法官試験解答


設問1 なぜ法をもて人を管理する必要があるかを答えなさい。

回答
人が社会を形成して生活している以上、そこには秩序が必要である。
その秩序こそ法である。
人が社会的生活を安全に送る為に犯してはならない決まりごとを法とし、その法によって人を管理することで人々は安全な社会的生活を送ることが出来るようになる為である。

設問2 未必の故意とはなにか、答えなさい。

回答
未必の故意とは、とある行為を行うこと犯罪となる可能性が高い、という事を事前に知り得ていながら、その行為を行うことである。

設問3 殺人を犯したのに死刑ではなく懲役刑になることが多いのはなぜか、答えなさい。

回答
死刑というのは極めて重い量刑であるが、これは「どうせ死ぬならば」と凶悪な犯罪を呼び起こしかねない為、懲役刑を適用することで犯罪抑止効果を高めようとしている。
また、冤罪だった場合に死刑を適用してしまった場合は、財産や自由を失うよりも取り返しの付かないことになってしまうことから懲役刑を適用するケース、本人の自首など反省し、更正の余地が存在する場合に懲役刑を適用するケースもある。

設問4 アイドレス世界での標準的な罰則金の額を答え、増減の仕組みを説明しなさい。

回答
基本の罰金額は10億である。
また、多人数を動員する場合の要求に応じられなかった場合で、自己申告があった場合は不足分×2億の罰金額となったケースがあり、今後も適用されると思われる。(例:ステージ2 イベント16 陸軍召集にて 不足兵員1に対し2億の罰則金)

ミスや不正、要求を満たさなかった場合で、自己申告のあった場合は罰金額が半額程度に減じられる。
(例:吏族出仕2名のところ1名のみ出仕、藩国より申告ありの場合-5億のペナルティ)
逆に、ミスや不正に対し自己裁量が甘い場合や、反省が見られなかった場合は罰則金が増額され、その金額は程度によって異なる。

設問5 法を厳しく適用する場合のデメリットと、法の適用を機械ではなく人間が行う意義を答えなさい。

回答
・法を厳しく適用する場合のデメリット
法は守らねばらならぬものではあるが、適用を厳しくした場合、一挙手一投足までが法でがんじがらめになってしまう。

・法の適用を機械ではなく人間が行う意義
機械が法の適用を行った場合、判断基準が法に抵触したかしないかの判断となり、先に述べた法を厳しく適用するデメリットを生み出す可能性がかなり高くなる。
対して人間が法の適用を行う場合、法に抵触した人が故意だったか過失だったか、また反省が有るか無いかで罰則の程度を増減することができ、それにより今後の更正を促すことができる。
このように、事実のみでなく現状に即した法の適用が実施できるのは人間である為、法の適用は人間が行うのである。

(回答:楠瀬藍)

最終更新:2007年01月26日 22:54