横歩取り


このページでは横歩取りの基本局面を取り扱って行きます。
研究の詳細は各ページへ。

横歩取り基本図

初期配置より▲26歩△84歩▲85歩△25歩▲38金△72金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛が手順の一例で、横歩取り基本図へ。

以下、一歩得を主張した先手に対し、飛車の位置が不安定になった瞬間を狙いここで後手から技を掛けて行くのが横歩取りの基本思想。
後手の動き方は様々で、それにより戦いの性質も大きく変わる。
尚、基本図以下、後手から動かずに52玉等としていると、▲22角成で将棋が終わってしまう。

3三角戦法

基本図以下△33角。

先ずは22角成を受ける。
最も対局例が多い順。
比較的持久戦調で穏やかな進行になり易い。

3三桂戦法

基本図以下△33桂

最近のプロ間では3三角に次いで対局数が多い。
急戦ではトリッキーな変化が多く、持久戦調になると相振り飛車の様な進行になる例が多い。

相横歩取り

基本図以下△88角成▲同銀△76飛

後手からも横歩を取って歩損を解消しようという思想で、
横歩取り中最も激しい攻め合いの変化を含んだ順。

4五角戦法

基本図以下△88角成▲同銀△28歩▲同銀△45角

江戸時代より有る急戦の順。一直線に先手陣を潰しに行く。
当初後手良しだったこの順の定説が覆された為、横歩取り戦法その物が見直され、他の順が横歩取りの主力となる事に。
横歩取りの中では一本道の変化が多い。

素抜きトリック

基本図以下△88角成▲同銀△38歩▲同銀△44角

ハメ手要素の強い順。
殆ど対局例は無い。
最終更新:2010年05月05日 20:07