ここはマクシミリアン・ハンババーガー、ヘブン学園前店。

和野くん『ご注文は?』

有江ッティ『おれはジャンクフードは食わねぇ』


そして俺は―僕は、ヘブン学園2年生代表生徒の有江くん。
今は―休日は、有江ッティという偽名を使って活動している。
なんの活動かって?さぁ、言っても分からないかもな。
もちろん何かの手先という訳でも、私欲のために踏ん張ってるのとも違う。
強いて言えば。この俺はこの為に生まれ、この世界にそう運命づけられていると言えるかも知れない。
俺がそれをしなければ、きっとこの世界は静止して永遠の静寂に包まれてしまうだろう。
「狩り」だ。
俺は自らの「堕ちた世界」を駆って狩りをする。



―――さぁ、狩りの時間だ。




戸升くん『ボリボリ。ピクルスうまい』

ビキビキビキビキ。バリィッ


戸升くん『あ、ピクルスにひびが』

有江ッティ『ククク・・・驚いたか、戸升?』

戸升くん『いや、歯で割っただけだ』

有江ッティ『強がりを・・・』

戸升くん『お前の能力はこちらを傷つけてからじゃないと使えないだろう』
有江ッティ『なぜそのことを?』
戸升くん『34話参照』
有江ッティ『フッそれだけか』

戸升くん『僕に何か用でも?』
有江ッティ『君はさっきまで設計図を書いていたんだろう?そう武装角の設計図だ。
      あれは長い間太古の刃物だと思われていたが!実際は村井研究所やお前等が作ったものなんだろう!』
戸升くん『うん』
有江ッティ『俺はその設計図を狩りにきたのだ。そして武装角の機密を盗んだ後キミも狩る。自然界での意味でだ』
戸升くん『お前も武装角を?』
有江ッティ『ああ、姉さんから貰った「堕ちた世界」、今こそ召・喚!!』

有江ッティの姿が、派手な猛禽の姿に変化した。

戸升くん『しょうがないなぁ』
「絵画」
「二乗」
「球技賭博」
「天井世界」
「蜉蝣」

有江ッティ『ゲェっ、5つも武装角を!?』

戸升くん『テストバトルだ、みんなやっちゃえ』

有江ッティ『あ、ありえん(笑)』

ドッゴォォォォォォーーーー


戦いはテーブルを一つもひっくり返さずに終わった。




有江くん『もうこんな暮らしやだ』
葉民ちゃん『だめだ続けろ』
有江くん『僕は最後の生き残りなんだ』
葉民ちゃん『ちがう続けろ』
有江くん『戸升に勝てる対多数用の武装角が欲しい』
葉民ちゃん『他の奴から角を狩れ』
有江くん『・・・ククク・・・みてろよ、戸升。必ずいつか復讐してやる』
葉民ちゃん『はやく行け』


  • 武装角のネーミングセンスに吹いたw -- ニトロ (2010-08-04 16:21:48)
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最終更新:2010年08月04日 16:21