*西国人+猫士+吏族+【護民官】

要点:・宮廷服・猫耳・尻尾【・官服・警棒】
周辺環境:・政庁【・議事堂】
特殊:・アイドレス事務局(尚書省)に出仕できる。・戦闘事務行為・コパイロット行為・オペレーター行為・夜間戦闘行為・白兵戦行為【・アイドレス事務局(尚書省)に出仕できる。・事務処理時修正+3】
備考:・戦闘事務行為
?次のアイドレス:法官、護民官、執政(摂政)、特色運動、共和国大統領選挙、猫、猫先生、泥棒猫、【宰相府職員、紋章官、宰相の目、暗殺者】

  体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
西国人 -1
猫士 -1 -1 -1
吏族 -1 -1
護民官
合計 -2 -2


技:器用+1【尻尾は第3の手】(西国人+猫士+吏族より引継ぎ)
お仕事の多い猫士吏族たちは、日頃から尻尾も最大限有効活用しています。その活用具合たるや、尻尾を外部に出しやすくするために、ほとんどの猫士が砂よけ&日よけのマントに尻尾出し専用の加工をしているほどです。そのため、普通の猫士に比べて自在に尻尾を動かすことができます。軽い物なら持つこともできるので、まさに第3の手。これにより、さらに器用に物事がこなせます。
(設定文:蝶子、アスカロン)

(絵:楠瀬藍 設定文:双樹真)

レンジャー連邦における初めての戦争。
アウムドラ迎撃戦は大勝。
人的被害は0と言うにゃんにゃん共和国としては万万歳の結果に終った。
だがその一方で様々な問題点も露呈する事にもなったのである。
その一つが国民の安全だった。
今回は事前の偵察が大成功を叩きだし、作戦自体も多少の遅れはあったが円滑に行なわれていた為、人的被害はほぼ皆無であった。
しかし、もし偵察が失敗していたら。
もし得られた情報が間違っていたなら。
恐らくその被害は深刻なものになっていた事だろう。
「国民の守りをもっと強固にするべきね。」
そう考えた藩王蝶子がレンジャー連邦に帰還した際にまず指示したのは、護民官制度の確立と定期的な護民官会議の開催であった。
同じく戦争から帰還した政官各位もそれと同様、ないし近しい事を感じていたのかそこからの行動は迅速だった。

まず初めに手をつけられたのは議事堂の建設である。
議事堂は技族を陣頭指揮に政庁の隣に急ピッチで建設された。
これは利便性の他に政庁の近くに人が集まる施設を作る事でもうちょっと政庁に馴染んでくれると良いな~と言う思惑も伺える。
それと平行するように政庁では護民官制度の確立の為残る政官が集められ緊急会議が開かれた。
長時間にわたる議論の末に決定された様々な事項は書式化され、各都市に配布された。

だが、次の段階が困難を極めた。
護民官の選抜である。
護民官の職務は多岐に渡る。
主な職務は国民の守護。
平時は治安の維持。
有事の際は国民の誘導、護衛も行なう。
また定期的に議事堂で開かれる護民官会議の司会進行や書記等の事務に加え。
護民官会議では各都市の代表と政庁の代表が集められ議論が行なわれる為、連邦の要人が集中するこの会議では警護などの任務も付与される事にもなるだろう。
このように多彩な任務に加え、即応性の観点から高度な知能と高い身体能力を兼ね備えた人材が求められたのである。
少なくとも現時点に於いてはそれだけの人材を育成するだけの時間も無かった事も災いした。
そこで、政庁付き吏族である、小奴、楠瀬藍、両名は代替案として身体能力、処理能力の高い猫士吏族の中から選抜し護民官として配置することを提言した。
その案は即採用され選抜された猫士吏族達は各都市へ護民官として配置される事となった。
こうしてレンジャー連邦の護民官が誕生したのであった。
あれから数日が過ぎ、態勢も安定してきている。
なにより護民官専用の官服を纏い、警棒を腰から下げ颯爽と歩くその姿は大変りりしいと評判であり、中々の好評を博しているようだ。
非常に多岐に渡る職務をこなす彼らはかなりの負担を負っているだろうが全員その使命と職務に誇りを持っている。
これからもレンジャー連邦民の安全と尊厳を護り続ける事だろう。
(1127文字)

 


最終更新:2007年04月02日 22:28