生命の樹

生命の樹(セフィロト)

天戯弥勒PSI能力。巨大な光の樹を作り出すことができる。
光の樹はPSIで作られた光る種を撒いた後に爆発的な勢いで芽吹かせたり、緊急時には即座に発生させて弥勒の身を守るなど
時間差を利用したり伏兵として潜ませて使用することができるためアゲハの暴王よりも使い勝手がよい。
生命や生命エネルギーを操るのが本来の能力だが、足場や防御、相手の拘束など色々な応用性のある能力である。
「生命の樹」という名前から考えて、10個の派生技(隠されたセフィラである“ダアト”も含めば11個)を持っている可能性が高い。
余談だが、犬居の落書きの中には生命の樹の図が描かれていた。


峻厳(ゲブラー)

巨大な光の樹が地面から芽生え、周囲の生命を感知して枝で串刺しにする技。
ある程度のコントロールが可能で、複数の目標を同時に攻撃できるため相手を選ばない。
急所をホーミング、刺した者の生命エネルギー吸収などの追加プログラムもある模様。
グラナのように高度なライズが使えるサイキッカーであれば、素手で止める事も可能なようだ。
現代世界ですら大橋の床板を主桁や橋桁ごと軽々と貫いてるところからその破壊力の一端を覗くことができる。
未来世界では近距離から放たれたアゲハの暴王の流星を種のみで容易く防ぐなどその力に磨きがかかっている。
最終決戦ではクァトネヴァスと同化したミスラの猛攻を防ぎつつ、アゲハの足場として力を貸した。



王国(マルクト)

人間の口から光る樹を発生させ、その人間を操る技。
操るためにはセフィロトの光る種を植え付ける必要がある。
発動された人間は急速に生命エネルギーを吸い取られ、なす術もなく枯死してしまう。
グラナとの戦いでは彼の眼に植え付ければ隷属化できるということを明言していたことから、
一旦身体の内部に種を植え付けてしまえば例え相手が誰であろうと決定的な勝利を収めることが可能。



美(ティファレト)

王国(マルクト)で他の生命の口から発生させた光の樹から、生命エネルギーを吸収して回復する技。
グラナの「日輪”天墜”」の直撃を受けて黒焦げになった全身をあっという間に再生させた。
自分の力を使って誰かを回復させるCUREとは真逆の存在であり、
他者から奪い取った生命力で自身を回復させる能力。
瀕死の状態からであっても瞬時に全快することから、回復速度や一度の回復量はCUREの比ではない。
推測ではあるが、回復後の弥勒はグラナを上回る動きを見せたことから、吸い取ったエネルギーを自身の力に加算したり、
蓄積した脳への負荷までをも回復できるという可能性がある。
もしかすると、他者の力を糧にし続ければ無限に成長できるのかも知れない。
尚、この癒しの力を他者に分け与えられるかは不明。



王冠(ケテル)

アストラル・ナーヴァ本部内にある巨大な釜に満たされた生命を利用し、新しい生命を創り出す技。
生物を一旦生命エネルギーへと変換し、弥勒が巨大な光の種を落とし込むことで第一段階は完了する。
そこから巨大な光の樹が発生、さらに生命の門を開門し魔法陣を光の樹上部へと展開すると生命エネルギーが溢れ出し、
眩い光が世界に広がり包み込んでいくのが第二段階となる。
そして、最終的段階になると変換された生命エネルギーが新たな生命の根源となる胚として還元されて顕現、
新たな生命体を生み出すという、作中でも非常にスケールが大きく大掛かりなPSIであるといえよう。



以上のほかに"生命の門(セフィラ・ゲート)"という技も存在する。
奪い取った生命を使って巨大な球を作り、魔法陣を”開門”することで発動する技。

中央部の球体から強大なエネルギーを発することで、グラナの”天墜”さえ相殺することが可能。
発動するためには生贄となる生命が必要なようで、その量によっては威力も左右されてしまうようだ。
とはいえ、一般人10人の生命だけでもグラナの天墜を相殺できる(しかも、王国で使用した後の余剰エネルギーのみで)ことから
未来世界でアゲハに対して放ったものは生命の炉に溜まっていたエネルギーを使用しているためおそらくその数万、数十万倍単位に及ぶものと思われる。
最終的には半死半生の弥勒と消耗したグラナの生命力のみで生命の門を開放しクァトネヴァスを撃破しているため、
PSI能力としては暴王と並ぶ異質かつ桁違いの能力であるといえよう。


ちなみに、元のモデルとなったであろう生命の樹には以下のようなものである。
光の樹とは、旧約聖書の創世記(2章9節以降)にエデンの園の中央に植えられた木である。
命の木とも訳され、その樹に実る実を食べると神に等しき永遠の命を得るとされる。


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最終更新:2013年05月17日 09:47