脅威

脅威(メナス)


霧崎兜PSI能力。幻視と呼ばれるタイプに属し、非常に珍しい種類のPSIである。
数秒先に起こる「死の脅威」が光のように見えるというPSI。
ドルキ見えない爆撃を星将のシャイナより前に感知していた。
実は霧崎兜の内部に潜むもう一人の自分「ヨヨ」が与えた能力であった。

弱者のパラダイム(チキンソウル・パラダイム)

カブトの中に存在するヨヨが彼に付加した新たな力。
「脅威」を手で「祓う」ことで、脅威の源そのものを「脅威の光」の方向に捩じ曲げる。
迫り来る運命を掴みとりその中から脅威を祓うことで死の運命を操り回避するという言わば限定的な運命操作・未来改変能力。
簡潔に説明してしまえば、今まで「未来予知」に留まっていた能力に「絶対的な回避」が加わったものである。

バーストはおろか相手自身を「祓う」ことも可能で、「脅威」の性質上、PSI以外の行動にも適用することができる。
ネッカがふるったチェーンやアッシュが打ち出したコインなど実体を伴う攻撃も祓うことが可能)
その挙動たるやおそるべき速さを誇り、対峙したアッシュからは「もしテレキネシスならグラナレベルだ、ありえない」とさえ評されていた。
また、他人はヨヨの存在を全く認識することができず、ヨヨは他人の放った「脅威の光」を集めて結晶化することが出来るため、
相手はこの能力・性質の一端さえ窺い知ることもなく一方的にカブトの前に屈することとなる。
ヨヨ単体では祓う事と集める事しか出来ないのだが、カブトがこの結晶を相手に戻してやることで、相手の放った「脅威」を相手自身に跳ね返す事が出来る。
この結晶を戻されたが最後、脅威はそのまま放った本人へと全てが還元され定められた未来・運命が待ち受けることとなる。
この時になって初めて脅威を持たぬ者であっても初めて視認できるようになるのだが、
これは裏を返せば未来に迫る脅威であるため、この光を見た者に待ち受けるのは「確定した終焉」ということとなる。
弱者のパラダイム自体はバーストかトランスかは不明だが、カブトがトランス型であり、PSIとして具現化していないことからトランスの可能性が高い。

カブト自身による「脅威」で未来を予知、イアン式ライズ放射による探知機能に加え、ライズによる身体強化能力という、
複数の要素が重なり合うことで作中でも最も強力無比な能力の一つへと昇華しており、ヨヨの言葉通り「無敵」と呼べるほどの防衛・回避能力を持つ。
実際に、死の概念すら超越したミスラの攻撃を受けても無傷で防ぎきっており(脅威を結晶化することは叶わなかったが)
さらにシャオマリーの言葉から、彼らに対して向けられたミスラによる脅威さえも祓っていた。
完全無欠とも言えるこの能力を打ち破る方法は作中でも明かされることはなかったため、この防御を破るのは不可能と言えるだろう。

さらに恐ろしいことに、アッシュの放った多量のトランプによるジャミングまで祓い、かき集めていたことから
カブトにとって不都合・脅威となりうるものは直接的であろうが間接的であろうがその種類を問わないと思われる。
極端に言ってしまえば、敵がCUREのような補助的行動を行おうとした場合、
カブトにとってはそれが「脅威」に繋がるためそれさえも阻害することができるということになる。

強いて欠点を推測して挙げるとすれば、専守防衛、後手必勝の能力であるため「カブトとの戦闘を回避すること」であろうか。

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最終更新:2011年12月12日 20:38
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