レス投稿パート2。こんなんでいいのか俺は(爆)
ピースさん、utさん、感想&アドバイスありがとうございました。では本編!


あらすじ ブイモンはエクスブイモンの新種、エクスブイモンネクストに進化しオオバクモンを圧倒、町の住人の夢をすべて吐き出させた上、オオバクモンを倒した。そして服、食料を町で調達(つーかもう半分は盗み)し、早々と町を出て行くのであった。

第7話:バラの陰と2人のテイマー



エクスブイモンネクストは空を飛んでいた、自分のパートナーと重い荷物を背中に乗せて。2人は荒野を抜け、緑の多い森林の上を飛んでいた。

「ちょっと空気薄くなってきたんだけど・・・、いったん降りねぇ?」

少し上空へ行き過ぎたエクスブイモンネクストは頭をポリポリかきながら

「そうだなすまない、調子乗りすぎたな。俺も疲れたし平地探して飯にでもするか。そういえばまだジジモンからもらった飯も食ってなかったしな。平地まであとどのくらいだ?」

ココロはそういわれると、デジヴァイスの地図モードを開いた。町以外にも、山岳地帯、森林、平地などの検索もできるらしい

「よし、あと1キロがんばろー!」

「へいへい。」

ココロはエクスブイモンネクストの背中をバンバンたたくと、少し下に降下しつつもスピードを上げ、平地に向かって進んでいった。
そして、日は落ちつつあった・・・

そのころジジモンたちのいる、廃墟の町では・・・


「2つ目のデジタマ、この子に託すんですか・・・?」

テイルモンは心配そうな顔をしながら、ジジモンに問う。

「お前達もそう思うか・・・。確かにこいつには悪の気を少々感じる。ココロの時にはこんなものを感じなかった・・・。ここに来たことによって悪影響を及ぼさなければよいのだが・・・」

「でもこいつ以外にもいるんでしょう?いい人材が・・・」

ジジモンの心配事に、レオモンが割ってはいる

「だがこの子がちゃんと戦ってくれれば、この世界の大きな力になる・・・。それを信じよう・・・」

3体が見つめる先には、トランクスとTシャツだけの一人の少年が夕日を浴びて倒れていた。ジジモンのこの少年に対するいやな予感が、もう少し先に見事に的中するとはまだ誰も知らなかった・・・

そのころエクスブイモンネクストとココロは平原に到着し、食事の準備をしていた。平原はとても広く、緑があふれ、聞こえるのは風の音と2人の話し声だった。


「もう日も暮れてきたし、こりゃ野宿だな。町までは遠いんだろ?」

「うん。今から行くと到着は明日の朝だな。おとなしく野宿しよう。」

そう2人が話していると、急に空が夕日の赤をかき消し、青く明るくなった。すぐにその光は消えたが、それは何度も繰り返された。ドーン、ドーンと爆発音が聞こえる。

「なんだ?戦闘か?」

エクスブイモンネクストは少し呆れ顔で光の方を見つめた。そりゃもう今日は戦闘は散々だ。

「行ってみる?」

ココロも少し呆れていたが興味はあった。戦闘とも限らないし・・・。

「でもお前、傷の方はいいのか?」

実はパラダイスタウンで救急セットも買って、応急処置はしておいたがあまり派手に騒ぐとココロの傷が開く恐れもある。だがそんな心配もよそにココロは光の方へ走っていった。


「おい待てココロ!!」

「いいから心配すんなって、ネッ君!!」

「ネッ君!?なんだそれは?」

「お前のあだ名だよ!エクスブイモンネクストでいちいち呼んでても面倒くさいし・・・、ネクストから取ってネッ君で・・・」

「エクスブイモンでいいわボケェ!!!!」

二人は口論をしつつ、光の方へと向かった。そして光は増していき、ついに光の近くへたどり着いた。

「ほら、やっぱり戦闘だ。」

エクスブイモンネクストは呆れ顔で少し遠くにいる2体のデジモンの戦闘を指差した。ココロはその戦闘を見ながら、2体のデジモンがなんなのかを見た。2体ともココロの知っているデジモンだった。

「戦っているのは・・・、黒いグレイモンと・・・スティングモン。スティングモンが勝ってる。っていうかこのスティングモンなんか変だ!!」

スティングモンは肩にバラのようなものを付け、腕にはイバラのような装飾をつけていた。そのスティングモンは黒いグレイモンの口から次々と繰り出される紫色の炎、メガフレイムを軽々と避け、グレイモンの腹にパンチを1発入れ、10メートルほど突き飛ばした。

「ムーンシューター!!!」

スティングモンはそういうと腕の発射口から白い弾がギュンッ!!と音を立てながら発射され、黒いグレイモンの腹を貫通した。

「グギャァァァァァ!!」

黒いグレイモンは腹を抱え、悲鳴を上げながら0と1に分裂していく。そして黒いグレイモンは遂に黄色いデジタマになってしまった。

「つ、強い・・・」

エクスブイモンネクストは冷や汗をかきながらそういった。エクスブイモンネクストがここまであせるのはこれが初めてだ。

「お、おい、大丈夫かよ・・・」

ココロも焦っていた。どう考えたって強い。
そのスティングモンは、デジタマを脇に抱えると、ココロとエクスブイモンネクストのいるほうをギロッと睨み付けた。

まずい!ばれたか!?2人はそう思った。ココロはデジヴァイスを握り締め、エクスブイモンネクストは戦いの構えを取った。

「もう一体デジモンがいる。人もいるぞ。」

スティングモンは誰かに語りかけるように言った。そしてスティングモンの背後から別の声がした

「え?人間!?マジ!!??私以外にもいるの!!??」

「え、ええ!?」

ココロは驚き、戸惑った。スティングモンの背後から人がでてきたのだ。しかも女の子。装いは、一般的な紫の制服。穴だらけでボロボロだった。


続く


ま、こんな感じです(汗)
新しいテイマーだしました。
あ、あとそのうちオリデジ&そのオリテイマーを募集したいと思います。またその時は発表します。

苦情・感想・アドバイスは随時受け付けています。


初公開日:????年05月17日 INTENTION公開日:2009年07月26日
作者許可により、デジモンウェブ掲示板より原文を転載

最終更新:2009年07月26日 01:11