ウラヌス

ウラヌス(うらぬす)

毛のついたイヤーマフと縞のマフラー、ダッフルコートとツンツン頭が特徴的な背が低めの男。
グリゴリ実験体03号で、二つ名は"氷碧眼"(ディープフリーズ)。

03号は実験対象外となった実験体だったが、その後は実験施設から脱走したグラナを始末するために政府の刺客となった。
しかし、対峙したグラナに大敗し「目が覚め」、政府の刺客を辞めて以降、逆に政府から追われる身となる。
以後、グラナに勝って彼の「ポンコツ」発言を撤回させるために、執拗に付きまとっては戦いを挑んでいるが、彼らのやり取りからグラナに勝てたことは無いようだ。
そのグラナに勝った弥勒をテレビで知り、彼の強さに近づくため、また、自分の存在価値を見つけるためにW.I.S.Eに参加した。

PSI能力は氷を具現化させる能力"氷碧眼"。
その能力で作り出した槍を投擲した際の破壊力や、グラナの隙をついて彼の背後に跳躍していたことなどから高いレベルのライズ使いであることがうかがえる。
グラナが彼に対して「目が覚めた」と言っているが、この事から彼は以前、政府によって洗脳されていたという可能性を示唆している。
グリゴリの実験体であること、「ポンコツ」発言とそれに対する執着から予想するに、グラナ同様遺伝子レベルで操作され、
フラスコから生まれた実験体、その失敗作であるということなのだろうか。

グラナに一歩譲るとは言え、流石にグリゴリ実験体であるだけに高い実力を持ち、後に変化した歴史では先任のシャイナを蹴落としW.I.S.E第三星将となっていた。
また、それと同時に03号という名前以外にも「ウラヌス」という呼び名も与えられていたようだ。
根を襲撃し撤退してきたジュナスに対しては挑発的な事を口走っていたところから二人の仲はあまりよくないものと思われる。
クールで皮肉屋な性格ではあるものの、脱走中のヴィーゴと合流したり、古都霊山での一戦では仲間との連携、報告を欠かさなかったことから一匹狼というわけではないようだ。

ただし、「自分だけの戦闘」に他者が介入することは絶対に認めることは無く、この時ばかりは加勢を申し出たグラナやジュナスに対しても敵意をむき出しにするほどである。

アストラル・ナーヴァ決戦ではW.I.S.E勢の先鋒を務め、フレデリカカイルのコンビと交戦。
アストラル・ナーヴァに向かって放たれたパイロクイーン・サラマンドラの熱線を容易く防ぐ氷の盾を作り出した。
氷の道を氷の靴で移動し氷の銃弾、氷の槍で攻撃するなど、現代時と戦闘スタイルはあまり変化していない。
が、能力・威力は比べ物にならないほど向上しており、その氷結能力は格段に強化されている。
特に、氷の槍は威力絶大でカイルが設置した三重のマテリアル・ハイでようやく止めれるほどの高破壊力。

クサカベらの秘策により戦闘中、太陽光を直接浴びたことでイルミナの機能が弱まり、フレデリカのパイロクイーン・サラマンドラを受け消滅したものの、
エルモア・ウッドの二人組を一人で相手取り、さらに終始優勢に進め秘策が無ければ間違いなく返り討ちにしていたであろうということは、
グリゴリ実験体がいかに規格外の、強大なサイキッカーであるかをまざまざと見せ付けることとなった。


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最終更新:2023年08月09日 13:14