「お掃除お掃除ー」
国民浅田。この時間の仕事はキノウ=ツンの周りの掃除である。
その中でもキノウ=ツンのよく使う企画室は、念入りに掃除をするのであった。
「棚の埃も掃除してーって、あれ?」
なにやら棚の上に載っている。
椅子を持ってきて、少々はしたないと思いつつその上に昇り、手を伸ばす。
「よいしょっと。ん、とれた」
その手の中に納まったのは一つの箱。なにやら紙が入っているようである。
箱の表面にはラベル。
「えっと、なんなんでしょうこの箱。『封印箱』……?」
なんとなく浅田は、その箱をあけてみることにした。
「んー!あ、開かない。引っかかってるのかなぁ」
「どうした?何か抱えてるようだが」
其処に通りかかったパイロット船橋。
とりあえず、どう見ても薬が入っていると外から見えるビニール袋を
手に提げて政庁を歩くのは、問題だと思います。
「あ、船橋さん。この箱が開かなくて……」
「貸してみろ。……ん。良し、開いたぞ」
船橋が軽く力をかけるとバリ、と言う音とともに蓋が開く。
どうやら糊で止められていたらしい。
「わ。どうもありがとうございますー」
「ところでその箱何なんだ?」
「『封印箱』とか何とか書いてありますけど」
「封印箱……?」
二人は中を覗き込んだ。

  • 文章(浅田)


キノウツン藩国企画室封印箱

ここはボツ絵、ボツ文を展示するページです。


イラスト

凱旋パレードの図


  • 絵(キノウ=ツン)

「ねぇRFちゃん。お姉ちゃんちょっと恥ずかしいなぁ、この服」
「何言ってるの空気お姉ちゃん。上手くいけばこれ見た人と結婚のチャンスよ」
「稲垣先生、大丈夫ですか?」
『大丈夫』(こくこく)
「えーっと、はるさんその格好は……」
「似合うかね?夜なべして作った自信作なのだが」

ボツ解説:凱旋パレード絵のカラー版。締め切りに間に合わず。

戦争においていかれたキノウ=ツンの図


  • 絵(キノウ=ツン)

「あれ……寝て起きたら凱旋パレード……あれ?」

ボツ解説:凱旋パレード用イラスト。締め切りに間に合わず。

泥棒猫素案


  • 絵(キノウ=ツン)

『砂漠の夜を支配するのは 月の明かりと恋泥棒』

ボツ解説:新アイドレスで泥棒猫を取らなかったため、お蔵入り。

メイド喫茶看板娘ラフ


  • 絵(キノウ=ツン)

左から順に『絹の道』、『アイゼンザルク』、『オアシス』、『フライトアテンダント』

ボツ解説:メイド喫茶看板娘シリーズのラフ。『フライトアテンダント』はカラー化されていないため、このラフイラストでしか見られない。

うささん国内向け予告ポスター


  • 絵(海晴)(キノウ=ツン)

『硝煙の香りと絶望の海を飛び越えて ウサギたちはやってくる』

ボツ解説:使いどころがなかったため、未使用

歩兵素案


  • 絵(キノウ=ツン)

『少女はその手に銃を取った』

ボツ解説:別イラストを採用のためお蔵入り。

タマ護衛サイボーグ素案


  • 絵(キノウ=ツン)

「控えなさい。大統領の御前です」

ボツ解説:強そうに見えないということで別のイラストを採用。

国民RF11


  • 絵(キノウ=ツン)

「策士は生き方でメイドは本職よ。どちらか一方を取るなんて馬鹿らしいわ」

ボツ解説:使いどころがなく、未使用のまま

猫先生


  • 絵(船橋)

「さぁ皆さんご一緒に。『お帰りなさいませ、ご主人様!』」

ボツ解説:猫先生派生の新アイドレス用イラストとして描いたもの。しかしターン7で取得した猫柔術家には使わなかった。

猫忍者素案


  • 絵(キノウ=ツン)

『ツンデレ忍法奥義 魅惑の術に御座い』

ボツ解説:西国人で忍者は取れないため未使用。

国民浅田


  • 絵(キノウ=ツン)

「ツンさま、今日のお昼はオムライスですよ」

ボツ解説:使いどころがなく、未使用のまま

ドラッカー+パイロット(ドパ子)


  • 絵(稲垣)

『パイロットは薬キュア オーバードーズ』(シリーズ第二期)より必殺☆悩殺☆薬物摂取
(実際のパイロットは静脈注射ですがテレビ放送なのでソフトになっております)

ボツ解説:ドラッグの使用法が違うため戦闘用に使えず

歩兵:匍匐


  • 絵(稲垣)

ボツ解説:戦闘用のイラストだが、使う機会がなく未使用

工場イラスト


  • 絵(海晴)

ボツ解説:I=Dの改良用に用意したが、うささんが改良できないことが発覚したため使わなかった。

涼しい家


  • 絵(庄津K太郎)

ボツ解説:西国人の周辺環境を満たすために用意したイラスト。しかし使う機会がなかった。

テストパイロット素案


  • 絵(船橋)

ボツ解説:テストパイロットを取る予定だった時に描いたもの。しかし結局テストパイロットは取らなかった。

文章

キノウツン護民官設定文

「我らが慈悲は 誰が為に」
「「「それは民の 我らが愛する民の為!」」」

「この警棒は しからばこれは 何のため」
「「「我らが愛するスパナより 持ち替えしこの警棒こそは
  モンテサクロの名の下に 自由を示すものである!」」」

「ならば我らがすべきこと 我らの為すべき事とは何か」
「「「トリブヌス・プレビスの名に恥じぬ 民の心の体現を!」」」


キノウツン藩国の護民官の素性は複雑である。
吏族にして整備士、整備士にして護民官、護民官にして吏族。
国家の運営を司り、国家の力たるI=Dを維持し、国家そのものである民草を守る。
まさに国家の中枢を担うと言っても良い。
だが、その志に関しては、古代ローマの同業者と変わるところは無いだろう。
あまねくものに対する『慈悲』。
彼らの心の深き所には、常にそれが座している。
虐げられるものを見た時に、瞳の中に揺れるそれこそが、彼らの原動力なのだ。
それを抱いた彼らは、宮廷服を脱ぎ捨てて、手袋・ツナギをほうり捨て、官服をその身に纏い、動き始める。
良い法律家が悪い隣人になることはあろうとも、良い隣人が悪い法律家であるということは、必ずしも適用されない。
朝起きて、仕事に行き、食事をし、寝る。
家族と共に過ごし、愛するものと共に過ごし、友と共に過ごす。
美味しいものを食べる幸せ。柔らかい布団で眠る幸せ。
民の立場に立って、そのような幸せをを守るために、彼らは日夜働くのである。

”人のあさましさが原因なら人の人たることがこれを救うでしょう。”
”人の悪が生んだ災いなら人の善がこれを収めるでしょう。 ”
平時働いている整備工場や政庁の中にある、護民官の事務所に掲げられているこの言葉。
彼らはこれを心に刻み込み、善の意思を持って力を振るう。
悪意に敏感な猫であるからこそ、キノウツンの護民官はそれに厳しく、人に優しい。
誇り高き彼らは、他者の浅ましさを許さない。
慈悲深き彼らは、ルールの非情さを好まない。
場所が平時の議事堂であろうとも、戦争という非常識な場であろうとも。
相手が個人であっても、国家であっても、あるいは世界やルールという大きな枠組みであっても。
彼らがなすべきことは唯一つ。
虐げられているものを守り、戦うことだけだ。

ここである護民官の台詞を引用し、この文を終わろう。
「私はルールが、その守るべきものであるはずの民を傷つけることを、許さない。
 意思無きルールの体現たるべき法官が、その意思で人を傷つけることを、許さない。
 人に幸せな生活ではなく、冷たい牢獄の感触を与えるだけの、そんなルールなど必要ない。
 力有る者は民を守るべきである。
 かかってこい人の悪意よ。来るがいい世界のルールとやら。慈悲の具現はここに在り」

  • 文(浅田)

ボツ解説:キノウツン独自の護民官設定文として用意するも、全藩国共通での公募になったため使用できなくなった。

猫柔術家設定文

◆ ◆ ◆
七月一日 晴れ
今日ツン様に逃げられた。
猫先生になったからといって、
窓から飛び降りるのははしたないから止めて欲しい。

七月二日 晴れ
今日ツン様に逃げられた。
アイドレス工場の視察というもっともらしい理由で、
途中でメイド喫茶でごろごろしていたようだ。

七月三日 晴れ
今日ツン様に逃げられた。

七月四日 晴れ
今日ツン様に逃げられた。

七月五日 晴れ
今日ツン様に逃げられた。

七月六日 晴れ
ツン様に逃げられた。

七月七日 晴れ
逃げられた。

七月八日
(折れた鉛筆の芯だけが残っている)

~稲垣の日記より~



『船橋さん』
「どうした?稲垣先生」
『私、強くなりたいです』
「いや、いきなりそんなこと言われても……」
『力のない女が強くなるには、柔よく剛を制すだと聞きました』
「まぁそうなるな。腕力じゃあ勝ちにくい」
『なので、師匠ください』
「いきなりだな。しかもくださいって言われても」
『ツン様にもう逃げられるわけには行かないのです……カリキュラム的に!』
「まぁ、探してみるか……」


「ということで、稲垣先生の要望で、本日はキノウツンの誇る柔術家、猫師匠にき
ていただきましたー」
『やんややんや』
「いや、立て札だとどうにも気分が盛り上がらないから……」
「こんにちは。私が猫柔術黒帯師範、猫師匠です」
「師匠ずいぶん若いですね。まだ三十前に見えますが」
「これでも四十五だ。師匠ともあろうものが、若いわけないだろう」
「はぁ。で、本日は、あまりにも逃げ出すツン様に、少しお灸をすえようというこ
とで、稲垣先生に柔術を教えていただきたいのです」
「あぁ、聞いている。私に任せてくれたまえ。では船橋君、後は彼女と二人でやっ
ておこう」
「え?俺も柔術教えて欲しいんですが」
「ばかもの。一子相伝だ。帰った帰った」
「えー……」


「腹から声を出す!」
「……………」
「もっと大声で!」
「………ぉー」
「あ、あねさんMOEMOEじゃあ!」
『……猫師匠?』
「はっ!な、なんでもない!続きだ続き!」


「こんなので柔術が極められると思っているのか!」
『で、でも恥ずかしい……』
「えぇい脱げ脱げ!直接指導だ!」
『い、いやー!』
「……何を、しているのですか?」
「何だ貴様は!今は柔術の修行中だ!何処かへ行け!」
『ふ、深緋さん?』
「こんな路地裏で女の人を襲って、柔術の修行?」
「私を誰だと思っている!キノウツンの誇る猫師匠だぞ!」
「……それはそれは」
「お前も修行してやるー!」
「――――っ!」
「ぎ、ぎあああああああああああ!」
『す、凄い。あの猫師匠を一撃で投げ飛ばすなんて』
「こんな人、猫師匠じゃありません」
『え?』
「本物の猫師匠は、今頃うちのお店の裏で、ごろごろしてます」
『え、えーーーーーーーーーーーー!?』


「え?柔術教えて欲しいの?別に良いけど」
『か、軽い!』
「だって別にもったいぶるようなものじゃないしねえ」
「師匠、軽すぎです……」
「結局、最後は君がついてこれるかどうかだにゃー」
『よ、よろしくお願いします!』


『ツン様、どこへ行かれるのですか?』
「に、逃げろー」
「ま、待ってくださいツン様!」
(すぱーん)
「ふにゃあ」
「稲垣先生、何時の間にそんな技を……」
『努力の賜物です』




「で、お前は何者なんだ」
「い、稲垣先生ファンクラブ会員番号17825番、名前は秘密だ……」
「まぁいい。連れて行け」
「はっ」
「い、いいんだ!俺は稲垣先生の声が聞けたからいいんだぁぁぁぁぁぁぁ!」
「会員番号12番の俺を差し置いて声を聞くとは。地下労働だな」

  • 文(浅田)

ボツ解説:設定文のコンペで選ばれなかったため、未使用。