オカシイ世の中覚え書き

<イージス艦事故>衝突原因「人為的ミス」の声強まる (毎日新聞)

今回の衝突の原因として、イージス艦「あたご」側の目視が不十分だった「人為的ミス」の可能性を指摘する声が強まっている。

 88年の海上自衛隊潜水艦「なだしお」衝突事故で、沈没した大型遊漁船「第1富士丸」側の代理人を務めた田川俊一弁護士は、「航行優先権は清徳丸にあり、事故の主原因は漁船に気付くのが遅れたイージス艦側と考えられる」と話す。

 そのうえで「小型船はレーダーや目視で確認しにくいが、現場は港に近く多くの漁船がいると予測できる。通常より厳重な宿直体制を敷くべきだった」と批判。「海自側の衝突回避が不十分だった点で、なだしお事故と同じ。教訓が生かされていない」と憤った。

 また、神戸大大学院海事科学研究科の臼井英夫准教授(海上交通工学)も「衝突2分前、清徳丸に点灯していた緑の光を確認したと防衛省側は主張しているが、なぜイージス艦側がこんなに近づくまで気づかなかったのか。もっと周囲の見張りをしっかりすべきだった。漁船を確認後、後進をかけるのではなく、右にかじを切っていれば、船体が二つに割れるような事態は避けられたかもしれない」と話している。

[ 2008年2月20日0時28分 ]

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最終更新:2008年02月22日 11:47