オカシイ世の中覚え書き

<イージス艦事故>防衛相への連絡、発生から1時間半後 (毎日新聞)

 石破茂防衛相は19日午前、防衛省で記者会見し、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故で防衛相への連絡が事故発生から1時間半後だったことを認めた。また、福田康夫首相は同日昼首相官邸で記者団に対し、自身には「6時ごろ、秘書官から電話連絡(があった)」と述べ、約2時間を経過していたことを明かしたた。石破氏は今回の事態を受けて連絡体制の改善を指示したが、初動遅れに与野党から批判が出ている。

 防衛省によると、事故発生は午前4時7分。4時48分に海上幕僚監部と統合幕僚監部、5時に経理装備局艦船武器課に連絡が入った。石破氏には5時40分ごろ秘書官から伝えられた。石破氏は会見で「とりあえずの一報はもっと早く入るべきだ。危機管理上もっと時間は短縮できるはずだ」と指摘。「事案が起きたらすぐに責任を負う政治家に一報を入れるのは可能だ。本日から改める」と述べた。

 防衛省によると、事故発生は午前4時7分。4時20分に海上幕僚監部、4時48分に統合幕僚監部、5時に経理装備局艦船武器課に連絡が入った。石破氏には5時40分ごろ秘書官から伝えられた。

 一方、首相官邸では5時55分、危機管理センターに情報連絡室が設置されたが、首相への一報はこれとほぼ同じころ。これを受けて首相は6時5分、漁船員の捜索に全力を尽くすよう石破氏と冬柴鉄三国土交通相に指示した。首相は記者団に「防衛相に1時間半かかれば、僕のところにはそれ(2時間)くらい十分かかる」と述べた。【田所柳子、与那嶺松一郎】

[毎日新聞2月19日]

[ 2008年2月19日10時46分 ]

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最終更新:2008年02月22日 11:27