レス投稿です。ピースさん5話感想ありがとうございました。

では本編へ!!

あらすじ ココロのピンチにより戦闘モードに突入したブイモン。本来のブイモンとは並はずれた戦闘能力を見せつけ、ブラックバクモンを圧倒する。だが、ブラックバクモンは怒りによりオオバクモンへと進化し、ブイモンとココロはピンチへ追い込まれてしまう。ブイモン消滅寸前のところでココロのブイモンに対する思いを述べると、ブイモンは新たな姿へと進化した・・・

第6話:勝利



エクスブイモンネクストという、新種のデジモンに進化したブイモン、そしてエクスブイモンネクストとオオバクモンの戦いがこの荒れ果てたパラダイスタウンで始まる・・・・。

エクスブイモンネクストは大きな羽を動かし、オオバクモンの眼前に行くと、しゃべりだした


「さっきはよくもやってくれたな、デジタマになるまでボコボコにしてやるぜ」

そういうとえらそうに腕を組み、空中に浮遊しているエクスブイモンネクストはニヤッと小さく笑った。こう見るとまだオオバクモンの方が一回り、いや二回り大きい。

「ちぃっ!!」

オオバクモンは大きな手をブンッと振り下ろしたが、すぐさまその攻撃を避け、背後に回った。

「まずはさっき俺をボコボコにしてくれたお返しだ!!」

そういうと手刀で首を打ち、オオバクモンは大の字で倒れそうになったが、エクスブイモンネクストは懐に回り込み

「あと、ここの人たちの夢を返してもらうか」

といい、大きな腹にパンチを大量にブチ込んだ。速すぎてあまり見えないが、1秒で56発のパンチを入れている。それを3秒ほど続けるとオオバクモンに変化が現れた。

「う、ウプッ!!!オゴゥ!!!」

オオバクモンは口から大量の黄色い玉を吐き出した。その黄色い玉は地面に落ちるとフワフワと浮かび、デジモンの頭の中に入っていった。それを見てエクスブイモンネクストはガッツポーズを見せ、嬉しそうにこういった

「ビンゴ!やっぱり夢を吐き出したな・・・。ここの人たちはあと40分くらいで目覚めるだろう。とっとと勝負をつけるぞ!!」

冷静な判断、圧倒的な戦闘力、その前に大きく口をあけるしかないココロ。ここまで強くなるとは思わなかった・・・。

「も、もう許してぇ!!もう夢も無いからエネルギーも出ない、ウプッ!!これからはもうこんな悪いことはしないから、オェッ!」

泣きながら土下座をするオオバクモン、夢はまだ吐き出していて、心なしか少しずつ小さくなってきている。そしてもう夢を吐き出さなくなりエクスブイモンネクストはオーラを放出し始めた。

「そろそろ決めるぞ!!そしてこれがココロをボコボコにした分のお返しだ!!!」

そういうと口を開き、腹のXの字と、口内が光り始めた。そしてオオバクモンは最後の悪あがきに出た。

「も、もういやだぁぁぁ!!ナイトメアマインドォ!!!!!!」

混乱したオオバクモンは口から大量の黒いビームをエクスブイモンネクストに向けて放出した。それに対抗しエクスブイモンネクストは口内の光と、腹のXの字の光を放出した。

「Xロストブラスタ――!!!!」

エクスブイモンネクストが放出した光は、1つに重なり、ナイトメアマインドという黒い光をかき消し、オオバクモンの腹部に命中した。

「グパロビ字fjjfsfぢjvlkzsじおjfd!!!」

必殺技が見事に命中したオオバクモンはXロストブラスターの光の中でブラックバクモンに退化し、黒コゲになり地面に落ちてしまった。

「この程度で終わりにしてやるか。」

エクスブイモンネクストのオーラは消え、未だに屋根の上にいるココロの元へ飛んでいった。

「傷は大丈夫か?」

「え・・・、ああまあ・・・。お前、そういえば元に戻らないの?」

エクスブイモンネクストの心配をよそに、ココロは退化についての疑問を投げかけた

「いや、俺でもよく分からないが、どうやら戻らないらしい。」

エクスブイモンネクストは確かに強い、とんでもなく。でもあの無邪気な頃のブイモンがいなくなるのは少し寂しかった。

「そんなことより早く食料と服を調達して来い。町はボロボロ、早く脱出しないと俺達が犯人だと思われるかも知れない。」

確かにその判断は正しかった。町の人はみんな寝ているのにそんな中自分達だけが起きていると確かに疑いをかけられてもおかしくはない。脱出に成功したとしても、今日中に町にほかの町にたどり着けるとは限らない。
とりあえずココロは屋根から下りて、スーパーらしき店で、ある程度の食料を買って、4000DZをレジにおいていった。食料は人間界にあるものと近いものがあった。とうもろこしとか人参とかもあったし、飲み物にもカルピスっぽいものがあった。ただし肉は魚肉は普通だったが、鶏肉はコカトリモンの肉だったり、牛乳もミノタルモンの牛乳だったので、これらは買うのをやめた。さすがに食べ辛い。
ある程度の野菜、魚肉、水と調味料、調理器具を買った。値段の表示焦っていたので見なかった。
次に服を買いに、服屋らしき店に足を運んだ。まずはバックを買った。長旅に備え、とても大きなバックを買った。あとTシャツを買った。シャツ類は正直あまり売れていない、そのためか一枚250DZだった。あとはズボン、ジーパンはどうやらとても人気らしく、数も少なかった。服を着る男のデジモンは上半身裸か?
あとはパーカーやその他アウター、防寒着、タオル、下着も買った。とりあえず6000DZをレジに置いたが、「絶対足りてないな、お金・・・。」そう心に引っかかるものはあったが、すぐさまパジャマとマントを脱ぎ捨て、買ったばかりのジーパン、黒いTシャツ、皮ジャンを着て、マントをはおった。脱ぎ捨てたパジャマや買った服と食糧を詰め込み、エクスブイモンネクストの元へ走った。かなり大きいバックを買ったつもりだが、結構パンパンだった。


「お、お待たせ・・・、ていうか重い・・・」

ココロはバックを引きずりながらエクスブイモンネクストのところへたどり着いた。

「ちぃっ、あと2分!しかし随分買い込んだな・・・。まあいい、背中に乗れ!!!」

そういうとエクスブイモンネクストは片手でココロと荷物を背中に乗せ、空へ飛び立った。

「と、飛んでる・・・。」

「しっかり掴まれよ、落ちたら死ぬから!!って言うか重いぞ、荷物!!」

「我慢しろ!!!お前の食料も入ってるんだよ!」


二人はちょっとした口論をしていた。でもエクスブイモンネクストは心の中では少し嬉しかった。自分をパートナーとして認め、そして大切な存在と言ってくれたことに・・・

続く

第6話いかがだったでしょうか。あと、ココロとブイモン、エクスブイモンネクストのデータ、載せておきます。


神野ココロ
男性
14歳(中学三年生)

詳細 ごく平凡な中学生・・・のはずだったが、デジモンが見える数少ない人間だったため、デジタルワールドに召喚される。性格は少し臆病だが、やるときはやってくれる人。ジジモンからもらったマントは常時装備。

ブイモン
男性
ワクチン種
成長期

デジモン界最強の3大デジモン「3本の剣」のうちの1体の息子。
無邪気で好奇心旺盛。だがココロのピンチによって性格が豹変したり戦闘能力が格段にアップしたりする。だがエクスブイモンネクストに進化したことによって当分この形態に戻ることは無いだろう。

エクスブイモンネクスト
男性
ワクチン種
成熟期

ブイモンが進化した、エクスブイモンの新種。
性格はいたってクール。エクスブイモンより肉体は強化され、全体的にエクスブイモンよりは強い。必殺技は口と腹部のXの字からビームを放出する「Xロストブラスター」


ってな感じです。次回もどたばたやるんでどうぞ宜しくお願いします(^^:)

苦情、感想、アドバイスは随時受け付けています。


初公開日:????年05月16日 INTENTION公開日:2009年07月26日
作者許可により、デジモンウェブ掲示板より原文を転載

最終更新:2009年07月26日 01:12