2011年度冬会誌『日常SF』


大阪大学SF研は冬コミで新刊を出します。
今回は新刊の「日常SF」と既刊の「円環の理」となります。


 サークル:大阪大学SF研究会
 配置:3日目西た03b
 新刊:『日常SF』 
 既刊:『円環の理』



 新刊の表紙です。今回は「日常SF」です。

 でも、「日常SF?何それ、おいしいの?」という人もいるかもしれないので、会誌の序文を引っ張ってきました。




 日常SF 序文


 SF(Science Fiction)は、私達が今いる世界とは異なる仮想の世界を描くジャンルである。それは、私達にとっての非日常と言い換えてもいい。サイバーパンク、スペースオペラ、タイムトラベル等々、私達の世界からかけ離れた非日常を描いたものが多い。

 しかし、SFとは本当に非日常を描くジャンルなのだろうか?

 SFであっても日常を描くことはできるのではないだろうか?
 私達が気づいていないだけで日常を描いた作品は存在するのではないだろうか?

(1) SF的存在が日常に溶け込む例
 例えば、藤子・F・藤雄の『ドラえもん』。『ドラえもん』では22世紀から来た猫型ロボット「ドラえもん」というSF的非日常の存在を有している。だが、作品内で描かれるのはあくまで「ドラえもん」がいる世界の中の日常であり、「ドラえもん」がいる日常生活を主軸にしたコメディこそが『ドラえもん』という作品だ。このようにロボットや宇宙人のようなSF的存在が日常に溶け込んだ日常コメディ作品は多く存在する。

(2) SF世界での日常の例
 SF的存在が日常に溶け込む場合とは別に、SF的世界での日常を描く作品も存在する。例えば、芦奈野ひとしの『ヨコハマ買い出し紀行』では海面が上昇し人類が衰退していく世界での日常が描かれている。天野こずえの『ARIA』では火星をテラフォーミングした世界での日常が描かれている。このようにSF的舞台設定の中で日常を描く作品も存在するのだ。

 以上、「SF」と「日常」、ふたつのキーワードを有する例を紹介した。
 ここで、我々大阪大学SF研究会の一同は新たな概念を提唱する。

 その名も「日常SF」

 非日常を描くSFの中での特異点。SFとそれ以外のジャンルの境界線上に位置する日常SF。
 本誌ではその概念と該当する作品の紹介を行っていく。


こんな感じの内容のことをやっています。
まあ、そういう感じなので、興味のある方は是非お越し下さい。
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