xyzの特徴(2) 追記

xyzは「ナンバーワン決定戦」ではありません。


 このxyzは、ナンバーワン決定戦ではありません。
 ☆を一番多く獲得した方に粗品(もらってうれしいかどうかも微妙なもの)を差し上げるかもしれませんが、「皆さん、ナンバーワン目指して頑張ってくださいね!」というイベントではありません。

 このイベントの目的は、「いかにお客様にクイズを楽しんでいただくか」という点にあります。
 勝ったとしても、負けたとしても、いろいろなクイズにできるだけ多く触れて頂きたい…このことを達成するためには、ナンバーワン決定戦である必要はない、特に「勝ち進み形式」(勝った人は引き続きクイズができるが、負けた人は以後参加できない形式)でない方がいい…と考えました。

 勝った人を盛大に表彰することはありませんし、勝ち負けによりクイズをやる機会が増減することもありません。
 初心者の方がクイズをやりやすい環境はどんなものだろうか、ということを考えた末の答えが、今回の「xyz」のスタイルです。

しかし、「勝ち」「負け」を否定しているわけではありません。


 最近の小学校では、運動会で順位をつけない…よく聞く話ではあります。
 ナンバーワンよりオンリーワン…これまたよく聞く話ではあります。
 しかし。
 xyzで私たちスタッフが勝ち負けを殊更に強調しないのは、そういった「勝ち負けをつけることの否定」からではありません。
 むしろ、クイズをやる以上、勝ち負けは避けては通れない問題だと私は考えています。

クイズにおける「勝ち」「負け」とは?


 「ナンバーワン決定戦」ではない、このxyz。
 このxyzにおける「勝ち」「負け」とはどういうことなのか。
 これを考えるにあたり、まず「クイズイベント全体の”勝ち””負け”ってなんだろう?」ということを考えてみます。

 イベント全体において、勝った人が出れば、負けた人も出る。
 もちろん、各ラウンドや各セットに分解していっても、「勝ち」もあれば、「負け」もある。
 もっと分解すると、一問一問において、正解=勝ちもあれば、「正解される」「誤答」といった負けもある。
 …これらのことは、「ルール上」「対他のプレーヤーとの勝負」です。

 視点を変えると。
 その問題がわかるか、わからないか。これは「対出題者・スタッフとの勝負」。
 思い出せそうで思い出せないことを、なんとか思い出そうとする。これは「自分との勝負」。
 これらは、「問題上」の勝負といえるかもしれません。

 さらに、人によって主観的な「勝ち」「負け」の基準が変わってくることもあります。
 初心者の方からすれば、上位に進出しなくても、はじめて1問正解したことが「勝ち」なのかもしれない。
 1問も正解できなくても、わかった問題が数問あったということが「勝ち」なのかもしれない。
 一方でベテランからすれば、優勝しても試合内容によっては「負け」かもしれない。

xyzにおける「勝ち」「負け」


 単純なイベント全体を通しての「勝ち」「負け」以外にも、これだけいろいろな「勝ち」「負け」がクイズには詰まっています。
 「勝ち」なのか、「負け」なのか。
 xyzにおいて、その基準を決め、最終的にそれを判断するのは、参加者である皆様です。
 スタッフが用意した「勝ち」「負け」は確かに存在します。存在しますが、それを絶対視することは、スタッフ側では行いません。

 「楽しんだヤツが勝ち」と言われてしまうと、まあ、その通りなんだけどね。















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最終更新:2008年03月23日 00:54