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成田隼人

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成田隼人

 成田隼人編主人公。劇中では「ドラ」とも呼ばれる。

 夜の柳木原を中心に活動し、日雇いのバイトでその日暮らしを続ける無気力な男。
 現在は夜間工事のアルバイトか、パルクレープに支店をもつ街の便利屋成田工務店で金を稼いでいる。主な収入源は夜間工事アルバイトである。
 夜間工事出勤前にしか柳木原に現れないことから、結果的に隼人を知る人たちからすれば彼は「夜にならないと現れない人物」である。
 そのため、パルクレープ関係の人間からは吸血鬼ドラキュラからとった「ドラ」の愛称で呼ばれるようになった。

 無愛想で口が悪く、協調性は皆無。「おいおい」くらいの頻度で使う口癖は「ブッ殺すぞコノヤロウ」。
 良く言えば他人に流されず、我を貫ける自由人。悪く言えばいわゆる不良。
 自称「ハードボイルド」で自称「妖艶な色香の漂う女豹のような女」好きだが、いまいち決まらない中途半端な言動や態度が玉にキズ。
 実際はぶっきらぼうなだけで、素直に物を言えないだけ。パルさんいわく「めんどくさい性格」で、普段は素っ気なく振舞いながらも義理堅い部分もある。
 しかし、それをはっきりと人前で出せない程度には天の邪鬼であり、「ブッ殺すぞコノヤロウ」でごまかすこともしばしばある。

 第三章にあたる成田隼人編では、夜の柳木原を舞台にアンダーグラウンドの世界が描かれる。
 その中で世間一般的にいう不良チーム(YFBR-ウィング)の抗争などもあり、しばしば隼人は暴力沙汰に巻き込まれる。
 戦いを嫌う隼人だが、劇中の登場人物ではトップクラスの確かな実力をもつ。これは、幼いころに牧師からボクシングを習っていた成果でもある。

 基本的には暴力沙汰は極力避けたがる隼人であるが、スクランブルや自身の身の危険を感じた場合などはその限りではない。
 元々、彼が露骨に戦いを好まないのは牧師の教えである「怒らない」という信念を守るためである。
 (例え外見上はそうでなくとも)他人への優しさをもつことのできる隼人は、これに徹するために"他人"と壁を置き、ぶっきらぼうな態度で相手との距離を置こうとする(とあるシーンではプラチナに「心が鈍い」と称されたが、本人もその通りだと納得している)。
 教えを受けてから今日に至るまで、この信念を守り続けてきた隼人だったが、その明確な理由を理解してはいなかった。
 が、後に羽田鷹志(はねだようじ)の中に潜む怒り・憎しみの人格「伊丹伽楼羅」を外の世界に出さない為の対処法であったことが明かされる。
 伽楼羅が劇中で語っているが、人格というものは他人に観測されることでよりその存在が強固になる。
 牧師が隼人に怒ってはならない事を徹しながらも、それを明確に説明しなかった一因はこれにある。
 しかし、牧師自身は隼人に"守る力"を持たせたかったという考えが大きい。

 他人との壁を作りながら生きる隼人は、しかし隼人を支える要素になってくれる「大切な人たち」を起因に、相変わらずの天の邪鬼の中にも友好性を見出していく。
 それにつけ込んだ悪意が隼人の信念を揺るがすことになり、隼人は「誰かを守りたいと思う気持ち」と「誰かをやっつけたいと思う気持ち」に翻弄されていく。

 成田隼人編後半では鳳鳴と結ばれることになるが、ブラを外すのに手慣れていたり、ラブホで掃除のおばちゃんに迷惑をかけたことがあるらしいモノローグなどから、女性経験はあると推測される。これがプライベートであるのかそうでないのかも劇中では言及されていない。
追記:伽楼羅が《世界の目》で見聞きした情報によると、複数人との経験があることは確か。これが伽楼羅が乱痴気騒ぎを催す遠因になっている。



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