石破茂防衛相は21日午後、海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した事故後初めて千葉県勝浦市を訪れ、行方不明となった清徳丸船長の吉清治夫さん(58)と長男哲大さん(23)の親族らと面会した。石破氏は「あってはならない事故が起きて本当に申し訳ない」と謝罪。2人の捜索や原因究明、再発防止に全力を挙げる考えを強調した。
これに対し、親族側からは「いろんな情報が出て来るが、(自らを)正当化しているのではないか」「うそをついているのではないか」「(イージス艦の)見張りがでたらめだ」などと、防衛省の対応に不信感を示す声が出た。
石破氏はまた、事故の状況について「調査中で何も分かりません、という対応はしてはならない。自己正当化、情報操作も当然あってはならない」と述べ、情報開示を急ぐ考えを示した。
[時事通信社]
[ 2008年2月21日18時35分 ]
最終更新:2008年02月22日 12:22