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応急手当マニュアル」(2008/10/25 (土) 01:30:37) の最新版変更点

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*かんたん応急手当マニュアル **1.はやわかり手順表 -周りの安全確認をしよう -周りの人に協力を頼もう -救助隊の人が来てくれそうなら…… --それまでの間に応急手当! -救助隊の人が来れなそうなら…… --まずは正常な心臓の脈拍や呼吸を回復させよう --それから運び役をやってくれる人を探そう -ぱっと見て意識がなさそうだったら…… --意識があるか確認しよう --意識がなければ呼吸が正常か確認しよう --呼吸が異常なら人工呼吸をしよう --呼吸が戻らないようなら心臓マッサージをしよう --回復するまで続けます、病院へ着いたらお医者さんに任せましょう **2.怪我の手当て -骨折や脱臼していたらズレはそのままで出来るだけ楽に固定、出血していたら止血して固定、傷は心臓より高くして楽な体勢に -火傷していたら服を脱がさずそのまま水をかけ続け、水ぶくれは出来るだけ清潔な布で覆いその上から冷やし、部位が広すぎる場合は体温が奪われるので暖かくなるように配慮します -傷にはガーゼをあてましょう -包帯はガーゼの固定や、強く縛ることで止血に使えます。ストッキングでも代用出来ます -三角巾は大きな傷や、関節の固定に使えます。清潔で大きな布ならOKです **3.心臓発作・脳卒中 -心臓発作の時は顔色が青くなり、冷や汗もかきます。強い痛みを訴え、呼吸困難や、突然倒れたりすることもあります -心臓発作だと思ったら、座らせて深呼吸をさせましょう。体も温めてあげ、意識を失ったら人工呼吸と心臓マッサージです -心臓の持病があって、薬を既に持っていたら、飲む手伝いをしましょう。ただし、それ以外で飲食は禁止です -突然のしびれ、脱力、混乱、会話の不能、歩行困難、めまい、頭痛、意識障害、すべて脳卒中の兆候です -脈は強く、しかしゆっくりと打っています。目の動きがおかしくなったり、左右で瞳の大きさが異なることもあります -脳卒中の疑いがある時も、呼吸が楽に出来るよう、嘔吐があれば横向きに寝かせて喉を詰まらせないように配慮します -意識を失ったらやはり人工呼吸と心臓マッサージ -運ぶ時は頭と胴を水平に保ち、特に頭は揺らさないように注意して運んでください **4.腹痛・痙攣 -腹部が張ったように硬く、脈は弱く、顔面蒼白で額に汗を浮かべるのが腹痛の症状です -腹部を暖めたり冷やすこと、また、飲食することは厳禁です。下剤もNO! -吐いたものは取っておき、お医者さんに見せましょう。たかが腹痛、ではありません、急性のものは早急に手術しなければ命に関わります -突然の意識の喪失、全身の硬直、痙攣、呼吸困難、青い顔、歯を食いしばり白目を剥く、失禁や嘔吐、泡を吹く、これらが痙攣の発作です -呼吸を楽にしてあげ、嘔吐しても大丈夫なよう、横向きに寝かせて喉を詰まらせないように配慮。刺激はなるべく与えないようにしてください -痙攣が起きたら、とにかく急いで運びましょう -痙攣には原因があります。診断するために、どんなものが、いつ、どんなところで、何が起こった後に、どのようにして起こり、どのくらい続いたか。よく観察し、メモを取って、お医者さんに報告してください **5.大原則 -水平・上向きに寝かせましょう -意識がある時は、本人に聞いてもっとも楽な体勢を取らせます -意識がない時は、横向きに寝かせ、頭を後ろにそらし、そのままの体勢で安定するように片足の膝を90度曲げてあげましょう -意識があってもなくても、顔色が青い時は足の方を、赤い時は上半身を、それぞれ少し高くしましょう **6.コツ -安全確認は、怪我の原因となるような事故が起こった形跡がないか確かめることから始めましょう -呼びかけたり肩を叩いて反応があれば意識があります -呼吸はあごに手をやり頭を後ろにそらしてあげることで、空気の通り道が自然に開きます -人工呼吸は相手の鼻をつまんで、口の周りを覆うように大きく口付けて、相手の胸が上がってくるまで約1秒、口を離してもう1回で1セットです -心臓マッサージはまず相手を硬い床に上向きで寝かせ、胸の真ん中を手の底の硬い部分で強く押して20秒で30回、人工呼吸とセットです -止血は傷口より心臓に近いところをぐっと抑えて行います。動脈(抑えるとどくんどくんする血管)がわかる人は、動脈を意識して抑えましょう -止血は傷口に布をあててぐいと抑えても出来ます。直接手で触らずに、ビニールなど間接的に触れて邪魔にならないものを手袋にしましょう **7.子供が相手の時は -子供は首がやわらかいので、あまり頭を後ろにそらせると空気が通りやすい最適な体勢で落ち着きません -子供は肺が小さいので、胸の動きをよく見て吹き込みすぎないようにしましょう -赤ん坊に心臓マッサージをする時は2本指で、小学校低学年以下の子供には片手で、それぞれ胸の厚さの3分の1くぼむ程度を目安に押しましょう -ひきつけを起こしていたら、呼吸が楽に出来るよう、服を緩め、嘔吐しても喉をつまらせないよう横向きに寝かせましょう -何かに喉をつまらせたら、咳をしたり、喉を抑えます。子供でなくても背中を叩いてあげ、立ったままなら頭を下げさせてから叩きましょう。へそのすぐ上あたりを突き上げるのは最終手段です。赤ん坊・妊婦さんには厳禁! **8.一番大事なこと 心が苦しい時は息を止め、誰かの手をぎゅっと握り、それから大きく深呼吸を繰り返しましょう。 相手はしっかりと手を握り返し、ここにいるよ、大丈夫だよ、そう言ってあげてください。 目を開いているのが苦しかったら、ぎゅっとつむっても構いません。それでも手は、ぎゅっと握り合っていてください。 あなたは確かに、そこにいます。名前も顔も知らなくても、しっかりと握り合える、信頼出来る誰かと一緒に、そこにいます。
*かんたん応急手当マニュアル **1.はやわかり手順表 -周りの安全確認をしよう -周りの人に協力を頼もう -救助隊の人が来てくれそうなら…… --それまでの間に応急手当! -救助隊の人が来れなそうなら…… --まずは正常な心臓の脈拍や呼吸を回復させよう --それから運び役をやってくれる人を探そう -ぱっと見て意識がなさそうだったら…… --意識があるか確認しよう --意識がなければ呼吸が正常か確認しよう --呼吸が異常なら人工呼吸をしよう --呼吸が戻らないようなら心臓マッサージをしよう --回復するまで続けます、病院へ着いたらお医者さんに任せましょう **2.怪我の手当て -骨折や脱臼していたらズレはそのままで出来るだけ楽に固定、出血していたら止血して固定、傷は心臓より高くして楽な体勢に -火傷していたら服を脱がさずそのまま水をかけ続け、水ぶくれは出来るだけ清潔な布で覆いその上から冷やし、部位が広すぎる場合は体温が奪われるので暖かくなるように配慮します -傷にはガーゼをあてましょう -包帯はガーゼの固定や、強く縛ることで止血に使えます。ストッキングでも代用出来ます -三角巾は大きな傷や、関節の固定に使えます。清潔で大きな布ならOKです **3.心臓発作・脳卒中 -心臓発作の時は顔色が青くなり、冷や汗もかきます。強い痛みを訴え、呼吸困難や、突然倒れたりすることもあります -心臓発作だと思ったら、座らせて深呼吸をさせましょう。体も温めてあげ、意識を失ったら人工呼吸と心臓マッサージです -心臓の持病があって、薬を既に持っていたら、飲む手伝いをしましょう。ただし、それ以外で飲食は禁止です -突然のしびれ、脱力、混乱、会話の不能、歩行困難、めまい、頭痛、意識障害、すべて脳卒中の兆候です -脈は強く、しかしゆっくりと打っています。目の動きがおかしくなったり、左右で瞳の大きさが異なることもあります -脳卒中の疑いがある時も、呼吸が楽に出来るよう、嘔吐があれば横向きに寝かせて喉を詰まらせないように配慮します -意識を失ったらやはり人工呼吸と心臓マッサージ -運ぶ時は頭と胴を水平に保ち、特に頭は揺らさないように注意して運んでください **4.腹痛・痙攣 -腹部が張ったように硬く、脈は弱く、顔面蒼白で額に汗を浮かべるのが腹痛の症状です -腹部を暖めたり冷やすこと、また、飲食することは厳禁です。下剤もNO! -吐いたものは取っておき、お医者さんに見せましょう。たかが腹痛、ではありません、急性のものは早急に手術しなければ命に関わります -突然の意識の喪失、全身の硬直、痙攣、呼吸困難、青い顔、歯を食いしばり白目を剥く、失禁や嘔吐、泡を吹く、これらが痙攣の発作です -呼吸を楽にしてあげ、嘔吐しても大丈夫なよう、横向きに寝かせて喉を詰まらせないように配慮。刺激はなるべく与えないようにしてください -痙攣が起きたら、とにかく急いで運びましょう -痙攣には原因があります。診断するために、どんなものが、いつ、どんなところで、何が起こった後に、どのようにして起こり、どのくらい続いたか。よく観察し、メモを取って、お医者さんに報告してください **5.大原則 -水平・上向きに寝かせましょう -意識がある時は、本人に聞いてもっとも楽な体勢を取らせます -意識がない時は、横向きに寝かせ、頭を後ろにそらし、そのままの体勢で安定するように片足の膝を90度曲げてあげましょう -意識があってもなくても、顔色が青い時は足の方を、赤い時は上半身を、それぞれ少し高くしましょう **6.コツ -安全確認は、怪我の原因となるような事故が起こった形跡がないか確かめることから始めましょう -呼びかけたり肩を叩いて反応があれば意識があります -呼吸はあごに手をやり頭を後ろにそらしてあげることで、空気の通り道が自然に開きます -人工呼吸は相手の鼻をつまんで、口の周りを覆うように大きく口付けて、相手の胸が上がってくるまで約1秒、口を離してもう1回で1セットです -心臓マッサージはまず相手を硬い床に上向きで寝かせ、胸の真ん中を手の底の硬い部分で強く押して20秒で30回、人工呼吸とセットです -止血は傷口より心臓に近いところをぐっと抑えて行います。動脈(抑えるとどくんどくんする血管)がわかる人は、動脈を意識して抑えましょう -止血は傷口に布をあててぐいと抑えても出来ます。直接手で触らずに、ビニールなど間接的に触れて邪魔にならないものを手袋にしましょう **7.子供が相手の時は -子供は首がやわらかいので、あまり頭を後ろにそらせると空気が通りやすい最適な体勢で落ち着きません -子供は肺が小さいので、胸の動きをよく見て吹き込みすぎないようにしましょう -赤ん坊に心臓マッサージをする時は2本指で、小学校低学年以下の子供には片手で、それぞれ胸の厚さの3分の1くぼむ程度を目安に押しましょう -ひきつけを起こしていたら、呼吸が楽に出来るよう、服を緩め、嘔吐しても喉をつまらせないよう横向きに寝かせましょう -何かに喉をつまらせたら、咳をしたり、喉を抑えます。子供でなくても背中を叩いてあげ、立ったままなら頭を下げさせてから叩きましょう。へそのすぐ上あたりを突き上げるのは最終手段です。赤ん坊・妊婦さんには厳禁! **8.貧血 立ちくらみや水分不足、血液不足、ショックなどが原因で起こります。 歩いている途中に突然起こると目の前が見えなくなり、転倒の危険があります。 倒れた時は、怪我がないかをまず確かめましょう。 水平もしくはやや足を高めに寝かせ、頭を後ろにそらし、空気の通り道を確保してあげ、服を緩めて呼吸がしやすくします。 皮膚が冷たくなり、冷や汗をかき、真っ青な顔をしているので、体をしっかりと暖めてあげましょう。 手足の感覚がなくなったり、めまいがするようなことを訴えてくることもあります。 回復はするので安心させてあげてください。 長く続くようでしたら別の病気の可能性があります、きちんと医師の診察を受けさせましょう。 **9.一番大事なこと 心が苦しい時は息を止め、誰かの手をぎゅっと握り、それから大きく深呼吸を繰り返しましょう。 相手はしっかりと手を握り返し、ここにいるよ、大丈夫だよ、そう言ってあげてください。 目を開いているのが苦しかったら、ぎゅっとつむっても構いません。それでも手は、ぎゅっと握り合っていてください。 あなたは確かに、そこにいます。名前も顔も知らなくても、しっかりと握り合える、信頼出来る誰かと一緒に、そこにいます。

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