オカシイ世の中覚え書き

回避後も200メートル以上前に=あたご、速度10ノットで航行-イージス艦事故 (時事通信)

千葉県・房総半島沖で起きた海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごは速度10ノット(時速約18キロ)で航行しており、後進の動作後も200メートル以上前進したとみられることが21日、分かった。後進動作に入ったのは、清徳丸が約100メートル前方に近づいてからで、この時点まで方向変更ができない自動操舵(そうだ)だったことも既に判明しており、あたごの回避措置に問題があった可能性が高まった。

 海自によると、あたごの見張り員は事故発生約12分前の19日午前3時55分ごろ、清徳丸とみられる漁船を視認した。

 あたごの右前方だったとみられ、同4時6分には、清徳丸が約100メートルまで近づき、右にかじを切ったのを、同じ見張り員が確認。後進をかけたが、この1分後に衝突した。10ノットで航行中のあたごは1分間に約300メートル進む。海自OBの1人は「同じ大きさの船舶が、この速度で急に後進動作に入った場合、惰性で200~250メートルは前進する。100メートル先の相手には間に合わない」としている。 

[時事通信社]

[ 2008年2月21日5時17分 ]

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最終更新:2008年02月22日 12:11