黒滝

黒滝(くろたき)


関東衆英会の組長である三好の孫娘鳴宮阿澄の世話係をしている女性。
特に衆英会や鳴宮一家と縁があるわけではなく斡旋されたイチ家政婦である。
とはいえ、ヤクザの屋敷内でも平然と仕事をこなすなどどこか怪しげな部分も。
阿澄からの信頼は厚いようで阿澄は彼女の作るアップルパイが大好物。

笑う際に口元に手を当てるのが癖のようで、目付きもかなりの糸目である。


組織の一員としての黒滝


その正体は濁業會の後ろ盾となっている中華マフィア「“組織”」の一員であり、彼女自身もバーストを得意とするサイキッカーである。
阿澄の母・真澄を死に追いやった張本人であり、阿澄を騙し続けていた卑劣な女。
阿澄の家政婦として衆英会に潜り込み影虎を油断させた上で阿澄を誘拐、
さらには警護に当たっていた若衆たちを殺害し、異変に気付いて戻ってきた影虎をも自作自演の罠で嵌めた。
苗字は日本系のものだが中華系の女性だったらしく、本性を現した時は語尾がやや片言気味になるなどの特徴を持っている。
激昂するとネッカのように口が悪くなるようで、影虎を口汚くののしる一場面もあった。
また、戦闘の際に着用していたのはチャイナドレスにシニヨンという民族色を前面に押し出したものであった。

固有のPSI能力は指弾(フィンガー・ボム)。指先に蓄えたバーストを打ち出すシンプルなものだが、その威力は小銃や短機関銃を大きく上回り、
これを用いて警護にあたっていた衆英会の若衆たちを次々に殺害していったものと思われる。
また、ライズもそれなりに心得ているようで、影虎の反射速度を超える速度で動き、また、彼を片手で吊り上げられるだけの筋力を出せる。
満足にライズを使えない影虎は彼女に大苦戦を強いられ一度は敗北、命からがら逃れるも身体に数個の風穴を開けられるハメとなった。

再戦を挑んだ影虎に気迫で追い詰められたものの、阿澄を人質にとり、なおかつ狡猾な戦術で逆転……したかに見えたが、
自称美女怪盗が突如乱入、慌てて彼女に指弾を放つも気合のみでかき消されてしまい、天と地ほどに開いた実力差を見せ付けられ戦意喪失。
最終的には惨めにも命乞いをするが「女の敵」と評され一撃でノックダウン。あえなく気絶した。

その後については書かれてはいないため、そのまま“組織”に消されたか、“組織”から逃れるために姿を晦ましたのかは定かではない。

【関連語句】


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最終更新:2012年03月18日 11:45