詩予告

詩予告


○文脈での期待度は不明 白背景黒文字でチャンス。


一度目なら、今度こそはと私も思う。
避けられなかった惨劇に。

二度目なら、またもかと私は呆れる。
避けられなかった惨劇に。

三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。
七度目を数えるとそろそろ喜劇になる。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 解 罪滅し編)

どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。

どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。

だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編)

どうかこの夜に何があったか教えてください。
それは例えるなら猫を詰めた箱。

どうかこの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。

どうかあの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、死んでいたのです。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 皆殺し編)

あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。

あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。

それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 綿流し編)

井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外に何も興味がなかったから。

井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外で何があっても関係なかったから。

そしてあなたも幸せでした。
井戸の外で何があったか知らなかったから。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 祟殺し編)

誰が犯人かって?
それを探す物語に決まってるでしょ?

誰が犯人かって?
そもそも「何の」犯人かわかってる?

誰が犯人なの?
私をこれから殺す犯人は誰?!
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 暇潰し編)

誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその享受。

誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその履行。

私だって幸せになる権利がある。
難しいのはその妥協。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 祭囃し編)

私が求めるものは何?
遠い異郷からやって来る騎士かもしれない。

私が求めるものは何?
永遠の沼から這い出せる岸かもしれない。

私が求めるものはたったひとつ。
得るのはキシか、それともシキ(死期)か。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に)

何が罪かわかりますか。
知恵の実を口にしたからではありません。

何が罪かわかりますか。
蛇の甘言に耳を貸したからではありません。

まだ罪がわかりませんか。
それこそがあなたの罪なのです。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に)

最終更新:2010年07月07日 06:04
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