オカシイ世の中覚え書き

アメリカの犬(いぬ) 前原誠司がアメリカに捨てられた。2011.3.7

副島隆彦です。 急いで、前原誠司(まえはらせいじ) の 外相辞任の ことを書いておきます。

昨日は、小室直樹先生の 「実質、お葬式」のシンポジウム が、東工大であって、午後の部から私も登壇しました。 以下の ↓ の 清野(せいの)君の 貼り付け投稿文 にあります、神保哲生(じんぼてつお)氏がやっている ビデオ・ニューズ 社の 「ダダ漏れ」ユーストリウムのネット放送を見てください。  渡部恒三(わたなべこうぞう)”黄門さま”議員も、ご一緒で、私の言いたいことを言わせていただきました。

前原誠司を 切り捨てたのは、 アメリカである。それも ヒラリー 本人だろう。これに、バイデン副大統領が、合意した。 それは、今年の 1月4、5日あたりに、前原を 「すぐ飛んで来い」と、ワシントンDCに呼びつけて、「次はお前(が日本の首相だ)」と、奥さん同伴( すなわち、度物の番(つが)い)の顔見世興行のつもりだった。 ところが、前原が、あまりにも英語が下手で、何を言っているのか、ヒラリーはまったく理解できなかった。 バイデン( CFR=米外交評議会= の 勢力の代表)も、「こいつでは、日本はまとまらないだろう」と 意見したようだ。 それで、ヒラリーが、「分かったわ。この男では、駄目ね」と、前原を お払い箱にした。 

 焦(あせ)ったのは、ご養育係の マイケル・グリーンである。彼のコメントが、日経新聞等に、載っている。 グリーンは、自分が、非公然の(しかし、正式の 対日本謀略の部隊の責任者) 日本管理責任者としての 仕事を 上司たち(ヒラリーが、・・・国務副長官。鳩山由紀夫を会談で、切り捨てた男) が、否定したことになる。 リチャード・アーミテージは、「オレは知らない」と、責任逃れをして逃げただろう。

ジェラルド・カーティス は、菅直人の後見人だから、まだ、菅を支えるつもりだ。ジョゼフ・ナイも呆然としているだろう。

なぜなら、この 政治家追い落としの、手口を使ったのは、アメリカのCIAの 手口そのものであるから、自分たちが管理している 対日本CIA とは、別の 部隊が動いて、実行した「前原追い落とし」だからである。

 「在日朝鮮人の飲食店から、5万円で、合計 25万円の 献金を受け取っていた(それを、政治資金規正法での 個人献金 に 記載しなかった)」という 違法行為 で、政治家を、失脚させる、という手口は、日本人の感覚からは出てこない。政治家たちは、日常的に、支援者たちから、30万円、50万円の小口のお金をもらって、受け取って、政治家(国会議員)をやってきた。 それは、「欧米基準から遅れた国」 日本、だからでなく、どこの国でも、今もやっていることだ。こんなことを、きたない違法行為であるなどと、言う方が、日本人の感覚からしておかしい。 だが、日本人も、 「接待費への全額課税(接待費を、飲み食い代を経費と認めない)」の法律を、アメリカのユダヤ人どもに、法律改正させられて以来 (約20年前) 、 「清潔な、無菌状態の”除菌”国民」 にされつつある。 

たしか、アメリカでは、公職にある者は、50ドル(4千円)以上の「外国人からの政治献金」は、違法である。 おみやげや、飲食費の支払いも疑われる。日本人の感覚からすると、違和感があるが、それは、アメリカは 世界帝国(覇権国)だから、外国勢力に、どうしても 篭絡(ろうらく)される 公務員が出てくるから、という切実な 歴史的な背景がある。

この規定と考え方を、そのまま、日本国に持ち込んで、 CIAどもが、「日常的によごれている日本人の政治家たちを 教育する」 という 理屈で襲い掛かった。 だから、自分たちへの、忠実なる、アメリカの犬(いぬ)である、前原を失脚させたのは、CIAである。

 それと、中国が、アメリカと 高官レベルで折衝して、ヒラリーも交えて、「日本の首相を前原にするわけには、ゆかない」と 抗議し、合意したので、それで、前原は、潰されたのだ。 すでに、米と中で、日本の運命は、決められるのである。 分かっている人は、分かっている。 このことを、隠さずに、自民党支持の連中も、大声で、言わなければ駄目だ。

アメリカとしては、「急いで、日本の衆議院を解散、総選挙をして、小沢一郎たちを落として、はやく、石破茂(いしばしげる)の自民党と 公明党の 政権にすべきだ」 と、判断したのだろう。しかし、もう、間に合わない。 小沢一郎の 戦略勝ちである。 小沢たちを、潰(つぶ)す気なら、昨年の11月に、総選挙をやって、小沢派の若い政治家たちを 半減させておくべきだったのだ。 

 それと、統一教会(分裂している)とか、京都の 恐ろしい”地底(じぞこ)”の勢力 とかの内部抗争が、前原と 野中広務 の地元にあるようである。このことは書かない。 

 ジョゼフ・ナイ と マイケル・グリーン が、日本を甘く見たのだ。 日本国民の団結で、 今から、 アメリカの勢力を、国外に、追い落としてみせる。 それが、私たち 日本人の戦いだ。

私は、急いで、地方に行かなくてはならないので、これ以上は、書けません。 以下は、新聞記事です。

 副島隆彦拝

(転載貼り付け始め)


● 「 外相辞任、日米修復に影響…「2プラス2」微妙 」

読売新聞  2011年 3月7日(月) 0時25分 

 前原外相の辞任は、主要8か国(G8)外相会議や日中韓外相会談など当面の外交日程だけでなく、再建途上の日本外交の行方にも影響を及ぼしそうだ。 「私の目指した経済外交や日米同盟の深化は道半ばで、慚愧(ざんき)に堪えない」

 辞任を表明した6日夜の記者会見。前原氏は自らの政治資金問題で就任からわずか半年足らずで交代を余儀なくされたことへの反省を口にした。

 日米同盟を巡る考え方や取り組みで、前原氏は民主党にあって、米側から厚い信頼を受ける数少ない1人だ。就任後ただちに、鳩山政権で不安定化した日米関係の改善に乗り出し、年明け早々に訪米、クリントン国務長官と4回目の日米外相会談で、新しい日米共通戦略目標の策定と、外務、防衛担当閣僚による日米安保協議委員会(2プラス2)開催で合意した。

 前原氏は「米軍の普天間飛行場移設問題が中心的な課題になっていた状況を改め、同盟深化の議論に入る」(外務省幹部)路線に修正した。米側も「日米関係立て直しのキーマン」として重視していただけに、前原氏の辞任は、日米関係修復の行方にも影を落としそうだ。5月の連休中で最終調整している2プラス2開催も微妙になってきたとの見方が出ている。

● 「前原外相辞任 在日外国人献金問題で引責 窮地の菅政権に痛撃 」

産経新聞  2011年 3月7日(月) 午前 7時

 前原誠司外相(48)は6日夜、外務省で記者会見し、政治資金規正法が禁じる外国人からの政治献金を受けていた問題の責任をとって辞任を表明した。これに先立ち、前原氏は首相公邸で菅直人首相に辞意を伝達。菅首相は慰留したが、最終的には辞任を了承。後任は首相か閣僚による一時的な兼務が検討されている。看板閣僚の辞任によって、野党から解散・総選挙を求める声に加え、与党内からも首相の任命責任を問う声が強まるのは確実。菅政権は崩壊前夜を予感させる重大な局面を迎えた。

 前原氏は記者会見で「外相の職にある政治家が外国人から献金を受けていたという事実は重く受け止めなければならない。日本の外交の信頼性を揺るがすことになれば、私の本意ではない」と辞任理由を述べた。

 菅政権の閣僚辞任は、亀井静香金融・郵政改革担当相、柳田稔法相(いずれも当時)に続いて3人目。前原氏は昨年9月の党代表選で菅首相を支持し、外相に起用された。代表選で首相と対立した小沢一郎元代表に対しては、以前から批判的な言動を続けており、今回の前原氏の辞任で党内の小沢系議員が勢いづく可能性もある。

 一方、前原氏は各種の世論調査で「次の首相候補」の最有力候補に挙げられていた。今回の前原氏のつまずきは、退陣論もささやかれる菅首相の後継レースにも大きな影響を与えそうだ。

 前原氏は4日の参院予算委で、京都市で焼き肉店を営む在日外国人の女性から献金を受けていたことを認めた。6日の記者会見では、献金額が平成17~20、22年の5年間で計25万円だったことを明らかにした。菅首相と岡田克也幹事長は6日深夜、首相公邸で会談し、前原氏の後任人事について意見交換した。後任には、松本剛明外務副大臣の昇格や岡田氏の再登板が取りざたされている。

● 「 前原外相辞任会見「国益を損ねることを自らしてしまった」 」

産経新聞 2011年  3月7日(月) 


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記者会見で辞意を表明する、前原誠司外相=6日午後、東京・霞が関の外務省(松本健吾撮影)(写真:産経新聞)

【前原辞任会見詳報】(3)

 --前原大臣は、かねがね日本外交というのは総理、外相があまりにも早く代わりすぎるということについて非常に懐疑的な姿勢だったが、そのかねあいはどう判断されたのか。また、昨日、北九州市で記者会見をした際、このような在日外国人の献金というものは非常に判断しづらいものがあると。また、ネット献金などが行われた場合にはそれをどう判断すべきか議論が必要だといっていた。こうしたことについて、今後どうあるべきだと思うか

 「外交はですね、やはり継続性というのが大事ですし、また、リーダーである、日本でいうと総理そして外相が各国首脳、あるいは外相レベルと人間関係をつくって、その中でやはり日本の国益を追求し、他国とのウインウインの関係をつくっていくということが極めて大事だと思います。そういう意味では自分自身のミスでですね、このようなことにいたったのは誠に残念でありますし、これはある意味で国益を損ねることを自らしてしまったという風に思っています」 

 「いずれにいたしましても、総理や外相というのはある程度長くやらないといけません。私も去年の9月に国連総会に行ったときに、せっかくミスター岡田と知り合いになったと思っていたらまた代わったのかと言われました。そして、他の外相から自分が外相になってからあなたは6人目の外相だと、日本の。ということも言われました。そういう意味では政治の安定というものをしっかりとつくって、総理や外相がころころ代わらないような、そういう政治の安定というのはつくっていかないといけないという思いはまったく変わっていません」

 「あとの質問ですが、あまりそれでミスをした人間が生意気をいうべきではないと思っていますが、ただ、それぞれ調べられたらそういった献金があったということもあるかもしれません。そういう意味では、今後、全体でそういった議論が進んでいくことが望ましいと考えています」

 ■今後は与党の一員として沖縄問題サポート

 --沖縄の基地問題、普天間の問題について、従来は日米合意を沖縄に引き続き理解をと言ってきたが、この間その理解がなかなか進んでいない現状をどう思っているか。今後、どのように取り組むべきか。辞任がどのように影響を与えるか

 「私は一昨年の政権交代以来、沖縄担当大臣をさせて頂き、また今度は外相を務めさせてもらいましたわけですが、今回の辞任というものが大きな影響が出ないことを望んでおりますし、また、後任の方、あるいは防衛大臣、官房長官、当然総理を含めて、しっかりと今までの方針通りやって頂けるのではないかと思います。私は大事なことはですね、辞める人間が生意気な言い方をするかもしれませんが、やはり繰り返し申し上げますが、おわびと感謝の気持ち、それを言葉だけではなくて施策に表していくことが大事だと思います」

 「その意味では今年は極めて重要な年だと思います。ポスト沖縄振興特別措置法、県米軍用地返還特別措置法に代わるものをつくらないといけないということでありますし、やはり引き続き現政権が沖縄の皆さん、特に仲井真弘多知事をはじめ主要な方々との連携をしっかりとりながら、われわれはやはり基地の問題とリンクさせずに沖縄の振興、自立的な経済発展というものを本気で考えるべきだと思っていますし、今度は与党の一員としてしっかりとサポートをさせていただきたいと考えています」

 ■米国と完全に信頼関係は再確立できた

 --大臣就任以来、日本外交にとって難しい局面が続いた。外交上の成果と今後の課題は

 「成果というものがあるのかないのかも含めて、去りゆく人間が話をするべきではないと思います。ただ、さまざまな問題が起きた半年でありました。特に尖閣の問題とか、そして北方領土の問題もそうでありますけども、私は1つ、この仕事をやらせていただいていて、これは日米関係も同じなんですが、政権交代における、つまりは中国政府も米国政府もロシア政府も今までは自民党政権と基本的にはお付き合いしていたわけですね。それが民主党政権というのはどういう外交をやるのか、安全保障政策をやるのか、あるいは人間関係も含めてですね、そこがまだ手探りな状況があったのではないかと思っていますし、尖閣の問題にいたしましても、そういった面がなきにしもあらずかなという思いは持っていますし、また、普天間の問題もそういった面がなきにしもあらずではないかと思っています」

 「幸い、この中国、米国とは政権交代が起きて、また尖閣の問題や普天間の問題でぎくしゃくした時期がありましたけども、私は米国とは完全に信頼関係は再確立できたと思っていますし、中国側もやはり戦略的互恵関係という大局にたって2国間関係を進めていこうという雰囲気が完全に醸成されていると思っています。あとはそれをどう具体的な形に表していくのかということだと思います」

 「ロシアもまあ領土問題ではかなり強硬ではありましたけども、日露関係というものは極めて重要なものなんだという認識は持っていると思います。つまりは日本の技術力、あるいは近代化に対する支援、国際場裡における協力、こういったものはやはりロシア側も必要だと考えておりますので、そういう意味では領土問題での原則は変えない、しかし他の問題での協力関係をしっかりと強めながら領土問題を解決できるタイミングをしっかり待つということをやっていければ、私は日露関係も自然に発展していけると思っています」 

 「政権交代でお互いが手探りな状況からそういった信頼関係の萌芽(ほうが)、あるいは日米関係は完全に民主党政権でも大丈夫だという雰囲気になったと思います。そういう意味では外交・安全保障というものは基本的に政権交代が起きようが起きまいが、日本の国益ということを考えればそれほど大きな違いはないんだということを民主党政権で実績を残していくことが大事なことなんではないかと思っています。ありがとうございました」




● 「前原外相辞任 政権運営、視界ゼロ 野党は解散へ攻勢 」

毎日新聞  2011年3月6日(日)21時43分

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無言で首相公邸を出る前原誠司外相=2011年3月6日午後8時15分、三浦博之撮影

 前原誠司外相の辞任により、仙谷由人前官房長官に続き、菅直人首相を支えてきた主要閣僚が閣外に去ることになった。両氏が所属する前原グループの「菅離れ」が起き、政権基盤の弱体化が進むのは確実なことに加え、ポスト菅の筆頭だった前原氏の目がなくなったことで、民主党政権の今後の戦略も描けない混とん状態に陥った。自民党など野党は勢いづき、国民年金第3号被保険者の切り替え漏れ問題で細川律夫厚生労働相にも辞任を迫る構えだ。「ドミノ辞任」の可能性も否定できず、衆院解散・総選挙か内閣総辞職に追い込まれる「3月危機」が一段と現実味を増してきた。

【ところで前原氏の党内での立場は?】民主党の党内人脈図で見る
 「ポスト菅の一番手がいなくなるのは大きい。前原氏以外の首相の下で解散しても支持率は上がらないだろう」。自民党幹部は6日夜、前原氏辞任の報を聞いてほくそ笑んだ。自民党は支持率が低迷する菅首相のまま衆院解散・総選挙に追い込む戦略を描いており、後継首相の有力候補だった前原氏を不祥事で脱落させることに成功した。

 実際、政府・民主党内では、首相のクビと引き換えに11年度予算関連法案審議で野党の協力を取り付ける「話し合い退陣」論が取りざたされてきた。野党の協力が得られなければ、新しい首相で衆院解散に打って出るシナリオだが、その有力候補の芽を摘まれた格好だ。

 有力閣僚の野田佳彦財務相や蓮舫行政刷新担当相も、脱税事件の関連企業による献金やパーティー券購入が発覚。岡田克也幹事長も小沢一郎元代表の処分を巡る混乱で中間派を含む党内の反発を買い、首相支持派の勢いは失速気味だ。

 小沢グループは首相を総辞職に追い込んで政権内の主導権を奪い返そうと「菅降ろし」の動きを強める。ただ、民主党政権全体が窮地に陥れば首相が衆院解散に踏み切る可能性もあり、そうなれば、選挙基盤の弱い若手が多い小沢グループには大きな打撃。首相は解散をちらつかせながら党内の退陣論を抑えてきたが、前原グループが菅降ろしに同調する状況になれば、政権運営はいよいよ「八方ふさがりの四面楚歌(そか)」に追い込まれる。

 勢いづく自民党の谷垣禎一総裁は6日夜、「重要閣僚が辞める事態は深刻な問題だ。菅政権の政権担当能力、統治能力の欠如が改めて露呈した以上、一刻も早く解散・総選挙を行い、責任ある体制を再構築すべきだ」とコメント。石破茂政調会長は「首相の任命責任は残る」と語った。

 自民党は「菅首相のまま解散になれば政権交代が近づく」(幹部)と勢いづき、「次は参院で細川氏の問責決議案を可決して混乱させ、破れかぶれ解散に追い込むのがベスト」との強硬論も出始めている。

 菅政権が11年度予算関連法案への協力に望みをかけていた公明党の山口那津男代表は6日夜、党本部で記者団に「辞任はやむを得ない。内閣は求心力を失っており、総辞職か解散をせざるを得なくなっている」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も「首相のガバナンスが問われる」と批判した。

 みんなの党の渡辺喜美代表は毎日新聞の取材に「辞任は当然だ。菅内閣のドミノ崩壊が始まるだろう」と述べ、菅政権は早晩行き詰まるとの見通しを示した。共産党の市田忠義書記局長は「前原氏の外相辞任で済むことではなく、国会で引き続き真相を究明する必要がある」とコメントした。【野原大輔、野口武則】

 ◇日米外交に痛手 普天間閣僚会合控え

 主要8カ国(G8)外相会議をはじめ外交日程が立て込む中、前原誠司氏の外相辞任は日本外交にマイナス影響を及ぼしそうだ。日米同盟深化や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の節目となる日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)も控え、米国との関係が良好な前原氏の辞任は日米関係での痛手となる。

 就任からわずか半年。前原氏は5日、神戸で開かれた対話集会で、力を入れる「経済外交」の新方針として、高い医療技術などを「ジャパン・ブランド」と位置づける政策を発表したばかりだった。

 日本外交は、対米・対中・対露関係の改善に向け、次の一手を打ち出す段階に入っていた。首相や外相が頻繁に交代する現状は、各国には政治情勢の不安定に映る。前原氏も6日の記者会見で、「政治の安定をつくらなければならない」と訴えた。

 前原氏は鳩山前政権で揺らいだ日米関係立て直しのキーマンだった。菅直人首相は今年前半の訪米時に同盟深化協議の成果として日米安保共同宣言の発表を予定。前原氏は、日米の共通戦略目標を2プラス2で策定する方向で調整を続けてきた。首相訪米日程も固まらない中でのキーマン交代は関係改善の停滞につながる可能性がある。

 前原氏は会見で「米国とは信頼関係は再確立でき、中国側も2国間関係を進めようという雰囲気が完全に醸成されている」と強調した。日中間では尖閣諸島沖の漁船衝突事件でこじれた関係を改善しようと、4月に外相就任後初めての訪中を調整していたが、こうしたシナリオも修正を余儀なくされている。【犬飼直幸、西田進一郎】

● 有田芳生(ありたよしふ) の  『酔醒漫録(すいせいまんろく) 』 

 ジャーナリストの視点で挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。

 「 前原誠司外相に狙いを定める勢力がいる 」

2011/03/06

「前原外相辞任」の報に接して

 3月6日(日)前原誠司外相が辞任する意志を固め、総理官邸に入ったと情報が入った。いま辞任情報が入った。新聞各社からコメントを求められたので、要旨次のように語った。外国人から献金をもらうのは政治資金規正法で禁止されているから問題である。

 しかし在日韓国人が通名(日本名)で献金したならば、それを確認することなど容易ではない。いちいち相手に「日本人ですか」などと確認することなどできないからだ。ましてやインターネットをふくめた個人献金を主流にしようという時代にあって、特定政治家を陰謀的におとしめるための行為さえ可能になってくる。だから違法献金がわかった時点で相手に返却し、政治資金収支報告書を訂正すればいい。

 福田元首相が朝鮮総連系から献金されていたのは官房長官時代だった。前原外相が在日韓国人の「おばちゃん」を知っていることと、献金したことを知っていたかは、いまのところ不明だ (読売新聞が報じるとおり「献金者が外国人であることを認識していたことを自ら認めた」 なら大臣どころか議員辞職を求められても仕方ない。しかし前原外相は「献金をいただいているということについては認識していなかった」 と会見では語っている)。

( 匿名の投稿文 )

投稿  2011/03/07  01:41
 (副島隆彦注記。 京都では、)  前原 vs 谷垣(野中ヒロム) の利権の構図がささやかれていますね。 また、その裏側に存在していることが、資金源 が 目減りしてきている 「組」 関連の闘いなのだとの噂も有りますから・・・。ヤマケン組 と コウドウ会の今後の動きに目を向けてみれば・・と書かれているブログを読んで、私は、けっこう納得しちゃいましたよ。 宗教を絡ませた党には、誰も何も言わない????

投稿 てんてん | 2011/03/07 01:22
  前原さんの問題の京都の焼肉屋のおばちゃんは4日金曜日のTBSニュース23のインタビュー映像で「韓国や、在日や言うてるやん」前原と30年以上の付き合いといい、ポスターを貼りにいったり「前原頼むで 頼むで」と言うだけや「前原のナンバーワンの営業マン」と言っている、「それだけや、うちは何も頼むことはないしな」と言っているが、これは献金だけではなく選挙違反を認めているので、前原さんは完全に議員辞職しなければいけない事になる。 

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

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最終更新:2011年03月07日 21:24