アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「すぐ死ぬ不死鳥」01_vol03
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新ジャンル「すぐ死ぬ不死鳥」
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- 378 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 15:57:02.49 ID:znh6dNkmO
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男「不死鳥、テレビ消せ」
不死鳥「なんでですか今いいところなのに」
男「いいから早く…」
テレビ「お前の髪だああああ!!」
不死鳥「ギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」
テレビ「キャアアアアア!!」 - 379 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:02:19.60 ID:znh6dNkmO
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不死鳥「暇ですね」
男「いいことだ」
不死鳥「なんかしてくださいよ」
男「お前がやれよ」
不死鳥「じゃあ一発芸やりまーす、ゴッドバードギャアアアアア!!」ボオオオ
男「ウワアアアアア!!」 - 380 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:06:14.02 ID:znh6dNkmO
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男「一発芸の為に命捨てるなよ」
不死鳥「まさに捨て身の芸でしたね」
男「反省点は?」
不死鳥「炎の温度高すぎて白くなっちゃいましたね、気合い入れすぎました」
男「それより部屋が全焼したことについて謝れ」 - 381 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:09:57.61 ID:znh6dNkmO
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テレビ「ファルコンキッ!!」
不死鳥「ちょっと男さん手加減してくださいよ!」
男「嫌だね!手を抜く方が無礼ってもんだ」
不死鳥「あっ!ヤバいヤバギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」 - 387 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:51:16.90 ID:xFoIlWm3O
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「つるの恩返し」
むかぁし、むかし
ある山に男 と言う名の農夫が住んでおったそうな
男は毎日毎日を仕事に費やし、この年まで好いたおなごもおらんだという
男「余計なお世話だ…。」
ある朝、男が水を汲みに川まで行こうとすると
何やら森からがさがさと物音が聞こえてきたという
男「…?血のあとだ…
一体なんだろう」
男がふとそれを目で追っていくと、そこには狩人の罠にかかった鶴…のような鳥が
不死鳥「ウギャアアアアア!!」
男「ウワアアアアア!!」 - 388 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:52:00.52 ID:xFoIlWm3O
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男「全く、朝っぱらからグロいのとか勘弁してくれよ」
不死鳥「スミマセン」
男「はあ。それにしても即復活とか…鶴とは奇っ怪な生き物よのう。まあどうでもいいけど」
鶴「…」(本当は不死鳥なのですが…)
この時世、この年まで畑と町しか知らぬ身でもいた致し方あるまい
男「まあいい、傷はもう大丈夫か?」
女「え?ん~…ミギャアアアアア!!」
男「ウワァアアアア!?」
鶴「まったく…思いだし死にしちゃったじゃないですか」
男「スマン…あれ?俺助けた側だよな」
鶴「……無駄死にしたじゃないですか」
男「…スマン
詫びと言っていいかわからんが、水汲みに偶然入ったこの魚でも」
女「おっ、良いんですかこれ?それではさっそく」もぐもぐ
男「ふぅ…」
女「…ウッ」
男「?」
女「ウッギャアアアアア!!」
男「ウワワワワアアアアァ!!」 - 390 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 16:54:21.87 ID:xFoIlWm3O
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あ、女を不死鳥に変えるの忘れてた
- 392 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:05:08.14 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「宝くじを拾いました」
男「せめて買えよ」
不死鳥「早速当たってるか確認しまギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 394 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 17:05:25.42 ID:xFoIlWm3O
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男「まったく、今朝は酷い目にあったぜ」
コンコン
男「ん?なんだ」がらっ
女「すみません。旅の者ですが、しばらく泊めていただけないでしょうか?」
男「は、はあ」
女「…な、何か?」
男「え?いや何m」
女「ハッ!?まっ、まさか旅の人間なんて素性の知れぬ者なんか恐ろしくて泊めれないと!?」
男「いや、そんなこと言ってないし」
女「そうですよね、ええそうですよね!!」
男「え?ええ?」
女「もしかしたら正体が鬼婆で"はい"と答えたら包丁でグッサリいくって思ってらっしゃるのね」
男「ちょっ…あの~」
女「ええこんな信用されない人相なんかじゃウギャアアアアア!!」ブシュー
男「ウワアアアアァ!!」 - 395 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:15:53.39 ID:VN/lOp2J0
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男「なぜ死んだ」
不死鳥「当たっていたので驚いてショック死しました」
男「へぇ~いくら当たった?」
不死鳥「聞いて驚け。300円です」
男「それ、10枚買えば普通に当たる確立だぞ」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 396 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:20:34.61 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「予想外の時代になったことに驚いてショック死しました」
男「時代?」
不死鳥「10枚買えば必ず300円もの大金が当たるとは」
男「今では300円は大金じゃないぞ」
不死鳥「なんと」
男「300円ならコンビニでパンとジュース買えば使い切っちゃうな」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 397 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 17:22:28.97 ID:xFoIlWm3O
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そんなこんなで泊まることになった旅の者ですが、なにやら考え込んでる模様。
男「あれ、どうしたんですか?」
女「いえ、せっかく泊めていただけたのだから何か恩返しをと」
男「そんな客人なn……いえ、聞きましょう」
女「いやそれが…一向に思い付きませんで」
男「…」
女「…」
男「…まあ別段二人が生きるに支障は無いですしねぇ」
女「う~ん」
男「…まあ、いっか」 すたすた
女「むぅ…」
男「…(洗い物中」 ばしゃばしゃ
女「んー…う~む…ムムムムム!!」
男「…♪(同」 フキフキ
女「っ!!!」
男「おや、何か思い付きましたk」
女「ウギャアアアアア!!!!!」
男「ウワアアアアア!!!?」 - 398 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 17:24:22.30 ID:xFoIlWm3O
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女「…そうだ、機織りをしよう」
男「……」
返事がない、ただの生命体のようだ - 400 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:25:55.84 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「インフレの恐ろしさに身が縮んで圧死しました」
男「布団をぺったんこにするアレみたいで俺も驚いた」
不死鳥「私が覚えている限りでは、300円とは家が買えるほどの大金だったはずです」
男「そういう時代もあったんだろうけど、今じゃ1000万や2000万無いと家は買えな」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 17:40:22.34 ID:xFoIlWm3O
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機織りをすることにした客人。機織り機は物置に…母のがあるので貸すことにした
男「こんな夜にして大丈夫かいね」
女「任せてください。あ。火は自分、持ってるので。足元までしっかり見えますのを」
男「旅の必需品…てか?」
女「はい!!」
男「んじゃまあ良いけど、火事には気を付けろよ」
女「はい!!あ、それとお願いがあるのですが…」
男「ん、何か?」
女「私が機織りをしてる間、絶対に部屋を覗かないで下さい」
男「絶対って…」
女「絶対です」
男「あぁ、わかったわかった」
女「はい、絶対ですからね」ピシャン
男「…本当に大丈夫かな」
…ギッタン…バッタン、ギッタン、バッタン、ギッタン、バッタン、ギッタぷす。
「ギヤアアアアアア!!!」
男「…うわぁ」
「…」
男「…」
……ギッタン…バッタン、ギッタン、バッタン
男「お、なんとかなったか」
ギッタン、バッタン、ギッタン、バッタン、ギッタン、すかっ…ガツッ
「グギャァアアアアアア!!!」
男「………寝るか」 - 402 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:43:19.63 ID:VN/lOp2J0
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男「この流れは想定するべきだった。ごめん」
不死鳥「いいえ、すぐ生き返りますからお気になさらず」
男「あ、ニュースの時間」ポチ
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 404 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:51:42.44 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「突然赤外線を向けないでください。焼け死んだじゃないですか」
男「無駄にすげえよ」
不死鳥「ところでニュースとはなんですか」
男「今日あった事件とかをテレビで放送するんだよ」
不死鳥「ほうほう、高速道路で一家4人しぼギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 405 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 17:55:31.79 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「おおお…ショッキングな事故でした。ご冥福をお祈りします…」ガクガク
男「お前が言うか」
不死鳥「こんなニュースを見ていては命がいくつあっても足りません」
男「いくつでもあるくせに。じゃあ教育テレビにでもするか」ポチ
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 406 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:00:29.55 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「人形はちゃんと人が動かしてるんだと先に言ってください。目玉が飛び出したじゃないですか」
男「チャンネル変えたとたんやってたんだから仕方ないだろ」
不死鳥「子供向け番組のようですが、やっぱりクラシックはいいですね」
男「あ、終わった」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 408 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:05:20.43 ID:VN/lOp2J0
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男「すぐ終わったからって泣くなよ」
不死鳥「自分の涙で死ぬとは不覚でした」
男「新聞によると、あれは10分番組だったみたいだ」
不死鳥「もっと長くてもよかったのに」
男「今度は変なアニメ始まったな」
不死鳥「アニメとはギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 409 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:12:05.96 ID:VN/lOp2J0
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男「うん、あれも人が作ってるんだ。死んでから言ってもアレだけど」
不死鳥「私は何度でもよみがえるさ。次はなんですか」
男「もしかしてけっこう楽しみにしてる?」
不死鳥「わーい何か始まりました」
男「ああ忍○まか」
不死鳥「なんですかそれ」
男「忍者のアニメだよ」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 410 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 18:18:47.13 ID:NailLwCTO
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シルフェイド幻想鐔で再生されるのは俺だけか?
- 411 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:20:24.67 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「トラウマをえぐられて心臓止まりました」
男「忍者になんかされたことがあるのか」
不死鳥「なんだか暗闇でごそごそしてる人たちがいたので」
男「うんうん」
不死鳥「光り輝いてよく見ようとしたら集中攻撃されまギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 412 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:21:30.08 ID:joZoHSnXO
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- 414 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:29:43.30 ID:VN/lOp2J0
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男「思い出し死にもほどほどにしろよ」
不死鳥「まさか古傷という古傷が全部開くとは思いませんでした」
男「もうテレビも消したほうがいいな」ポチ
不死鳥「ありがとうございます。ところでおなかがすきました」
男「図々しいよお前。まあ冷蔵庫の物で簡単に作るか」
不死鳥「手伝いまギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 417 つるの恩返し的な何か 7 2008/11/12(水) 18:34:15.15 ID:xFoIlWm3O
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客人復活
男「まったく、復活しなかったら誰にどう詫びようかと」
女「す、すみません」
男「もうあんな無茶だけはするなよ!!絶対するなよ!!」
女「すみません…」
男「本当にまったく、もう客人なんだから無茶はするなとしか言いようがない」
女「はあ……」
男「とりあえず俺は市場に行ってくるから、元気になるまではしっかり休んでろ!!」
女「…」
男「んじゃ」
女「あっ、待って下さ」バシッ
男「あ。」
女「ウギャアアァアァァアアアアァァ!!」
男「アワワワワワワワワワワワワワワワ!!」
女「ゴフッ、かはっ……コレを…コレを、持っていくがいい……」
男「ま、待て客人。逝くんじゃない!!客人、客人?」
女「……」
男「きゃくじーーーん!!!!!」 - 418 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 18:40:47.74 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「ああ寒かった」
男「冷蔵庫程度の寒さで凍死するなよ」
不死鳥「大丈夫です、不死身ですから」
男「えーと、しめじとーねぎとー豆腐とー」
不死鳥「何を作るんですか」
男「昼に作った味噌汁でおじやにしようかと」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 18:44:56.76 ID:64N/J1jzO
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男「お前はもう死んでいる」
不死鳥「ギャアアアアアアアアアアア」 - 420 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 18:46:49.75 ID:QhtZCrWgO
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吸血鬼「なあ、不死鳥。」
不死鳥「なんウギャァァァァァァァァ!!!!!!ですか吸血鬼さん。」
男「復活早っ!! っていうかまた全裸! 何故全裸?」
不死鳥「いやですねぇ男さん。私だって人魚さんだってゾンビさんだってヒドラさんだって服を着てなかったじゃないですか。」
男「あ、ああ…確かにそうだけど……」
不死鳥「死なない者はだいたい裸なんですよ?」
男「……なんか納得いかないな。それよら、吸血鬼さん固まったまま動かないぞ?」
不死鳥「あれ、ホントですね。おーい、吸血鬼さーん。………死んでウギャァァァァァァァァ!!!」
男「ウワァァァァァァァァ!!!!」 - 421 8 2008/11/12(水) 18:59:13.35 ID:xFoIlWm3O
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女「…さて。恩人も織物持ってったし、機織りを再開するかなと」
女「…無茶はしてない。無茶はしてないがミスって死ぬだけだ。美少女モードがドジっ子モードを兼ねちゃうのは仕様です。多分」
女「さてさっそく再開」 とてとて…ガッ!!
女「グイィアアアアア!?小指、小指が吹っ飛、目に、倒…!!」 ばた
女「………………」
女「ハッ!?メ、メディーック!!」ガバッ
女「あ、もう復活してたか。早くやらないと」
女「よいしょ…」ぎったんばったん
女「…」ぎったんばったん
女「時間はまだ大丈夫かな。昼までに、もう一個くらいなら…」
女「…」ぎったんばったん
女「…暑い」ぎったんばったん
女「…」ぎったんばったん
女「…」ぎったんばったん
女「…」ぎったんばったん
女「…」ぎったんばったん
女「うおっ!?」ぎったんばった
女「…大丈夫、大丈夫」
男「ただいまー。うおっと!?」
女「えっ?」
男「ああ、鶴か。自分で覗くな覗くな言ったのに開けてやるなよなー」
女「アレ?戸?」
女「"ああ"って」
女「…」
女「普通にバレて普通に接されてらイッギヤアアアアアホオオオオ!!」
男「ウワアアアアア!!!かかか体から火がががが!!!」 - 423 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 19:36:00.98 ID:VN/lOp2J0
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なんでおじやで死んだのか忘れた
- 424 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 19:42:09.15 ID:CqsKxD5d0
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- 425 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 19:46:28.20 ID:VN/lOp2J0
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- 426 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 19:52:46.28 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「いやあ自分の父親を食べるのかと驚きすぎて」
男「聞き間違えで死ぬなよ」
不死鳥「すると冷蔵庫に入っていたお肉は獣の肉だったんですね」
男「グロい連想すんな」
不死鳥「そうは言われても私は鳥ですし」
男「もういいよなんか。手伝いされても死ぬだけみたいな気がするからじっとしてろ」
不死鳥「そうします。……。ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 427 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 19:55:09.54 ID:nsRARpRh0
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湯気で死ぬ
跳ねて死ぬ
食べて死ぬ - 428 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 19:58:48.69 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「空腹すぎておなかと背中がくっつきました」
男「今の餓死かよ」
不死鳥「そういうわけなので早く何か食べ物を」
男「まだおじやできてないんだよな…」
不死鳥「ある物で済ませますから」
男「台詞が主婦っぽいよ!」
不死鳥「>>1で魚を喉に詰まらせて死んだので別のものを」
男「戸棚に菓子パンと缶ジュースがあった」
不死鳥「これはこれは良いものをギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 430 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 20:15:40.87 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「メロンパンのカロリーの高さを見たら血圧が上がって卒中を起こしました」
男「カロリーとか」
不死鳥「いまどきカロリーもチェックしないなんて自分の健康管理がなってない証拠ですよ」
男「すごく説得力が無い」
不死鳥「他に何かありませんか」
男「あんぱんがあった。これ食ってろ」
不死鳥「わーい(ぱくぱく)」バキッ
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 431 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 20:21:44.08 ID:VN/lOp2J0
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男「アンパンに負けてクチバシが折れるとは」
不死鳥「こわりまひた(困りました)」
男「不死鳥って怪我は治らないのか?」
不死鳥「いかんあたえわ(時間が経てば)」
男「いっぺん死んで復活したほうが早いな。そおーれアツアツおじや攻撃」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」
不死鳥「なんであなたまで叫ぶんですか」
男「なんかもう勢いで」 - 433 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 20:35:31.25 ID:ByzYQmDq0
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- 434 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 20:38:20.12 ID:VN/lOp2J0
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男「そういえば母さんどうしたんだろ」
不死鳥「時間的には元の年齢に戻っていていいころです」
母幼女「じつはさっきからここにいるの」
男「あれ、まだ子供?」
母幼女「さっきおじやかけられてしんだ」
男「ごめんなさい」
不死鳥「成長しきるまでの2~3時間には危険がいっぱいですからね」
男「お前の弱さをうつされたせいでな」 - 436 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 20:48:17.54 ID:VN/lOp2J0
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~みんなでばんごはん~
母幼女「はふはふぱくぱく」
男「元に戻るまでどこか安全なところへ母さんを避難させておかないとな」
不死鳥「でも、どうせまた死にますよ」
男「夜店で買ってきたヒヨコみたいに言うな」
不死鳥「元のお母さんに戻して何かいいことあるんですか?」
男「……」
男「特に無いな」 - 438 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 20:57:51.93 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「おじや美味しかったです」
男「わざわざ冷ました甲斐があった」
不死鳥「じゃあ水浴びして寝ます」
男「明日には帰れよ」
不死鳥「お風呂を借ります」トコトコ
風呂場爆発
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 439 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 21:07:46.52 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「水蒸気爆発が起きてしまいました」
男「起きたんじゃない、起こしたんだ」
不死鳥「これでは水浴びができません」
男「その前に近所の人の視線が痛い」
母幼女「なんれもなんれちゅ!なんれもないれちゅから!」
不死鳥「お母さんがご近所の対応してますね。なんて不自然な光景でしょう」
男「一番目立ってるのはお前だがな」 - 440 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 21:13:31.85 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「私が出て行って説明しましょう」
男「黙れ」
不死鳥「なんと」
男「ガス爆発が起きたことにしてここは乗り切る」
不死鳥「じゃあもう眠いから寝ましょう」
男「警察来たんだが」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 441 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 21:19:05.14 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「死ぬほど眠かったので死んでしまいました」
男「警察はなんやかんやでなんとかしたからもう普通に寝ろ」
不死鳥「ベッドをお借りします」
男「入ってから言うな」
不死鳥「明日から事情聴取ですね」
男「言うな」
不死鳥「おやすみなさい。ぐうぐう」
男「のび太並に寝付きのいいやつだ」
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!」
男「ウワァアアアアアアアア!!」 - 442 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/11/12(水) 21:30:15.42 ID:VN/lOp2J0
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不死鳥「悪夢を見て心臓が凍りました」
男「やっかいな鳥だ」
不死鳥「私はとある村で神になっていました」
男「とあるマンガでは宇宙そのものとかなってるが」
不死鳥「ところがその村には風土病があり、私の力が弱まると村人は首を掻き毟って死んでしまうのです。
この運命をなんとかするために自分の血を与えて時間をループさせていた子もあきらめちゃうし」
男「お前俺の部屋で何か見たな」 - 444 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 21:37:18.17 ID:CqsKxD5d0
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- 447 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 21:57:53.89 ID:bjjIO8+oO
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男「ふん!ふん!」
不死鳥「おや、どうしたんですか? いきなり腹筋なんてしだして」
男「日課なんだよ。やんないとすぐ鈍ってくるからな」
不死鳥「人間って面倒なんですねぇ」
男「まぁお前には出来ないだろうけどな」
不死鳥「失敬な!腹筋くらい朝飯前ですよ」
男「ほほー、やってみろ」
不死鳥「いいでしょう。じゃあ足押さえててください」
男「はいはい」ベキッ
不死鳥「ギャアアアアアアアア!!!!!!!」
男「ウワァアアアアアアアアア!!!!!!!」 - 468 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 23:40:53.51 ID:xFoIlWm3O
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男「タイトル、燃ゆる鶴」
鶴「…すみません」
男「まあお前も機織りも無事だから、いいけど」
鶴「機織り…そういえばこの機織り機、男さんの」
男「…亡くなった、母のだ」
鶴「……本当にすみません」
男「まったく、無駄に鶴であることを隠して意味があるのかと」
鶴「あの…その事なんですけれど」
男「ん?」
鶴「私、鶴じゃなくて不死鳥なんです」
男「ふし…てふ?なんだそれ」
鶴「知りませんか?不老不死であり、その生き血を飲んだ者も不老不死になるという鳥です。それゆえ常に付け狙われるものなのですが…」
不死鳥「まさか知らないとは…」
男「…知ってても同じことだ」
不死鳥「そうですか…男さん」
男「ん?」
不死鳥「改めて…助けていただき、本当にありがとうございました」 - 469 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/11/12(水) 23:43:45.87 ID:xFoIlWm3O
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男「…」
不死鳥「…」
男「で?」
不死鳥「で?…で、って……」
男「で、なんでそんな伝説の生き物が、わざわざ人の姿してあちこち血だらけにしにきたんだ?」
不死鳥「な!そんな言い方」
男「ウチは!!」
不死鳥「!?」ビクッ
男「ウチは作物がよくとれる。食べるには困らない。ウチは一人でも、家事はできる。ウチにはドジを踏んで家事を起こす奴は、いない」
不死鳥「…っ」
男「俺は、これ以上の暮らしは、望まない…今はな。だが、もし俺がそう思ったなら…俺は……お前を売る」
不死鳥「……!?」
男「出てけ」
不死鳥「へ?」
男「俺の意志を…俺の意志が変わる前に出てけ…。どっかに、飛んでいけ。俺に、欲をもたせるな」
不死鳥「男…さん?」
男「……」
不死鳥「何…で」
男「出るなら早く出ていけ」
不死鳥「まさかいや、そんな…男さんっ」
男「出ていけ!!」
不死鳥「っ…!!」 バサッ
バサバサバサ…
男「行ったか…
…スマン」 - 471 しばらくして 2008/11/12(水) 23:51:22.48 ID:xFoIlWm3O
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「失礼する」
男「…」
ガラッ
「お主か、コレを作ったのは…」
男「…ああ」
「貴様…アレをどうした」
男「アレ、と言うと?」
「とぼけるな、コレを作った元があるはずだ」
男「ああ、これのことですか」
「羽根…だと……?貴様…」
男「ええ、ここらで死んでたのを鍋にして食ったんでさ。まだ残ってるんですが…食いますかね?」
「…そのほう、確かに死んでおったとな?」
男「毎年とは言いませんがね、この夏はようけとれましたわい」
「…」
男「もう一個買ってきますかい?」
「…」
男「…」
「ふん…帰るぞ、無駄な時間を使った」
男「…お帰りですか」
「…そうだな。貴様」
男「はい…!?」
「先の金はくれてやってもいいのだが…。我々がここに来た事を口外されるのは、困る――――さて、どうしたものかな」
男「……く」
この後、男と不死鳥がどうなったのかは…わからない
ただ、この不死鳥は今現在になっても――――飛んでいるそうな
とっぴんぱらりのぷう
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