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勉強法まとめ
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第一章:親がすべきこと、見抜くべきこと
1.子どもの性格次第とはいうものの・・・
「勉強については子ども任せ」という方針をお持ちのご家庭も多いと思います。
勉強の本当の意味からすると、自分で計画性を持って宿題や復習などを行うのが理想的な形です。しかし、元来、子どもは「勉強=我慢」から逃げられるものであれば逃げたいものあり、親が放っておいても勝手に勉強をしてくれるものではありません。もっと精神面でも成長し、自分の目標達成のために今を我慢(ゲームや遊びなど)する計画性や実行力がついてからでないと、なかなか自ら勉強しようとはしてくれません。
保護者側がある程度の強制力を持って臨まなくては、ゲームや遊び、TVなど楽な方へ流れるものです。かといって締め付けすぎて勉強ばかりさせてもよいものではありません。
要はそのバランスです。そして、兄弟であっても子ども一人一人の性格が違うように、勉強と遊びのバランスも一人一人違います。
また、逆境に直面して這い上がってくる性格と、あきらめてしまう性格の違いのように、同じアドバイスを与えても子どもの反応は一人一人異なります。
確かに、「○○さんは勉強が良くできているのにウチの子は・・・」というような「他人との比較」は、原則として行わない方がよいのでしょう。
ですが、負けず嫌いな子どもや、逆境に強い子どもにとっては、それが効果的に働くこともあるのです。保護者だからこそ我が子の性格を考慮し、より良い方向へと見出す必要があります。
2.いつまで親がそばについて勉強を見るべきか
さすがに、高校生にもなってまで親がそばについているべきではないのは当然ですし、小学1年生の児童に一人で勝手に勉強させてもやり方が分からなくて困るだけなのも当然です。
それでは、いつまで親がそばについて勉強を見ればよいのでしょうか。
一般的には、小学5・6年生あたりから少しずつ「一人勉強」に慣れさせていくのがよいと思います。急に「一人でやりなさい」ではなく、少しずつ、一人で勉強する時間をつくり、様子を見ながら子どもに任せていってください。
そして、宿題を計画的に行い、テストなどでもまずまずの結果が残せるようになれば一安心といえます。
ところで、社会全体から見ても子どもの自立が遅れており、案外、幼い生徒が多いものです。ですから、提出物が怠っていたり、宿題忘れが多かったりという状況であれば、学年に関係無く親が口出しをしていくべきです。子どもが嫌がったとしても、「親に口出しされるのが嫌なら、自分できちんとやって結果を出しなさい。」と言えば納得せざるを得ないはずです。
3.「誉める」と「おだてる」
基本的に、子どもは誉められたいはずです。『勉強は自分の将来のため』とはいうものの、そんな殊勝な気持ちではなかなか勉強できません。「誉められる」「認められる」といった喜びがあるからこそがんばれるものです。
ところで、「誉める」に対して「おだてる」という言葉がありますが、これは似て非なるものです。
「誉める」は客観的な結果に対し行うことです。それに対し「おだてる」は主観的なものであり、何の根拠も無しにいい気分にさせてあげることです。
もちろん、テストで良い点数だった、などの客観的な結果に基づいて子どもを「誉める」ことができれば一番良いのですが、実際にはなかなか良い結果が出ないこともあります。
例えば、大人に対する評価では“結果”が全てであり、過程でどんなに努力をしようとも、結果につながっていなければ何の評価もされません。
ですが、子どもに対する評価では“過程”が非常に重要な要素です。
なかなか結果が出ないことはよくあることであり、特に勉強は一朝一夕には結果は出ず、ずっと時間が経ってから結果に繋がることも多いものです。
なかなか結果が出ないことはよくあることであり、特に勉強は一朝一夕には結果は出ず、ずっと時間が経ってから結果に繋がることも多いものです。
ですから、子どもに対しては今現在、結果が出ていなくても「今回は惜しかったね。きっと問題と相性が悪かったんだよ。」「次はきっとよい点が取れるよ。」など、根拠の無いことであっても、自信をつけてあげることは必要なのです。それが明らかに「おだてる」ことであっても悪い気分にはならないはずです。
「誉める」と「おだてる」を子どもに対して上手く使い分けることは、やはり大切なことといえます。
ただし、「誉める」ことは本来、無償で行うべきことであり、お金をあげる、物を与えるなどのような「甘やかす」こととは全く別物です。物を与える・与えないということと勉強を結びつかせてしまうと、その場は効果的かもしれませんが、その後、物で釣られないとやる気が出ないというようになってしまいますので、絶対に注意が必要です。
「裸の王様」にならない程度にどんどん誉めてあげて、勉強に対する気持ちを乗せてあげてください。
4.叱り方について
子どもを叱らなければならない場面は、日常的にあることだと思います。
叱られ、修正を繰り返していくのが子どもの仕事であり、誰にも叱られずに成長しては、ロクな大人にならないことは容易に想像できます。
ただ、叱り方というのは、方法やタイミングが難しく、我々も配慮に膨大なエネルギーを使っています。
叱られ、修正を繰り返していくのが子どもの仕事であり、誰にも叱られずに成長しては、ロクな大人にならないことは容易に想像できます。
ただ、叱り方というのは、方法やタイミングが難しく、我々も配慮に膨大なエネルギーを使っています。
叱るときには
・相手の人格を否定しているのでなく、その行為を問題にしているのだということ。
・何がいけないことであったのかという原因と、これからの改善点を示してあげること。
・反省し、改めてくれれば、これまで通りの気持ちで接してくつもりであること。
などを示してあげるべき、と考えています。
それら無しでは、精神的に未熟な子どもは、ただただ叱られることを恐れて色々と取り繕うようになるばかりか、エスカレートしてしまうと、自分の自尊心を満たすために逆恨みや反抗をするようになってしまいます。
・相手の人格を否定しているのでなく、その行為を問題にしているのだということ。
・何がいけないことであったのかという原因と、これからの改善点を示してあげること。
・反省し、改めてくれれば、これまで通りの気持ちで接してくつもりであること。
などを示してあげるべき、と考えています。
それら無しでは、精神的に未熟な子どもは、ただただ叱られることを恐れて色々と取り繕うようになるばかりか、エスカレートしてしまうと、自分の自尊心を満たすために逆恨みや反抗をするようになってしまいます。
特に勉強面では、前項でも触れた通り、結果に対してではなく、「努力を怠った姿勢」「約束を守れなかったこと」に対して叱るようにしてあげていただきたいと思います。
5.完璧を求めすぎないでください
子どもに対してもそうですが、親自身についても同じことがいえます。
学校選び(中学受験をさせる・させない、高校は公立か私立か)などのような人生を左右することから、与える参考書選び、誉め方や叱り方など、日常における全てのことにおいて自信を持って判断・決定のできる方は非常に少ないと思います。常にベストな選択ができればよいのですが、それが良かったかどうかは結果でしか判断できないものであり、それゆえに難しいものです。
その時によく考えて出した結論であれば、結果がいま一つ納得がいかないものであっても、十分ではないでしょうか。
学校選び(中学受験をさせる・させない、高校は公立か私立か)などのような人生を左右することから、与える参考書選び、誉め方や叱り方など、日常における全てのことにおいて自信を持って判断・決定のできる方は非常に少ないと思います。常にベストな選択ができればよいのですが、それが良かったかどうかは結果でしか判断できないものであり、それゆえに難しいものです。
その時によく考えて出した結論であれば、結果がいま一つ納得がいかないものであっても、十分ではないでしょうか。
6.宿題をやってこない生徒が非常に多い現状をご存知ですか?
宿題をやってこない生徒が、目立つようになりました。平気な顔で「時間が無かった」「わからなかった」と、まるで悪びれた様子が無いことも特徴的です。期日を過ぎた提出課題についても、しつこいくらい提出を要求しても、のらりくらりとかわそうとします。
別の日に呼び出そうにも、「習い事があって来られない」「迎えに来てくれるの?」などと言われることが多く、最終的には「塾を辞めたい」と、逃げて解決を図られたケースもあります。
宿題に取り組まない生徒に対しては、基本的に厳しく注意します。授業終了後に残して取り組ませる場合もあります。しかし、急な不幸などで本当に時間が無かった、何時間も悩んで解けなかった、というのであれば無論、話は別ですので、事情は必ず聞くようにしています。また、自分自身でよく反省している様子があれば、追い討ちをかけることもしていません。
全てを学校教育のせいにするつもりはもちろんありませんが、勉強に関する自らへの厳しさは、生活時間の大半を占める小・中学校での過ごし方が、一番大きく影響します。
ですが、体罰どころか少し厳しく叱っただけで保護者からクレームがきてしまう昨今では、なかなか先生も叱りづらく、宿題をやってこなくても課題が期限に間に合わなくても、それなりに逃れることができてしまうのが現状です。
ですから、塾でも同じように許されるものだと甘えてしまうのでしょう。
宿題や与えられた課題の量が多くても、たいていの子どもは勝手に逃げ道を作ります。保護者がわざわざ手心を加えて減らしてあげる必要はありません。
ですが、体罰どころか少し厳しく叱っただけで保護者からクレームがきてしまう昨今では、なかなか先生も叱りづらく、宿題をやってこなくても課題が期限に間に合わなくても、それなりに逃れることができてしまうのが現状です。
ですから、塾でも同じように許されるものだと甘えてしまうのでしょう。
宿題や与えられた課題の量が多くても、たいていの子どもは勝手に逃げ道を作ります。保護者がわざわざ手心を加えて減らしてあげる必要はありません。
ただし、全てを真正面で受け止めてしまう、全てをこなさないと気が済まないといった性格の場合には、負担になりすぎてしまうことも考えられます。
性格上、非常に無理をしているのに、結果として宿題をやりこなせていないような場合には、ご相談をしていただきたいと思います。
7.約束事、締め切りは守っているでしょうか
けい友館で生徒に与える課題の一つに「勉強時間の記録」があります。
毎月の最初の授業時に、記録した用紙を提出する約束になっているのですが、忘れてしまう生徒が多く、さらにその次の授業にも、またその次の授業にも、と忘れてくることも生徒もいます。
これは非常に心配な事例であるとともに、その生徒の勉強に対する意識の低さ、だらしなさも浮き彫りになってしまいます。
中学校では、理科の実験レポート、社会のレポート、美術の作品などの提出課題が多くあり、締め切りから遅れれば遅れるほど評価も著しく下がります。(締め切り後は絶対に受理しない厳しい先生もいるくらいです。)ましてや、提出しないのはテストで白紙解答を提出するのと同じことであり、成績に「1」をつけられても文句は全く言えません。
約束事や締め切りに対する生徒たちの態度が、そういったことに繋がらないかどうかを、常に心配しています。
「今月はこれだけがんばったんだ」など、自分の努力に対する客観評価を得るために、そして何より、励みにしてたくさん勉強をしてもらうためにも、ご家庭でのご協力を何卒お願い致します。
8.勉強に対しての力が伸びる時期
勉強をした分だけきっちりとできるようになれば、これ以上良いことは無いのですが、現実には、伸びる時期や停滞時期などがあったりして、常に右肩上がりということは、まずありえません。
「成長期」というものがあるように、子どもの体や心や学力は、日々成長していくものではありますが、やはりどの時期に伸びるかには、大きな個人差があります。
例えば、テスト結果が伸びないと「いつまで経ってもできるようにならない」と考えがちですが、日々新たな内容を習い、その新たな内容に対してのテストでそれなりに得点ができているのであれば、まったく能力が向上していない訳ではありません。テスト結果が伸びないというのは、正しくは「いつまで経っても一定の伸び方しかしない」ということです。
ですから、勉強に対する力が伸びるということと、テスト結果が伸びるということは、分けて考える方が賢明です。
早い段階(小学生あたり)で勉強への能力が伸びる子どももいれば、高校生になって急に勉強ができるようになる場合もあります。
性格のような先天的な要因もありはしますが、今、できるだけ早く伸びることを期待するのであれば、環境を整えてあげることも大切です。
「小学生のときはそこそこできたのに、中学生になって勉強ができなくなった」というケースはとても多く、部活動中心の生活、反抗期による勉強などへの反発、ありあまる娯楽、コミュニケーションツール(携帯電話やインターネットなど)の使用過多など、生徒を取り巻く環境も含めた複合的な要因が大きく影響しています。心配すべき点は多いですが、できる限り良い方向へと導いてあげなくてはなりません。
けい友館では生徒一人一人に対し、どうすれば学力が向上するかを日夜考え、できる限りのことを実践し、新たな試みもどんどん取り入れています。そして、単に解法だけを伝えるような学習指導ではなく、自ら物事を考え解決にあたる力を養うために、あるべき道を示していくつもりです。
ですが前述のように、学力が伸びる時期には個人差もありますので、向上に時間がかかるケースもあります。結果で判断されるのが全てであることは重々承知しておりますが、その点をご考慮いただければと思います。
また、ご心配な点やご要望がありましたら何なりとお伝えください。こちらも誠意を持って応えさせていただき、ご要望にはできるだけ沿えるよう努力をいたします。
第二章 具体的な勉強方法
1.勉強方法は一人一人違います
「誰もに短期間で効果があって、しかも簡単にできる勉強法」というものは存在しません。
しかも、勉強の量・質ともに、
・ 年齢・・・どんなレベルの内容に取り組んでいるのか。
・ 現在の状況・・・何が分かっていて、何が分かっていないのか。
・ 何を目標とするか・・・学校の授業についていくことが目標なのか、受験が目標なのか。
などで、全くといってよいほど違いがあります。
・ 現在の状況・・・何が分かっていて、何が分かっていないのか。
・ 何を目標とするか・・・学校の授業についていくことが目標なのか、受験が目標なのか。
などで、全くといってよいほど違いがあります。
「100ます計算」などで有名になった「○○式~」は、小学生における基礎学力向上という面で広範囲の児童に該当するので、大変話題になりました。ですが、これを基礎学力が十分についた受験直前の小6に取り組ませても、上乗せの効果はほとんど無いでしょう。
このように、同じ学年、同じ先生に授業を受けている生徒どうしであったとしても、それぞれの状況が違うため、効果的な勉強方法は一人一人違って当然です。ですから、ベストな勉強法というものは、与えられた環境の中、自分自身でたくさんの時間をかけ、たとえ遠回りをしたとしても自分で見つけなくてはならないものです。まさに「勉強に王道なし」です。
同様に、「よい大学へ入学した人に教えてもらえれば同じように頭が良くなる」ということはなく、それはその人にとっての成功事例を伝えてもらうに過ぎないということをご理解ください。
2.これだけでも相当効果のある勉強法
「1.~」では、一人一人勉強の仕方、スタイルに違いがあることを述べましたが、それは突き詰めれば・・・の話であり、その前にご確認いただきたい基本的なポイントがいくつもあります。これらを実践していないがために効果が出ていないことも十分にありますので、すべてをクリアされているかをご確認ください。
2.1 勉強に向けての姿勢・意識・準備について
(1) 学校や塾での授業を無駄にしない。
復習する習慣付けが絶対に必要です。1回の授業だけでは、その数%しか記憶は残りません。毎日、習った内容を思い起こすだけで、記憶できる量に大きな違いが生じます。ただし、おざなりな勉強では効果も薄く、数十分の時間であっても必ず集中して行わせるようにしてください。
また、毎日の学校生活について、朝、きちんと起きた状態で登校しているかをご確認ください。「1時間目の授業は完全には目が覚めておらず、授業内容がほとんど頭に入っていない生徒が多い」という話をよく聞きます。いくら夜に勉強をがんばっているとしても、これでは無駄が多く、勉強の効率が非常に悪いといえます。
こういった例は朝食を取らない子どもに多いようですが、生活サイクルの問題なので、保護者・ご本人の意識次第で改善は可能なはずです。(とは言え、体質やご家庭の環境によってはそれが難しい場合もあることと思います)
(2) 集中して勉強していますか。
勉強は「こなす」ものでなく、「やる」ものです。TVを観ながら、話をしながらの勉強では、時間の無駄でしかありません。必ず集中させてください。また、音楽を聴きながら勉強する生徒も多くいますが、本当に集中していれば、音楽は頭に入ってこないはずです。ですから、原則的に“音楽はかけない”で行う、または“聞こえるか、聞こえないか位のボリュームに絞る”ことが必要です。また、勉強する場所も、にぎやかなリビングなどではなく、集中できる場所で行わせるようにしてください。
(3) 勉強量はどれくらいですか。
20~30年前の、中学卒業までに習ったカリキュラムと、現行の中学生のカリキュラムの違いを詳しくご存知の方は、かなりのご関心をお持ちの方か、教育関係のお仕事をされている方でしょう。現行のカリキュラムの内容量は、保護者の年代の頃と比べて想像以上に少ないものとお考えください。
必然的に、「学校の勉強についていく」ための努力は、それだけ負担が軽くなり、大した勉強なんかしなくても学校で遅れをとらずに済むようになっています。
ですから、今の子どもたちは昔に比べて全般的には勉強時間が短いということがいえます。(もちろん個人差はありますし、全く勉強をしてこなかった大人も多いでしょう。)
小学生は習い事が多く、中学生は部活動で忙しいとはいえ、ゆとり教育の下、公立学校から与えられる宿題・課題が非常に少ない現状(恐らく、多様化する習い事などに配慮してのことでしょうが・・・)では、「学校の授業さえついていけばよい」という考え方は時代錯誤的であり、あっという間に勉強ができなくなってしまいます。
むしろ、公立学校での授業内容は「必要最低限」とお考えになるべきです。当然、宿題についても「それさえやっておけば大丈夫」ではなく、「最低限行っておかないといけないもの」とお考え頂きたいものです。
では、実際に毎日どれくらいの量を行うべきでしょうか。
個人差や習い事の状況の違いはあるにせよ、基本的には毎日「学年×10分」と言われています(中1は小6の次の学年なので当然、7年生と数えてください)。
小4=40分、小5=50分、小6=1時間、中1=1時間10分、中2=1時間20分、中3=1時間30分は最低限であり、受験時はこの2~4倍の量が必要です。
(4) 目標を持たせる。
受験などのような大きな目標を掲げるだけでなく、小さな目標でも構いません。理想的なのは大きな目標、1ヵ月後くらいの目標、1週間の目標、その日1日の目標がそれぞれあることです。ほんの些細な目標であっても、勉強する本人にとってがんばれればそれでよいのです。
例えば「このページまで終えたらおやつを食べよう」という目標でもよいですので、そういった小さな目標を自分自身で見つけられるようになることが理想です。
(5) 計画性を持った勉強。
小学生に対して「自分で計画を立てて勉強をする」という練習をさせることは大賛成です。しかし、実行面で大人が進行状況を確認し、アドバイスをしてあげる必要があります。
そして中学生あたりからは自分で計画を立てて実行できるようにならなくてはなりません。特に学校の定期テストに向けての勉強には、何日前から勉強を始め、どの科目をどれ位行わなくてはならないのかなど、絶対に計画性が必要です。それを身に付けるためには、それこそ中1の最初のテストは失敗してもよいと考えています。その反省から、次回はどうすべきか学べるからです。
ここで注意して欲しいのが、「テスト直前に塾を休む」という行動です。当然の権利のように考えて休む生徒もいますが、けい友館では原則として良い事とはしていません。なぜなら、
1. 勉強を学ぶべき塾を休んでの自主学習は、本末転倒なことであるから。
2. たかだか塾へ行くのに費やす時間を惜しなまいような、しっかりした計画を立てて行動すべきであるから。
3. 休んだ日に進んだ授業内容を取り戻すために、後日、それ相応の努力が必要となるから。
と考えるからです。
もちろん、こちらも定期テストに対し、一切構わず授業内容を押し進めるわけではなく、テスト期間中の授業では、可能であればテスト範囲の練習問題を行うなど、柔軟に対応しています。場合によっては(その日のけい友館の授業科目のテストは終わって、翌日に別の科目のテストがある場合など)、別科目の練習問題をさせることもあります。
(6) 姿勢や筆記用具をご確認ください。
勉強ができる子どもは、大概、姿勢もよいものです。特に机に肘をついて寝そべるような姿勢では、視力低下の原因となるばかりか、成長期における子どもの骨格の発育にもよくありません。また、そういった姿勢は、教える側からも決して快く思いませんし、当然、学校では評価にも影響します。けい友館ではそういった点についても注意を与えています。
また、筆記用具については、それを使って理解を進める道具なのですから、きちんとしたものをそろえる必要があることは言うまでもありません。
小学校によってはシャーペンを禁止するところもありますが、けい友館では特にそういったことはありません。ただし、授業中に芯の補充をしないように伝えています。鉛筆の芯もそうですが、塾での休み時間も含め、きちんと準備して授業に臨むという姿勢は絶対に必要だと考えています。
色ペンをたくさん持参してくる生徒もたくさんいます。持参すること自体はかまいませんが、色使いに迷わない程度の種類に留めた方がよいでしょう。(たいてい、迷っている間に授業が進行しています。)ノートをきれいにとるために必要と言う生徒もいますが、授業中にとるノートはメモでかまいません。自宅に帰ってからきれいなノートを完成させれば、それで復習を行ったことにもなります。ですから、授業中は赤色ともう何色かあれば十分です。
ペンについて付け加えれば、蛍光ペンで丸付けをしたり、字を書いたりすることはお勧めしません。あとで見て見やすいとも思えませんし、そもそも蛍光色は重要なことを目立たせるのが得意な色です。重要なことはしっかりと見える色で書いて欲しいものです。
消しゴムについては、ゴミのような小さな消しゴムではなく、よく消せるものを使ってもらいたいものです。中には、良い消しゴムを持っているのにうまく使えない生徒もいます。毎日使うものだからこそ上手でなければおかしいという、ある意味、箸の持ち方と同様なものといえます。(「消しゴムの使い方の下手な子で勉強のできる子はいない」と伝えることもあります。)
2.2 ノート活用について
「ノートは自分に向けての世界で1冊だけの参考書」です。授業で習ったことを書きとめ、忘れないようにすることが目的です。ノートを有効に使えるかどうかで理解量にも大きく差がつきます。
小学生は、板書されたことをそのまま書き写すだけで精一杯なものです。
「あとで調べることができるようなノートづくり」を意識させ、中学生になったときにノートを有効に使えるようにするための準備期間とお考えください。我々も小学生には段階を経て指導しています。
小学算数で実践して欲しい事柄
算数では、板書を書き写したり説明を聞いてメモしたりする「説明ノート」と、計算練習や宿題の問題を解く「問題練習ノート」の2冊をご用意ください。
説明ノートは、自分自身で書くことによって内容を覚えてもらうためにも取り組ませています。説明を載せたプリントを配ってしまった方が時間の効率もよいのでしょうが、板書を書き写したり、話を聞き取って書いたりすることに慣れるためには、小学生の内からの経験が必要と考えています。
問題練習ノートでは、日付とページ・問題番号などをしっかりと書いて行うと最大活用できます。
ノートの種類についてですが、縦の罫線が入っているものがよいか、入っていないものでもよいか、判断が分かれるところです。縦の罫線が入っていれば、筆算(特に小数を含んだわり算において、小数点の移動など)で上下の位置をきちんとそろえて書くことができますので、矯正効果が期待できます。反面、それに頼ってしまい過ぎることで、縦の罫線が無いとそろえて書けないようになってしまう恐れも無いわけではありません。これについては、学年、本人の性格、筆記の状態などによって適切に判断する必要があります。(お悩みであれば担当講師にご相談ください。)
小学国語で実践して欲しい事柄
国語では、解法や考え方を記述する「説明ノート」と、意味調べを行う「意味調べノート」と、漢字練習を行う「漢字練習ノート」の3冊をご用意ください。
説明ノートについては、板書筆記が主になりますので、特に形式を指定しておりません。
意味調べノートについては縦罫ノートをお勧めしています。縦罫のページに横線を引いて、上に調べる語句、下にその意味を記述していくと見易くなります。語句の順番は特に問いませんが、出典とそのページ、日付等もメモしておくようにすれば、調べたものをあとで利用しやすくなります。
漢字練習ノートについては、升目のもの(いわゆる漢字練習帳として販売されているもの)をお勧めしています。また、升目の大きさについては、生徒それぞれに合った大きさのものを選んでいただいてかまいません。正確に書けるようにすることはもちろんですが、字画や字の大きさのバランスが取れるようにもしたいと考えています。
説明ノートについては、板書筆記が主になりますので、特に形式を指定しておりません。
意味調べノートについては縦罫ノートをお勧めしています。縦罫のページに横線を引いて、上に調べる語句、下にその意味を記述していくと見易くなります。語句の順番は特に問いませんが、出典とそのページ、日付等もメモしておくようにすれば、調べたものをあとで利用しやすくなります。
漢字練習ノートについては、升目のもの(いわゆる漢字練習帳として販売されているもの)をお勧めしています。また、升目の大きさについては、生徒それぞれに合った大きさのものを選んでいただいてかまいません。正確に書けるようにすることはもちろんですが、字画や字の大きさのバランスが取れるようにもしたいと考えています。
小学英語で実践して欲しい事柄
英語は初めに4線ノートを使うのが普通です。アルファベットの大きさの関係を知ったり、うまくバランスを取りながら書いたりすることに最適だからです。4線ノートには行間隔の違うものがありますが、「13~15段」くらいのものがちょうどいい間隔といえます。
小学生の間は4線ノートを使い続けて結構です。もっとも十分に慣れてきたと感じた場合には、この限りではありません。普通の大学ノートでも構いません。
単語や文の書き方は授業中に何回も注意していますので、これを守ってもらえれば問題ないはずです。
小学生の間は4線ノートを使い続けて結構です。もっとも十分に慣れてきたと感じた場合には、この限りではありません。普通の大学ノートでも構いません。
単語や文の書き方は授業中に何回も注意していますので、これを守ってもらえれば問題ないはずです。
ノートの使い方について
字を丁寧に書いて欲しいことは言うまでもありませんが、決して上手な字を書いて欲しいわけではありません。「罫線に沿って書く」「それぞれの字の大きさを同じくらいに書くようにする」だけで、ずいぶんと見易いノートになるものです。
「あえて隙間をつくること」も、ノートの使い方では重要なことです。ノートにおける「隙間」とは、
「あえて隙間をつくること」も、ノートの使い方では重要なことです。ノートにおける「隙間」とは、
・どこからどこまでが内容的なひとかたまりかを簡単に知ることができるもの
・見直しの際の見易さを作るもの
・誤答原因や気がついたことをメモする欄
など、筆記後にノート活用を行うための重要な要素です。
・見直しの際の見易さを作るもの
・誤答原因や気がついたことをメモする欄
など、筆記後にノート活用を行うための重要な要素です。
ノートがもったいないと言ってギュウギュウに詰めて書く生徒もいますが、そのほとんどが、あとで見直しをしません。その場限りしか使わずにあとで見直せないようなノート作りをする方がよほどもったいないといえます。
問題番号を書かずに問題を解く生徒もいます。当然、答え合わせをするときにまごつくことになり、あとで何度も答えを聞き直す羽目になります。問題番号を書くのは当然ですが、内容のタイトルや問題のページ、欲を言えば日付まで書いて欲しいものです。そうすれば「説明ノート」と「問題練習ノート」と「テキスト」の内容をリンクさせやすく、復習を行うときにもずいぶんと使い易くなります。
問題練習を行ったあとの丸つけ確認作業ですが、これを気持ちよく行いすぎて、リットル記号のような丸が並んだり、隣どうしの「丸」と連鎖してしまって真っ赤なノートになってしまったりと、どう考えてもあとで見る気が起きなくなるような筆記例も多々あります。丸つけとは「丸」を書くことです。大きすぎたり小さすぎたりしないことに加え、自分の書いた解答にはあまりかぶらないように書くのが、あとで見易くするコツです。(番号のあたりに「丸」をつけるとよいと思われます。)「×」や「△」などにも、同じことがいえます。
また、間違えた解答を消しゴムで消してから書き直し、正解だからと「丸」をつけてしまう生徒が時々います。小学校で自信をつけさせるためにそうさせることもあるかも知れませんが、基本的には反対です。
「丸」ばかりついたノートでは、あとで自分が何をどのように間違えたかを調べることができず、同じ間違いを繰り返す大きな原因となってしまいます。
間違えた問題はしっかりチェックし、正解と比較して、どのような間違い方をしたのかを分かるようにして欲しいものです。(前述のように、誤答原因を書くなどの作業も必要です。)ですから、正解を単に書き写すことをしない(別紙に書いて答え合わせをあとでするなど)ように指導をしています。
「丸」ばかりついたノートでは、あとで自分が何をどのように間違えたかを調べることができず、同じ間違いを繰り返す大きな原因となってしまいます。
間違えた問題はしっかりチェックし、正解と比較して、どのような間違い方をしたのかを分かるようにして欲しいものです。(前述のように、誤答原因を書くなどの作業も必要です。)ですから、正解を単に書き写すことをしない(別紙に書いて答え合わせをあとでするなど)ように指導をしています。
前述した「姿勢や筆記用具にご注意ください」の項でも触れましたが、授業内に色ペンを駆使してカラフルなノートを完成させる必要は全くありません。授業内の関心は「ノートの完成」ではなく「授業内容」に置くべきだからです。重要な内容をいかに多くノートに書き込むかが大切であり、何色も使って目立たせるのは家庭学習でゆっくりと行えばよいことです。家に帰ってから時間が無いというならば、まずその時間を作ることを考えることが必要です。
重要な内容を筆記するときは、使うペンの色を決めておき、公式やポイントなども統一させると、より見易くなります。自分の色使いのスタイルを決めておくのも、授業中のノートの取り方では必要なコツといえます。
マーカーペンで字を書く生徒もいますが、そもそもマーカーペンは色を塗るためのものであって、文字を書くためのものではありません。それに1年もしないうちに色落ちし、消えてしまいます。また、色使い的に黄色や蛍光色で字を書くのも、かえって見づらくなってしまうためお勧めできません。
ノートの使い方とは少し違いますが、新しいノートに切り替えたときに、それまで使っていたノートを忘れてくるケースが多々あります。以前の授業記録を参照するときもありますので、ノートの切り替え時は要注意です。
その他、保護者の方の経験や工夫されたことがありましたらどんどん教えてあげてください。
2.3 参考書・問題集について
参考書や問題集を購入する場合、親が一方的に選んで買ってきたものを与えるのではなく、最終的には生徒自身が選択するようにして購入するのが望ましい形です。この際、親の意見に誘導されて買ったとしてもかまいません。生徒の意見の反映があるならば、「やらされる」という意識を持ちにくいでしょうし、自分で選んだのだから「必ず最後までやり遂げる」という考えを持てるように誘導できます。
そういった意味では出版社の区別は無いといえます。実際、どの出版社も内容研究を行っていますので、大きなマイナス効果はありえないと考えます。(ただし訪問販売による教材は別です。絶対にお薦めできません。)
とはいっても、実際にはあまりにも多数の参考書・問題集が販売されており、選択に困る場面も多々あるかと思われますので、選択する際のポイントをいくつか挙げてみます。
- 参考書を選ぶ上で重要なことは、まず「どれだけ詳しいか」です。ただし使用目的(基本事項の解説が必要なのか、応用問題の解法が必要なのか)によって詳しさの内容も異なりますので、その点をあらかじめ明らかにしておく必要があります。
続いて、しっかり使うためにも「使う本人の好みに合うか」どうかを考える必要があります。色使いやレイアウトなど、実際に本人が見て納得し易いものを選ぶべきでしょう。
- また、問題集を選ぶ上で重要なのは、まず「難易度」が使う本人に適していること。次に「解答・解説」が充実していること。そして「必要な量」があることです。
- 「難易度」はたいてい“基本”→“標準”→“応用”の3段階に分かれていますので、現在の状況・目的に合わせて選択すればよいでしょう。(生徒自身がどのレベルにいるのか不明である場合には、ご相談ください。)
- 「解答・解説」については、自分で考える力をつけさせるためか、簡潔なもの(先生に相談しなさいということなのでしょう)が多いようです。自学するためにはなるべく丁寧なものが望ましいですが、もし適当なものが見つからなければ、不明な点はいつでも質問に来るよう、お伝えください。
- 「必要な量」についても、現在の状況・目的に合わせて選択する必要があります。少なすぎて練習にならない場合もあれば、多すぎてやる気をくじいてしまう場合もあります。弱点補強が目的であるのならば、問題集のその部分だけを何度もしっかり解かせ、その他の部分はあえて解くことを義務付けないことも必要でしょう。
- また、問題集の「使用目的」をはっきりさせることも必要です。毎日の勉強への習慣付けや、基本の反復が目的であるならば、10~15分程度で終わるドリルなどが良いでしょう。事項暗記などが目的であるならば、一問一答などを含むワーク形式が良いでしょうし、ひたすら実力アップが目的であるならば、相応の問題集が必要です。
こちらとしては、問題練習量が不足しているとお感じになられる場合は追加プリントの発行等いたしますし、不明な点等あれば時間を取って教えますので、ぜひご相談ください。
逆にお薦めできないのが、訪問販売による教材です。営業に割く人件費から考えても割高なものがほとんど(中にはセットで数十万するものを、言葉巧みに不安感を煽り、買わせてしまうといった詐欺とも言える被害が実際にあります)であり、絶対にお薦めしません。
また、賛否が分かれるものとして、“入試問題”や“市の診断テスト(学習状況調査)”の「実物大問題集」があります。実際と同じ大きさの過去問題を行って慣れることを目的としたものですが、それだけで大きな効果があるものではなく、プリントがバラバラになってしまうために、何度も繰り返し練習するには不向きであるかもしれません。きちんと整理できないのであれば、冊子になっているものの方がむしろ使いやすいでしょう。ただし、本番を想定して、全く普段とは違う環境下で1回のみ行うのであれば「実物大問題集」もよいかもしれません。
また、書店で平積みされているものが「それだけ売れている」「本屋が薦めるもの」とは限りません。あくまで書店側から見た売れ筋であったり、時季に合わせて出版元からプッシュされていたりする本という場合もあることをご承知置きください。
3.家庭教師・個別指導塾について
「自分のペースで勉強を見てもらえる」「わからないところはわかるところまで掘り下げて教えてくれる」などの理由で、世間一般でも家庭教師や個別指導などの人気が上がっています。普通に考えれば、先生一人が生徒一人について指導すれば理解しやすいのは当然です。
しかしその分、集団授業よりも費用が割高であることは言うまでもありませんし、先生と生徒の相性という問題も出てきます。また、クラス授業の中で友人から刺激(勉強面、将来の進路など)を受ける期待はできないなど、問題点も無いわけではありません。
生徒たちに必要な授業形態を考えるためにも、家庭教師・個別指導塾について考察してみます。
家庭教師について
- 自宅まで出向いてくれるので、通塾に要する時間を節約できます。また、きちんとした組織であれば「食事やおやつ、飲み物などの心遣いは不要」としています。また、相性が合う先生を選べる(先生をチェンジする)こともできるのがメリットです。しかし、一番割高という面もあり、金銭的な覚悟は必要です。
- 集団授業に対し、個別に見てもらえるのが家庭教師なのですから、効果があって当然です。しかし、それが費用に見合うものであるかどうかは、これも価値観によって違ってきます。大きな期待をしてはいけません。
- 電話勧誘での家庭教師、特に大学のサークルを名乗る組織もありますが、教材についてと同様に、ほとんど詐欺に近いものもあり、いくら安くても取り合わないほうが無難です。とにかく、電話勧誘によるものは全てやめておいた方がよいと言えます。
- 大手の家庭教師センターでも大学生を採用します。大学生の先生は、「学生だから悪い」ということではなく、むしろ、年齢が近く話しやすい、受験に対して最近の生きた情報を持っている、若さゆえの情熱がある、ベテラン講師より比較的低コスト、などのメリットが多くあります。反面、経験不足(キャラクターの多面性が無い、先への見通しが無い・教え方の引出しが少ない)は否めず、プロ意識に欠け、小遣い稼ぎに取り組むような大学生が存在するのも現状です。ですから、保護者が授業の様子をよく観察し、目を光らせる必要があります。
個別指導塾について
- 個別指導塾が家庭教師と大きく違う点は、生徒が個別指導塾に通うということです。当然、自宅に講師を招くわずらわしさはありません。費用も、おおむね家庭教師と同程度か、やや割安です。
- 家庭教師と塾による集団授業との中間であるのが個別指導です。授業形式も、1対1の授業であれば家庭教師と同様にお考えいただいてよいのですが、先生1人に対し生徒4人というような「1対少数」のような少人数制授業には注意が必要です。教える側にとって、バラバラな内容を3人、4人に対して授業を行うのはかなり無理があり、1人に説明をしている間、残りの生徒には問題練習をしていてもらうことになります。しかし、その解く過程を見守ることはできないので、単に「自分のペースにあわせて説明をしてくれる」だけのものでしかなく、自習を手助けしてもらうものと割り切らなくてはなりません。
- 「1対1」であれば、説明は当然、問題に対してどうアプローチをしているのか、何が原因で間違えたのか、もっと効率の良い手段はないかなど、徹底的に見てくれますので、それなりに効果は上がります
家庭教師・個別指導塾は、いずれも、弱点となる科目を補ったり、得意科目をさらに得意にしたりする目的で通われるのであればよいのですが、受験全般に対する対策を行うという点では不向きといえます。
費用の面で考えても、例えば全科目の授業を家庭教師や個別指導にしてしまうと、それなりに時間数もかかるために、膨大な費用が必要となります。(過去に、他塾の個別指導を5科目で受講しようとしたら、とんでもない金額になってしまったのだが、受験を控えた時期であったために受講せざるを得なかったという話を聞いたことがあります。受験期は多くの科目を受講させるチャンスと考えている塾も多くあります)。
また、個別対応の塾、ましてや家庭教師では、受験に対する情報量が少ないことが多くあります。(どれだけの進路相談ができるのかを問い合わせてみるのもよいでしょう。数字できちんと答えられるかがポイントです。)
ですから、家庭教師・個別指導塾については、特定の科目を短期的に利用するという考え方が無難かと思われます。
ですから、家庭教師・個別指導塾については、特定の科目を短期的に利用するという考え方が無難かと思われます。