二つに折れた清徳丸の船体は、前部は立った状態、船尾は赤い船体を上に向けて海面に浮かんでいた。離れたところに衝突直後に捜索を始めたイージス艦「あたご」がおり、咆水(きっすい)線より下の部分に衝突した時の跡とみられる白い筋があった。デッキでは乗組員らが並んで海上を見つめていた。
新勝浦市漁協の男性職員(42)は「こんな好天で衝突事故が起きるなんて考えにくい」。今朝未明からアジ釣りに出た勝浦港の釣船「八幡丸」の船主、平山節子さん(64)は「なぎで風が全然なかったのに」と驚いていた。
[毎日新聞2月19日]
最終更新:2008年02月22日 11:28