オカシイ世の中覚え書き

後藤田正純「”漢字”だけじゃなく、庶民の感覚が読めてない」


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 まぁ、麻生総理の実力はこんなものでしょう。
 蓄積された経験と政治的判断力で、党総裁選に出馬した与謝野馨・経済財政担当相が圧倒的に勝ることが証明されました。小泉政権後、マスコミや世論に祭り上げられた首相が梯子を外されるケースが続いているのに、国会議員や党員はまた同じ洗濯を繰り返してしまったわけです。
 政府の緊急景気対策には、雇用のセーフティーネットや住宅取得減税など、与党ならではの措置が盛り込まれています。実際に立案したのは、経済政策に精通する与謝野さんを始め、園田弘幸・政調会長代理や柳沢伯夫・元厚生労働省、つまり総裁選の与謝野選対です。
 その景気対策が定額給付金の迷走で大変な批判を浴びている。迷走の原因は、総理とその周囲の政治家の政策がばらばらでビジョンもあいまいだからです。
 定額給付の発案者は公明党だと思いますが、定率減税を定額給付にしたのは、税金を払えない人にもお金がいきわたるようにとの配慮からです。そうした弱者九歳という論拠から考えても、高額所得者を除外する「所得制限」は当然です。早く実施するために制限ナシにするとか、自治体に判断を任せるなど暴論ですよ。
 麻生総理は小泉政治からの脱却を唱えながら、行き過ぎた市場原理主義や規制緩和、米国追従の反アジア的なタカ派姿勢など、その負の遺産を総括していない。また、消費者行政への関心も薄いのか、野田聖子担当相が面会を申し入れても会わないそうです。
 やはり2代目経営者のお坊ちゃまには、庶民感覚がかけている。”漢字”(の読み方)はともかく、庶民の声や皮膚感覚を読めないのは大問題。給付金2兆円でもめているとき、米国参加の国際通貨基金(IMF)にはぽんと10兆円拠出なんて庶民は納得行きません。
 社会保障財源を安定させた規律ある内需型の国家、アジアとの共存共栄を目指すのが、与謝野さんを応援したメンバーです。自民党内だけでなく、民主党や自治体の主張にも、”新機軸”を待ち望むマグマが生まれていますよ。