イルミナ

イルミナ(いるみな)

禁人種の核(コア)と呼ばれていたものの正式名称。
老化を著しく遅らせ、サイレン世界の大気を取り込み自らの生命力・原動力へと還元する機能を持つ。
これにより、イルミナを移植されたものは食事や睡眠を取らずに生命活動を行える他、PSIの力を増加させることも出来る。
身体能力および生命力が飛躍的に向上するほか、PSI使用による脳への負荷も劇的に軽減されるらしく、
イルミナを移植したものがPSIの過剰行使により自滅するというシーンは一切見られない。
但しイルミナの移植には、拒絶反応や体形の変化、最悪の場合は死など、いくつかの致命的なリスクを被る可能性が存在する。

イルミナの技術は元々ミスラが与えたもので、その真の目的は、宿主から吸収した力を「星を喰う者」クァト ネヴァスに与えるためであった。
W.I.S.Eの中でイルミナをつけていないのは天戯弥勒グラナカプリコだけで、鬼瀬鋭二(ヴィーゴ)も当初はつけていなかった。
イルミナの力を失うことで、肉体変化を起こしていない者は人間本来の生命活動を取り戻すことができ、逆に肉体変化を起こした者は灰になってしまう。

語源となったと思われる「イルミナティ(Illuminati)」は、啓蒙、開化を意味するラテン語。
現実の歴史、フィクションに登場する秘密結社の名称としても用いられる。

イルミナス・フォージ(いるみなす・ふぉーじ)

イルミナの効能によってもたらされる、サイレン世界に適した新しい生命としての形態であり、
老化の抑制、生命力の向上による無病長寿化、食料や睡眠を必要としない生命活動などを指し、あるいはイルミナの移植そのものを表す。
前述の通り、イルミナ移植には、拒絶反応による死や身体の異形化等のリスクが伴うが、
シャイナ曰く、「力にはリスクが伴うものなので仕方が無い」との事。
ただし、クサカベの話によれば、イルミナス・フォージを行った者は、太陽光を直に浴びることはできない。
直射日光を浴びてしまうと酸素が奪われたように窒息してしまうため、直射日光のある場所での活動は死の危険と隣り合わせとなる。

作中ではドルキが2度のイルミナス・フォージを行っている他、望月朧が自力で自身の肉体にイルミナを埋め込んでいる。
移植の成功率は知性ある禁人種が立ち会うか否かでかなり違ってくるようで(ドルキの台詞より推測)、
例え素体の適応能力が低くとも適切な処置を行える者が居ればだいたいの移植は成功するようだ。
ただし、2度目のイルミナス・フォージを行った場合の1年以上の生存確率は0.5%と極めて低く、
ドルキはそのリスクを推して失われた右腕へイルミナ付きの腕を移植した。
結果、肉体に馴染まず、拒絶反応を起こしているためどのみちドルキは短命に終わる運命にあったものと思われる。

凝縮型イルミナ(ぎょうしゅくがた-)

スカージ のメンバーに付けられた、実験段階の特殊なイルミナ。
このイルミナによるイルミナス・フォージ改造は非常に強力なPSIを使える禁人種を生み出す事が出来る。
未来のエルモア・チルドレンに匹敵するほどの戦闘力を持つ者もいる。
ただ、この改造による生存確率は0.1%以下であり、強力な禁人種の量産化は不可能のようだ。

通常のイルミナよりも粒が小さく、2個で1セットとなっているほか、
移植部周辺の皮膚はギザギザに裂け稲妻のような傷跡が残ってしまう。
これを砕かれて死亡した者は存在しないため、凝縮型は通常のイルミナよりも遥かに高い耐久力を有しているものと思われる。
(ただし、ジュナスのイルミナは朱鳥の猛攻でも傷一つつかなかったため、イルミナの耐久力は移植者の実力に準じている可能性もある)


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最終更新:2013年04月02日 21:55