大まかな手順


1.ネックの反りを見る
→反っていたら修正

2.弦高調整
→調整用ネジが錆びていたりしたら交換

3.オクターブ調整
→オクターブ調整ネジが錆びていたりしたら交換

ネックの調整


ネックは木製であり、それに金属製の弦を張るわけであるから多少の反りは免れない。
個体差もあるにしろ、季節の移り変わりによって湿度。温度などの変化を受けて反ることもある。
ネックの状態を判断し、修正するには慣れが必要ではあるが、安ギターなので壊した際の金銭的ダメージも小さいだろう。気にせずトライして欲しい。

実際のトラブル例

☆自分で修正できる状態

  • 順反り
弦を上にした状態でギターを寝かせ、ネックが起きてきている状態。
弦の張力にネック材が負けていることや、木材の収縮乾燥、指板材との収縮率の違いなどによって起こることが多い。

  • 逆反り
弦を上にした状態でギターを寝かせ、ネックが背面に向かって反っている状態。
木材の収縮によって起こったり、トラスロッドの締めすぎによって起こることが多い。



☆諦める、もしくはリペアショップに出すべき状態

  • ハイポジ起き
ハイポジションはストレートだが、途中から順ぞっている状態。
根本部分はロッドが効きにくいため起こる。

  • 捻れ
1弦側と6弦側で逆方向に反っている状態。
指板を削って修正したりする。

  • 波打ち
部分的に順反り、逆反りが混合している状態。


判断方法

1フレットと最終フレットを押さえて、その中央部に紙一枚程度の隙間があるかどうかを見る。
まったく隙間が空いていなければ逆反り、1ミリ以上も開いているようであれば順反りである。

トラスロッドの調整方法

基本的に、ヘッド側から見て時計回りで逆反りになり、反時計回りで順反りになる。
最初は30度から45度程度回してみて、状態を見てみる。
余り急激に回しても、大きな効果が得られるわけではないので注意。

トラスロッドに使用するレンチのサイズ
  • ストラト系なら4mmの六角レンチ
  • レスポール系なら8mmのボックスレンチ
を使用することが多い


リペアマンからのアドバイス


767 名前:ドレミファ名無シド[] 投稿日:2007/09/15(土) 07:50:03 ID:/t/p6ON+
ギター歴無駄に30年のへっぽこリペアマンの駄文以下お許し下さい。

レジェンド LST-DLX(SBL/M)を購入し下記3点の調整追加のみで誰がどう聞いても
所有している90年代Fender USA アメスタを上回るクオリティ(太さ・鳴り・伸び)に驚きました。


【アーム多用する方対象です:フローティング2mm前後】

1.ナットソースをナット及びストリングガイドに塗布

 →各方面で叩かれているこの価格帯の弱点(チューニング)が解決します。

2.トレモロユニットのスプリングハンガーのネジ2本を"長め"のものに交換(4.1mm X 45mm)

 →桐ボディの最大の弱点(柔らかい)が災いしてアーム多用すことによってこのネジが
  抜けてしまうトラブルを回避するとともに弦振動をより効率的にボディに伝達する上でも有効。

3.ESP TREMOLO TONE SPRINGSを4本装着。

 →まさにマジック。太く倍音豊かな鳴りがこの値段で実現できました。


総計5千円以下の追加投資で激変するクオリティは信じて貰えないかもしれませんがご参考に
なれば幸いです。

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最終更新:2009年07月09日 04:38