私は若い頃、ゲーセンでゲームをしていた人間の一人でもあるが、
ほかの人のプレイを観るのが好きな人間でもあった。
幸い、私が住まいにしているところは、ゲームのうまい人がよく集まっていた店があり、
その人達のプレイをよく観ていたものだった。
このあいだ、ふと時間が空いたので久しぶりにふらりと駅前のゲーセンに入ってみたら、
昔に見たうまい人の一人が懐かしいシューティングゲームをしていることに気付いた。
髪型や表情が、昔とほとんど変わっていなかったからすぐわかった。
何となく躊躇してしまって、このときは話しかける機会をなくしてしまったのだが、
理由は、その人がプレイしている周りでおかしなことが起こっていたこと。
私のほかに3人の男がその人のプレイを観ていたのだが、
どうやら彼らは知り合いではないらしい。
プレイを観ていたというより、後ろからくだらない野次をとばしていたのだ。
レバーの持ち方が、「●●●●持ちだ。 ●●●●の真似じゃないか」と・・・。
レバーの持ち方に、とある格闘ゲームプレイヤーの名前が付けられている!?
野次を飛ばされたその人は、とても不快そうだった。
私は、彼が若い頃にゲームしているのを何度も観ていたが、
たぶんレバーの持ち方はあの時と変わっていないと思う。
当時、「かわった持ち方だなぁ」と思っていたことをはっきりと思い出せるからだ。
その後、このページの内容を読んでいると、
私が通っていたゲーセンと同じところだったし、
何人かの仲間で「レバーの~」「そこがここがどうで」とか話していたのを
ちらっと聞いた記憶がよみがえってきたので、
「「レバ研」とはこれのことだったのか」と、記憶の断片がつながったのだ。
次の週にまた行ってみると、その人がいた。
今度は野次を飛ばすヤカラもいなかったし、何とか話しかけることができた。
昔は、何となく恐そうな気もしたので(?)一度も話すことができなかった。
彼も私のことを憶えていたようで、普通に話すことができた。
SGP-SV-TNKさん、その人のことだ。
ついでにいろいろと面白い話とか、「レバ研」のことも聞くことができた。
「それは●●●●持ちだ」みたいな悪い野次は、よくあることだそうだ。
偶然に持ち方が似ている、それどころか、もっと昔から理論の裏付けまでして存在していたものなのに。
Web検索してみると、「●●●●持ちは●●●●が考案した」とか、
程度の低い書き込みが多く出てくる。あちらこちらで間違ったことを吹聴している。
格闘ゲーマーって、そんなに程度の低いものなのか?
またその●●●●氏本人も、インタビュー記事なんかを見ても
自分のことしか考えない発言ばかりだし、意味なく偉そうで言葉遣いも知らない人だと思った。
「●●●●持ち」は本人の発言ではないと思いたいが、実際はどうなのだろうか。
例えばお箸の持ち方に個人名なんか付けるだろうか。
ものの動かし方の基本的なところに、そんな個人名なんか付けて偉そうにして、
恥ずかしくないのだろうか。
そんなことが許されるフィールドじゃない。
低次元で非常識だ。
質の悪いゲーマーが、真っ当なゲーマーの邪魔をしないことを祈る。
私はこのこと一つだけを取っても、このようなヤカラの温床になっている格闘ゲームが嫌いだ。
2010年6月1日 Y.K
最終更新:2013年08月24日 05:28