アマノジャック@新ジャンル専用
新ジャンル「触る女」01_vol01
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新ジャンル「触る女」
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- 1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:16:31.76 ID:eGh+1Ioa0
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男「あー次古文かー。だるいなー、眠いし。」
女「……」
男「よぅ。なんだ女?何か用か?」
ぎゅっ
男「…なぁ。なんでいきなり俺の耳たぶ掴んでるんだ?」
女「べつに」
男「はい?」
女「…とくに理由はない」
男「……」
女「……」 - 2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:18:40.72 ID:eGh+1Ioa0
-
男「おはよう女。昨日のテストどうだった?俺87点だよ!どうよっ!」
女「……」
男「返事くらいしろよなー」
なでなで
男「な、なんだよ?突然頭なんか撫でたりして。子供じゃあるまいし」
女「…私…88点」
男「え?」
女「……」
なでなで
男(慰めてるつもりなのか…?) - 3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:19:17.62 ID:eGh+1Ioa0
-
男「今日はカレーかぁ!給食のカレーって何故か美味いんだよなー!」
女「……」
男「なんだ女?お前も嬉しそうだな」
さわっ
男「ちょっ!///なんでいきなりほっぺた掌でさわっt////」
女「……好き」
男「え…」
女「……」
男「……」
女「…ふくしんづけ」
男「は?」
女「……?」
男「あ…うん……」 - 4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:20:15.94 ID:MIbAkLNF0
-
なんだこのトキメキは。。。。。
- 5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:20:30.88 ID:eGh+1Ioa0
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男「マラソンとかだるーっ。はぁっ。はぁ」
女「……」
男「つーかお前足早すぎだろっ…!息も切らしてないし…ありえねえ」
ぱんっ!
男「いてっ!なんで俺ぶたれてるわけっ?」
女「……」
男「な、なんだよ」
女「闘魂…」
男「……」
女「……」
男「…注入してくれたわけか?」
女「……サービス」
男「ありがとよ(わかりずれえ……)」 - 6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:21:14.84 ID:Bd2MlKKB0
-
俺「お・・・おれと付き合って下さい!!」
女(チンコ触る)
俺「え?え?」
女「こういうことでしょ?」
俺「ちげーよ」
女「なんてこったい/(^o^)\」 - 8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 17:21:33.51 ID:GAuy6UI+O
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中学生かよ…しかも福神漬けだし…
- 9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:21:52.13 ID:eGh+1Ioa0
-
男「やっぱ音ゲーおもしれーっ!!!ん?おーい!女、お前もやるか?」
女「……(こくり)」
男「じゃあこの曲やってみ?一番簡単なやつな」
女「……(こくり)」
~曲終了~
男「あはははは!女全然ダメじゃんか」
女「……」
ぎゅっ
男「なあ…女…………」
女「……」
男「…俺の指なんか見てもゲームは上達しないぞ」
女「!?」
男「…図星か」
女「……」 - 10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:23:10.67 ID:eGh+1Ioa0
-
男「ふと思ったんだが…」
女「……?」
男「気づいたらお前っていつも俺の傍にいるよな。なんでよ?」
女「……???」
男「いや、そんな首傾げなくても」
女「……」
ぽむっ
男「…何で今回は肩?」
女「……」
男「まあいいじゃんってことか」
女「…(こくりこくり)」
男「そっか」
女「…うん」
男(こいつの喋るタイミングがわからん;;;) - 11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:24:32.66 ID:eGh+1Ioa0
-
友「ねぇ?女ちゃんと男君ってさ、やっぱ付き合ってるの?」
男「んー。そういうんじゃないと思うけどな」
女「…(こくり)」
友「えーっ!絶対付き合ってると思ってた!クラスの殆どの人はそう思ってると思うけど」
男「えっ?マジですか?」
女「……」
がしっ
友「女ちゃん、なんで男君と肩組んでるのかな?ww」
女「…マブダチ」
友「…え?」
男「なんだか…そういうことらしい」
女「……」
友「……あ、うん」
- 12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:25:48.72 ID:eGh+1Ioa0
-
男「おーい女!何やってるんだ校庭の隅っこで」」
女「……?」
犬「わんっ!」
男「?子犬?」
女「……」
男「やべーこいつ可愛い!!!よーしよしよし」
女「……」
男「コイツ名前とかあるわけ?」
女「…(こくり)」
男「へー。どんな名前よ?」
女「……イギー」
男「ちょwwwお前それジョジlyもがっ!!」
女「言っちゃ…ダメ」
- 13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:26:54.30 ID:eGh+1Ioa0
-
男「ちょっ!オメーはホントに可愛いなー!イギー!」
犬「はっはっはっ!」
男「お前俺の顔舐めすぎだろwww」
女「……」
男「なんだ女?じっと見つめたりして」
女「……」
男「羨ましいのか?」
女「…(こくり)」
男「ほれ。女のとこにいっといで」
女「……♪~」
犬「わんっ!」
ぺろり
男「なっ!!!!お、お前…何やってるんだ?俺の顔……っ!!!///////」
女「……っ!」
男「なんだ?」
女「……嘘をついてる…味?」
男「お前それがやりたかっただけか」
女「…(こくり)」
男「……」
犬「わんっ!」 - 14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:30:26.88 ID:eGh+1Ioa0
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男「やべーっ!!!数学の宿題とか完全に忘れてたっ!残って補習とか…鬱だわ…」
女「……」
男「なんだよ…女…俺を嘲笑いにでもきたのか…」
女「……」
すっ
男「ノート…ってお前まさかっ!!!」
女「…お情け」
男「女っ!マジで助かるっ!ありがとうっ!」
なでなで
女「……っ!!」
男「ん?どうした?女」
女「べ…つに…///」 - 15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:32:11.32 ID:eGh+1Ioa0
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A子「お、男君!あの…ちょっといいですか?」
男「ん?いいけど」
A子「放課後って時間空いてます…?」
男「空いてるよ。帰宅部だし」
A子「本当ですかっ?ちょっと話したいことがあるんで一緒に帰りません?////」
男「予定もないし、大丈夫だけど」
A子「じゃあHR終わったら声掛けますね!」
男「わかったー」
女「……」
男「ん?なんだ?女?」
つんつんっ
男「ちょ…肘で脇腹つつくな…!!なにニヤニヤしてるんだっ!!やめれwwww」
女「……w」
男「もう!やめろよなー」
女「……」
男「ん?どうした?」
女「…べつに」
- 16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:34:45.05 ID:eGh+1Ioa0
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男「なぁ女。俺…A子と付き合うことになったんだ」
女「……」
男「好きだった…訳じゃないけどさ、まずはお互いちゃんと向き合って、そういう気持ちを育てていくのもありなのかなって」
女「……」
男「なんてなwちょっと臭いこと言っちまったな。お前が相手だとつい本音がでるよ」
女「……」
ぎゅっ
男「ん…俺の手グーにして…親指立てて…女?」
女「……」
男「頑張れってことか?」
女「…………(こくり)」
男「ありがとな!」
女「……うん」
- 17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:38:12.89 ID:eGh+1Ioa0
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A子「男君っ!」
男「お、A子じゃん。部活は?」
A子「今日は休み。一緒に帰ろう?」
男「うん。了解」
ぎゅっ
男「ちょ//A子…手…っ!///」
A子「行こっ!」
女「…あ」
女「なん…で……」
女「……」
女「……わかんない…」 - 18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 17:38:58.29 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
男「……」
女「……」
男「……女?」
女「ん」
男「なぜに俺の手をイジって遊ぶ」
女「意外と楽しい」
男「あのな……」
グー、パー、グー、パー、時たまチョキも。 - 19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:39:33.23 ID:eGh+1Ioa0
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犬「わんっ!」
女「……」
なでなで
犬「はっはっはっ」
女「…お手」
犬「わんっ」
ぎゅっ
女「……」
犬「わんっ!」
女「……わた…し」
ぽた。ぽたり。
女「…なんで…ないてるの…」 - 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:41:20.72 ID:AqafZN4j0
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おい、せつねーじゃねえか
- 21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:42:13.49 ID:eGh+1Ioa0
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男「なあ…女」
女「…?」
男「…最近お前俺から距離とってないか?」
女「……?」
男「いや、俺が変に気をまわし過ぎてるだけならいいんだけどさ、A子の事気にしてるんならいいんだぜ。
アイツにもちゃんと説明したし、ちゃんと分かってもくれたしな。だからあんまし気にすんなよ。俺らマブダチだろ?」
ぎゅっ
男「…女?…俺の手なんか握って…」
女「…マブダチ」
男「…ん?ああ!そうだよ。唯一無二の親友さ!」
女「…(にこり)」
男「なんか変なこと言って悪かったな!また明日っ!」
女「……」
女「…これで…いい…よね」
- 22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:46:23.65 ID:eGh+1Ioa0
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~3か月後~
男「よっす!女。元気か~?」
女「…(こくり)」
男「まぁ聞いてくれよ。昨日A子とカラオケ行ってさ!それで」
ぎゅーっ
男「いたたたたたたたっ!鼻引っ張るなっ」
女「……」
男「…あんまし天狗になるなってか」
女「…(こくり)」
男「俺もかなりお前の思考が読めるようになったな…うん。わかった。気ーつけるわ」
女「…(こくり)」
- 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 17:46:47.63 ID:Qtpd3QFgO
-
~教室~
男「あのな」
女「ん?」
男「無意味に机とかを叩くんじゃありません」
女「おさわりされるのは男君だけ。支配欲か」
男「何がだ」
アッチをペタペタ、コッチをペチペチ。彼女のおてては止まらない - 24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:55:36.66 ID:idOZZb+k0
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You made me moe.
- 25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 17:56:41.58 ID:Qtpd3QFgO
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~校庭~
女「もふ、もふ」
男「お? 何やって……タヌキ?」
女「裏山からいらっしゃったようで」
男「……ところで、どう見ても嫌がってるんだが」
女「ホームシックでございますか」
男「いや、違うから。放してあげなさい」
女「……ならば代役がもふもふされればいい」
男「へいへい……」
放されたタヌキがふと振り返る。抱きつ抱かれつの二人が見送る - 26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 17:59:43.35 ID:eGh+1Ioa0
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男「なあ…女…ちょっと相談があるんだけどいいか?」
女「…?」
男「なんか最近…A子の態度が、なんかよそよそしいっていうか、違和感っつーか…ちょっと変なんだよ。
直接聞いても何も答えてくれないし…女なら何か分かるかもと思ってさ!いいアドバイスとかないかな?」
女「悩み…事?」
男「そうなのかな…思い当たる節はないんだけど…もしかしたら俺が知らないうちになにかやっていたかもしれない」
女「……」
男「あーっ!もうどうすればっ!!」
女「…プレゼント…とか」
男「おおっ!そういや俺今までちゃんとした物とかあげた事とかなかったな;最悪だ;;;女っ!恩に着るぜ!」
女「……」
ぱんっ!
男「つーっ!背中痛てーっ!ありがとな!女っ!行ってくるわ」
女「…(こくり)」
女「…がんばれ」
- 27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:00:49.25 ID:3jeVacSVO
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かわいい
- 29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:05:00.36 ID:Qtpd3QFgO
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~屋上~
女「……」
男「触るなよ?」
女「……ヂャムおじさんに興味はないかね」
男「体にジャムつければなれると思うな」
女「残念」
男「とか言いながら、さりげなく俺の制服で手を拭くな。笑えん」
傍らには汚い食べ方のジャムパンが - 30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:08:04.46 ID:eGh+1Ioa0
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~河原~
男「痛っ…あれ……俺」
女「……」
男「女…?って何で俺は女に膝枕なんてされてるんだ…?」
女「……」
男「まあ…いいや…女…俺さ…ダメだったわ。全然ダメだった」
女「……」
男「A子はさ。他の男とも付き合ってたんだってさ。あれだ。二股。ベタな展開過ぎて笑えるだろ」
女「……」
男「でさ。なんか俺はキレちゃって、その男殴ったんだわ」
女「……」
男「そしたら相手も本気で殴ってきちゃって!もうさ!俺弱すぎ。ボッコボコですよ」
女「……」
男「俺はまあこんなんなってぶっ倒れて、そして相手の男が吐き捨てるように言ったんだ」
女「……」
男「『A子は寂しがってた。”傍にはいるけどちゃんと真っ直ぐ私の事見てくれない”ってな』…だって」
女「……」
男「そんなこと…ないはずなのにな…。そりゃ最初からって訳じゃないけど、ちゃんと…好きになってきてたのにな」
女「……」
男「くくっ!なんか笑えてきたっ!あははっ!あははははっ!」
ぱんっ!
男「痛っ!ぶつことないだろっ!闘魂注入か?お前って大人しいくせしてわりと厳しい奴だよな」
女「……っ」
男「なんだよ…なんでお前が泣いてるわけ?普通逆ですよ。泣くのは俺なはずですよ」
女「……」
男「はぁ…空…綺麗だな…」
- 31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:16:29.41 ID:eGh+1Ioa0
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犬「わんっ!」
男「ちょっwwwおまwwイギー!相変わらず顔舐めすぎだろコイツwwwかわいいwww」
女「……?」
男「お、女も来たのか?相変わらずコイツはかわいいなwww」
犬「わんっ!」
女「~♪」
男「なあ…女…俺さ…A子と別れてきたわ」
女「!?…どう…して…?」
男「話してたらさ。なんとなく分かっちゃったんだよ。A子に必要なのは俺じゃなくて俺を殴ったアイツなんだなーって。
だから別れてきた。泣かせちゃったけど、仕方ない」
女「……」
男「お前にはしっかり話しておきたくてな。世話になったし」
ぱんぱんっ
男「おっ。今回も肩か。分かったぞ。k」
女「気にしないで」
男「え?」
女「…親友…でしょ…」
男「あ、ああ」
女「…(にこり)」
男(女…印象が少し変わった…?//) - 32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:16:56.43 ID:Qtpd3QFgO
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~屋上~
女「ゲンコツとはひどいヤツだ」
男「ジャム擦りつけるヤツの方がよっぽどヒドい」
女「私からの愛情表現」
男「ならば俺からの親愛の表現」
女「親愛か」
男「親愛だ」
女「最悪だな」
ムスッ、としたまま、彼の頬をペチペチ - 33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:24:11.26 ID:eGh+1Ioa0
-
男「女?親戚の葬式だって?大変だな…なんかこう…俺に出来ることがあったら言ってくれよ」
女「…でも…小さい時に一回会っただけの人だから…へいき」
男「そっか…まぁ、早く帰ってこいよな!」
女「…(こくり)」
男「ああ。また3日後!」
女「……」
ぎゅっ
男「ど、どうした?いきなり…手//////」
女「…(くすり)」
男「おいっ!笑うことないだろがっ」
女「……」
男「な、なんだよ?」
女「…べつに(にこり)」
- 34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:31:30.86 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
女「もふ、もふ」
男「……」
女「もふもふもふ」
男「動けないが」
女「動かなくていいじゃない」
男「……」
女「ぎゅー」
ベタベタ、ベタベタ。動けない彼と満足げな彼女 - 35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:32:06.41 ID:T0xJwMLWO
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- 36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:41:46.07 ID:eGh+1Ioa0
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~校庭~
男「さてと。イギーにエサやらなきゃなー。チューインガムは無理だけどww」
犬「わんっ!」
男「今行くぞー。っておい!お前急にどこ行くんだっ!」
犬「はっはっはっ」
男「散歩は飯の後だろが;早く戻ってこいっ。そこ道路だぞ」
犬「…?」
男「え、バイク?くそっ!!」
犬「わんっ!」
男「ちっくしょおおおおおーっっ!!!」
ドンッッ!!!
男「……」
犬「わんっ!わんっ!」
男「痛…おま…え…元気…みたいだな…」
犬「わんっ!わんっ!」
男「…おまえ…になんか…あると…女がきっと…泣く…からな」
犬「わんっ!わんっ!」
男「…安心…した……ぜ…」
犬「わんっ!わんっ!わんっ!」
男(あ…れ…目の前…なん……か……暗く…)
犬「わんっ!わんっ!わんっ!わんっ!」 - 37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 18:45:46.51 ID:eGh+1Ioa0
-
~病院~
男「あ…れ…ここは…」
医者「大丈夫ですか?男くん。ここは病院です。貴方はバイクに轢かれて、この病院に搬送されてきました」
男「そ…っか…はい…思い出しました」
医者「突然だが…君にとても大事な話をしなければなりません……」
男「?……なんです?」
医者「君は…… - 38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:46:17.58 ID:Qtpd3QFgO
-
~教室~
女「……」
男「……こら」
女「なに」
男「なぜ頭をなでる」
女「理由はない」
男「ないのか」
女「たまにはこういうのも良かろう」
男「そうか?」
女「この機会に私の慈愛に惚れればいい」
男「……慈愛?」
女「聖母マリア?」
男「……ハッ」
鼻で笑う彼。頭をなでる手を耳を引っ張る手に - 39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 18:52:45.87 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
女「……」
男「……」
女「……ふむん」
男「どうした」
女「やられる立場も悪くない」
男「そうかい」
触る女が頭撫でられ - 41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:01:16.24 ID:dVf6nK8V0
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女かわいい
- 42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:01:35.63 ID:eGh+1Ioa0
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~病室 夜~
がらり。ぱたん
男「ん?こんな夜に誰ですか…?って誰でもいいや。どうせ分からないし」
?「……」
男「まあ誰でもいいです。看護婦さんでも、お医者さんでも、幽霊でもいいです。話を聞いてくださいよ。」
?「……」
男「俺ね。もう眼が見えないんだそうですよ。神経が傷ついたとかで。目覚めてから5時間で完全に見えなくなりました。嘘みたいでしょう?」
?「……」
男「最後に見たのは窓から見た何の変哲もない曇り空。今が夜だってことも看護婦さんの消灯確認があったから」
?「……」
男「突然なんですね。こういうの。まるで実感がないですよ。見舞いにきた誰の表情もわからない。同情なのか、なんとなく来ただけで無表情なのか
元気づけようとして笑っているのか。全然わからない」
?「……」
男「目の前にいるあなたが誰なのかも。わからない。怖い……怖いんですよ…助けて……助けて…」
?「……」
男「女にこんな自分の姿を見られるのが…何よりも怖い……」
?「…大丈夫」
男「……え」
- 43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:02:27.27 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の耳たぶを触る
?「男と初めて出会った」 - 44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:02:54.49 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の頭を撫でる
?「私は男にちょっと勝っただけのテストの点数を自慢した」 - 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:03:23.00 ID:eGh+1Ioa0
-
誰かは俺の頬を触る
?「私は男をからかった」 - 46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:03:51.30 ID:eGh+1Ioa0
-
誰かは俺の頬を優しく叩く
?「私は男と一緒に走った」
- 47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:04:29.27 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の指を触る
?「一緒にゲームセンターに行った」 - 48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:05:04.29 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の肩に手を置く
?「私はこの時自分の気持ちが分からなかった」 - 49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:05:34.74 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の肩を抱く
?「私に初めての親友ができた」 - 50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:06:01.50 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の手を包み込む
?「私は初めて嫉妬した」 - 51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:06:21.30 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の手を握る
?「私は初めて後悔した」 - 52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:06:51.52 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の鼻を摘む
?「私は男に少し呆れた」 - 53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:07:16.54 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の背中をさする
?「私は頑張る男を見送った」 - 54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:07:37.86 ID:eGh+1Ioa0
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誰かはまた俺の頬を優しく叩いた
?「私は私の無力に泣いた」 - 55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:08:12.49 ID:eGh+1Ioa0
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誰かは俺の手を開いて自分の手に握らせる
?「私は男の笑顔にホッとした」 - 56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:08:59.66 ID:eGh+1Ioa0
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誰か。何て分かり切っていた。あいつしかいない。あいつしか。目の前にいるのは。
女「…大丈夫」
男「……女……」
女「私が傍にいるから」
女「男の目の前には、ずっと私がいるから」
- 57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:16:31.97 ID:eh7B0ybtO
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目から汗が
- 59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:25:49.34 ID:hezKelp0O
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なにこの涙腺クラッシャー
- 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:26:56.66 ID:eGh+1Ioa0
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~病院前庭~
男「温かいなー小春日和ってやつか」
女「…そうみたい」
男「こう暖かいと…眠くなってくるな~」
女「……」
ぎゅっ
男「女、なんでまたいきなり俺の手を握ってるんだ」
女「べつに」
男「は?」
女「…特に理由はない」
男「……」
女「…嘘」
ちゅっ
男「え!!!!!女いきなりwwwwwちょっ!!!!」
女「…サービス」
Fin - 61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:27:55.64 ID:dVf6nK8V0
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( ;∀;) イイハナシダナー
- 62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:28:02.32 ID:MIbAkLNF0
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感動した
乙かれっす - 64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 19:31:45.14 ID:0QRW/31dO
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- 65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:32:35.99 ID:eGh+1Ioa0
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めちゃくちゃ過疎ってましたがこれでオラの妄想キチガイスレは終わりです。
付き合ってくださった方々。新しいアイディアで盛り上げてくださった皆様。
ほんとありがとうなんだぜwwwww
後はここから盛り上げるもよし、締めるもよし。見てくれた皆に任せるんだぜww
また新しい妄想ができたらスレたてるよ。その時また会おうwww - 66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:34:15.71 ID:eGh+1Ioa0
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64>
ち、ちがいます。実はスレ立てるの2度目ww超初心者wwwごめんwww - 67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 19:36:37.48 ID:idOZZb+k0
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全俺が泣いた
- 69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 19:39:30.39 ID:Qtpd3QFgO
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~屋上~
女「……」
男「……」
女「かまーん」
男「膝枕か?」
女「頭も撫でてあげましょう」
男「むしろそれが主目的か」
女「いぇあ」
親指をグッ、と立てる - 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 19:53:59.49 ID:Qtpd3QFgO
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~男宅・男部屋~
男「風邪とは、不覚……」
女「……」
男「なんでここにいる?」
女「おばさんからの許可は貰ってある」
男「……」
女「遠慮なく私に世話されろー」
言って、風邪っぴきの頭を撫でる - 71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 19:58:02.15 ID:Qtpd3QFgO
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~男宅・男部屋~
女「お粥を作ってみた」
男「……」
女「実は指先が熱くてね」
男「…………」
女「耳たぶは良いものだ」
男「……自分の触らんかい」
病人の耳たぶをさわさわ。 - 72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:11:56.66 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
男「う~っす」
女「復活した」
男「そう何日もお前に家に来られても困るしな」
女「残念」
男「何がだ。俺んちに来る理由がなくなったことか?」
女「熱っぽい肌もなかなかよいものだった」
男「お前もうウチ来るな」 - 73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:15:26.16 ID:Ge7oUI5B0
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ありきたりな不幸展開かと思ったが、演出に痺れた
- 75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:20:33.52 ID:Qtpd3QFgO
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~屋上~
女「前から思っていたこと」
男「ん?」
女「鳥を触ってみたい」
男「……ほぅ」
女「だがしかし、近づくと逃げられるわけで」
男「で?」
女「鳥の羽集めて、それを全身につけよう」
男「俺がか」
女「当たり前」
アホらしい。彼の言葉に頷くように、空で野鳥が高らかに一鳴き - 76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:28:52.22 ID:Qtpd3QFgO
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~並木道~
女「寒い」
男「寒いなぁ」
女「手を出すんだ」
男「断る」
女「美少女が手を握ってやろう」
男「断固拒否」
女「泣くぞ」
男「上等」
女「……すみませーん」
男「道行く人に声をかけるな!」
止めようとした手を、はし、と掴まれ - 77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:31:29.00 ID:ts1y3bxA0
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- 79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 20:59:29.29 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
女「実は私」
男「ん?」
女「常に何かに触れていないと死んでしまうの」
男「常に気が触れてるからいいじゃないか」
女「失敬な」
嘘八百に辛辣な反応 - 80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 21:09:25.23 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
女「……」
男「……なぁ?」
女「ん」
男「なぜ顔を触る」
女「好きな人の顔の造形をもっとよく知るため」
男「知るために鼻を摘んだりするのか」
女「素敵な鼻」
男「黙れ」
愛しい彼の顔をペタペタ - 81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 21:19:16.89 ID:F8aYCSDW0
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男「寒いな」
女「冬だから」
男「そうだな」
女「…………」
男「…………」
女「……冷たっ」
男「……男の手が皆暖かいわけじゃないからな」
女「……使えない」
男「じゃあ触るなよ……」
女「触ってもらうだけありがたく思うのがいい」
男「お前だって別に暖かくないって知ってるくせに」
女「……そういうことじゃない」
男「……ふぅん」
女「…………」
男「…………」
女「……冷たっ」 - 82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 21:25:38.41 ID:idOZZb+k0
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女「ぷにぷに」
男「・・・なにやってんだ」
女「さわさわ・・・
・・・ほっぺた触ってる」
男「分かってる。何故触ってるのかを聞いているんだ」
女「ぷにぷに」
男「人の話を聞け」
女「ふんふん・・・メモメモ・・・」
男「・・・何を書いてるんだ?」
女「・・・さわり心地・・・」
男「ほう・・・それで?」
女「・・・弾力があって・・・よく伸びて・・・。太った?」
男「ほっとけ。で、何でそんなものをメモしてるんだ」
女「夏休みの自由研究・・・の先取り」
男(おさわり探偵?)
・・・知ってる人なんかいねぇよな・・・ - 84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 21:48:14.96 ID:36pvRp6W0
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女「うっ!」
男「どうした?」
女「な、何でもない……先行ってて」
男「?」
女「はぁ、はぁ……くっ、静まれ……!」
男「おい何かヤバいんじゃないか!?」
女「……ふう、もう大丈夫。冬の精に触られただけ」
男「大丈夫かよ……」 - 85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 21:52:33.26 ID:eGh+1Ioa0
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>84
テラ邪気眼wwwバロスwwww - 86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 21:54:17.16 ID:F8aYCSDW0
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男「なぁ」
女「……ん?」
男「いつからだ」
女「何が?」
男「お前がぺたぺた触ってくるようになったの」
女「子供の頃からずっとじゃない」
男「…………」
すっ バッ!!
女「っ、……何」
男「たまにはこちらからと」
女「……変態」
男「お前には言われたくないわ」
女「……じゃあ触らない」
男「……」
女「……」
男「……お前が触らないで近くにいることに違和感を感じるのが悔しいんだが」
女「それは残念ね」
男「……負けた気がする」
女「大丈夫、私も同じ」
すっ…… - 87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:00:03.42 ID:eGh+1Ioa0
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風呂から戻ってきたらまだ残っていたのでだらだら書いてみる明らかに蛇足な1です。
女「ふふふふふ」
男「な、何だよ…や、やめろ…いや…」
女「えへへへへ」
男「い、いやああああああああああああっ!」
ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたっ!!
男「はぁ。はぁ。ま、満足か・・・・」
女「うん。すごく」
男(俺のメガネ…指紋まみれ…) - 88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:02:47.85 ID:idOZZb+k0
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- 89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:04:11.67 ID:F8aYCSDW0
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- 90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:07:43.70 ID:F8aYCSDW0
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女「……男」
男「何だ?」
女「……何してるんだろうねぇ、私」
男「俺を触ってるな。ぺたぺたと」
女「や、そうなんだけどそうじゃなくて……」
男「わかりにくい奴だな」
女「知ってのとおり」
男「いつものとおり」
女「そゆこと」
男「自己解決?」
女「んー……、したようなしないような」
男「……そんなものか」
女「そんなもの」
ぺたぺたぺた…… - 91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:20:24.06 ID:eGh+1Ioa0
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ぺたぺたぺたっ
男「女…おまえ…何やってるんだ」
女「え?男くんの椅子と机に間接おさわり」
ぺたぺたぺたっ
男「お前…それ本人の前でやるとか…そうとう気持ち悪いことになってるぞ」
女「えっ」
男「……」
女「男君…」
男「なんだよ」
女「外に出てくれないかしら」
男「やめろ」 - 92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:25:46.37 ID:F8aYCSDW0
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ぺたぺたぺた……
男「……おい」
女「何?」
男「……授業中に触ってくるな」
女「良いじゃない。後ろの席だから気づかれにくいよ」
男「俺が授業に集中できん」
女「授業、受けてたの?」
男「……その言い様にはちょっとショックだわ」
女「ごめん……、ちょっと意外で」
男「うわ、追い討ちですか」
女「いや、ごめんごめん」
先生「お前ら、うるさい!」
男・女「すいませーん」
男「ほら、怒られた」
女「うん。でもやめないよ」
男「……知ってたよ、うん」 - 93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:33:37.76 ID:F8aYCSDW0
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男「……なぁ」
女「ん?」
男「コタツに一緒に入ってまでぺたぺたする必要があるのか」
女「私が私であること、それが理由だね」
男「……お前との付き合いを鑑みると確かに間違ってはいないかもしれない」
女「でしょ?」
男「……割と密着してるんだがなぁ」
女「更に距離を詰める、と。」
男「まぁ、いいけどな」
女「…………、まだ、零距離は駄目だよ」
男「生憎とコタツにいるときは安らぐことしか眼中にない」
女「それはそれでいけず……」 - 94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 22:37:32.33 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
女「ばっくあたーっく」
男「……いきなり抱きつくのはやめろ」
女「反応が薄い」
男「言いたい言葉はそれだけか」
女「不感症め、私が直々に触っていろいろ確かめてくれるー」
男「変態」
女「狼なのよ、気をつけなさい」
男「それは男が狼だろ」
女「この狼。密着姿勢で何する気だ」
男「黙れ」
抱きつき抱きつかれたまま、わいのわいのといつもの軽口。 - 95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:37:41.30 ID:eGh+1Ioa0
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女「……」
男「どうした?女?ぼーっとして」
女「……む」
男「ん?」
ぴとっ
男「……」
女「はっ!つい反射的にっ!ごめんなさい。男くん」
男「…わざとだろ。正直に言え」
女「そっ!そんなことあるわけないじゃない!」
男「お前普段そんな口調じゃないだろ」 - 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:46:40.15 ID:F8aYCSDW0
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女「焼き芋が食べたい」
男「そういえば、最近焼き芋屋なんて見てないな」
女「少子高齢化」
男「うん、違うな」
女「即否定ですか」
男「うん」
女「いけずぅ……。DV夫になるのはこういうタイプなのに」
男「どうしてそうなる」
女「相手にしてくれない」
男「むしろ俺がいじめられてる気分だ」
女「気のせい気のせい」
男「……焼き芋焼くか」
女「どこで?」
男「一応家でも焼き芋は焼けるが」
女「あー……、ずっと前に焼き芋セット買ったとか言ってた」
男「それそれ」
女「そうしてかよわき乙女を誘い出してあれやこれや……」
男「じゃあ一人で食べるわ」
女「ま、待って……!」
とてとてとて…… - 97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:48:09.65 ID:F8aYCSDW0
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- 98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:49:32.83 ID:mk9j7reBO
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- 99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:55:12.28 ID:eGh+1Ioa0
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>98
え。萌えコピってなんですかね←初心者 - 100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 22:56:35.10 ID:Qtpd3QFgO
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~教室~
男「……おい」
女「ん」
男「重い」
女「女性に言うか」
男「言うな。重い」
女「よろしい、ならば戦争だ」
男「……俺の頭を揺らすな。鬱陶しい」
背負われ彼女が頭を揺らし、彼は言葉でなじり続ける - 101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 22:58:15.19 ID:F8aYCSDW0
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女「……眠い」
男「学校も終わったし寝ればいいんじゃないか?」
女「帰るのもだるい」
男「ここで寝れば?」
女「授業終わった後の教室で寝ることの物寂しさ……」
男「まぁ、嫌だよな」
女「んー……」
すたっ ぱふっ
男「乗るな」
女「ふふー……。ここで寝る」
男「重い」
女「ひどい」
男「軽い方なのかもしれんが重い」
女「失礼だね」
男「30キロの砂袋は重いよな」
女「重いね」
男「どっちが重い?」
女「失礼だね。もう寝るよ」
男「はいはい……。」
夕暮れの教室の一つの椅子で寝る二人 - 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2008/01/14(月) 23:01:23.02 ID:RFuQlTVkO
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リアルになんのためらいもなく触ってくる女っているよな
- 106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 23:36:42.11 ID:Qtpd3QFgO
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~屋上~
男「女」
女「……」
男「おーい、女ー」
女「…………」
男「……勘弁してくれよ」
女「ZZzz.....」
寝息とともに、彼の服の裾をしっかり確保 - 107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2008/01/14(月) 23:40:26.60 ID:qFBM4UJl0
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Zzz……
女「・・・・・・」
そ~
男「おい……寝てるんだからそのままにしておけって。」
女「いやでもだって……」
さわっ
ガァァァァァ!
男「バカヤロ! やめろって言っただろうが!」
女「だって……どうしても触りたかったんだもん。」
男「満足したか……はどうでもいいから逃げるぞ!」
女「キャーーー助けてーーーーー」
男「おまっ、自分で触っておいてそりゃないだろ!って火ィ吹きやがった!」
以上、(逆鱗に)触(れ)る女でした。
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