オカシイ世の中覚え書き

12月27日get、不正の結末は・・・2


<佐田行革担当相>辞任を表明 後任に渡辺喜美副内閣相 [ 12月27日 18時20分 ]

 佐田玄一郎行政改革担当相(54)は27日、内閣府で記者会見し、自らの政治団体の政治資金収支報告書をめぐり「不適切な会計処理があった」として、行革担当相を辞任する考えを表明した。安倍晋三首相は辞任を了承し、後任に渡辺喜美副内閣相を内定した。政府税調の本間正明前会長に続き、閣僚が不祥事で辞任に追い込まれたことは、支持率急落に直面する安倍政権に大きな打撃。首相の任命責任が問われるのは必至だ。

 佐田氏は安倍首相に電話で辞意を伝え、会見では「来年の通常国会で予算や重要法案の成立を目指すため、国政の渋滞を招くことがあってはならないと判断した」と辞任理由を述べた。

 佐田氏の政治団体「佐田玄一郎政治研究会」(10月に解散)をめぐっては、90~00年に、事実上存在しない事務所に対し光熱水費や事務所費など計7800万円の経費を支出したという虚偽の政治資金収支報告書を国に提出したとの疑惑が指摘されていた。

 佐田氏は会見で、事務所関係者からの聞き取り調査などの結果として「政治研究会は実際に政治活動を行っている実績のある政治団体で、収支報告書に記載された事務所費や政治活動費は実際に支出された。架空の事務所費や政治活動費は一切ないことを確認した」と釈明した。

 そのうえで、佐田氏は「資金が足りない他の後援団体の事務所費や政治活動費の一部が政治研究会の経費として計上されており、不適切な会計処理だったことは認めざるを得ない」と述べ、会計処理上の不正があったことを認めた。

 地元・群馬の支援団体の経費が、政治研究会に付け替えられたとみられるが、佐田氏は不正処理が行われた理由などについては「私もよく分からない。会計責任者が未熟だった。地元の方が大変だった」などと述べるにとどまった。政治資金規正法違反(虚偽記載)にあたるかについては「違法性があるんじゃないかと思う」と語ったが、議員辞職は「考えていない」と否定した。

 佐田氏は90年の衆院選で初当選し当選6回。先の自民党総裁選では中堅議員による「安倍晋三さんを支える会」の会長を務め、初入閣した。【古本陽荘】

 ■渡辺喜美氏(わたなべ・よしみ)副内閣相。党金融調査会事務局長。党広報本部長代理。早稲田大。衆院栃木3区。当選4回。54歳。無派閥。

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最終更新:2006年12月28日 02:36