靖国:渡辺会長「安倍首相、在任中の参拝ない」
「日本の有力紙・読売新聞の渡辺恒雄会長は“安倍晋三首相は在任中に靖国神社を参拝しないだろう”と述べた」
イギリスの経済新聞フィナンシャル・タイムズは28日、「安倍首相は在任期間中、靖国神社を訪問しないだろう」という渡辺会長とのインタビューを報道した。
渡辺会長は「わたしは安倍首相に、“靖国を訪問して見られるのは、戦没者の名が書かれた紙だけだ”と言った」と語った。
そして「わたしは安倍首相に“国が建てた千鳥ケ淵戦没者墓苑にはA級戦犯はおらず、戦死者35万人の遺骨がある。そここそ、あなたが行くべき場所だ”と伝えた」と報じた。
フィナンシャル・タイムズは「安倍首相は教育改革・憲法改正・日本の軍事力強化などを進めているが、その一方ではソフトな姿勢を見せている」としている。先日、国会で安倍首相は、戦争時の日本の行動について謝罪を繰り返し、優先的に韓国・中国との関係を再構築しようと努力しているところを見せた。
論議の渦中にある靖国神社参拝についても、安倍首相は外交的にあいまいな立場を取り、この問題が加熱するのを避けている。
渡辺会長は「また変わる可能性もあるが、安倍首相は以前と変わった」と強調した。
渡辺会長は「最近、民族主義者たちが盛んに声を上げているが、大部分の日本の世論は依然として穏健だということを、わたし自身と安倍首相が示しているといえる」と述べた。そして「保守的なエリートは日本の世論の主流を成すことができていない」と説明した。
さらに「安倍首相は教訓を得たと思う。彼はすでに小泉純一郎前首相の哲学から脱却した」と語った。
渡辺会長は「だから安倍首相は信頼されるだけの価値がある」と強調したとのことだ。
NEWSIS/朝鮮日報JNS
最終更新:2006年12月30日 02:06