ここはヘブン学園ごく普通の専門学校である。

美術室。

葉民ちゃん『家菜の奴…なんなのよ!看護士の分際で、焦田くんにお近づきになるなんて!』
有江くん『姉さん?』

葉民ちゃん『絶対に許せない!』
有江くん『また始まったよ(笑)ありえん(笑)』
葉民ちゃん『いつか殺してやるわ!』
有江くん『姉さんはまだそんな低俗的なことにこだわってるのか(笑)ありえん(笑)』
葉民ちゃん『何よ?恋愛なんて全ての人間がするし、みんな同じ事を考えた事があるはずよ』
有江くん『姉さん、あなたのは恋じゃぁないよ(笑)周りの人間から一目置かれている焦田に近づいて、優越感に浸りたいだけなんだろう?』
葉民ちゃん『ちょっと違うわ。焦田くんはいずれ莫大な富を手にする事になる…私は知ってるのよ』
有江くん『なおさら恋じゃないね(笑)』

すると薄暗いこの美術室に、
不良グループ「雨森」の一団が入ってきた。

有江くん『あ、帰ってきた』
時偉くん『またお二人さんか』
絵麗奈ちゃん『僕たちのアジトから出てってよ!』
葉民ちゃん『何で私が小娘に指図されなきゃならないの?』

倉臼くん『まぁ両方とも落ち着けよ…』

有江くん『で、なんか面白い事ありました?』
時偉くん『断っておくが、我々は君達と情報提供関係を気づくつもりはない』
絵麗奈ちゃん『僕たち「雨森」は、権力を過剰行使する教師群を「現時点で最優先に排除すべき要素」として日夜戦っているの。教師に媚売ってるあなたたちと協力なんてしないわ』

葉民ちゃん『こちらからは言っておく事があるわ。
3-1の村井幸太郎が「武装角」を手に入れ、鶏を「聖なる救世主」へと覚醒させた、らしいわ』

時偉くん『「武装角」を?…そうか、その男は村井研究所の者か。ならば持っていても不思議はあるまい』
絵麗奈ちゃん『そんなこといってられないよ!その村井が「オラ来るッス」の側に引き込まれたらどうするの?』
倉臼くん『奴らも教師とは衝突しているのだろう?だとしたら味方なのではないか?』
絵麗奈ちゃん『これは「雨森」と「オラ来るッス」のどちらが先に教師を潰すかの競争よ!』

葉民ちゃん『どちらにせよ時偉、あなたの「操り人形」で「聖なる救世主」に勝てるのかしら?』
時偉くん『それはこちらの台詞だ。君の「伊豆伊豆二号」では私にも勝てまい』

葉民ちゃん『試してみる?今ここで?』
絵麗奈ちゃん『…もし始めるなら、僕の「代替品」が黙ってないわよ?』
有江くん『だったらボクの「堕ちた世界」も相手になろう』


骨川さん『君達、こんな時間まで何やってるんだ。そろそろ帰りなさい』

一同『は~い』

こうして、葉民&有江姉弟と「雨森」の衝突は一時的に防がれた。
「雨森」の一団は、先生の中でも用務員の骨川さんだけは信用しているのだ。
いっぽう葉民&有江姉弟は、相手が誰であってもほとんど信じない体制をとっていた。それは姉弟の間でも同じだ。

雪那ちゃん(…美術室からぞろぞろと…何の集団かしら…?)




カオスさに欠ける、↓をカオスにして!
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最終更新:2010年06月12日 15:35