ハルヒ「どうしたのキョン?」
キョン「今日はちょっと寝不足でな」
ハルヒ「アンタねぇ、あんな夜遅くまで起きてるからそんなことになるのよ」
キョン「あんな夜遅くに電話をかけてきて、あんな夜遅くまで話し続けたのはどこのどいつだ」
ハルヒ「それでも私は眠くないわよ!」
キョン「あーハイハイ、そうですね」
ハルヒ「ちょっとキョン!どこに行くのよ!」
キョン「保健室だよ。寝てくる」
ハルヒ「キョン!まったくもう・・・。あとでお仕置きね」
保健室。とは言ったものの、俺はきっとあそこでもゆっくりと惰眠を貪れはしないだろう。
なぜなら、保健室には常にヤツがいるからだ・・・。
そんなことを考えながら、俺は保健室の扉を開く。
ガラッ
キョン「失礼します」
病院坂「おやおや、これはこれは。正に珍しい人物が訪れたものだ!
やぁ、これは一体どうしたことかな?まさか体調でも崩したかい?よもやサボリに来たとは言わないだろうね?
まさか私に会いに来てくれたのかな!?なんと嬉しいことだ!こんなに嬉しいことは他にないよ!
今日というこの素晴らしい日を、私の秘密の日記帳に記して一生の宝物にしたいくらいだ!」
あー、やかましい。
病院坂黒猫か。
やはり、ここでもぐっすり睡眠とはいきそうになかった。
最終更新:2009年05月13日 00:17