19日午後1時から会見した吉川栄治・海上幕僚長によると、「あたご」が衝突前に漁船「清徳丸」に気づき、回避動作を取っていた。水上レーダーも正常に作動しており、艦橋などには約10人の乗組員が水上を監視していたという。
レーダーで捕捉できなかったことについては「調整や行き合う船の状況などで『ゴースト』(と言われる映像)が映ることもある」とレーダーが万全ではないことも示唆。「漁船は非常に小さい目標」で、見落とす可能性もあるという。
防衛相らへの連絡が遅かったとされることについては「私に報告が来たのは5時ごろ。発生から1時間かかっている」と述べ、問題があるとの認識を示した。
[ 2008年2月20日0時28分 ]
最終更新:2008年02月22日 11:50