イベントでのクイズ


クイズイベントとは?


 読んで字の如く、クイズに関するイベントです。

 ほとんどの場合、クイズ好き有志が自主的に開催しています。残念ながら他の趣味のように、企業が開催するようなイベントは2007年現在ではありません。
 大会の内容は千差万別です。ナンバーワンを決めるために行う競技性の強いものもあれば、バラエティ性が高くみんなが楽しむためのイベントもあります。参加人数、問題傾向、形式、演出なども様々です。

 どのようなイベントがあるかは、クイズナビゲーションサイト「一心精進」をご覧ください。

クイズイベントが生まれたきっかけ


 もともとクイズサークルは、「クイズ番組に出場し勝つために対策を練る」という目的で結成されたものが大半でした。そのため、活動の中心となったのは、クイズ番組対策などのサークル内活動でした。
 サークル外の活動としては、せいぜい「他サークルとの対抗戦」や「学園祭への出展」があったくらいで、現在多く開催されている「クイズイベント」はほとんど見られませんでした。

 しかし、1990年頃から、大学クイズ研主催のクイズイベントがちらほら見られるようになりました。
 一つの流れとして、「他サークルとの対抗戦」の門戸をさらに広げ、誰でも参加できるようにしたこと。
 別の流れとして、「クイズ王決定戦」という形でナンバーワン決定戦が増えたこと。
 さらに、テレビの「クイズ王決定戦」を通して、主に強豪たちを中心に大学のクイズ研同士の横のつながりができてきたこと。
 (90年代初頭には日本テレビ系の「ウルトラクイズ」に加え、TBS系の「史上最強のクイズ王決定戦」、フジテレビ系の「FNS1億2000万人のクイズ王決定戦!」といったクイズ王番組が軒を連ねていました)
 ……これらの流れにより、「番組のシミュレーション」「公開練習試合」という形で、大学クイズ研がイベントを開催するようになりました。

 当初は「他サークルとの交流」「テレビのクイズ王番組に向けての練習」がメインの目的でした。
 しかし、次第に「来た人を楽しませたい」「自分が楽しいと思うクイズを紹介したい」と、クイズそのものが目的となったオープンが増加していきました。
 現在では、テレビのクイズ王決定戦をスタイルを一つのベースとしながらも、さまざまな試みがされ、独自の発展を遂げています。

クイズイベントの流れ


 基本的には、下記のようなスタイルのクイズイベントが多いです(ただしxyzなどこれに該当しないものもあります)。

  • 参加人数は50~200名。
  • 一つの大きな会場を用意。ステージで少数の参加者が競い合うのを、それ以外の人が観戦する形をとる。
  • いくつかのラウンドに分け、勝った人が次のラウンドに進出。
  • 最初のラウンドでは、人数を絞り込むためにペーパークイズ(筆記試験によるクイズ。50問が標準)を実施することが多い。以前は「ペーパークイズの上位以外は早押しクイズができない」イベントが大半だったが、最近は敗者復活などを利用し「なんらかの形で、全員が早押し機に触れる」イベントが増加している。

イベント=「ハレ」の場


 クイズイベントは、前述の通り、「少数のプレーヤーがクイズをするのを、多数の観客が見る」というスタイルが大半です。
 最近では何らかの形で一回は早押し機につけるイベントが多くなっていますが、クイズを「やる」機会はそれほど多くはありません。一度にクイズができる人数は非常に限られています。限られているからこそ、企画者にとっても参加者にとっても重い存在となっています。

 単純にクイズを「やる」機会を考えれば、イベントよりもサークルの方が向いています。
 特に初心者の方にとって、イベントでクイズをやれる機会は、かなり少ないかもしれません。最悪、「ペーパークイズを解くだけ」ということも多々ありえます。

 しかし、イベントにはサークルではできないことが多々あります。
 少ないからこそ貴重な「クイズをやる機会」、サークルよりもハイレベルな勝負、音響や照明といった演出、観客からの拍手やため息、普段会えない他サークルの人たちとの交流…。
 サークルが「ケ(日常)」であるならば、イベントは「ハレ」の場です。そして、「ハレ」の場だからこそ味わえるものもあるのです。

クイズイベントを楽しもう!


 「ハレの場」であるクイズイベント。そこで楽しむためのスタンスを、いくつか挙げてみます。

  • とにかく挑戦してみる
 「実力を試してみる場」として、クイズイベントをとらえるやり方です。
 最初は手も足も出ない…とは思いますが、努力を重ねるうち、じょじょに他の人との差が詰まっていくことが実感できるはずです(どのようにして努力するのが効果的か?というのは、今後とっかかりだけでもご紹介できればと思っています)。

  • 友達を作る
 「クイズ界」というのは広いようで非常に狭く、現在オープンに来ている人の多くは知り合い同士だったり、名前くらいは知ってる者同士だったりします。なので、初めてイベントに来た方は「内輪ばかり」「なんとなく疎外感を感じる」という方もいるかと思います。
 が、今「知り合い同士」に見える人も、もともとのきっかけは大したことではありません。打ち上げで隣の席だったり、団体戦で同じチームだったり、知り合いの知り合いだったり、同じイベントに参加してたり、ネット経由だったり…。
 知り合い(さらには友達)がいるのといないとでは、イベントの居心地が天と地ほど違います。また、知り合いを作ることで、サークルへの参加などもしやすくなりますし、いろいろな情報も入ってきやすくなります。

 で、どうやって知り合いを作るかですが……一番いいのは「イベント後の打ち上げ」です。最近では酒が飲めない人が多くなったせいか、まず「むりやり飲ませる」飲み会はありません(勝手に自滅する人はいますが…と他人事のように言ってみます)。ご気軽に参加いただければと思います。
 イベントの中には、参加者同士の交流を狙って団体戦などを行う形式もあるかと思います。団体戦のチームメイトとは以後も割と話しやすいのではないでしょうか。
 あとは、ネットであらかじめ知り合いを作っておく、というのも一策かと思います。

  • 普段やらないクイズに触れる
 一つのサークルだけだと、触れられるクイズの種類や幅には限界があります。かといって複数のサークルに参加し続けるのも大変です。
 その点、イベントを「クイズ見本市」として考えるのもいいかもしれません。イベントによってクイズのスタイルは様々ですし、一つのイベントでいろいろなスタイルのクイズを行うものもあります。また、イベント会場では問題集やビデオが販売されていることもあり、これらもいろいろと参考になるかと思います。

 ……などなど、イベントの楽しみ方も様々です。ぜひ自分に合ったスタイルで楽しんでいただければと思います。
 まずはどんなイベントがあるか、クイズナビゲーションサイト「一心精進」を見てみましょう。フィーリングが合いそうなイベントがあれば、足を運んでいただければ幸いです。









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最終更新:2008年04月19日 01:58