I have no regrets. This is the only path ◆2kGkudiwr6
恐らく、見てからでは反応できなかっただろう、空気ごと切り裂く斬撃。
セイバーは剣を動かすより横に跳ぶ事を選び……それは正解だった。
セイバーは剣を動かすより横に跳ぶ事を選び……それは正解だった。
「――なッ!?」
セイバーの顔が、驚愕に染まる。
風王結界ごと、風の剣が両断されている。
更に、それだけではなく……地面が数百mに渡って、斬られていた。
やったのは言うまでも無く。
風王結界ごと、風の剣が両断されている。
更に、それだけではなく……地面が数百mに渡って、斬られていた。
やったのは言うまでも無く。
「……そんな結果を、某は望まない!」
地面に倒れていた、トウカでしかありえない。
斬鉄剣もまた、あまりの斬撃にヒビが入っているが……それでも、まだ刀の形を成している。
斬鉄剣もまた、あまりの斬撃にヒビが入っているが……それでも、まだ刀の形を成している。
「その過程は無くなるのです。
なぜそれが――」
「例えすぐ後に消え去る咎だとしてもッ!
某は――!」
なぜそれが――」
「例えすぐ後に消え去る咎だとしてもッ!
某は――!」
そうして。
起き上がりながら、トウカは叫んだ。
起き上がりながら、トウカは叫んだ。
「そのような咎がこの手に付くことを、一瞬たりとも認めはしないッ!」
そのまま、彼女は続けていく。
彼女の、誇りを。今までの、戦いを、無くさないために。
彼女の、誇りを。今までの、戦いを、無くさないために。
「某にだって、分からない!
けれど、某には聖上がいた!
聖上は貴殿のように迷わなかった!
例え犠牲を出していても、聖上は戦い抜いた!
だからこそ!」
けれど、某には聖上がいた!
聖上は貴殿のように迷わなかった!
例え犠牲を出していても、聖上は戦い抜いた!
だからこそ!」
亀裂だらけの刀。死んでしまった、たくさんのひと。
もう、大切なものをたくさん失って、なくしてしまったけれど。
それでも、残っているものがある。新しく、得たものがある。
もう、大切なものをたくさん失って、なくしてしまったけれど。
それでも、残っているものがある。新しく、得たものがある。
「某はただ、聖上のやってきたことを信じるのみ!
某もまたその道に準じ、我が誇りを刀と為すッ!」
某もまたその道に準じ、我が誇りを刀と為すッ!」
それは、誇り。
きっと、無くすことなんてできない。折ることなんて、できない。
それは、仲間。
たった数日の付き合いでも、大切な、信頼に足るモノ。守らなくてはいけない人たち。
きっと、無くすことなんてできない。折ることなんて、できない。
それは、仲間。
たった数日の付き合いでも、大切な、信頼に足るモノ。守らなくてはいけない人たち。
「そうか、つまり貴女は――」
そうして、そこまで聞いて。
セイバーが紡いだ言葉は、感慨深そうで、どこか悲しそうで。
セイバーが紡いだ言葉は、感慨深そうで、どこか悲しそうで。
「いい王に、仕えられたのですね」
「無論。某の誇りだ」
「無論。某の誇りだ」
返された言葉に、セイバーは俯いて。
「――貴女のような部下が、私には作れなかったのだ」
そう、呟いていた。
「…………!」
「だから、私は戦う」
「だから、私は戦う」
セイバーの表情が、再び消える。
そうして、断たれた剣を、何の感慨も無く見つめ。
セイバーは断たれた刃を拾い上げ、握り締めた右手の指と指との間に挟み……鎧を、解いた。
そうして、断たれた剣を、何の感慨も無く見つめ。
セイバーは断たれた刃を拾い上げ、握り締めた右手の指と指との間に挟み……鎧を、解いた。
「…………?」
怪訝な顔をするトウカを余所に、更にセイバーはコンバットナイフとアヴァロンを取り出し、ナイフを更に右手に挟み込み――
「……はあっ!」
体ごと勢いを付けて、投擲した。
翻る刃。それが目指すのは心臓と脊髄、股関節の三つ。
魔力放出も加えられたその勢いは銃弾を軽く上回る。
それは、当たれば確実に致命傷になりかねない凶器。
トウカ自身も、セイバーが腕を振り上げた時点でその狙い――投擲に気付いてはいた。
だが――
翻る刃。それが目指すのは心臓と脊髄、股関節の三つ。
魔力放出も加えられたその勢いは銃弾を軽く上回る。
それは、当たれば確実に致命傷になりかねない凶器。
トウカ自身も、セイバーが腕を振り上げた時点でその狙い――投擲に気付いてはいた。
だが――
(避けられない――!)
脚に付けられた傷が、トウカの動きを束縛する。
横へ跳んで回避するのは不可能。痛覚が反応を一瞬遅らせ、その間に刃が肺や肝臓を抉ってしまう。
屈んで避けるのは論外。心臓や腰関節を狙う刃が脳漿をぶちまけるだけだ。
ならば、やることは一つだけ。
トウカのもっとも得意とする――目に留まらぬ神速の居合いで以って、飛来する弾丸を斬り払う、それのみ!
故に、トウカは投擲される瞬間には既に構えていて。
ふと、気付いた。
横へ跳んで回避するのは不可能。痛覚が反応を一瞬遅らせ、その間に刃が肺や肝臓を抉ってしまう。
屈んで避けるのは論外。心臓や腰関節を狙う刃が脳漿をぶちまけるだけだ。
ならば、やることは一つだけ。
トウカのもっとも得意とする――目に留まらぬ神速の居合いで以って、飛来する弾丸を斬り払う、それのみ!
故に、トウカは投擲される瞬間には既に構えていて。
ふと、気付いた。
「え――?」
思わず、呆けてしまう。
投擲に勢いを付けすぎたのか。投げた勢いのままセイバーは回転し、トウカに背を向けている。
戦場において相手に背を向ける。これほど愚かな事は無い。
だが、その後の行動を見て、トウカは気付いた。
戦場において相手に背を向ける。これほど愚かな事は無い。
だが、その後の行動を見て、トウカは気付いた。
勢い余ったのではない――勢いを殺さないために体を捻ったのだということに。
そのままセイバーは、魔力放出と風王結界を利用して――投擲した刃とほぼ同時に、それを上回る勢いを乗せて地を蹴った。
左手に鞘を携えたまま、トウカへと向けて後ろ宙返りの要領で宙を舞っている。
その狙いは言うまでも無く頭。投擲した刃と合わせれば、攻撃箇所は四つ。
大雑把に分けると、首から下に集中している投擲と頭部を狙う直接攻撃の二つだ。
片方の攻撃を受ければその隙に残り片方が牙を剥く。
セイバーにとってこれはとっさに閃いたに過ぎないものの、
トウカが受けにしか入れないことを見越した上で行うえげつない同時攻撃で――
左手に鞘を携えたまま、トウカへと向けて後ろ宙返りの要領で宙を舞っている。
その狙いは言うまでも無く頭。投擲した刃と合わせれば、攻撃箇所は四つ。
大雑把に分けると、首から下に集中している投擲と頭部を狙う直接攻撃の二つだ。
片方の攻撃を受ければその隙に残り片方が牙を剥く。
セイバーにとってこれはとっさに閃いたに過ぎないものの、
トウカが受けにしか入れないことを見越した上で行うえげつない同時攻撃で――
その動きは、皮肉にも。
遠き極東の国で、とある暗殺者の一族が編み出したものと……同じものだった。
遠き極東の国で、とある暗殺者の一族が編み出したものと……同じものだった。
騎士王が影の一族の業で空を舞う。
やっていることは単純明快な子供だまし――しかし、足を負傷しているトウカにとってこの子供だましは必殺である。
それが分かっても、トウカはなんの躊躇いも見せず、動きを変えようともしない。
どのみち避けられない。それなら、受けるしかない。
もっとも、だからといってむざむざ死んでやる義理はトウカには無かった。
相手が単純明快な論理に基づいた攻撃をするなら、彼女も単純明快な理で返すだけ。
そもそも――あの論理はあくまで一度に片方しか受けられない、という前提に基づいたモノ。
ならば、その理を覆せばいい。
やっていることは単純明快な子供だまし――しかし、足を負傷しているトウカにとってこの子供だましは必殺である。
それが分かっても、トウカはなんの躊躇いも見せず、動きを変えようともしない。
どのみち避けられない。それなら、受けるしかない。
もっとも、だからといってむざむざ死んでやる義理はトウカには無かった。
相手が単純明快な論理に基づいた攻撃をするなら、彼女も単純明快な理で返すだけ。
そもそも――あの論理はあくまで一度に片方しか受けられない、という前提に基づいたモノ。
ならば、その理を覆せばいい。
「舐め――るなァ!!!」
そう――一つ受けるだけでは駄目なのならば、同時に複数受ければいい。
音速を軽く超える刃へと、三筋の閃光が奔る。
同時に、相手を抉らんと奔っていたはずの刃は……今までの勢いがまるで嘘のように地に落ちる。
答えは単純。トウカは飛来した三つの刃、全てを0.01秒さえ掛けずに切り払ったのだ。
それはかの燕返しにも匹敵する、正真正銘の神技――!
音速を軽く超える刃へと、三筋の閃光が奔る。
同時に、相手を抉らんと奔っていたはずの刃は……今までの勢いがまるで嘘のように地に落ちる。
答えは単純。トウカは飛来した三つの刃、全てを0.01秒さえ掛けずに切り払ったのだ。
それはかの燕返しにも匹敵する、正真正銘の神技――!
「取った――!」
そのまま休むことなく、トウカは再び刀を払う。今度はセイバーへと向けて。
流石に限界を超え始めた筋肉が悲鳴を上げ、その速度は先の三撃より落ちているが……それでも、十分間に合う速さ。
それを確認してなお、セイバーは止まらない。
足を天に、頭を地に。宙で勢いを保持したまま、最小限の部分にだけ風王結界を纏わせた鞘を突き出してトウカへと向けて宙を舞う。
それを無視して、トウカは刀を振るった。相手の鞘ごと両断するために。
あの鞘が宝具であろうと、どれほどの硬さを誇っていようと関係は無い。両断するだけ。
事実トウカにそれだけの技量はあるし、それだけの切れ味が斬鉄剣にはあるだろう。
流石に限界を超え始めた筋肉が悲鳴を上げ、その速度は先の三撃より落ちているが……それでも、十分間に合う速さ。
それを確認してなお、セイバーは止まらない。
足を天に、頭を地に。宙で勢いを保持したまま、最小限の部分にだけ風王結界を纏わせた鞘を突き出してトウカへと向けて宙を舞う。
それを無視して、トウカは刀を振るった。相手の鞘ごと両断するために。
あの鞘が宝具であろうと、どれほどの硬さを誇っていようと関係は無い。両断するだけ。
事実トウカにそれだけの技量はあるし、それだけの切れ味が斬鉄剣にはあるだろう。
そのまま予測どおり、同じ軌道でセイバーが飛んでいたのならば。
「――まだだぁぁぁぁ!!!」
「ッ!?」
「ッ!?」
しかし、セイバーの鞘はトウカではなく――地へと突き刺さっていた。
驚く暇も無い。トウカが気付いた時には、魔力放出と突き刺した鞘を使い、棒高飛びの要領でセイバーは軌道を変えている。
トウカの頭部に直撃する軌道からその数十センチほど真上へ向かう軌道へと――刀が当たらない場へと!
驚く暇も無い。トウカが気付いた時には、魔力放出と突き刺した鞘を使い、棒高飛びの要領でセイバーは軌道を変えている。
トウカの頭部に直撃する軌道からその数十センチほど真上へ向かう軌道へと――刀が当たらない場へと!
(しまった――!)
気付いたトウカが腕を戻そうとするも、もう遅い。既に勢いは付いている。
彼女の技巧ならば、一回空振ったところですぐに体勢を立て直せる。
だが、その一回の空振りが致命傷。
その隙にセイバーはトウカの真上へと飛び、強烈な一撃を見舞うだろう。
今のセイバーは無手――しかし、力ではトウカはセイバーに及ばない。
顔面を殴り飛ばされでもすれば、間違いなく致命的な隙を与えてしまう。
だからこそ。
彼女の技巧ならば、一回空振ったところですぐに体勢を立て直せる。
だが、その一回の空振りが致命傷。
その隙にセイバーはトウカの真上へと飛び、強烈な一撃を見舞うだろう。
今のセイバーは無手――しかし、力ではトウカはセイバーに及ばない。
顔面を殴り飛ばされでもすれば、間違いなく致命的な隙を与えてしまう。
だからこそ。
(振り切ってからもう一度振り直すのでは間に合わない!
勢いを殺さぬまま……刀の向きを変える!)
勢いを殺さぬまま……刀の向きを変える!)
トウカは、人体の稼動限界に挑む。
その場に足を踏ん張らせながら腕を強引に上を向かせ、手首を捻らせ向きを変える。
だが、元々トウカの狙っている攻撃は真正面。それを上に変えるには、明らかに無理がある体勢だ。
右腕に至っては肘が上を向いている。そんな状態で上へ関節を曲げられるように人の体はできていない。
しかし、右手を離すというのは無理だ。左腕だけで刀を振っては間に合わない。
今の状況はコンマ1秒が生死を分ける。考え込む時間さえない。直感で、迅速に動くしかないのだ。
トウカに思いついた手段は、たった一つだけだった。
その場に足を踏ん張らせながら腕を強引に上を向かせ、手首を捻らせ向きを変える。
だが、元々トウカの狙っている攻撃は真正面。それを上に変えるには、明らかに無理がある体勢だ。
右腕に至っては肘が上を向いている。そんな状態で上へ関節を曲げられるように人の体はできていない。
しかし、右手を離すというのは無理だ。左腕だけで刀を振っては間に合わない。
今の状況はコンマ1秒が生死を分ける。考え込む時間さえない。直感で、迅速に動くしかないのだ。
トウカに思いついた手段は、たった一つだけだった。
曲がらないというなら、折ってしまえばいい。
「う――くあああああ!」
肉は歪み、骨は軋む。だが、力はしっかりと生み出されていく。
強引に軌道を変えられた刀は弱弱しく、それでもしっかりとセイバーを捉えた。
同時に、鈍い音がして……トウカの右肘が砕けた。
それでもトウカは意に介さない。相手は無手、無防備。例え片手だけの勢いでも斬鉄剣なら両断できる。
セイバーの居場所は宙。回避運動など取り様がない。
トウカは勝利を確信し――
強引に軌道を変えられた刀は弱弱しく、それでもしっかりとセイバーを捉えた。
同時に、鈍い音がして……トウカの右肘が砕けた。
それでもトウカは意に介さない。相手は無手、無防備。例え片手だけの勢いでも斬鉄剣なら両断できる。
セイバーの居場所は宙。回避運動など取り様がない。
トウカは勝利を確信し――
「さようなら」
響いたのは、セイバーの声。
同時に、トウカの体を、無情にも。
爆発した黄金の鞘が、焼き尽くした。
同時に、トウカの体を、無情にも。
爆発した黄金の鞘が、焼き尽くした。
■
「…………」
倒れた木々を、私はどこかぼやけた視界で見つめてた。
なんで倒れたのかは、よくわかんない。
分かるのは突然大きな音がしたかと思えば、地面が文字通りに割れてそれにまきこまれた。それだけ。
なんで倒れたのかは、よくわかんない。
分かるのは突然大きな音がしたかと思えば、地面が文字通りに割れてそれにまきこまれた。それだけ。
「……ほんと、なんなのよ、あんた達」
脇を見やる。
数センチほどの小さな小人が、私を見つめてる。
キョンの言ったのが正しいなら、これは私が創ったモノってこと。
……私は、普通の人間じゃなかった。
そう分かっても……ちっとも、嬉しくなんか、ない。
数センチほどの小さな小人が、私を見つめてる。
キョンの言ったのが正しいなら、これは私が創ったモノってこと。
……私は、普通の人間じゃなかった。
そう分かっても……ちっとも、嬉しくなんか、ない。
「もっと、早く気付いてればよかった」
思わず、そんなことを呟いてた。
私の願いは、とっくに叶ってたんだ。
そうだってことをもっと早く知ってれば、いろんなことを聞いてた。
有希には宇宙について話しあって。
みくるちゃんには、もっと、未来についてのこととか、聞きたかったのに……!
そうだってことをもっと早く知ってれば、いろんなことを聞いてた。
有希には宇宙について話しあって。
みくるちゃんには、もっと、未来についてのこととか、聞きたかったのに……!
どこか鈍くなった頭に浮かんだのは、そんな後悔しかない。
「…………あ」
また、大きな音がした。
キョンが危ない目にあってるんだろうか。トウカさんが死に掛けてたりするんだろうか。
キョンが危ない目にあってるんだろうか。トウカさんが死に掛けてたりするんだろうか。
「……誰も、死なないで」
もう。そんなのは、嫌……!
■
刃が投擲されてから鞘が破裂するまで、1秒も経っていない。
並みの人間にはいったい何があったのか、理解することさえできないだろう。
それでも、誰でもわかることがある。
並みの人間にはいったい何があったのか、理解することさえできないだろう。
それでも、誰でもわかることがある。
「――私の、勝ちだ」
それは、歴然とした勝敗。
勝者は自らの足で以って立ち、敗者は地に伏す。
分かりやすい勝敗の判別方法だ。
勝者は自らの足で以って立ち、敗者は地に伏す。
分かりやすい勝敗の判別方法だ。
そう――セイバーは刀を避けるために上空へと軌道を変えたのではない。
地に突き立てた鞘の爆発から身を守るために上空へと飛んだのだ。
ブロークン・ファンタズム。宝具に異常な魔力注入を行うことで自壊させ、炸裂弾とする技術。
英霊なら誰でも知っている業だ。ただ、しないだけ。なぜなら無駄だからだ。
例えば、エクスカリバー。これは炸裂弾として爆発させるより、真名を解放した方がよほど強い。
例えば、アヴァロン。一回限りの炸裂弾より、何度も使える無敵の盾の方が有用だろう。
そもそも宝具とは英霊にとって唯一無二のシンボルであり、その修復には相当な時間が掛かる。
だからこそ、普通はブロークン・ファンタズムは行われない……普通は。
しかし今のアヴァロンはその力を制限されている。故に、セイバーはアヴァロンを炸裂弾と化すことに何の躊躇いも無かった。
地に突き立てた鞘の爆発から身を守るために上空へと飛んだのだ。
ブロークン・ファンタズム。宝具に異常な魔力注入を行うことで自壊させ、炸裂弾とする技術。
英霊なら誰でも知っている業だ。ただ、しないだけ。なぜなら無駄だからだ。
例えば、エクスカリバー。これは炸裂弾として爆発させるより、真名を解放した方がよほど強い。
例えば、アヴァロン。一回限りの炸裂弾より、何度も使える無敵の盾の方が有用だろう。
そもそも宝具とは英霊にとって唯一無二のシンボルであり、その修復には相当な時間が掛かる。
だからこそ、普通はブロークン・ファンタズムは行われない……普通は。
しかし今のアヴァロンはその力を制限されている。故に、セイバーはアヴァロンを炸裂弾と化すことに何の躊躇いも無かった。
そして、しっかりと。
念には念を入れて、とどめを刺した。心臓に、刀を突き刺して。
念には念を入れて、とどめを刺した。心臓に、刀を突き刺して。
「……見事でした。
何重にも保険を掛けたのに、尽く破られるとは思わなかった」
何重にも保険を掛けたのに、尽く破られるとは思わなかった」
そうして、セイバーはデイパックからある物を取り出した。
ボロボロになっている、一つの人形を。
そのまま投げ捨てるのではなく、悼むように優しく。ゆっくりと、トウカの上にそれを置いた。
ボロボロになっている、一つの人形を。
そのまま投げ捨てるのではなく、悼むように優しく。ゆっくりと、トウカの上にそれを置いた。
「遅れましたが、これは返しておきます。
安らかに眠るといい」
「終わったようだな」
「……あなたですか」
安らかに眠るといい」
「終わったようだな」
「……あなたですか」
聞こえた声に、セイバーは振り返る。
いたのはスラン。その手にはどこでもドアを取り出している。
いたのはスラン。その手にはどこでもドアを取り出している。
「悪いが、急遽このドアの先に進んでもらう。
お前にはキョンを追ってもらわなくてならない」
「……まあ、構いませんが。少し休憩をとらせる余裕は?」
「ない。合流させるわけにはいかない」
お前にはキョンを追ってもらわなくてならない」
「……まあ、構いませんが。少し休憩をとらせる余裕は?」
「ない。合流させるわけにはいかない」
容赦ない言葉に、セイバーは溜め息を吐いてドアの下に歩み寄り……スランの動きが凍り付いているのに気付いた。
その視線は一点――セイバーの後ろ、先ほどまで立っていた場所に注がれている。
その視線は一点――セイバーの後ろ、先ほどまで立っていた場所に注がれている。
「ま、さか……」
悪寒を感じながら、セイバーは振り返る。
嫌な予感とは、大抵当たるものだ。直感スキルを持つセイバーなら尚更である。
普通なら、もう死んでいるほどの傷なのに。
心臓に、確かに刀を突き刺したのに。
嫌な予感とは、大抵当たるものだ。直感スキルを持つセイバーなら尚更である。
普通なら、もう死んでいるほどの傷なのに。
心臓に、確かに刀を突き刺したのに。
「馬鹿な!?」
トウカが、立ち上がって。
しっかりと、斬鉄剣を構えていた。
しっかりと、斬鉄剣を構えていた。
■
寒い。
それが最初に思ったことだった。
そして次に思ったことが、なぜ自分が動けるのだろうということ。
気がつけば腕を動かして、刀を掴んで立ち上がっていた。
爆発と共に意識は吹き飛び、なんとか立ち直ったと同時に心臓を貫かれたのに。
そこまで考えて……そんなことはどうでもいい、と気付いた。
それが最初に思ったことだった。
そして次に思ったことが、なぜ自分が動けるのだろうということ。
気がつけば腕を動かして、刀を掴んで立ち上がっていた。
爆発と共に意識は吹き飛び、なんとか立ち直ったと同時に心臓を貫かれたのに。
そこまで考えて……そんなことはどうでもいい、と気付いた。
「……ァ、ハァ」
血を吐きながら前を見つめる。
視界なんてない。まるで塗料を被せたかのように光景は真っ白。
それでも……かろうじて、目の前に誰かいることがわかった。
いるのは二人。何か話している。会話内容は聞こえない。何をいっているか分からない。
でも、平和に話してる。片方は某の敵。ならもう片方も敵だ。
視界なんてない。まるで塗料を被せたかのように光景は真っ白。
それでも……かろうじて、目の前に誰かいることがわかった。
いるのは二人。何か話している。会話内容は聞こえない。何をいっているか分からない。
でも、平和に話してる。片方は某の敵。ならもう片方も敵だ。
「……これ、で」
足を踏み出した。
痛いとか、そういう次元じゃなかった。感覚が無い。
それでも、なんとなく前に進めたことが分かった。
一歩にどれだけ時間を掛けたのか分からなかった。
一秒かもしれないし一分かもしれない。どうでもよかった。
相手が止まっていたから、それだけでよかった。
痛いとか、そういう次元じゃなかった。感覚が無い。
それでも、なんとなく前に進めたことが分かった。
一歩にどれだけ時間を掛けたのか分からなかった。
一秒かもしれないし一分かもしれない。どうでもよかった。
相手が止まっていたから、それだけでよかった。
「守れ、る……」
そのまま剣を振り抜いた。視界が消える。相手がどうなったか確認できない。
でも、大丈夫。これに斬れないものなんてない。
だから、某は笑った。
でも、大丈夫。これに斬れないものなんてない。
だから、某は笑った。
わらって、死ねた。
■
トウカは限界だった。膝は笑い、明らかに視界はぼやけている。
故に、セイバーがすぐ反応して、逆に斬り捨てることは十分可能だっただろう。
けれど、その姿を見たセイバーの脳裏には、一瞬セラスの姿がよぎり。
それが、反応を遅らせたのだ。
故に、セイバーがすぐ反応して、逆に斬り捨てることは十分可能だっただろう。
けれど、その姿を見たセイバーの脳裏には、一瞬セラスの姿がよぎり。
それが、反応を遅らせたのだ。
「これ、で、守れ、る……」
ふらついた足取りで、トウカは斬鉄剣を振り抜き……そのまま、倒れこんだ。
彼女は、既に、終わっていた。感覚も無かった。視界さえろくになかった。
それでも、彼女は笑っていた。自分の勝ちを信じていた。
彼女は、既に、終わっていた。感覚も無かった。視界さえろくになかった。
それでも、彼女は笑っていた。自分の勝ちを信じていた。
――けれど。
「グリフィス、様……」
機械音が響き、潰える。
肩口から頭部を真っ二つにされたスランが崩れ落ちた隣には。
呆然としたまま立ちすくむセイバーの姿。その姿は、五体満足。
スランと、どこどもドア。
それを両断したところで、斬鉄剣はとうとう折れて。
そして、セイバーにその刃は届かず終わったのだ。
肩口から頭部を真っ二つにされたスランが崩れ落ちた隣には。
呆然としたまま立ちすくむセイバーの姿。その姿は、五体満足。
スランと、どこどもドア。
それを両断したところで、斬鉄剣はとうとう折れて。
そして、セイバーにその刃は届かず終わったのだ。
しばらくしてやっと、セイバーは息を吐いてへたりこんだ。
「ここまで、とは……」
額の冷や汗を拭いながら、セイバーは思わず呟いていた。
完全に、彼女は運が良かっただけ。心臓を刺して、尚立ち上がる。
そこまでするほどの意地を見せるとは思わなかった。
それは、正真正銘の強い意志。
自分の誇りに絶対的な自信があるからこそ、為しえられるもの。
思わず、セイバーは歯を噛み締めて。
完全に、彼女は運が良かっただけ。心臓を刺して、尚立ち上がる。
そこまでするほどの意地を見せるとは思わなかった。
それは、正真正銘の強い意志。
自分の誇りに絶対的な自信があるからこそ、為しえられるもの。
思わず、セイバーは歯を噛み締めて。
「……退くものか」
そう言って、立ち上がった。
ここまで来て逃げ出すなんてできない。
石を噛んででも、泥を呑んででも生き残る。それがセイバーの意地だ。
誇りや友情が立ちはだかるというなら。
ここまで来て逃げ出すなんてできない。
石を噛んででも、泥を呑んででも生き残る。それがセイバーの意地だ。
誇りや友情が立ちはだかるというなら。
「絶対に、打ち砕く。そして勝つ」
口から血が流れ出すほど、強く。
意志を吐いて、セイバーは南東に目を向けて。
意志を吐いて、セイバーは南東に目を向けて。
「あの二人はあちらへ逃げた。そこからだ」
スランの持っていたデイパックを奪い取り、走り去った。
■
「……く、そ、ォ……」
セイバーが離れていった数秒後。
かろうじて機能を復旧したスランが声を上げた。
彼は機械。頭が真っ二つになったところで血液が流れるわけではないし脳漿がこぼれるわけでもない。
しかし、先ほどの斬撃は重大なダメージを与えるに足るもの。
彼が『死ぬ』のはそう遠い未来ではない。
だからこそ、彼は決断する。
かろうじて機能を復旧したスランが声を上げた。
彼は機械。頭が真っ二つになったところで血液が流れるわけではないし脳漿がこぼれるわけでもない。
しかし、先ほどの斬撃は重大なダメージを与えるに足るもの。
彼が『死ぬ』のはそう遠い未来ではない。
だからこそ、彼は決断する。
「まだ、だ……まだ終わらん……
ただで死んでなるものか……」
ただで死んでなるものか……」
呻きながら、どこでもドアのノブに手を掛ける。
上半分を両断されたどこでもドア。明らかに危険な代物だ。
下手をすれば変な場所にいきかねない……否。
それどころか、どこでもドア自体が今にも爆発しそうだ。
亜空間に取り残されることもありうる。
それでも、動きを止めない。
どこでもドアが開く。その先は上空、カズマが飛行している場所!
上半分を両断されたどこでもドア。明らかに危険な代物だ。
下手をすれば変な場所にいきかねない……否。
それどころか、どこでもドア自体が今にも爆発しそうだ。
亜空間に取り残されることもありうる。
それでも、動きを止めない。
どこでもドアが開く。その先は上空、カズマが飛行している場所!
「俺と……共に、死ぬが、いい!」
そう、彼の決断はただ一つ。
どうせ死ぬのなら、せめて一人でも多く道連れにしてやる。
グリフィスに仇名す者を、少しでも多く害する。
それが彼の決意だった。
どうせ死ぬのなら、せめて一人でも多く道連れにしてやる。
グリフィスに仇名す者を、少しでも多く害する。
それが彼の決意だった。
「少なくとも、足止めくらいは、できる!
その間に、キョンにハルヒよ! 貴様らはセイバーに殺されるがいい!!!」
その間に、キョンにハルヒよ! 貴様らはセイバーに殺されるがいい!!!」
そう叫びながら、スランはどこでもドアへと飛び込んだ。
■
「なんだろう、嫌な予感がする……」
木にその体を預けたまま、ハルヒは思わず呟いていた。
葉によって太陽の光はところどころ遮られ、木によって視界は遮られる。
だから、彼女はふと用心深く周りを見渡して。
どこか力の無かったその瞳が、突然、見開かれた。
葉によって太陽の光はところどころ遮られ、木によって視界は遮られる。
だから、彼女はふと用心深く周りを見渡して。
どこか力の無かったその瞳が、突然、見開かれた。
「あんたは……」
木で体を支えながら、ハルヒが立ち上がる。
その視線の先にいたのは、セイバーだった。
その視線の先にいたのは、セイバーだった。
「トウカさんは、どうしたのよ……」
ハルヒは弱弱しい声で、聞いた。答えが分かっていても。
聞くしか、なかった。
聞くしか、なかった。
「死にました」
返ってきたのは、冷たい声。
そして、次は貴女の番だと、向けられたその刀が告げている。
ハルヒが感じたのは……恐怖より先に、怒りだった。
そして、次は貴女の番だと、向けられたその刀が告げている。
ハルヒが感じたのは……恐怖より先に、怒りだった。
「ふざけんじゃ、ないわよ!」
ハルヒが叫ぶと同時に、脇にいた神人が巨大化した。ハルヒの怒りを具現化したように。
その大きさ約5m。閉鎖空間に現れるものよりは小さいが、それでも並みの人間なら圧倒されるだろう膨大な威圧感や迫力だ。
そのまま創造主の命を受けたかのように、神人は腕を振り上げた。標的を抹殺するために。
その大きさ約5m。閉鎖空間に現れるものよりは小さいが、それでも並みの人間なら圧倒されるだろう膨大な威圧感や迫力だ。
そのまま創造主の命を受けたかのように、神人は腕を振り上げた。標的を抹殺するために。
だが、所詮は制限された力だ。
「無駄です」
セイバーが飛び上がると同時に、神人は反応することさえできずに腕を斬り落とされていた。
■
一足遅かった。いや、それどころか二足以上遅かったかもしれない。
ハルヒの所に戻る途中、ちらりとトウカさん達のいた所を覗いた俺の視界に入ったのは、トウカさんの遺体だった。
ハルヒの所に戻る途中、ちらりとトウカさん達のいた所を覗いた俺の視界に入ったのは、トウカさんの遺体だった。
「……くそったれ!」
思わず駆け寄りたくなったところだが、なんとか自制できた。
あの女騎士はいない。ただドアがぽつんと置いてあるだけだ。
そして俺の方には来てない。あの女騎士を見かけたりなんかしてない。要するに、俺としんのすけ少年の方には来なかったんだ。
おまけに、横を見れば結構離れたところで神人が現れているときた。
ここまで条件が揃ってて、運のいいことにどこか行ってくれました、と思うほど俺は楽観主義者じゃない。
ほんの一瞬トウカさんに黙祷して、俺はすぐに走り出した。
あの女騎士はいない。ただドアがぽつんと置いてあるだけだ。
そして俺の方には来てない。あの女騎士を見かけたりなんかしてない。要するに、俺としんのすけ少年の方には来なかったんだ。
おまけに、横を見れば結構離れたところで神人が現れているときた。
ここまで条件が揃ってて、運のいいことにどこか行ってくれました、と思うほど俺は楽観主義者じゃない。
ほんの一瞬トウカさんに黙祷して、俺はすぐに走り出した。
そうさ、俺は超のつくほどの一般人だ。
はっきり言ってあいつを相手にしてできることなんてありゃしない。
銃だってろくに撃てやしないし運動神経もそれなり。
それなりに自分の能力に覚醒し始めたハルヒや剣の達人のトウカさんとは天と地くらい差がある。
こんな俺があんな化け物に挑むなんて、夢物語もいいところ。
フロイト先生も爆笑どころか、笑い死ぬに違いないね。
はっきり言ってあいつを相手にしてできることなんてありゃしない。
銃だってろくに撃てやしないし運動神経もそれなり。
それなりに自分の能力に覚醒し始めたハルヒや剣の達人のトウカさんとは天と地くらい差がある。
こんな俺があんな化け物に挑むなんて、夢物語もいいところ。
フロイト先生も爆笑どころか、笑い死ぬに違いないね。
だけど……キスした女を放って置けるような精神は持ち合わせちゃいないんだよ。
俺は一般人、そういうところも一般的だからな。
俺は一般人、そういうところも一般的だからな。
【C-4南東端・D-4北東端の境界/2日目/日中】
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭部に中度の打撲(動くのに問題は無し)
かなり疲労、高熱(行動に支障)、自分の能力に対して知覚
[装備]:クローンリキッドごくう(使用回数:残り2回)
[道具]:デイバック×9、支給品一式×8(食料7食分消費、水1/5消費)
鶴屋の巾着袋(支給品一式と予備の食料・水が入っている)
RPG-7×2(スモーク弾×1、照明弾×1)、クロスボウ、タヌ機(1回使用可能)
暗視ゴーグル(望遠機能付き・現在故障中)、インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ)
高性能デジタルカメラ(記憶媒体はSDカード)、携帯電話(各施設の番号が登録済み)
ダイヤの指輪、のろいウザギ、ハーモニカ、デジヴァイス、真紅のベヘリット
ホ○ダのスーパーカブ(使用不能)、E-6駅・F-1駅の電話番号のメモ
トグサが書いた首輪の情報等が書かれたメモ1枚
【薬局で入手した薬や用具】
鎮痛剤/解熱剤/胃腸薬/下剤/利尿剤/ビタミン剤/滋養強壮薬
抗生物質/治療キット(消毒薬/包帯各種/鋏/テープ/注射器)/虫除けスプレー
※種類別に小分けにしてあります。
着せ替えカメラ(使用回数:残り17回)、コルトSAA(弾数:0/6発-予備弾無し)
コルトM1917(弾数:0/6発-予備弾無し)、スペツナズナイフ×1
簡易松葉杖、どんな病気にも効く薬、AK-47カラシニコフ(0/30)
[思考]
基本:団長として、SOS団のメンバーや知り合いと一緒にゲームから脱出するために力を尽くす。
1:セイバーは絶対に許さない
2:病院にいるというトグサと接触し、ドラえもんからディスクを手に入れる
3:書き込みしてきた人物が気になる
4:病院にいるかもしれない凛は最大限に警戒
5:団員の命を危機に陥らせるかもしれない行動は、できるだけ避ける
6:水銀燈がなぜ死んだのか考えるのは保留
[備考]
※腕と頭部には、風の包帯が巻かれています。
※偽凛がアルルゥの殺害犯だと思っているので、劉鳳とセラスを敵視しなくなりました
※キョン、トウカ、魅音、エルルゥ、ロックらと詳しい情報交換を行いました。
※キョンの持つノートPC内の情報を得て、考察しました
※ジョーカーの情報を信じ始めています
※怒りや憤りなど、ストレスを感じると神人を召喚できるようになりました。
他にも参加者などに何らかの影響を及ぼせるかもしれませんがその効果は微弱です。
神人の戦闘力もかなり低くなっています。
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:頭部に中度の打撲(動くのに問題は無し)
かなり疲労、高熱(行動に支障)、自分の能力に対して知覚
[装備]:クローンリキッドごくう(使用回数:残り2回)
[道具]:デイバック×9、支給品一式×8(食料7食分消費、水1/5消費)
鶴屋の巾着袋(支給品一式と予備の食料・水が入っている)
RPG-7×2(スモーク弾×1、照明弾×1)、クロスボウ、タヌ機(1回使用可能)
暗視ゴーグル(望遠機能付き・現在故障中)、インスタントカメラ×2(内一台は使いかけ)
高性能デジタルカメラ(記憶媒体はSDカード)、携帯電話(各施設の番号が登録済み)
ダイヤの指輪、のろいウザギ、ハーモニカ、デジヴァイス、真紅のベヘリット
ホ○ダのスーパーカブ(使用不能)、E-6駅・F-1駅の電話番号のメモ
トグサが書いた首輪の情報等が書かれたメモ1枚
【薬局で入手した薬や用具】
鎮痛剤/解熱剤/胃腸薬/下剤/利尿剤/ビタミン剤/滋養強壮薬
抗生物質/治療キット(消毒薬/包帯各種/鋏/テープ/注射器)/虫除けスプレー
※種類別に小分けにしてあります。
着せ替えカメラ(使用回数:残り17回)、コルトSAA(弾数:0/6発-予備弾無し)
コルトM1917(弾数:0/6発-予備弾無し)、スペツナズナイフ×1
簡易松葉杖、どんな病気にも効く薬、AK-47カラシニコフ(0/30)
[思考]
基本:団長として、SOS団のメンバーや知り合いと一緒にゲームから脱出するために力を尽くす。
1:セイバーは絶対に許さない
2:病院にいるというトグサと接触し、ドラえもんからディスクを手に入れる
3:書き込みしてきた人物が気になる
4:病院にいるかもしれない凛は最大限に警戒
5:団員の命を危機に陥らせるかもしれない行動は、できるだけ避ける
6:水銀燈がなぜ死んだのか考えるのは保留
[備考]
※腕と頭部には、風の包帯が巻かれています。
※偽凛がアルルゥの殺害犯だと思っているので、劉鳳とセラスを敵視しなくなりました
※キョン、トウカ、魅音、エルルゥ、ロックらと詳しい情報交換を行いました。
※キョンの持つノートPC内の情報を得て、考察しました
※ジョーカーの情報を信じ始めています
※怒りや憤りなど、ストレスを感じると神人を召喚できるようになりました。
他にも参加者などに何らかの影響を及ぼせるかもしれませんがその効果は微弱です。
神人の戦闘力もかなり低くなっています。
【セイバー@Fate/stay night】
[状態]:全身に軽度の裂傷と火傷、頭部に重症(治療済み)、疲労(中)、魔力消費(大)、これ以上無く強い決意、腹三分
[装備]:小夜の刀(前期型)@BLOOD+
[道具]:支給品一式×3(食料は通常支給-1)、スコップ
[思考・状況]
基本:参加者を殺す
1:少年達を殺し、その後は休憩を取る。
2:エクスカリバーを手に入れる、必要ならば所持者を殺害する
3:絶対に生き残り、願いを叶えて選定の儀式をやり直す。
[状態]:全身に軽度の裂傷と火傷、頭部に重症(治療済み)、疲労(中)、魔力消費(大)、これ以上無く強い決意、腹三分
[装備]:小夜の刀(前期型)@BLOOD+
[道具]:支給品一式×3(食料は通常支給-1)、スコップ
[思考・状況]
基本:参加者を殺す
1:少年達を殺し、その後は休憩を取る。
2:エクスカリバーを手に入れる、必要ならば所持者を殺害する
3:絶対に生き残り、願いを叶えて選定の儀式をやり直す。
【B-4 /2日目/日中】
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷
SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている
[装備]:なし
[道具]:デイバッグと支給品一式×4(食料-5)、わすれろ草
キートンの大学の名刺 ロープ、ノートパソコン+ipod(つながっている)
[思考]
基本:家族揃って春日部に帰る
1:病院に向かって助けを呼ぶ
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷
SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている
[装備]:なし
[道具]:デイバッグと支給品一式×4(食料-5)、わすれろ草
キートンの大学の名刺 ロープ、ノートパソコン+ipod(つながっている)
[思考]
基本:家族揃って春日部に帰る
1:病院に向かって助けを呼ぶ
【C-4 /2日目/日中】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:疲労、全身各所に擦り傷、憤りと強い決意
[装備]:バールのようなもの、ニューナンブ(残弾4)
[道具]:なし
[思考]
基本:殺し合いをする気はない、絶対に皆で帰る
1:ハルヒと合流、絶対に守る。
2:是が非でも、トグサと接触してデーターを検分してもらい、ディスクも手に入れる
3:書き込みしてきた人物と再び接触を図る
4:病院にいるであろう凛には、最大限、警戒を払う。水銀燈の死について考えるのは保留。
[備考]
※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「ミステリックサイン」参照。
※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「仲間を探して」参照。
※ハルヒ、トウカ、魅音、エルルゥ、ロックらと詳しい情報交換を行いました。
※ジョーカー等の情報をかなり信じています。
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:疲労、全身各所に擦り傷、憤りと強い決意
[装備]:バールのようなもの、ニューナンブ(残弾4)
[道具]:なし
[思考]
基本:殺し合いをする気はない、絶対に皆で帰る
1:ハルヒと合流、絶対に守る。
2:是が非でも、トグサと接触してデーターを検分してもらい、ディスクも手に入れる
3:書き込みしてきた人物と再び接触を図る
4:病院にいるであろう凛には、最大限、警戒を払う。水銀燈の死について考えるのは保留。
[備考]
※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「ミステリックサイン」参照。
※キョンがノートパソコンから得た情報、その他考察は「仲間を探して」参照。
※ハルヒ、トウカ、魅音、エルルゥ、ロックらと詳しい情報交換を行いました。
※ジョーカー等の情報をかなり信じています。
【どこでもドア内部/2日目/日中】
【住職ダマA(スラン)】
[状態]:頭部両断、機能停止寸前
[道具]:どこでもドア(半壊)
[思考・状況] カズマとレヴィの抹殺・もしくは足止め
【住職ダマA(スラン)】
[状態]:頭部両断、機能停止寸前
[道具]:どこでもドア(半壊)
[思考・状況] カズマとレヴィの抹殺・もしくは足止め
【トウカ@うたわれるもの 死亡】
[残り14人]
[残り14人]
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280:永遠の孤独 -Sparks Liner High- | 涼宮ハルヒ | 284:タイプ:ワイルド(前編) |
280:永遠の孤独 -Sparks Liner High- | セイバー | 284:タイプ:ワイルド(前編) |
280:永遠の孤独 -Sparks Liner High- | 野原しんのすけ | 282:ウソのない世界 |
280:永遠の孤独 -Sparks Liner High- | キョン | 284:タイプ:ワイルド(前編) |
280:永遠の孤独 -Sparks Liner High- | トウカ |