キノウツン藩国 @ ウィキ

イベント57 改良型I=Dの投入

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イベント57 改良型I=Dの投入

キノウツン藩国独自I=D 【うささん】

機体データ

名称:・うささん/I=D(ナンバーなし 出所不明)
評価:
  • 基数:体格3・筋力6・耐久力2・外見6・敏捷8・器用5・感覚5・知識-1・幸運6
  • リアル値:体格3.38・筋力11.39・耐久力2.25・外見11.39・敏捷25.63・器用7.59・感覚7.59・知識0.67・幸運11.39
特殊:
  • うささんはI=Dとして扱う。
  • うささんは白兵戦行為ができ、この時、白兵戦の攻撃判定は×2.25(評価2)される。燃料を1万t消費する。
  • うささんは遠距離戦闘行為ができ、この時、遠距離戦闘の攻撃判定は×2.25(評価2)される。燃料を1万t消費する。
  • 戦闘時に1機につき燃料4万tを使用する。
  • 戦闘時に1機につき資源3万tを使用する。
  • パイロットの他、コパイロット1名を必要とする。
  • 兵員5人分として数える。
  • アタックランク15として数える
→次のアイドレス:なし


正面


背面


搭乗口

(モデルはアイゼンザルク看板娘エメラさん)

機体スペック

乗員:パイロット一名、コパイロット1名
全高:4.30m(耳含むと5.60m)
全幅:3.8m(翼含み)
乾燥重量:5t
動力:キノウツン設計TD-36B A/B付きターボエンジン×4
推力(A/B):3,200kgf×4
最大速度:A/Bオンでマッハ4.5
内臓固定武装:
7.62mm機関銃×1 (150発)
脚部レーザーブレード×大2、小2
ステーション:
06-13まで。06、07は左右の腕を意味する。
08~13は翼部に存在し、ミサイルや予備兵装などの武装を固定する。

武装

  • 20mm機関砲
アメショーにおいて廃案となった20mm機関砲を、この機体は使用している。
空戦を視野に入れる、ということになった今回の開発においては、
構造が複雑であっても弾数が多く、補給の回数が少なくすむこちらが採用された。
最大連射速度は1500発/分であり、砲弾初速は1020m/秒。
有効射程は2000m、最大射程は5000mとなっている。
これは対空戦闘においても使用可能である。

  • ATM
アメショーのものとは異なり、戦闘機用のものとなっている。
そのため重量は少し軽く、一発に付き45kg。
基本的にセミアクティブレーザー誘導であるが、
レーザーロックが外れても目標を再認識する。

  • 空対艦ミサイル
うささん開発の経緯にあげた対アウドムラ迎撃戦において、
少数による対艦破壊が必要な可能性が示唆された。
そのため採用されたのがこのミサイルである。
ターボジェットによる推進であり、中間段階までの慣性誘導の後
赤外線画像イメージにより誘導される。
500kgを越えるその重量のため、基本的に最大で2基までしか搭載が出来ない。


開発経緯

かつてにゃんにゃん共和国全軍を挙げての戦闘となった浮遊要塞戦(イベント18 はじめての戦争)を覚えている方も多いだろう。
彼の要塞が初めて発見されたのはキノウツン藩国であった。
当時、別任務で砂漠地帯へと乗り出していた国民2名が目視において敵要塞を発見。しかし、原因不明の電波障害によって交信が途絶。
以降のアクションを起こすのにわずかな、だが重大なラグを生じさせる事となった。
この事態を教訓として、キノウツン藩国上層部では強行偵察や空戦をこなせる独自I=Dを作成することを決定した。
自由に空を飛び、危険を察知する目であり耳でありそして情報を運んでくる翼を。
計画名『WoQ計画』(Wing of Queen 女王の翼)
摂政、アシタスナオの名の下にこうして独自I=D製作への戦いは始まったのである。

計画に際して集められた主だったメンバーは以下の面々である。
外装デザイナー キノウ=ツン
責任者 アシタスナオ
試験搭乗者 庄津K太郎
内部設計及び開発 整備工場有志 

藩王であるキノウ=ツンの外装デザインが上がるまでの間(詳しくは後述の項を参照)現場がまず取り掛かったのは現在共和国において使用されているアメショーを元とした試作機の開発であった。
最初にあーだこーだと現場と設計のセンサーの類が酷く悪いため、随伴歩兵による偵察を前提とするアメショーでは強行偵察はほぼ無理といっていいものであったから、まあこれは当然の処置である。
首から上に集中しているセンサーを改良、かつ増強する事となった。結果、頭部部分は原型のものよりも外部にセンサーを突出させる事と光学センサーに外付け補助システムをつけることで解決した。
これにより、従来のアメショーより(とりあえずは)高度な探索力を備える事に成功したのである。
続いて試作2号機では同時に試作飛行用ブースターのテストを兼ねてノズルなどを増設した機動性重視型となった。だがテスト時にあまりにも燃料を食いすぎた上、操縦できなくなってオアシスの一つに突っ込む羽目になった。
この際のデータを元として、空中での姿勢制御方法として足の裏に小型推進用ノズルを装着するのみに留まる事となった。
同時にブースターの飛行方法もただ推力をつけて飛ばすだけでは不可能であるとわかった為、何で飛ばすかを考える事になる。
試作3号機は先の試作機において得られたデータを元に着地時のショック吸収や空気抵抗を考えて関節などの駆動系を強化。更に飛行時のことを考え、操縦席の機構も一部改修を施された(後述)。
このデータにより、本体部分の改修や設計はほぼ期待通りの数値を出せたため、内部機構の改修は完了することになる。

数機の試作設計と飛行用のブースター設計は進んでいたが、藩王からのデザインが届いて現場はいろんな意味で発狂した。
明らかにアメショーのラインを流用して作るのを前提とした現状のパーツではかなり満たせない外装部分が多かったからである。(それまでの案ではアメショーのフレームを
50%近く流用して作る予定だった)
急遽フレームから改良設計案を練り直すこととなった。
基本構造案としてわずかに全長を狭め、更に装甲部分を少しでも軽量化する事で最大のコンセプトである機動性の確保へと動いた。
一方で外装部分のフォルムを上手く合わせる為にかつてアメショーのコンベンションで提出された企画のデータを参考としてフレームを再設計。
ようやくデザインとのマッチングに至った。
(この際に出所不明の設計データが使われたとの噂もあるが真偽の程は定かではない)

外見は藩王によってデザインされ、内部機構は設計者達の頑張りで当初の予想よりは大分いいものが出来上がった。
強化されたセンサーに加え、バイザー部分を外付けする事で光学センサーの補助として熱源探知を積む事に成功。
センサー増加による過熱を防ぐため、デザインで書かれている髪を利用して排熱用のラインとすることで連続稼動を可能とした。
装甲を大分犠牲とした事で機動性を確保。高機動性も確保している(代償として燃料をドカ食いすることになったが)
飛行用を主としたブースターも完成し、取り付けられている(ただし本体での飛行実験は行われていない)
とにもかくにもこうして新型I=D『うささん』は完成の運びとなった。
キノウツンの目であり耳であり翼であるうささんは新たなる力として守ってくれるだろう。
翼は風に乗り、風は翼に乗ることを願う…

飛行能力

さて今回の新型機体の最大の難所が飛行能力であった。
短時間ならまだしも長時間の飛行を必要とするためにどういう飛行方法を取るべきなのかにまず設計者達は頭を悩ませた。
まあ当然のことでただ飛ばすだけならば人型である必要などどこにもなく、普通に飛行機作った方が早いからである。
だが、国家方針として可愛い方がいい、という考えがある以上その線は取ることが出来ない。故に彼等は考える。可愛い機体を空へと飛ばす方法を。

まず考えられた案はプロペラをつけて空を飛ばす物であった。アメショー用の即応セットのようにエンジンとプロペラを背負わせて飛ばすというものである。
方法としてはヘリコプターに近いものだったが、安定性と機動性の面からこの案は却下される事になった。
続いて出た案は巨大な気球を背負って飛ぶという物だった。いつの時代の話なのだろう。
その他にはグライダー、蝋で固めた鳥の羽、人力飛行等等…どう見てもろくでもない案しか出てこない。
最終的には誰かが「普通にブースター着用で良くないか?」と言ったのでそれに決まった。あまりにも皆疲れていたのだろう。

まず最初に試作されたのはロケット型のものである。ロケットを2門くっつけただけのシンプルな作りだった。
もうとりあえず飛ばすことだけを考えて作られた酷いものだった。
本体の試作第2号機にくくりつけられて行われたテストではその強力すぎる推力で機体を制御することが出来ず、そのままオアシスに突き刺さる羽目になった。
この教訓からまず機体で試さずブースター単体で飛ばそう、という意見が現場から出た。大分この時点で危険な予感がしていなくも無い。

第2号は普通にジェットで飛ばしてみようということになった。
無線で遠隔操縦しながら単体でテストを試みた結果、何故か交易路脇で不調を起こしてそのまま砂漠へと墜落した。
第3号はこの失敗を考慮して設計そのものを考慮。外部取り付け式のブースターとして大分いい感じには作れたがいかんぜん大きすぎたために機体とのバランスが取れず、断念する事になる。

設計部は煮詰まっていた。デザインが上がってこない事もあったがこれほどまでにうまく行かないとは思いもよらなかったのである。
明らかに設計ミスであった。だが男達は諦めなかった。何が悔しいってここで引き下がるほど今以上に惨めな事はない。
頑張れ俺ら。頑張ればいけるぜ俺ら。その言葉が彼等を支える最後の一線だった。

連日連夜の会議と作業が続き、ついに第4号が完成した。
がっしょんがっしょんと工場のラインを一本拝借して作り上げたそれは無骨だったが男達の総てが注ぎ込まれている夢の翼であった。
さっそく砂避けのゴーグルやマントをつけた彼等は砂漠で実験を始める。
朝どころか真っ昼間のその日は猛烈に暑かったが、無事試験は成功した。

喜びながら帰った彼等を待っていたのは藩王からデザインが届いたとの知らせだった。
壮絶にぶっ倒れた後、泣きながら外装を直して更に藩王デザインによるエンジンへと換装する彼等の姿はかなり悲壮感漂っていたという。
最終的にターボエンジン方式となった翼は無事、うささんの翼として使われることになる。
そこにはある男達のドラマが秘められているが大体においてそれが明かされることは…無い。

デザイン

この機体のデザインは、ツン藩王自らが担当している。
デザインコンセプトは「兎は飛ぶ」。なんともまぁ、な一文だ。
だが、この兎というデザイン。パイロットたちにとって大きな意味を持つことになる。
かつてトーテミズムにおいて持たれていた「兎は幸運の象徴である」というイメージ。
特に、大きな耳や、目を開けて生まれることによってイメージされた、生き延びるために周りによく気づく、つまり生存の象徴。
験を担ぐことの多い軍人にとって、これは大きな心の安らぎとなったのだ。

この機体の特徴と呼べる点は、主に三点。
まず第一に頭部に存在する耳状大型レーダーの存在である。
アメショーでは発揮しきれない、キノウツン国のパイロットの特性である感覚の値の強さを生かすために藩王の取った苦肉の策が、
通常パイロットの処理の限界地を越えた情報入力、つまりレーダーの精密化であった。
アメショーに存在するアンテナよりさらに大型のレーダーを備え付けることによって、表示される情報量を増加させたのである。
ドラッグにより人の限界を超えたパイロットにしか扱いきれない情報。
これによって、キノウツン藩国のパイロットの遠距離における戦闘はほぼ無敵になった、といっても差し支えないだろう。

二点目の特徴として、顔面上部を覆う大型のフェイスガードが上げられる。
キノウツン藩王と国民は、正直可愛い女の子が大好きである。
それを禁止されるくらいならこんなゲーム止めてやんよ。つまんね。というぐらいには、可愛さに心血を注いでいた。
しかしそこで下された命令。「女の子は不許可です」。
キノウツン全国民は絶望した。かなり絶望した。が、三秒で立ち直った。
「まぁあれだよね。人が乗れればいいんだよね」
これである。
人が乗れる、という要綱を満たすためとしては、
1:搭乗が可能である
2:人を乗せるものとしての安全性
の二点を満たす必要がある。
前者については、この機体は背面からのコックピット搭乗が可能であることより満たされた。
後者を満たすための策が、このフェイスガードだ。
センサー類の集まっている頭部の装甲を強化し、防衛することによって、
戦闘中の敵攻撃によるセンサー破壊によっての盲目化を防いだのである。
このマスクの下の素顔。それを知るのは、整備員の中でも一握りと、パイロットのみ。
「自身の妻とも呼ぶべき機体のかわいい所は、俺だけ知っていればいいのさ」とは、キノウツン空軍のある隊員の言である。
それぞれのパイロットは、彼女たちの顔や髪型を自分好みにアレンジしている、という噂。
そしてコックピット部位の装甲については、他所に比べて装甲を増すことによって、安全性を確保している。
なお、藩王自身は「マスクの下は美少女とか良くない?」というだけのデザインだった、という説があるが、真偽は不明である

そして最後の三点目。これが一番大きい。
この機体、アメショーとは異なる空戦機なのだ。
にゃんにゃん共和国という国の機体であるアメショー。確かに凡機であるがゆえに、かなり堅実な出来の良いつくりになっている。
だがそれ故に、「不利な戦況の打破」という点において、効果を発揮しきれないのである。
それに頭を悩ませていたツン国は一つの結論を出す。それが航空戦力の保持である。
これまでキャットバスケットしか航空戦力を保持しなかった故に、必然的に限られていた戦術的面において、これは多大な効果を発揮した。
「空中からの爆撃の後、アメショーによる掃討」など、自軍の被害を抑えた戦闘が出来るようになったのだ。


絵:キノウツン 文:高原鋼一郎、浅田

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