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*イベント69 イラスト イベント69で使用したイラストとSSのまとめページです (キノウツン国民が製作したもののみ) **お守り #ref(ツン様お守り.jpg) **偵察 #ref(偵察1.jpg) #ref(偵察3.JPG) **予知夢 #ref(予知夢2.jpg) #ref(予知夢1.jpg) **戦闘 #ref(戦闘_うさ砲撃.jpg) #ref(戦闘_銃兵隊.jpg) #ref(戦闘1.jpg) #ref(戦闘2.jpg) *SS **整備 キノウツン整備工場班は大忙しだった。 何せ吏族と整備士の二足の草鞋履いてた連中が軒並みパイロットに転向したからである。 おかげで元々整備士として働いていた面子はいつもの整備より三倍の労力(丁寧かつ早くて性能アップを目指した結果)を強いられていた。 「おらうささんの整備急げ!まごまごしてる奴ぁ片っ端からツン湖に叩き込むぞ!」 『へいおやっさん!』 「おやっさん!さっき叩き込まれた磁場さんがようやく湖面に浮いてきました!」 「尻を蹴っ飛ばしてたたき起こせ!」 「1分で現状復帰させます!」 「30秒だ!」 男達ががちゃがちゃと大急ぎで携行火器やセンサー類、コクピット周りに装甲の継ぎ目まで出来る限りのチェックと整備を行っていく。 スパナにドライバー、糸鋸に補修剤に溶接機材に男達の大声まで加わり、整備場はさながら工事現場の如き騒音を奏でる事になった。 「磁場さん復帰しました!」 「…み、みずはもうこりごりで」 「復帰に48秒もかかってんじゃねーこのタコ!」 ガツン、とダイヤモンドより硬いと評判の拳骨が唸った。 おおう、と呻いて磁場と呼ばれた男が頭を押さえてかがみこむ。 「痛いっすよおやっさん!」 「目が覚めるように痛くしてやってんだ!30秒で荷物纏めて現場で手伝いできるようにしとけ、こっちからはお前が仕切りで行くんだ」 「へいおやっさん!」 漫画の様に巨大なこぶに無理矢理帽子を被ると磁場はずれた眼鏡を直そうともせずに必要な荷物を纏めに走った。 その後ろ姿を確認すると、おやっさんと呼ばれる整備班長はふん、と一つ気合を入れて再び彼等の戦場に戻っていった。 こうして今回の戦闘で使われる(予定の)キノウツン製I=Dは事前整備を施されて行ったのである。その裏では名前すら出ない男達の頑張りがあるのだった。 これもまた表舞台には出ない戦いの一幕である。 文章:高原鋼一郎  **【砲撃用】 鉄の臭いがする。 その外面の可愛らしさとは裏腹に、 うささんの中はまさに戦うための機械という様相であった。 これが戦場の臭いなのか。 整備士からパイロットへと職を替えた青狸にとって、 操縦席から見る敵は新鮮だった。 だが、呆けている場合ではない。あれは我らの敵、ツン様の敵なのだ。 「男の子だったら誰でも一度はパイロットに憧れるものですが、 やはり憧れは憧れのままにしておいたほうがよかったかもしれないですね…。」 正直言えば、怖い。このままどこかへ飛んで逃げたいくらいだ。 舞踏会から帰ってからまだそれほど時間は経っておらず、 まともな戦闘演習もしないまま国の存亡をかけた実戦へと参加している。 腕の震えが止まらない。 今回青狸が配置されたのは砲撃部隊。 しかもI=Dによる砲撃部隊である。 キノウツンが誇るI=Dうささんは、その高い戦闘能力の代償に燃料と資源をバカ食いする。 ゆえにI=Dに乗ることができるのは、 パイロットの中でも特に感覚力の優れたものでなければならないのだ。 果たして自分にこの大役が務まるのか。 ペダルを踏む足が揺れる。 間もなくだ。間もなく砲撃が開始される。 すでにこの耳には敵の足音が聞こえる。 鼻は戦場の臭いを嗅ぎ取っている。 硬く閉じた口の中は鉄の味がする。 目はただ一点、砲撃地点を見据えている。 そして、体全体でこの鉄と硝煙の空気を感じているのだ。 もう戸惑っている時間はない。 自分がやらなければこの国は滅びるのだ。 この国の生まれではないが、この国は僕の故郷だ。 「故郷を守るためならば、賭けて魅せようこの命!ドラッグ、注入!」 体中を戦闘用ドラッグが駆け巡る。 青狸はまだ6歳である。 この年からドラッグ戦闘を続ければ、彼の命はそう長くは持たないだろう。(死亡フラグ) 「だが、それでも構わない!そう、この命はツン様のために!」 体中が熱い。まるで燃えているようだ。 だが頭は冷え切っている。漣すら立たぬ水面のようだ。 感覚力が研ぎ澄まされていく。敵の姿がありありと浮かぶ。 さあ前をみろ。照準を合わせろ。タイミングを計れ。 お前の、そしてこの国の未来を銃身に込めて撃て。 砲撃命令。 瞬間、世界から音が消える。 「斉射!消えろやーーーーーーーーーーーーー!!」 少年の、未来を賭けた戦いが始まるのであった。 文章:青狸 **【防御用】 「出来るだけ遮蔽物の影に隠れてください!」 敵の攻撃が迫る。 ここで死ぬわけには行かない。 出来ればうささんも壊すわけには行かない。 元整備士だからわかる。この機体を再び作るのにどれほど多くの人が苦しい思いをするのかを。 ここでこの機体を失うわけには行かないのだ。 「まだ死にたくない…まだ大人になってないのに死ぬなんて嫌だ… 大人になったら一人でメイド喫茶に行って、メイドさんと個人的に仲良くなって、 それからあんなことやこんなことをするんだ…! それから監督子監督撮影の大人用のビデオを見て、 ツン様と」 とそこまで言った時点で後ろから蹴りが飛んでくる。 忘れていた。この機体のコパイはいわずと知れたツン様の御付、浅田だった。 浅田のツン様に対する想いは凄まじく、 誰かがツン様に邪な妄想を抱いていたという噂が立てば、 次の日の朝にはオアシスにその者が浮かんでいるという都市伝説まで起こる位の有名人である。 「いたた!止めて下さい浅田さん!まだ何も言ってませんって!」 言っていたらどうなっていたかは知らない方がよさそうだ。 しかし浅田がいる以上、ますますここで死ぬわけには行かない。 自分が死ぬ時には浅田も死ぬだろう。そうなるとツン様は悲しむ。 「来ます!回避軌道!」 ツン様を悲しませることだけは何としても避けなければ。 文章:青狸
*イベント69 イラスト イベント69で使用したイラストとSSのまとめページです (キノウツン国民が製作したもののみ) **お守り #ref(ツン様お守り.jpg) 絵:稲垣 **偵察 #ref(偵察1.jpg) 絵:船橋 #ref(偵察3.JPG) 絵:船橋 **予知夢 #ref(予知夢2.jpg) 絵:KATZE #ref(予知夢1.jpg) 絵:船橋 **戦闘 #ref(戦闘_うさ砲撃.jpg) 絵:稲垣 #ref(戦闘_銃兵隊.jpg) 絵:稲垣 #ref(戦闘1.jpg) 絵:船橋 #ref(戦闘2.jpg) 絵:船橋 *SS **整備 キノウツン整備工場班は大忙しだった。 何せ吏族と整備士の二足の草鞋履いてた連中が軒並みパイロットに転向したからである。 おかげで元々整備士として働いていた面子はいつもの整備より三倍の労力(丁寧かつ早くて性能アップを目指した結果)を強いられていた。 「おらうささんの整備急げ!まごまごしてる奴ぁ片っ端からツン湖に叩き込むぞ!」 『へいおやっさん!』 「おやっさん!さっき叩き込まれた磁場さんがようやく湖面に浮いてきました!」 「尻を蹴っ飛ばしてたたき起こせ!」 「1分で現状復帰させます!」 「30秒だ!」 男達ががちゃがちゃと大急ぎで携行火器やセンサー類、コクピット周りに装甲の継ぎ目まで出来る限りのチェックと整備を行っていく。 スパナにドライバー、糸鋸に補修剤に溶接機材に男達の大声まで加わり、整備場はさながら工事現場の如き騒音を奏でる事になった。 「磁場さん復帰しました!」 「…み、みずはもうこりごりで」 「復帰に48秒もかかってんじゃねーこのタコ!」 ガツン、とダイヤモンドより硬いと評判の拳骨が唸った。 おおう、と呻いて磁場と呼ばれた男が頭を押さえてかがみこむ。 「痛いっすよおやっさん!」 「目が覚めるように痛くしてやってんだ!30秒で荷物纏めて現場で手伝いできるようにしとけ、こっちからはお前が仕切りで行くんだ」 「へいおやっさん!」 漫画の様に巨大なこぶに無理矢理帽子を被ると磁場はずれた眼鏡を直そうともせずに必要な荷物を纏めに走った。 その後ろ姿を確認すると、おやっさんと呼ばれる整備班長はふん、と一つ気合を入れて再び彼等の戦場に戻っていった。 こうして今回の戦闘で使われる(予定の)キノウツン製I=Dは事前整備を施されて行ったのである。その裏では名前すら出ない男達の頑張りがあるのだった。 これもまた表舞台には出ない戦いの一幕である。 文章:高原鋼一郎  **【砲撃用】 鉄の臭いがする。 その外面の可愛らしさとは裏腹に、 うささんの中はまさに戦うための機械という様相であった。 これが戦場の臭いなのか。 整備士からパイロットへと職を替えた青狸にとって、 操縦席から見る敵は新鮮だった。 だが、呆けている場合ではない。あれは我らの敵、ツン様の敵なのだ。 「男の子だったら誰でも一度はパイロットに憧れるものですが、 やはり憧れは憧れのままにしておいたほうがよかったかもしれないですね…。」 正直言えば、怖い。このままどこかへ飛んで逃げたいくらいだ。 舞踏会から帰ってからまだそれほど時間は経っておらず、 まともな戦闘演習もしないまま国の存亡をかけた実戦へと参加している。 腕の震えが止まらない。 今回青狸が配置されたのは砲撃部隊。 しかもI=Dによる砲撃部隊である。 キノウツンが誇るI=Dうささんは、その高い戦闘能力の代償に燃料と資源をバカ食いする。 ゆえにI=Dに乗ることができるのは、 パイロットの中でも特に感覚力の優れたものでなければならないのだ。 果たして自分にこの大役が務まるのか。 ペダルを踏む足が揺れる。 間もなくだ。間もなく砲撃が開始される。 すでにこの耳には敵の足音が聞こえる。 鼻は戦場の臭いを嗅ぎ取っている。 硬く閉じた口の中は鉄の味がする。 目はただ一点、砲撃地点を見据えている。 そして、体全体でこの鉄と硝煙の空気を感じているのだ。 もう戸惑っている時間はない。 自分がやらなければこの国は滅びるのだ。 この国の生まれではないが、この国は僕の故郷だ。 「故郷を守るためならば、賭けて魅せようこの命!ドラッグ、注入!」 体中を戦闘用ドラッグが駆け巡る。 青狸はまだ6歳である。 この年からドラッグ戦闘を続ければ、彼の命はそう長くは持たないだろう。(死亡フラグ) 「だが、それでも構わない!そう、この命はツン様のために!」 体中が熱い。まるで燃えているようだ。 だが頭は冷え切っている。漣すら立たぬ水面のようだ。 感覚力が研ぎ澄まされていく。敵の姿がありありと浮かぶ。 さあ前をみろ。照準を合わせろ。タイミングを計れ。 お前の、そしてこの国の未来を銃身に込めて撃て。 砲撃命令。 瞬間、世界から音が消える。 「斉射!消えろやーーーーーーーーーーーーー!!」 少年の、未来を賭けた戦いが始まるのであった。 文章:青狸 **【防御用】 「出来るだけ遮蔽物の影に隠れてください!」 敵の攻撃が迫る。 ここで死ぬわけには行かない。 出来ればうささんも壊すわけには行かない。 元整備士だからわかる。この機体を再び作るのにどれほど多くの人が苦しい思いをするのかを。 ここでこの機体を失うわけには行かないのだ。 「まだ死にたくない…まだ大人になってないのに死ぬなんて嫌だ… 大人になったら一人でメイド喫茶に行って、メイドさんと個人的に仲良くなって、 それからあんなことやこんなことをするんだ…! それから監督子監督撮影の大人用のビデオを見て、 ツン様と」 とそこまで言った時点で後ろから蹴りが飛んでくる。 忘れていた。この機体のコパイはいわずと知れたツン様の御付、浅田だった。 浅田のツン様に対する想いは凄まじく、 誰かがツン様に邪な妄想を抱いていたという噂が立てば、 次の日の朝にはオアシスにその者が浮かんでいるという都市伝説まで起こる位の有名人である。 「いたた!止めて下さい浅田さん!まだ何も言ってませんって!」 言っていたらどうなっていたかは知らない方がよさそうだ。 しかし浅田がいる以上、ますますここで死ぬわけには行かない。 自分が死ぬ時には浅田も死ぬだろう。そうなるとツン様は悲しむ。 「来ます!回避軌道!」 ツン様を悲しませることだけは何としても避けなければ。 文章:青狸

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