*西国人+猫士+吏族

要点:・宮廷服・猫耳・尻尾
周辺環境:・政庁
特殊:・アイドレス事務局(尚書省)に出仕できる。・戦闘事務行為・コパイロット行為・オペレーター行為・夜間戦闘行為・白兵戦行為
?次のアイドレス:法官、護民官、執政(摂政)、特色運動、共和国大統領選挙、猫、猫先生、泥棒猫

  体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
西国人 -1
猫士 -1 -1 -1
吏族 -1 -1
合計 -2 -2

技:器用+1【尻尾は第3の手】
お仕事の多い猫士吏族たちは、日頃から尻尾も最大限有効活用しています。その活用具合たるや、尻尾を外部に出しやすくするために、ほとんどの猫士が砂よけ&日よけのマントに尻尾出し専用の加工をしているほどです。そのため、普通の猫士に比べて自在に尻尾を動かすことができます。軽い物なら持つこともできるので、まさに第3の手。これにより、さらに器用に物事がこなせます。
(設定文:蝶子、アスカロン)

(絵:山下 大地、設定文:楠瀬 藍)

我が藩国の吏族は猫士でもある。
いや、猫士が吏族であると言ったほうがいいだろうか。

吏族用に用意された宮廷服でまず目立つのは、頭部の帽子である。
帽子は吏族であることを表しており、装飾としては主に宝石を額の部分につけることになっている。
宝石の色は階級(役職)によって区別され、より高貴なものほど宝石以外の貴金属(金や銀など)の飾りを入れることもできる。

また通常時砂避けに使われるマントも、宮廷服用となると特別製である。
頭部は帽子で保護し(耳は器用に折りたたんだり、帽子の中に入れたりする)、上半身を覆うマントは首のチョーカーに繋がっており、肩から腰までを覆う事ができる。
特筆すべきはその機能性で、不要なときはなんと首の後ろ側に布地を集めることによって、マントを背中側にたらす事ができるのだ。
下半身部分については、腰の後ろについているマントの端を両腕のブレスレットにかけ、この状態で腕を体の前で交差させると、すっぽりと下半身が覆われると言う仕組みである。
しかも、普通に歩くと手の動きに合わせてマントがたなびくので、傍目からはなんとも優美に見えるのだ。

これは宮廷での華やかさに重点をおいて考案された為であり、特に藩王の意志が強く働いた結果とも言える。
ちなみに、マントの基本デザインは共通であるが、細部(柄や色、留め金など)については階級(役職)によって一応の区分がなされている。

吏族にして猫士という性質上、ある意味何でも屋となっている彼らの仕事は多岐にわたる。
通常は王宮や尚書省に出仕し、戦闘の際は戦闘事務、RBのコパイロット、オペレーター、夜間戦闘部隊、果ては白兵までこなすオールラウンダーである。
そのため我が藩国では猫士の数は多く、各部署にその姿をみることができる。
決して藩王がその見た目の愛らしさでたくさん集めたのではない。

基本的には王宮の政庁勤務になる彼らは、日々真面目に政務に取り&取り組んで&取り掛かりっぱなしになることも多い。
性分にも因るのだろうが、重大でない議事に関しては決議が遅れることはよくあった。
それでも国政に影響が出ないのは、彼ら自身が職務にプライドを持っていることと、藩王および摂政が彼らをおだてる術を心得ているからである。

藩王曰く『ちょっと褒めてあげればウチの子達はちゃあんと頑張ってくれるのよ♪』
摂政曰く『彼らに職務の重大さと、業務完了時の慰労会のことを伝えてあげるだけで効率は格段に上がりますの☆』

&普段から真面目に取り組んでいればと言う話は、どうやらここでは無粋なようである。

戦闘時の配置は各人まちまちであるが、それぞれ各所で大活躍であるようだ。

まず戦闘事務局配置の者は、戦場で必要な物資を手配したり特殊兵装の陳情を行うのが主な内容である。
中でも慰安に必要な娯楽物資の調達に長けており、前線での士気の維持に大いに貢献しているのだ。
次にRBのコパイロットに就く者達は、ほぼパイロット毎に専属となっていて、普段からパイロットと行動を共にするものも多い。
いざと言うときは白兵戦も可能なため、パイロットの身辺警護も兼ねている・・・と言えば聞こえはいいが、その実仲良しさんなのでいつも一緒にいる、といったほうが正解だろう。
この国では仲睦まじいパイロットと猫士の姿は珍しくないのだ。
オペレーター任務に就く者たちは、戦場に立つ兵士に指示を飛ばしたり、指揮官の下戦況分析を行ったりする。
これだけ聞くと、通常の政庁勤務のときと同じくのんびりマイペースで任務に就いていそうであるが、意外なことに実際はそんなことはなく、皆キビキビと任務を遂行している。
それは戦闘と言う行為が自身の闘争本能に火をつけるのだろう、皆一様に目が輝いている。
それでも、パイロット達によると、通信の語尾に『~にゃ』、『~にゃん』とつくため、心がなごむと言う話をよく聞く。
本人たちは真剣である分、あまり印象は向上せず、努力は今ひとつ報われてないようだ。
夜間戦闘行為。
それは猫士の本領発揮である。
闇にまぎれ、暗闇の先を見通し、確実に任務を遂行する。
そのさまは昼間ののんびりとした姿からは想像もつかない、凛々しい活躍をここでは垣間見ることが&できるのは同じ猫士だけである。
だって暗いんだもん。
ちなみに、夜間戦闘任務にはボーナスが支給される。
近海で取れた新鮮な高級マグロの刺身である。
たぶんこれを目当てに、夜間戦闘部隊への志願者は後を絶たないが、厳しい選考をくぐりぬけ、激しい訓練に耐えぬいたエリートのみが就くことができる、とても倍率の高い職場であることは間違いない。

以上のように、適材適所の人事でもって、国民の皆様のために日々全力で働いているのであります。



最終更新:2007年04月02日 22:34