてるから」
不死鳥「人間ですよね?」
男「俺の拳は今まで誰一人として殺したことがない」
不死鳥「むしろ私は死ぬたびに生き返りますから」
人魚「そういえばあたしは殴られたことないわねぇ」
男「割と常識わきまえてるから殴る必要がないんだよ」
不死鳥「私は非常識ということですか」
人魚「ふぅん?」ニヤニヤ
男「なんだ」
人魚「随分柔らかな殺気だなぁと思って」
男「何のことやら」 - 292 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 11:07:03.49 ID:4pBdjgYNO
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人ごみなんか行ったら肩ぶつかっただけで死ぬんじゃないかこの不死鳥
あとどうでもいいが人魚の声が銀様で再生されてしかたない - 293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 11:09:20.28 ID:Bpefpyg8O
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むしろ友が何者だよwww
- 294 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 11:10:57.66 ID:WZuE9RdJ0
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- 303 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:14:02.52 ID:WZuE9RdJ0
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さーてのんびり行くか
男「…しかしまぁ意外だな、服装選びのセンスが真逆だ」
男「人魚は革ジャン羽織ってワイルドな感じでへそ出し、不死鳥は…ノースリーブワンピース…」
不死鳥「何かおかしいでしょうか」
人魚「あたしはギャップ萌えって奴を狙ったんだけどぉ、不死鳥は素よぉ」
男「…季節感ぐらい考えて欲しかったな」
不死鳥「その季節をはずしているからという理由で安かったのです。それに私は冬の寒さはあまり関係ありません」
男「火の鳥だからな」
不死鳥「似合って、いませんか?」
男「いんや」ポン
不死鳥「え?」
男「凄く可愛いじゃないか」ナデナデ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 307 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 12:20:40.14 ID:+XdHWFUF0
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人魚が
ウインドオーケストラの長谷部唯になる - 308 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:20:43.03 ID:WZuE9RdJ0
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男「お前って奴は本当に死ねって言えば死にそうだよな」
不死鳥「復活しますけどね」
人魚「ねぇねぇあたしはぁ?」
男「お前は手ぇ出すと怖そうな人たちがバックにいそうだから近寄りたくありません」
男「そもそもお前が歩いた先から人ごみが割れるんだが」
人魚「皆親切ねぇ。都会は怖いとか書いてある本もあったけど、アレは嘘ねぇ」
男「局所的な話だからその本は間違ってないぞ」
不死鳥「それで、次はどこへ?」
男「そうだな、昼っていうにはちょっと早いけど、飯にするか」
不死鳥「私は寿司が食べたいです」
人魚「焼き鳥ってどうかしらぁ」
不死鳥・人魚「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 310 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:25:29.06 ID:WZuE9RdJ0
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>>307
褐色緑長髪なイメージなのでちょっとアレな
男「間を取ってうどんにしました」
不死鳥「どう間なのか説明願います」
人魚「値段が一番安いところでしょぉ? あたしたちを満足させられるのかしらぁ?」
男「安いものはまずいというのは偏見だ。例えばこのように…鳥天定食一つ」
数分後
男「千円以内でそこそこ以上に楽しめる。お前ら共食いは問題ないんだろ?」
不死鳥・人魚「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 311 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:29:19.78 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「改めて突きつけられると心が挫かれます」
人魚「でもこれも食物連鎖よぉ」
男「…お前らはおとなしく素うどんかざるそばでも食ってろ」
人魚「じゃああたしはざるうどん」
不死鳥「私もそれで。汁気が少ないようなので」
男「賢明な判断だ」
ウェイター「お水をお持ちいたしま…きゃっ」バシャァッ!
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ジュゥゥゥゥゥッゥウゥゥゥゥウウウ
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 312 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:33:10.93 ID:WZuE9RdJ0
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男「対応がコンマ二秒遅れてたら大惨事だったな」
不死鳥「助かりました男さん。俊足でトイレに私を担いで逃げ込むとは」
男「ああ、おかげで店を全焼せずに済んだ(証拠隠滅な意味で」
不死鳥「申し訳ありません」
男「お前らしくもない」
不死鳥「そうではなく、聞き耳を立てて見られては」
男「?」
「ちょっと見たいまの? 若い女を連れてトイレに駆け込んでたわよ」ヒソヒソ
「昼間っから大胆ねぇ」ヒソヒソ
「常識欠けてるんじゃないかしら」ヒソヒソ
男「ウワアアアアアアアアアアアアアア!!」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 314 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:37:06.19 ID:WZuE9RdJ0
-
男「お、お前らと一括りにされてしまった…」ガーン
不死鳥「鼓膜が…」キンキン
男「かといって誤解を解く自信はないし…」
トントン
男「ご承知のとおり入ってますがなにか」
人魚「うどん伸びちゃうわよぉ?」
男「ああ人魚か。わかったすぐに出る」ガチャガチャ
男「…ん?」ガチャガチャ
不死鳥「どうかしましたか?」
男「…鍵が、逝かれた…」
不死鳥「えっ」
人魚「あら?」
男「出られない…」 - 317 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:42:51.00 ID:WZuE9RdJ0
-
男「…鍵が熱で溶けた上に、急激に冷やされて…固まってる」
不死鳥「大変ですね。吹き飛ばしましょうか」
男「これだけ狭いと俺も吹き飛ぶからやめてね」
不死鳥「どうしますか?」
男「お前に火を扱わせるわけには行かないし、俺も対人格闘はともかくこの扉は無理だ」
人魚「トイレの水からあたしが入って助けよーかぁ?」
男「俺は拒否したいしそもそも不死鳥が脱出するまでに何回死ぬか」
不死鳥「すみません、助けを呼んで来てください」
人魚「わかったわぁ」 - 319 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:47:18.97 ID:WZuE9RdJ0
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男「さーて困ったぞ」
不死鳥「大変ですね」
男「誰のせいかな」
不死鳥「カミサマのせいです」
男「ヒトのせいにするなよ」
不死鳥「アレはヒトではありませんので」
男「都合よく現れてはくれないものか」
神「はぁい呼ばれて飛び出て」
男・不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 321 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 12:51:02.91 ID:4TgwCDHD0
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不死鳥の血をすった蚊は不死身になったのウワァァァアアアアアアアアアアアアアアアア
- 322 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 12:52:13.45 ID:nsRARpRh0
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- 323 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:52:25.42 ID:WZuE9RdJ0
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男「どっから沸いた!? 便器の中からやってきた正義の使者とか言ったら不死鳥に自爆してもらうぞ!」
神「そうかっかしないでよせっかく助けに着たのに」
男「助けに?」
神「そうそう。言ったでしょ、副業は魔法使い。魔法使いさんはみんなの願いをかなえて回るのだ~りら~りら~」
男「…本当かよ」
神「ただしいくつか制限があって、」
神「元からあるものを無条件で消失させられない、言葉通りに叶えられる、複製は出来るけど再生は出来ない」
神「この辺踏まえてお願いしてね☆」
男「…うさんくせーな」
不死鳥「ですがこの際です、藁にもすがる思いで」
神「カミサマを藁扱いですかそうですか」
男「………よし、じゃあ俺たちをここから出してくれ」
神「お安い御用で。えい」ぼふん - 324 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:52:32.79 ID:QhtZCrWgO
-
男「そういや、他にも不死身のがいるって言ってたな。」
不死鳥「ええ、いますよ。」
男「例えば?」
不死鳥「吸血鬼とか。」
吸血鬼「よう、来てやったぞ。」
不死鳥「ウギャァァァァァァァァ!!!」
男「イヤッホォォォゥゥゥゥゥゥ!!ムチムチ全裸のお姉さんんんん!!!!」
不死鳥「(ムカッ)えい。」プス
男「ウギャァァァァァァァァ!!!」 - 326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 12:57:08.79 ID:WZuE9RdJ0
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>>321
死んでる間に籠に入れて飼い殺せば問題なしギャアアアアアアアアアアアアア!!
男「確かにトイレからは脱出できたな」
不死鳥「そうですね」
男「うどんやからも脱出したらしいな」
不死鳥「『ここ』で一括りにされたのでしょう」
男「それで、ここは一体どこの掃除用具入れだ」
不死鳥「そういわれましても…」ガタガタ
ワーワーキャーキャー
男「…ガキ共の声が聞こえるな」
不死鳥「何やら怖がっているようですが」
男「足音が近づいて着ているな」
不死鳥「見つかったら私死にそうです」
男「やめて、俺のすぐそばで死ぬのはやめて」 - 327 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:01:42.72 ID:WZuE9RdJ0
-
「はーい皆落ち着いてー」
男「おい、聞き覚えのある声が」
不死鳥「私も今しがた聞いたような」
「ここにいるのは少々派手な鳥さんとねこさんですよー」ぼふん
「「!?」」
ガチャッ
神「ねー? 本当でしょー?」
男(猫)「にゃー?!(何が起こった!?」
不死鳥「ギャアアアアア!(わかりません!」
小学生の群れ「わああああ!」
神「迷い込んじゃった鳥さんとねこさんはお家に帰してあげましょうねー」
男(猫)「にゃー!(逃げるぞ!」
不死鳥「ギャアアアアア!!(はいっ!」
神「お家に帰って仲間に会えれば元通りの生活に戻れますよー。迷わないでくださいねー!」 - 329 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:05:42.95 ID:WZuE9RdJ0
-
母「デデデデデストローイ ナーインボー♪」
母「あら、ねこさん?」
ぼふん
母「まっ」
男「も、戻った!?」
母「男ちゃんじゃない、どうしたの?」
男「いろいろあったんだよ…聞かないでくれ」
男「それより不死鳥は?!」
不死鳥「ぎゃああああ!」
男「不死鳥!!」ぎゅっ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」 - 332 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:08:20.05 ID:QhtZCrWgO
-
男「あーびっくりした。なんで刺したオマエ?」
不死鳥「あ、いえ。ほら、意識不明の復活した時における一種の錯乱状態のようなもので…」
男「今までなかっただろ、そんなもん。それはいいとして、吸血鬼さん驚いて帰っちゃったじゃないか。」
不死鳥「あの人、ああ見えて小心者ですから。血とか苦手なんですよ。」
男「……いいのかそれで。」 - 334 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:09:08.27 ID:WZuE9RdJ0
-
男「なんと言う不意打ち」プスプス
ぼふん。
不死鳥「あ、」
男「生き返った気分だな」
不死鳥「文字通りですね」
男「何であいつあんな回りくどい助け方したんだ!?」
不死鳥「あの人の頭の中は私たちも理解が及びませんから」
男「そりゃー神だしな。さて、人魚呼び戻さないと」
不死鳥「そうですね」
男「ドア気をつけろよ」
不死鳥「大丈夫でs」バン
不死鳥「っっっっ…!!」ジタバタ
男「ウワアアアア…あ、あ?」 - 335 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:13:01.14 ID:WZuE9RdJ0
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男「…不死鳥が、死なない?」
男「???」
不死鳥「………」ムクリ
男「ど、どした?」
不死鳥「…い、」
男「い?」
不死鳥「い、いたいよぉぉおおー! うわああああああああ!! ああああああああああ!!」ボロボロ
男「!?!?!?」 - 336 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:16:18.54 ID:QhtZCrWgO
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男「他には誰が居るんだ?」
不死鳥「ええと、少し不死身とは違いますがゾンビさんとか…」
ゾンビ「ァゥ……ォゥッ……」
男「ウワァァァァァァァァ!!!!」
不死鳥「ウギャァァァァァァァァ!!!」
ゾンビ「オェェェェェェェェ!!!」
男「ウワァァァァァァァァ!!!!!!!」 - 337 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:17:36.74 ID:WZuE9RdJ0
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人魚「あらあらあら」
不死鳥「ああああああああああああああ!! うあああああああああああ!!!」ボロボロ
男「に、人魚! 不死鳥が変だ!!」
人魚「…これは、契約が破棄されてるのぉ? 何がどうなってるのかしらぁ?」
男「何でもいいから止めてくれ!! 俺は、俺はこんな風に泣く不死鳥を見たくない!!」
人魚「はいぃ…不死鳥ちゃん? 大丈夫よぉ…もう怖くないわよぉ、ほぉら、痛いのいたいのとんでけー」
不死鳥「ああああぅぅうううぅぅう、うううううううううっ!!」
人魚「大丈夫よー、ほーらよしよしー…」
不死鳥「…あう…う…」グズグズ
男「…何がどうなって…」 - 339 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:21:31.43 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「取り乱しました」ズズーッ
人魚「落ち着いてねー、大丈夫だからぁ」
母「はい、タオル」
不死鳥「どーも…」チーン
母「替え、持ってきますからねぇ」バタバタ
人魚「…「もとの生活に、戻る」」
人魚「契約以前の状態に戻す? 何でかしらぁ?」
男「………」
不死鳥「お、男さん? お水…」
男「…俺はいいから、おまえが飲め」
不死鳥「はい…」
不死鳥「…冷たい…」
男「………」 - 340 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:23:55.92 ID:QhtZCrWgO
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不死鳥「ゾンビさんには帰ってもらいました。」
男「以外と良い人だったな。汚したカーペット洗ってくれたし。」
不死鳥「人を見かけで判断してはいけませんよ? そんなんだから人間の心は腐っているんです。」
男「上手いこと言ったつもりだろうが、全然うまくないぞ。」
不死鳥「ゴフッ!!!!!」
男「ウワァァァァァァァァ!!!!!またカーペットがぁぁぁぁぁ!!!」 - 341 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:27:24.55 ID:WZuE9RdJ0
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男「…不死鳥が、塞ぎこんでしまった」
男「どういうことだよ」
人魚「あの子は特に痛みに敏感でね、なんども死に続けてると、それを回避しようと感覚が鋭くなるのぉ」
人魚「いろんな痛みを触って来てたから、途中で壊れかけちゃったのよぉ」
人魚「不死者の宿命、死ねない呪い…時々あるのよぉ、私たちには」
男「…それを紛らわせるために、痛覚を」
人魚「そう。でも、その時点で心が擦り切れてたから、昔感じてた痛みと同じ状況を再現すると、心が先に死ぬ」
人魚「そうしたら生き返る。再生するのぉ」
男「………」
人魚「昔のあの子は、今みたいに臆病だったわぁ」
人魚「痛みに怯えて、震えてて、自分の熱だけじゃ足りなくなったのかしらねぇ」
人魚「あのカミサマのおかげで、かなり明るくなってたのよぉ?」
男「…その神が、不死鳥を」
男「………」 - 342 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:32:28.62 ID:WZuE9RdJ0
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男「神、聞いているなら今すぐ来い」
神「呼ばれて飛び出て」
ガッ
男「魔法使いとしてのお前に、願いをかなえてもらう。不死鳥を」
神「元に戻して、どうするの?」
神「些細なきっかけが無数に転がっているこの世界で、また殺すの?」
神「なんども、何度も、何度も」
神「それでいいの? あの子の心は擦り切れて擦り切れて、でも壊れきれないぎりぎりの綱渡りをする」
神「そんなことを強要する資格が、君にあるの?」
男「……!!」
神「これはその子の体の願い。心は死にたがってるけど、僕は不死者は殺せない」
神「命を無条件に消せないし、条件をつけて刃をいくら刺しても元に戻ってしまうから」
神「残念だけど、運命って奴だよ」 - 343 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:35:13.46 ID:QhtZCrWgO
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男「で、他には?」wktk
不死鳥「なんか楽しんでませんか? まあ、いいです。他だと、ヒドラさんですかね。」
男「ヒドラ!? 怪獣みたいなもんか」
不死鳥「いえ、これです。」コト
ヒドラ「ウネウネ」
男「……え、何?」
不死鳥「ヒドラさんです。」
ヒドラ「ウネウネ」 - 345 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:35:42.78 ID:WZuE9RdJ0
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男「……」
人魚「男さぁん…」
『放っておいても死にませんし』
『期待してはいけません』
『今のは私のガラスのハートを粉砕する一撃でした』
『これが死なないってことです』
『ご理解いただけました?』
男「知らんがな」 - 348 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:41:19.13 ID:WZuE9RdJ0
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男「別に死云々はどうでもいいよ。あいつが死ねない体だって言うのは散々知ってる」
男「不死鳥がどんな生き物かなんてここ数日で充分理解したし、どちらもあいつにとって最悪の二択なんだろ、わかるさ」
男「それでもあいつがしょげてるのは許せないんだ」
男「あいつは外に出れば死ぬってわかってても外にでた。部屋にいてもすぐ死ぬし何してても死亡フラグさ」
男「笑った顔なんかほとんど見たことないよ」
男「だからなんだ!? だったら俺が笑顔にしてやる!」
男「あいつと人魚とお袋で馬鹿やって、美味いもん食わせて、それから痛覚のありがたみって奴を教育して!」
人魚「ドサクサにまぎれて変なこと言ってるわぁ」
男「たまに笑えばそれでいい! あいつとバカな時間を過ごしていたいんだよ」
神「へぇ、それで、その心は?」
男「理由など、ただの一つ」
男「俺があいつを好きだからさ」 - 352 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:43:16.01 ID:IHkGDWVZ0
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知らんがながかっけえw
- 353 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:45:27.28 ID:WZuE9RdJ0
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神「このエゴイストめ」
男「笑顔で罵られ様が関係ないな。手段なんか選ぶものかと」
神「……結構、それが聞きたかった」
男「は?」
ギィ
不死鳥「………」
男「…気のせいかな、さっきまで布団かぶって震えてたと思ったが」
不死鳥「…だからなんだあたりから聞いてました」
男「ほうほうそれで」
不死鳥「男さん…」ぎゅっ
男「ふ、不死鳥…」
神「おっと擬似不死展開」
不死鳥・男「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 355 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:49:27.04 ID:WZuE9RdJ0
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男「げふっ…なんで俺死んでないの」プスプス
神「予備の命をあげたから、一回死んでも元通り」
男「それで今まで炎もらって死ななかったのか…」
神「ところで彼女は殺せないけど君が不死になるって言う手段ならあるよ?」
男「は?」
神「死なない命って奴を作ってあげることは出来る。変な付加効果をのぞまなければ自由自在だけど」
男「はぁ」
神「どうするの?」
男「いらねーに決まってるジャン」
「「「は?」」」 - 357 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:53:17.96 ID:WZuE9RdJ0
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男「俺は人間、不死鳥は不死者。こいつにはもーちょっと痛がってもらう」
不死鳥「え」
男「ほれ」グリグリ
不死鳥「うあああああああ!?」グリグリ
男「ほれほれ」グリグリ
不死鳥「痛い痛い痛い痛いですってば男さんイタイイタイ!!」
男「痛いか」
不死鳥「無茶苦茶痛かったですので」
男「まだ俺のターンだぞ」
不死鳥「え、」
不死鳥「…んぅ!?」 - 358 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 13:56:22.06 ID:WZuE9RdJ0
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男「感想は」
不死鳥「…痛いです」
男「どこが」
不死鳥「……この辺」
男「イヤか」
不死鳥「…嫌じゃ、ない、です」
男「そういうもんだ。俺もそうだ」
人魚「ごめんなさい、耐えらないわぁ」バシュッ
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
男「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 - 359 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 13:58:24.16 ID:Do14/IVk0
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人魚空気嫁wwwwwwいや読んでるのかwwwwwww
- 362 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:02:24.63 ID:WZuE9RdJ0
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男「さーてもう用は済んだので退場してくれカミサマ」
神「あれれー? 結局僕って出てきただけー?」
男「まあほらアレだよ、うん、わかるだろ、男なら」
神「僕はもう随分前に済ませたけど」
男「まあいいから、もう二度と来るなよ」
神「呼ばれさえすればいつでも行くさ」
神「不死鳥」
不死鳥「は、はい」
神「綺麗に殺してあげなぁねー」シュン
不死鳥「はぁ!?」
男「どういう意味だよ」
人魚「決まってるじゃなぁい、不死鳥ちゃん、まだ殺し文句を言ってないからぁ」 - 363 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:03:46.24 ID:QhtZCrWgO
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不死鳥「そういえば、行方不明な不死身の人もいますね。」
男「方向音痴とかか?」
不死身「いえいえ、世界中の人を救うためにバラバラに消し飛んだんですよ。」
男「……中々エグいなそれ。名前はなんていうんだ?」
不死鳥「確か、フジイヤクm男「それはマズイ。」バシャ
不死鳥「ウギャァァァァァァァァ!!!」 - 364 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:05:18.10 ID:WZuE9RdJ0
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不死鳥「…あー、うん、その」
男「…うん」
不死鳥「…あなたが死んだら、私の炎で燃やさせてくださいっ」
男「何それ!? 初めて聞いた!」
不死鳥「わ、我ら不死鳥族最大級の殺し文句ですけど?」
男「俺は海に飛び込んで死のう」
不死鳥「海ごと焼き払ってあげます」
男「宇宙なら炎など」
人魚「いまさら物理法則とかどうでもいいわぁ」
男「言い切った!!」 - 367 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:06:35.50 ID:YAlcwIpuO
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変な設定なんてださずにギャアアアアアアアとかウワアアアアアアアってやってるだけがよかった
- 368 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:06:58.51 ID:QhtZCrWgO
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分かった。
- 369 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 14:07:57.46 ID:WZuE9RdJ0
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男「まあいい。それなら」ゴソゴソ
不死鳥「?」
男「そのとき俺が捕まってれば、な」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
fin
落としどころ間違えたし設定云々は反省している。ごめん。では - 371 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 14:10:43.27 ID:4TgwCDHD0
-
乙
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