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#pc(){ &ref(renmin.jpg) } #mobile(){ &ref(renmins.jpg) } &bold(){【藩国概略】} レンジャー連邦という国がある。 NWの山形県辺りに位置する砂漠の島国で、主な産業は航空業と観光、燃料生産。 資源に乏しいせいで生産力は今ひとつであるものの、航空機をはじめとした技術開発力はなかなかのもの。 昨今は情報技術の地力を生かして、オペレート方面への注力を行っている。 代表的な職業アイドレスは、ホープ・舞踏子。 次いで、整備士やスターファイター、猫妖精等が挙げられる。 なお、この国の職業猫妖精はサイボーグ技術と共に歩んできており、猫耳は猫語がわかるヘッドセット翻訳機、猫尻尾は身体の動作を補助する自律型バランサーである。 国号を冠した職業であるレンジャーも人気であるが、着用には高い根源力を必要とするため、あくまで「憧れの職業」となっているのが実情だ。 文化面で特徴的なのは、「未婚者が腹部を露出する」という風習。 これは「愛はおなかに宿るもの、いつ舞い込んでもいいように、扉を開けておきなさい。手に入れたなら、大事にしまっておきなさい」という伝承が今日でも広く浸透・支持されている結果である。 この風習からもわかるように、この国の人々は愛に重きを置く傾向が強く、それゆえ「愛の民」と自称する/他称されることも多い。 #pc(){ &ref(662.jpg) } #mobile(){ &ref(663.jpg) } &bold(){【国名に込められた理念】} 一般に、この国はその国号の頭を取って「レンジャー」と呼ばれているが、この国に住まう人々は、自国を「連邦」と呼称する。 NWに個性的な国は数あれど、「連邦」を名乗る国家はこの国だけである。 何故この国が連邦を名乗るのか。それはこの国の歴史に由来する。 かつてこの国は東西南北の4つに分かれており、互いに争いあっていた。 それが一つの悲恋をきっかけに統一に動き出し、現在の形に移行する際、それぞれの都の自主性を重んじる意味をこめて「連邦」を名乗るようになった。 一つの国となって久しい今現在も「連邦」という名称を改定しないのは、ある理念に基づく。 それは、「あなたの愛はあなたのもの」「あなたの王はあなた」という考え方。 国民一人一人が、自分という、愛を頂く国の王であり、その連なりがレンジャー連邦を形作っている、という考えで、一人一人の国民は州と定義される。 この考え方の中で、各州である国民個人は、各々の州法である愛に従って正義と勇気を行使することを求められる。 各人はそれぞれが王たる隣人を尊重し、その州法であるところの愛を尊び、与し連なり和を以って国を成す。 それが「連邦」という名称にこめられた理念である。 &bold(){【連邦の民】} 連邦の民には、際立った身体的特徴はない。 だが、土地柄と前述の理念から、いくつかの性格的傾向を持つ。 物資が潤沢ではない砂漠に住まうゆえ、物を大切にする。 暑さや風にも劣化しない宝石等の装飾品や、褪せてもそれが味となって長く使える鮮やかな色柄の布地を重用・多用するため、服装は華美になりがち。 そのため派手に見られることも多いが、基本的には慎ましい生活を好む純朴な人物が多い。 愛情深い国民性ゆえか、利他的な行為に価値を置く傾向がある。 加えて個を尊重する性質から、自分たちと違うもの・異質なものにも寛容で、移民の受け入れが多いのも特徴。 反面、他者を害することを恐れるあまり臆病になるきらいがあり、自己を責めやすい。 また、愛するものを傷つけられることをもっとも嫌う。 /*/ 惨禍の多いNW。この国もまた、例外ではない。 いくつもの大被害に見舞われる度に、民はひどく傷つき、悲しみと怒りに沈んできた。 そしてそのたびに、手を取り合って、ゆっくりとではあるが、乗り越えてきた。 それぞれが自分の痛みと向き合いながら、互いに寄り添い、支えあって前へ進んできたのだ。 ある者は、せめて身近な人を守れるように、と体を鍛えた。 ある者は、悲しみに沈む人が心の病にならぬよう、身体的な運動でストレスを払拭する体操を普及させた。 子らに同じ思いはさせまいと、食事や生活環境を改善し、子どもたちの心身を健やかに強く育てるようとする者も多くいた。 本当にゆっくりとした、ほんのわずかな効果ではあったが、絶え間ないそれらの努力は着実に実を結び、連邦の民は以前よりもたくましくなってきている。 しかし今また、この国は深い喪失の中にいる。 愛が深いゆえに、それを理不尽に奪われた時の悲しみもまた、深く。 憎しみに身を焦がす日々は、長く続いている。 だが、人々はきっと思い出すだろう。 自分たちが愛されていたことを。幸せになることを願われていたことを。 どんなに憎しみの闇にとらわれようと、愛を捨てぬ限り、彼らは愛のある所へ戻ってくる。 そしてまたその胸に愛を掲げ、ゆっくりと、前に向かって歩んでいくことであろう。 &link_anchor(A,pageid=264){表紙へ戻る} ----
#pc(){ &ref(renmin.jpg) } #mobile(){ &ref(renmins.jpg) } &bold(){【藩国概略】} レンジャー連邦という国がある。 NWの山形県辺りに位置する砂漠の島国で、主な産業は航空業と観光、燃料生産。 資源に乏しいせいで生産力は今ひとつであるものの、航空機をはじめとした技術開発力はなかなかのもの。 昨今は情報技術の地力を生かして、オペレート方面への注力を行っている。 代表的な職業アイドレスは、ホープ・舞踏子。 次いで、整備士やスターファイター、猫妖精等が挙げられる。 なお、この国の職業猫妖精はサイボーグ技術と共に歩んできており、猫耳は猫語がわかるヘッドセット翻訳機、猫尻尾は身体の動作を補助する自律型バランサーになっている。両者とも着脱可能である。 国号を冠した職業であるレンジャーも人気であるが、着用には高い根源力を必要とするため、あくまで「憧れの職業」となっているのが実情だ。 文化面で特徴的なのは、「未婚者が腹部を露出する」という風習。 これは「愛はおなかに宿るもの、いつ舞い込んでもいいように、扉を開けておきなさい。手に入れたなら、大事にしまっておきなさい」という伝承が今日でも広く浸透・支持されている結果である。 この風習からもわかるように、この国の人々は愛に重きを置く傾向が強く、それゆえ「愛の民」と自称する/他称されることも多い。 #pc(){ &ref(662.jpg) } #mobile(){ &ref(663.jpg) } &bold(){【国名に込められた理念】} 一般に、この国はその国号の頭を取って「レンジャー」と呼ばれているが、この国に住まう人々は、自国を「連邦」と呼称する。 NWに個性的な国は数あれど、「連邦」を名乗る国家はこの国だけである。 何故この国が連邦を名乗るのか。それはこの国の歴史に由来する。 かつてこの国は東西南北の4つに分かれており、互いに争いあっていた。 それが一つの悲恋をきっかけに統一に動き出し、現在の形に移行する際、それぞれの都の自主性を重んじる意味をこめて「連邦」を名乗るようになった。 一つの国となって久しい今現在も「連邦」という名称を改定しないのは、ある理念に基づく。 それは、「あなたの愛はあなたのもの」「あなたの王はあなた」という考え方。 国民一人一人が、自分という、愛を頂く国の王であり、その連なりがレンジャー連邦を形作っている、という考えで、一人一人の国民は州と定義される。 この考え方の中で、各州である国民個人は、各々の州法である愛に従って正義と勇気を行使することを求められる。 各人はそれぞれが王たる隣人を尊重し、その州法であるところの愛を尊び、与し連なり和を以って国を成す。 それが「連邦」という名称にこめられた理念である。 &bold(){【連邦の民】} 連邦の民には、際立った身体的特徴はない。 だが、土地柄と前述の理念から、いくつかの性格的傾向を持つ。 物資が潤沢ではない砂漠に住まうゆえ、物を大切にする。 暑さや風にも劣化しない宝石等の装飾品や、褪せてもそれが味となって長く使える鮮やかな色柄の布地を重用・多用するため、服装は華美になりがち。 そのため派手に見られることも多いが、基本的には慎ましい生活を好む純朴な人物が多い。 愛情深い国民性ゆえか、利他的な行為に価値を置く傾向がある。 加えて個を尊重する性質から、自分たちと違うもの・異質なものにも寛容で、移民の受け入れが多いのも特徴。 反面、他者を害することを恐れるあまり臆病になるきらいがあり、自己を責めやすい。 また、愛するものを傷つけられることをもっとも嫌う。 /*/ 惨禍の多いNW。この国もまた、例外ではない。 いくつもの大被害に見舞われる度に、民はひどく傷つき、悲しみと怒りに沈んできた。 そしてそのたびに、手を取り合って、ゆっくりとではあるが、乗り越えてきた。 それぞれが自分の痛みと向き合いながら、互いに寄り添い、支えあって前へ進んできたのだ。 ある者は、せめて身近な人を守れるように、と体を鍛えた。 ある者は、悲しみに沈む人が心の病にならぬよう、身体的な運動でストレスを払拭する体操を普及させた。 子らに同じ思いはさせまいと、食事や生活環境を改善し、子どもたちの心身を健やかに強く育てるようとする者も多くいた。 本当にゆっくりとした、ほんのわずかな効果ではあったが、絶え間ないそれらの努力は着実に実を結び、連邦の民は以前よりもたくましくなってきている。 しかし今また、この国は深い喪失の中にいる。 愛が深いゆえに、それを理不尽に奪われた時の悲しみもまた、深く。 憎しみに身を焦がす日々は、長く続いている。 だが、人々はきっと思い出すだろう。 自分たちが愛されていたことを。幸せになることを願われていたことを。 どんなに憎しみの闇にとらわれようと、愛を捨てぬ限り、彼らは愛のある所へ戻ってくる。 そしてまたその胸に愛を掲げ、ゆっくりと、前に向かって歩んでいくことであろう。 &link_anchor(A,pageid=264){表紙へ戻る} ----

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