【Circle Collection】第1回 関東の老舗サークル「グランドスラム」に体験参加!

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 ☆雑誌「Quiz Park」vol.1に掲載した記事の再録です。

 

 全国津々浦々のクイズサークルを紹介していくこの「Circle Collection」。
記念すべき第1回として、関東の老舗サークル「グランドスラム」を取り上げます。

 1992年に発足してからはや12年。質量とも充実した内容・ハイレベルな勝負と、初心者の方にとっても入りやすいアットホームな雰囲気を両立した、稀有なサークルの一つです。

 今回は、2004年5月9日に行われた5月例会にお邪魔し、脇屋恵子会長らにお話を伺いました。

 

グランドスラムの活動

 

 グランドスラムの例会は非常に量が多く、密度も濃い。当初は「大会(2004/5/23の第3回Quiz Road Cup)前だからこれだけボリュームがあるんだろう」と感じていたのだが、お話を伺ってみるとほぼ毎回こんな調子とのこと。

 例会後のラーメン屋にて、「普段どんな活動してるんですか?」という切り口から取材をスタートした。

 

【活動時間】今回同様、13時半スタート、21時前後に終わることが多い。休憩についても5分弱のトイレ休憩を企画と企画の合間に入れるくらいで、ほとんど休憩をとらない。「ジュース買いに外に行って帰ったらもうクイズが始まってた、ってこともよくあります」

 

【活動のスパン】現在は月1回例会を実施しているが、一時期は毎週活動を行っていた時期もあった。その代わり、現在も不定期に会長宅で「底上げ」「寺子屋」という勉強会を実施している。

 

【企画の担当者】特に担当は決めず、企画をやりたい人が自己申告で持ち寄る形をとっている。それでも企画が足りないということはなく、むしろ企画が集まりすぎて一例会で消化しきれず次回の例会に回すことも多い(今回の5月例会がまさしくその形だった)。
最近ではサークルの掲示板でやりたい人が告知を打つことも多い。事前に「今回は企画が少なそうだな」と感じたら、会長からメンバーに企画を持ってきてもらうようお願いすることもあり。

 

【参加人数】最近では一例会15人前後。早押し機(高畠操一さん作成)のキャパシティが16人なので、それを超す場合は形式を調整したり、2~3人で一つのボタンを共有する形で対応している。

 

  

グランドスラムの草創期

 

 …と、現在は充実した活動を送っているグランドスラム。では、設立当時はどのような形だったのだろうか?そもそもどんなきっかけで設立されたのだろうか?12年前の設立秘話について、脇屋会長にお聞きした…。

 

【設立のきっかけ】グランドスラムが設立されたのは1992年。脇屋会長が「クイズサークルをやってみよう」と思い立ったのがきっかけ。当時クイズ王番組などが流行していた時期だったが、脇屋会長はどちらかというと「仲間うちでクイズを楽しむ」ことを念頭に置いていた。
「QA(総合雑誌)」「パズラー(パズル雑誌)」などにクイズサークルの結成の告知を出したところ、スタート段階で11名が集まる。記念すべき初会合は、クイズ…ではなく、高田馬場の「清龍」(スペースが広いので、クイズイベントの打上げによく使われた飲み屋)での飲み会。ここからグランドスラムの歴史が動き出すことになる。

 

【会員募集】活動を続けながら、会員募集を積極的を行っていった。(当時存在した)電話での情報提供媒体なども使ったが、中心となったのは雑誌。特に効果があったのはパズル雑誌「パズラー」(当時はパズルだけではなく、クイズにも力を入れていた)。また、就職情報誌「フロムエー」「an」や、サークル・個人が情報を発信する雑誌「じゃま~る」などにも告知を掲載。


≪中野亨さんの場合≫ 「アタック25」の2003年度年間チャンピオン、その圧倒的な勝ちぶりと「ナナメ取り」に代表される戦略から「強すぎる男」と新聞のテレビ欄に書かれる程の大活躍を見せた中野亨さん。彼がグランドスラムに参加するきっかけになったのも「じゃま~る」であった。
ただし、中野さんがグランドスラムの告知を見た…わけではない。当時の「じゃま~る」には「クイズをやってみたい」という方からの情報が掲載されることもあった。中野さんも「じゃま~る」に問い合わせ情報を掲載(1998年年末に放映されたテレビ番組「20世紀クイズ王」を見てクイズサークルに興味を持ったとのこと)、それを見た脇屋会長が中野さんにコンタクトしたことが、入会のきっかけとなった。

 

 

≪田中佐喜雄さんの場合≫ テレビ番組「天」やクイズイベント「Quiz Road Cup」などで活躍する強豪・田中佐喜雄さん。彼が入会するきっかけとなったのは、「アタック25」。予選会場で知り合いになった小倉剛さんに勧誘され、グランドスラムに参加するようになったという。
このように、直接グランドスラム会員と知り合いになったことが入会のきっかけとなることも多々あった。

  

【設立当時の活動】現在は公共施設で活動を行っているが、設立当時はそのような施設があることを知らなかった。そのため、喫茶店チェーン「ルノワール」の談話室で活動していた。当時はまだ早押し機は市販の「早押しピンポンブー」を使用、問題についても市販本を読みあうのがメイン。
当時の活動では参加人数が3人しか来ないようなこともあったが、会員募集や定着がうまくいったこともあり、現在まで活動を続けてくることができた。


【メディアへの露出】会員がクイズ番組に出ることも多く、出演が決まると対策会を開くことも多い。優勝を果たしたTBSテレビ『天(10)』に出演してからは、諸方面から問題作成や番組出演のオファーがあった(トーク番組『三宅裕司のドシロウト』なども)。ただ、かつて『クイズ赤恥青恥』にサークルとして出演した際には「正解と誤答の2パターンを撮影」「登場はウルトラクイズのテーマ」などの演出に辟易した。
すべての依頼を受けるわけではないが、メディアに出たい人には力強いサークルかもしれない。

 

グランドスラムに参加するには?

 

 ……と、いろいろなルートで会員を募集することで活動を続けてきたグランドスラム。現在は早押し機や部屋のキャパの問題もあり、積極的に会員の募集を行っているわけではないが、ゲスト参加に対し門戸を開き続けている。どのようにすればグランドスラムの例会に参加できるのかを伺った。

 

【ゲスト参加するには?】現在、ホームページのメンバー紹介に名前のある人が会員で、それ以外は基本的にはゲスト参加となる。参加希望者はメール、電話、直接など何らかの方法で会長に連絡すればOK。ちゃんとあいさつができるくらいの常識のある人ならば、来るものは拒まず。
会員の誰とも面識のない、全くの初めての人については、不安なので名前と年齢、どんな職業でどこに住んでいるかくらいは教えていただけると安心。
部屋や早押し機のキャパの都合で参加をお断りすることは、今のところはありません。

 

【初心者の方へのメッセージ】グランドスラムは、クイズ以外の活動もたまに行っています。最近では京王フローラルガーデンに行ったり、「ウルトラセブンの友里アンヌ隊員」ことひし美ゆり子の店に行ってみたり、さいたまにあるラーメン博物館のようなところへ行ったり……。そんな、気軽に遊ぶようなこともしています。過去にはボウリングにもよく行きました。葛西臨海水族園にも行ったし、豊島園内でクイズを決行したこともあります。
クイズを仲介にしていても、サークルはやはり人と人とのつながりが大事。楽しい時間を一緒に過ごしてみたいという方は、老若男女問わず一度遊びにきてみてください。

 

 【編集:橙武者】