注・文中の発言、設定は筆者の独断と偏見、または妄想によるものです
実際のPLの発言、思考とは一切関係ありません。
実際のPLの発言、思考とは一切関係ありません。
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腕章を付けた人間達が延々と整列するホール、通称・体育館。
壇上で一人背を向けて、オルガンを弾く白い制服の男。
天井には見取り図が映され、それが次々と青く染め上げられていく。
壇上で一人背を向けて、オルガンを弾く白い制服の男。
天井には見取り図が映され、それが次々と青く染め上げられていく。
「小笠原分校、作戦失敗。共和国への介入は成功。実質的な管理は成功です」
「コスケ寮、家賃未払いの67%を回収しました。3名程、店子が粘っていますが、じきに集金します」
「学校要塞を制圧しました。今後、各藩立学校の校長との接触を開始します」
「めぞんツン国は、どうした。めぞんツン国は」
「…なおみ」
「…めぞんツン。管理失敗です」
「どういうことだ」
「…申し訳ありません、小宇宙…が裏切った可能性があります。」
「馬鹿が」
「まったくです」
「愚か者め、貴様の管理能力を言っている!」
銃声
「ひっ!」
「騒ぐな。たかがアパートの一つで!」
以下略
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「というカンジではないかと思うのであります!!」
「なんという5分後トラップ」
「白ラン・・・・」
「なんという5分後トラップ」
「白ラン・・・・」
めぞんツン国管理室、暇を持て余した国民の遊び
否、午後の一時に茶をしばいている3人、小宇宙、沢邑勝海、桜城キイチ。
突如として現れた、世界管理機構を名乗る管理委員長なおみ、について話をしていた。
否、午後の一時に茶をしばいている3人、小宇宙、沢邑勝海、桜城キイチ。
突如として現れた、世界管理機構を名乗る管理委員長なおみ、について話をしていた。
「そんな大規模な組織だったら正直引くんだけど俺」
「伊達や酔狂で地下闘技場なんか作る奴はいないと思うのであります」
「わかってないですね、桜城くんも、ロマンて物を知らないんですか」
「では、沢邑先輩の考えをお聞きしても?」
「良いですよー、えーとですね」
「伊達や酔狂で地下闘技場なんか作る奴はいないと思うのであります」
「わかってないですね、桜城くんも、ロマンて物を知らないんですか」
「では、沢邑先輩の考えをお聞きしても?」
「良いですよー、えーとですね」
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管理失敗…店子が容疑者として新聞の一面に載るなんて、管理不行き届き、大失態だわ。
まったく、やっぱり私がいないとダメねアイツは
まったく、やっぱり私がいないとダメねアイツは
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「待ってよー、なおみちゃーん!そんなに走ったら危ないよー」
「うっさい!アンタが寝坊するからでしょ?管理する側の人間が遅刻なんて、あってはならないの!もうちょっと自覚を…って聞いてんの?」
「あっ、ちょうちょだー」
「どころじゃない!!もう、ホント私がいないとダメなんだから…」
「うっさい!アンタが寝坊するからでしょ?管理する側の人間が遅刻なんて、あってはならないの!もうちょっと自覚を…って聞いてんの?」
「あっ、ちょうちょだー」
「どころじゃない!!もう、ホント私がいないとダメなんだから…」
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久しぶりに会ったアイツは大人びてて、私の予想より、ちょっと少しほんの少ーしだけカッコ良くなってた
しばらく引き籠もってたって聞いて心配だったけど、管理番長として独特の貫禄があった、感心感心。
はっ!いけないいけない、今日はアイツに忠告に来たんだった。
しばらく引き籠もってたって聞いて心配だったけど、管理番長として独特の貫禄があった、感心感心。
はっ!いけないいけない、今日はアイツに忠告に来たんだった。
「…誰だ?」
うふふー、成長した私があんまりキレイになってるもんだから、わからないのね?
うん、わかる、わかるよ青少年
って、また脱線した
うん、わかる、わかるよ青少年
って、また脱線した
「小宇宙…貴方は管理に失敗した…」
「世界管理機構は貴方を見捨てたわ」
「世界管理機構……何のことだ」
「世界管理機構は貴方を見捨てたわ」
「世界管理機構……何のことだ」
まぁ、あっきれたー記憶喪失のふり?
そっか、私に長い間会えなかったから、拗ねてんのね?
もう、カワイ…じゃない子供なんだから。
いいわ、乗ってあげる。
私は小宇宙の遊びに付き合う事にした。
管理機構の歴史について話す。なつかしいな、テスト前に一緒に勉強したっけ…
そっか、私に長い間会えなかったから、拗ねてんのね?
もう、カワイ…じゃない子供なんだから。
いいわ、乗ってあげる。
私は小宇宙の遊びに付き合う事にした。
管理機構の歴史について話す。なつかしいな、テスト前に一緒に勉強したっけ…
「私が新管理人になる、さもなければ私と対決する」
「面白い。対決……管理能力でも比べるのか?」
「面白い。対決……管理能力でも比べるのか?」
そうこなくっちゃ、良いわ、メッタメタのギッタギタにしてあげる。
それで、最後に手を差し伸べてー
「やっぱり私がいないとダメね、一緒に管理しよ?2人で管理人をするの、幸せなめぞんを作ろ?」
いやーん、かんっっっぺき!!完璧な作戦だわ! がんばるのよなおみ!ファイトー
それで、最後に手を差し伸べてー
「やっぱり私がいないとダメね、一緒に管理しよ?2人で管理人をするの、幸せなめぞんを作ろ?」
いやーん、かんっっっぺき!!完璧な作戦だわ! がんばるのよなおみ!ファイトー
「箒を自ら折れば、貴方は負けを認めたことになる」
「ふん、誰がそんなことするかよ」
「ふん、誰がそんなことするかよ」
頑固なのは変わってない…昔っから負けず嫌いだったよね。
学校のプリント運び勝負でも
学校のプリント運び勝負でも
「階段で転ぶなんて、ホントドジ、貸して半分持ったげる」
「いい…自分でやる、僕の仕事だから」
「いい…自分でやる、僕の仕事だから」
/ * /
「箒をぶつければ、試合開始。死んだら、そこで終わり」
「死ぬまでね…いいだろう」
目が、変わった、あのオーラ、メンチを切ってる…小宇宙が私に?
あの臆病だった小宇宙が私にメンチを?自分で顔が青ざめていくのがわかる。
鮫の様に笑う小宇宙、違う、小宇宙じゃない!!
あんな、戦いを、命のやり取りを楽しむ様な冷たい目・・・小宇宙がそんな目をするわけない!
なんで!どうしてよ!本当に私を覚えていないの!!
引き籠もってる間に何があったって言うの…
「死ぬまでね…いいだろう」
目が、変わった、あのオーラ、メンチを切ってる…小宇宙が私に?
あの臆病だった小宇宙が私にメンチを?自分で顔が青ざめていくのがわかる。
鮫の様に笑う小宇宙、違う、小宇宙じゃない!!
あんな、戦いを、命のやり取りを楽しむ様な冷たい目・・・小宇宙がそんな目をするわけない!
なんで!どうしてよ!本当に私を覚えていないの!!
引き籠もってる間に何があったって言うの…
ソウカ、アイツラダ、コスモハヤサシイカラソレニツケコンデ
キノウツンノヤツラガ、コスモヲ、ユルサナイ、ゼッタイニイイイィィィィィィィ!!!!
カンリシテヤルカンリシテヤルカンリシテヤルカンリシテヤル、コノクニヲワタシガカンリシテワタシガ
キノウツンノヤツラガ、コスモヲ、ユルサナイ、ゼッタイニイイイィィィィィィィ!!!!
カンリシテヤルカンリシテヤルカンリシテヤルカンリシテヤル、コノクニヲワタシガカンリシテワタシガ
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「小宇宙、キノウツンに行くんだって?」
「うん、キノウツンで立派な管理番長になるんだ」
「早く1人前になって戻ってらっしゃい、そしたら、アンタに話す事があるの」
「うん、キノウツンで立派な管理番長になるんだ」
「早く1人前になって戻ってらっしゃい、そしたら、アンタに話す事があるの」
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あの続き、まだ言ってないのに…なんで、どうして!どうしてなの!どうして…
ど う し て
どうしてアパートに虎がいるの!!!!???
ちょ、ちょっと虎とか聞いてないんですkイタイイタイ、キバ!キバがイタタタタタ
私麦茶のCMとか出た覚えないんですけど、アレはライオンか
ってイタイイタイ
もうダメだって思った時、声が聞こえた
「何だ?こいつらは」
私だって知らないわよ!!
ちょ、ちょっと虎とか聞いてないんですkイタイイタイ、キバ!キバがイタタタタタ
私麦茶のCMとか出た覚えないんですけど、アレはライオンか
ってイタイイタイ
もうダメだって思った時、声が聞こえた
「何だ?こいつらは」
私だって知らないわよ!!
一 閃
一撃で虎を掃き倒した、見れば向こうにも虎が2匹倒れてる。
助けてくれたの?ダメ、今のアイツは私の知ってる小宇宙じゃないんだから。
助けてくれたの?ダメ、今のアイツは私の知ってる小宇宙じゃないんだから。
「これで勝ったと・・・」
「何かいったか?掃除はまだ終わってないんだろう」
何でも無いって顔をして掃除に戻っていく。
やっぱり小宇宙だ…臆病で泣き虫だけどスッゴク優しい小宇宙
「何かいったか?掃除はまだ終わってないんだろう」
何でも無いって顔をして掃除に戻っていく。
やっぱり小宇宙だ…臆病で泣き虫だけどスッゴク優しい小宇宙
良し!私諦めない!ゼッタイゼッタイゼーッタイに私のこと思い出させてやるんだから!
覚悟しなさいよコスモ
覚悟しなさいよコスモ
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「こうです」
ドンと胸を張る沢邑、室内に響く疎らな拍手
「あ、先輩、コーヒーお代わりいかがでありますか?」
「お、悪いね、砂糖抜きね」
「ちょっと2人とも聞いてましたか」
「長いから3行で」
「沢邑先輩は紅茶でよろしいでありますか?」
「まったく、この男共は・・・」
ドンと胸を張る沢邑、室内に響く疎らな拍手
「あ、先輩、コーヒーお代わりいかがでありますか?」
「お、悪いね、砂糖抜きね」
「ちょっと2人とも聞いてましたか」
「長いから3行で」
「沢邑先輩は紅茶でよろしいでありますか?」
「まったく、この男共は・・・」
「所で小宇宙さん実際の所どうなんです?記憶喪失なんですか?」
「さてね、どうだろう、記憶喪失だったら覚えてないだろうなぁ」
「そんな組織あるわけねぇであります、電波に決まっているのであります」
「さっきと言ってる事違うじゃないですか」
「さてねーでもまぁ、楽しそうだから良いじゃない。本気で十三階制覇してみようかな」
「やめといた方が良いですよ絶対」
「さてね、どうだろう、記憶喪失だったら覚えてないだろうなぁ」
「そんな組織あるわけねぇであります、電波に決まっているのであります」
「さっきと言ってる事違うじゃないですか」
「さてねーでもまぁ、楽しそうだから良いじゃない。本気で十三階制覇してみようかな」
「やめといた方が良いですよ絶対」
「ま、そのうちわかるだろうさ」
小宇宙先輩は新しい玩具を見つけた子供の様に、笑っておられたのであります。
めぞんつん国に噴出したマグマを、管理機構が処理に現れたのは、その数時間後の事でありました。
めぞんつん国に噴出したマグマを、管理機構が処理に現れたのは、その数時間後の事でありました。